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引越し見積もりは電話のみでできる!事前準備や注意点を含めて解説

最終更新日: 2024年05月23日

引越しが決まって見積もりを取る際、自宅に引越し業者が訪ねてくる「訪問見積もり」が一般的です。ただ仕事の多忙やプライバシーの観点から引越し業者の担当スタッフを自宅に上げたくない人も少なくありません。実は引越し業者に自宅へ訪問する必要がなく、電話で引越し料金の見積もりを取ることができます

今回は電話のみで引越し業者に見積もりを依頼するときに必要な準備と注意点について、迷惑な営業電話対策を含めて解説します。

引越し見積もりを電話のみでできる業者は多い

電話のみで見積もりを依頼できる引越し業者は意外と多いです。

引越し業者によって対象者は異なりますが、荷物が少ない単身者なら、基本的に電話のみで引越し見積もりを依頼できます。

荷物が多い単身者や家族引越しの場合、対応は可能ですが、引き受けない業者もいる点に注意しましょう。たとえ電話のみで見積もってもらえても、荷物量を正確に把握できず、自宅への訪問見積もりよりも高い料金で見積もる場合があります。少しでも正確な引越し料金を知りたい人は、ZOOMなどのビデオ通話を使ったオンライン見積もりサービスを利用しましょう。

電話のみで引越し見積もりできる業者

「電話のみで引越し見積もりできる」と明記している引越し業者で、大手4社を紹介します。大手でも有名な「サカイ引越センター」や「アリさんマークの引越社」は単身者なら電話のみで見積もりできる可能性がありますが、基本的に訪問見積もりを推奨しています。

日本通運

日本通運は「単身パック」で有名な全国対応の引越し業者です。単身者で荷物が少ない引越しに限り、電話のみで見積もりができます。

電話番号 0120-1540-22
受付時間 9:00~18:00

参考:電話だけで見積もりをしてもらえますか?|日本通運

アート引越センター

アート引越センターも電話のみで見積もりできる業者です。対象は「家財の少ない引越しのみ」としています。単身者であれば問題なく、家族引越しでも荷物量が少なめなら受け付けてもらえるでしょう。

電話番号 0120-0123-33
受付時間 9:00~19:00

参考:電話やメールによる見積りは?|アート引越センター

アーク引越センター

アーク引越センターも電話のみで引越し見積もりできます。対象者の条件の記載がないため、家族の引越しで依頼ができるかどうかは都度確認が必要です。

電話番号 0120-07-0003
受付時間 8:00~20:30

参考:見積もり方法の種類にはどんなものがありますか?|アーク引越センター

ハート引越しセンター

ハート引越しセンターは大手の中でも料金が安いと評判の引越し業者です。電話のみで引越し見積もりできますが、家財が多いと訪問して見積もりとなる点に注意しましょう。

電話番号 0120-66-8100
受付時間 9:00~20:00

参考:電話やメールによる見積もりもしていただけるのでしょうか?|ハート引越センター

引越し見積もりを電話で完結させる前に必要な情報5選

電話で引越し業者に見積もりを依頼する際、荷物の量によって変わりますが、約15分~30分かかります。スムーズに進められるようにするには、電話をかける前に必要な情報を整理しておく必要があります。具体的には下記のとおりです。

  1. 現住所や新居の情報
  2. 新居に運ぶ荷物の量
  3. 家具・家電のサイズ
  4. 屋外の荷物
  5. ドアの大きさ
関連記事:引越しの見積もり前にする準備9選!正確な料金を出してもらうコツ

1.現住所や新居の情報

引越し業者は現住所や新居の情報について詳しく聞きます。周辺の道路幅や駐車場、建物の設備などの情報をもとに荷物の搬出入方法を決めるからです。電話見積もりの際、現住所や新居の階数をはじめ、間取りや駐車場、エレベーターの有無などの情報を確認しておきましょう。また階段の段数や段差について聞かれたときに備えて、外に出られるような服装で対応することをおすすめします。

2.新居に運ぶ荷物の量

電話見積もりではどれくらいの荷物量になるのか、自分で正確に把握して引越し業者に伝える必要があります。申告した荷物量の情報に基づいて、引越し業者はトラックのサイズや台数、作業スタッフの人数を決めます。事前に運んでほしい荷物についてスマホで写真を撮ったり、メモを取ったりして荷物の量を把握しておきましょう。あわせて必要なダンボールのサイズや個数を数えておくのもおすすめです。

関連記事:引越しに使うダンボールのサイズは?使用の目安と入れられる荷物の例を紹介!

3.家具・家電のサイズ

タンスや食器棚、冷蔵庫、洗濯機といった大型の家具や、家電のサイズも引越し料金を計算する際に必要な情報です。電話で見積もりを依頼する前にメジャーで縦や横、奥行きのサイズを測っておきましょう。運ぶトラックのサイズや搬出入経路にもかかわってきます。

関連記事:引っ越しで家電はどうする?注意点や運搬・梱包方法!新しく買う場合の費用も解説

4.屋外の荷物

自転車やバイクといった屋外にある荷物も忘れずに確認しておきましょう。引越し業者と電話でやり取りを進める際に伝え漏れてしまうと引越し当日、用意していたトラックに荷物が入りきれず、別途トラックを手配する必要が発生します。

関連記事:
自転車を安く輸送する方法は?料金目安やおすすめの業者を紹介
引越しのときバイクは一緒に運べる?輸送料金や注意点を解説

5.ドアの大きさ

ドアの大きさも荷物を運び出す際に必要な情報です。高さと横幅、室内のドアであれば廊下側と部屋側、屋外のドアであれば室内と屋外のどちら側に扉が開くかを確認しておきましょう。また引き戸の場合は扉を開いた状態の高さと横幅を測っておくことで家具や家電を運び出すときに苦労しません。

引越しの見積もりを電話で完結するときの流れ

荷物の量や家具、家電の大きさなどの情報によって異なりますが、電話で引越し業者に見積もりを取る時間は約30分〜1時間です。引越しの見積もりを電話で取る流れは下記のとおりです。

  1. 引越し業者に伝えたい内容をメモにまとめる
  2. 自宅から電話をかける
  3. 引越し業者からの質問は簡潔に答える
  4. 当日または後日に見積もりが届く

1.引越し業者に伝えたい内容をメモにまとめる

引越し業者に電話で見積もりを依頼する前に、業者からの質問にスムーズに答えられるように伝えたい内容をメモにまとめておきましょう。具体的に下記のような情報を準備することで正確な引越し料金を計算してもらえやすくなります。

<最低限引越し業者に伝えておきたい主な情報>

  • 引越しの人数
  • 引越しの希望日と開始時間
  • 現住所と新居の住所
  • 現住所と新居の間取りや階数、エレベーターの有無
  • 現住所と新居周辺の道路状況や駐車場の有無
  • 新居へ持っていく荷物の量
  • 家具・家電の個数とサイズ
  • ダンボール数(目安)

2.自宅から電話をかける

メモを準備したところで引越し業者に電話をかけましょう。この際、自宅から電話をかけることが大切です。家の中で荷物の量やサイズを確認しながらやり取りが進められるほか、引越しすることを業者以外の第三者に漏れるリスクが軽減されます。

3.引越し業者からの質問は簡潔に答える

電話で引越し見積もりを取る際、依頼者が回答した内容に基づいて引越し当日に使用するトラックのサイズや作業員の数を決めます。引越し業者から質問されたときは、簡潔に答えましょう

「冷蔵庫は両開きで容量が152リットル、横幅が49ミリメートル」、「今住んでいるマンションのエレベーターは1台だけ」「部屋の間取りは2LDK」など、具体的かつ簡潔に答えることで時間を短縮できます。

4.当日または後日に見積もりが届く

電話で見積もりを依頼した後、当日または後日に引越し業者から連絡が入り、見積もりが届きます。見積書はメールや郵送で届くので料金だけでなく、日程や作業員の人数などを確認したうえで正式に依頼するかどうか決めましょう。

関連記事:引越しの見積書で確認すべき項目10選!追加料金を回避する方法も解説

電話で引越し見積もりを依頼する際に注意すべきこと

電話で引越し業者から見積もりを依頼する際、下記3点に注意する必要があります。

  1. 電話をかける前にスマートフォンを充電しておく
  2. 申告漏れがないように荷物や住居の情報を伝える
  3. 高めの料金で引越し見積もりを提示する場合がある

1.電話をかける前にスマートフォンを充電しておく

固定電話ではなく、スマートフォンを使ってやり取りをする人は、事前に端末を充電しておきましょう。話している途中で充電が切れてしまうとかけ直す手間がかかり、場合によっては最初から説明を始めることになり、時間がかかってしまいます。

2.申告漏れがないように荷物や住居の情報を伝える

電話で引越しの見積もりを依頼するとき、荷物量や新居などの情報に関して申告漏れがないように注意しましょう。大まかな荷物量でしか伝えていなかったり、新居周辺の道路状況など、引越し料金を計算するのに必要な情報を伝え忘れると、当日になってトラックに載せられないトラブルになる場合があります。

3.高めの料金で引越し見積もりを提示する場合がある

荷物量や新居周辺の道路状況といった情報は、電話で説明すると伝わりにくいケースがあります。引越し業者は荷物の誤差や申告漏れに対応するため、本来よりも割高な料金を提示する場合があるので注意しましょう。訪問見積もりとは異なり、料金を抑えるための交渉は原則としてできません。

見積もり後に営業電話がかかってきたらどうする?

引越し業者から電話で見積もりを取った後、1日でも早く契約を獲得したいという考えから営業電話をかけてくる業者がいます。複数の引越し業者に見積もりを依頼して決めた後、引越し業者から頻繁に営業電話がかかってきた場合は、きっぱりとした口調で断りましょう。

「別の業者に依頼しました。今後の電話は不要です。」「引越しの予定がなくなりました。次回はご連絡させていただきます。」とはっきりと伝えることで、電話はほとんどかかってこなくなります。それでも営業電話がかかってきたら、無視するのではなく、該当の引越し業者からの着信を拒否しましょう。

関連記事:引越し見積もりの電話がしつこい!確実に止める断り方

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引越し見積もりを電話で完結する際の準備や注意点について解説しました。自宅での訪問見積もりに費やす時間の短縮や、プライバシーの観点で有効な手段である一方で、依頼主が伝えた情報に基づいて見積もるため、引越し料金が高くなる場合があります。

引越しの相見積もりサービスを提供するミツモアなら、自宅に引越し業者を招き入れなくても、簡単な質問に答えるだけで最大5つの引越し業者から見積もりが届きます。料金や当日の作業で不明点などがあれば、電話またはチャットで確認できるため、安心して引越し業者を見つけられるでしょう。

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