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おすすめのレンタルサーバー比較!主な種類と選び方のポイントも解説

最終更新日: 2021年08月31日

レンタルサーバーを利用すれば、ネット上でさまざまなサービスの運営ができます。

しかし専門用語が多く、レンタルサーバーの利用は難しいと感じることも多いのではないでしょうか。レンタルサーバーの基本知識や種類、選び方など解説します。

レンタルサーバーとは?

パソコンを操作する人

レンタルサーバーとは、サーバーの機能面だけ貸し出してくれるサービスです。サーバーとは、ネットワーク上で情報やデータを保管しておく容量の大きいパソコンとイメージすれば分かりやすいでしょう。

サーバーに問い合わせると、サーバーは保有している情報、またはデータから問い合わせに一番適切なものを回答します。例えば、ブラウザでサイトを閲覧して特定のURLをクリックすると、サーバーにURL先の情報を要求する信号が送られ、最適なページを表示してくれる仕組みです。

サーバーは従来、自社内で設営するオンプレミス型が主流でしたが、ネットワーク環境の高速化や管理・運営コストの軽減目的でレンタルサーバーの利用が増えてきています。

レンタルサーバーで実現できること

レンタルサーバーを利用すると、以下のようなことができます。

  • ホームページやブログを公開できる
  • ドメイン(独自ドメイン)を持つことができる
  • 独自のメールアドレスが作成・使用できる

サイトやブログなどは、パソコンで作成しただけでは世の中には公開されません。サーバーにアップロードしてネット上にデータを保管し、アクセスされた時に表示するよう設定する必要があります。

ドメインとは、ネットワーク上での住所のような役割です。ドメインという住所を取得することでサイトやブログの存在を他者に知らせることができようになります。

また、取得したドメインを使ってメールアドレスの作成もできます。作成したサイトやブログの問い合わせ用メールアドレスとして使うことも可能です。

レンタルサーバーの種類

サーバー内部のイメージ

レンタルサーバーは大きく分けて4種類に分けられます。それぞれ違った特徴を備えており、運営したいサイトやブログ、サービスの内容によって最適なタイプが異なるので、代表的な4種類のサーバーを順にみていきましょう。

共有サーバー

共有サーバーは、1台のサーバーを複数のユーザーで共有します。1台を共有して利用するため、他のサーバーに比べて契約金額が安いのが特徴です。

運営・管理などのサービスを簡単に進められ、個人でブログやサイトを開設する人に向いています。

デメリットとしては、自由度が低く容量も少ないことです。また、共有者が何らかの原因で障害を起こしてしまうと、巻き込まれる恐れもあります。

専用サーバー

1台のサーバーを1ユーザーが専用で使うことができるのが専用サーバーです。

契約金額は高価になりますが、高機能で自由度も高いのが特徴です。また、容量も大きいため、多くの容量を使用する大規模な運用もスムーズに行えます。

価格面以外のデメリットとして、サーバーの運営や管理などを委託できるマネージドプランでない場合、運営・管理は契約ユーザー自身が行わなければならず、専門知識や技術が必要になる点も挙げられます。

VPS

VPS(Virtual Private Server、バーチャル・プライベート・サーバー)は「仮想専用サーバー」と言い、1台のサーバーの中にいくつもの仮想専用環境を作ります。作った仮想専用環境をいくつかに分け、1つずつ専用サーバーとして利用することができる仕組みです。

専用サーバーと同じく高性能ですが、容量は小さく契約金額が安くなります。

共有サーバーより高性能で、専用サーバーより安く契約できるメリットを兼ね備えたサーバーです。

クラウドサーバー

クラウドサーバーも1台のサーバーを複数の利用者で共有します。ただ、共有サーバーやVPSと異なり、性能や容量を自由にアップグレードできます。

性能は標準でも大容量が必要な場合や、容量や性能は標準でも高度なセキュリティを求めている場合におすすめです。

しかし自由度が高いが故に専門知識が必要なことに加え、オプションでアップグレードさせていくため、内容によってはかなり高価な契約金額になってしまうことがあります。

レンタルサーバーの選び方

アイパッドで仕事をする人

レンタルサーバーの選び方を紹介します。求めている条件に合ったレンタルサーバーを見つけるためには選び方が重要です。レンタルサーバーを選ぶ際には以下の3点をチェックしましょう。

容量が機能が目的に合っているか

取り扱っていきたいサービスやサイトの規模によって、求めていく容量や性能は変わってきます。具体的なサービス内容を決め将来性も考慮してレンタルサーバーを選びましょう。

いくつものサイトを運営していきたいのであれば、容量大きいレンタルサーバーが必要になります。ですが、サイト運営は初めてで、1サイト運営から行いたいなら、容量は抑え、性能面を優先させたレンタルサーバーがおすすめとなります。

導入・運用コストは適当か

月額料金は、サーバーの容量の大きさや機能性の高さによってプランが分けられているケースが大半です。一般的にはプラン内容が充実していくほど月額料金は高額になります。

導入費を抑えてもサイトの拡張に伴い運用コストが膨らんでしまったり、逆にサービスが小規模な段階で大容量のサーバーを借りても結果として持て余してしまったりする恐れがあります。

運営していきたいサイトやサービス内容によって、プランが合っているのか確認することが大切です。

サポート体制は整っているか

通信障害や予期しないトラブルが発生した時などのサポート体制が整っているのかどうかも事前に確認しておきましょう。

サーバー運営業者によって、サポート体制は異なります。

24時間体制のサポートをうたっている業者がある一方で、コスト重視で平日日中だけ応対するサポートのみの業者もあります。

緊急時の電話応対は必要か、メールやチャットだけの応対でも十分かなど、自社が必要とするサポートを洗い出し、業者にあらかじめ問い合わせておくと安心できます。

個人向けレンタルサーバー

パソコンを操作するシニア女性

個人向けレンタルサーバーは、個人ブログや小規模サイトに適しています。ベーシックな機能を搭載しており、金額もお手軽です。しかし、通信障害への対応やセキュリティ機能は低いというデメリットもあります。ここでは、利用実績者が多い個人向けサーバーを3社紹介します。

Xserver

国内で個人・法人ともに利用者が多いレンタルサーバーが「エックスサーバー」です。月額990円から利用でき、性能面も充実しています。容量の大きさによって金額が変更できるため、サイトやブログの成長に合わせてプランを見直すことができます。

初心者でも利用しやすいように、サポート体制が整っていることも特徴です。メールなら24時間365日対応、電話は平日10〜18時で対応してもらえます。

金額は抑えめでも容量が大きい個人向けレンタルサーバーが必要な場合にはおすすめできます。

参考:Xserver Ι 公式ページ

ロリポップ

「ロリポップ」は月額最安220円から5段階のプランから選ぶことができます。

容量は比較的小さくても良いから低価格の料金プランが希望という場合や、とにかく大きい容量がほしい場合など、幅広い条件からプランが選べることが特徴です。

またどのプランでも「同時アクセス数拡張機能」が搭載されているため、一時的にアクセスが集中してしまった際にも、サイトへのアクセスが繋がりにくくなる状態を緩和してくれます。サービス内容は選びたいが金額も抑えたければ検討してみても良いでしょう。

参考:ロリポップ Ι 公式ページ

さくらのレンタルサーバ

月額524円プランを含めた6プラン選びができるのが「さくらのレンタルサーバ」です。

さくらのレンタルサーバは月額料金も手軽で、高性能、大きな容量と安定感のあるレンタルサーバーとなっています。

WordPressも利用でき容量も100GB、さらに電話とメールサポート付きでデータバックアップもついています、分かりやすい料金設定やサービス内容で初心者におすすめです。

参考:さくらのレンタルサーバ Ι 公式ページ

法人向けレンタルサーバー

ビジネスマン

法人向けレンタルサーバーはホームページ作成以外にも、社員用のメールアドレス作成が可能な大きな容量を持ったサーバーが良いでしょう。

また、高性能・大容量に加え、セキュリティ対策が万全なことも選ぶポイントになります。

法人向けにぴったりなおすすめレンタルサーバーを5つ紹介します。

Xserverビジネス

「Xserverビジネス」は個人向けレンタルサーバーでも紹介したXserverが法人向けに展開しているサービスです。Xserverと同様のサポート体制や性能を基盤に、法人でも使いやすいプランが多いのが特徴です。

プランは共有サーバー・専用サーバーで作られた6プランから選ぶことができ、容量やサービスによって段階が変わります。

全てのプランに自動バックアップやネットワーク上の悪意ある攻撃・侵入からサイトを守ってくれる「WAF(ワフ)」がついています。

どちらもビジネスサイト運営には助かるサポート機能で、初めて法人向けレンタルサーバーを利用する企業様も安心して使えるでしょう。

参考:Xserverビジネス Ι 公式ページ

CPIレンタルサーバー

KDDIグループが運営する「CPIレンタルサーバー」は、大容量・高速回転が特徴の法人向けレンタルサーバーです。

プラン内容は共有サーバーの「シェアード」、専用サーバーの「マネージド」「ハイブリッド」の3段階に分けられており、専用サーバーになると金額も高くなります。

どのプランにも自動バックアップ、メール・電話でのサポート体制など安心できるサービスが搭載されているのが嬉しいポイントです。

また、サポート体制の強化として「ISMS(情報セキュリティシステム)」の資格者を配置して、随時契約者のサイトに対して万全のセキュリティ対策を行っています。

容量の大きさ、サービス内容の充実、セキュリティの高さなど、高い安全性と高性能を持ったレンタルサーバーをお探しの企業様におすすめです。

参考:CPIレンタルサーバー Ι 公式ページ

mixhost

「mixhost」はスタンダードからエンタープライズまでの5プランから選べるサービス」です。全て共有サーバーのため、法人向けレンタルサーバーの中では低価格で利用可能です。

共有サーバーによる低価格、それに加えて高機能・回線速度の速さ・高いセキュリティの3機能が充実している点がセールスポイントになっています。

ビジネスサイト運営には必要なデータ管理システムMySQL、Cron、アクセス分析、Webメールなどがどのプランでも標準搭載されています。随時プラン変更も行えるため「もう少し容量が多いプランに変えたい」「1日に送信するメール数を増やしたい」など、サイトの成長とともに更新することがおすすめです。

参考:mixhost Ι 公式ページ

WebARENA SuiteX

「WebARENA SuiteX」はNTTPCコミュニケーションズが手掛けるレンタルサーバーです。

ビジネスサイト運営に特化したプランとメール配信などメール利用したサービスに特化したプランの2つのみで分かりやすさが特徴となっています。

メールアドレス作成やウイルスチェック機能などビジネスサイトを運営に便利なサービスが60種類以上用意されています。専用サーバーほどの金額は出せないがセキュリティが高く、高性能で容量も大きいサーバーを探している中小企業におすすめです。

参考:WebARENA SuiteX Ι 公式ページ

ConoHa WING

手ごろな料金設定で高速なサイトスピードを提供しているのが「ConoHa WING」です。

プランはパックプランを合わせて6タイプありますが、ユニークなのが利用した時間だけ料金を支払う従量課金システムです。従量課金といっても最大料金が決められており、スタンダード(1時間当たり2.2円)は1カ月最大1,320円となっています。

契約後はいつでもプラン変更が可能で、サイトの状況や規模によってパックプランに変更していきましょう。

マルチドメイン、メールアカウント、wordPressへの簡単移行、自動バックアップなど、ホームページ作成するために必要な機能はどのプランにも用意されています。

参考:ConoHa WING Ι 公式ページ

WordPressとの併用も人気

ベンチャー社員

レンタルサーバー利用者の多くは、一緒に「WordPress」を組み合わせてサイトやブログ運営をすることが可能です。WordPressはオープンソース型の無料CMSとして有名で、プログラミングなどの専門知識や専門技術がないWeb初心者でもサイトやブログを作成・公開が簡単にできます。

WordPressのメリット

WordPressは以下のようなメリットがあります。

  • SEO対策も可能
  • さまざまなサイトデザインが作成できる
  • 選べる豊富なプラグイン
  • 機能やデザインなど自由にカスタマイズしやすい
  • レンタルサーバーを利用すれば簡単に開設できる

WordPressを使えば、PCに慣れていないかたでも短時間でハイクオリティのサイトやブログを作成することができますよ。

WordPress専用サーバー

ビジネスマン

サイトやブログが簡単に作れるWordPressに注目した専用のサーバーも展開されています。WordPressに特化した豊富なサービスが用意されており、より手軽にサイト運用やブログ開設が行えるようになります。

WordPress専用サーバーを3種紹介していきましょう。

wpX Speed from XSERVER

「wpX Speed fromXSERVER」はXserverが運営するWordPress特化型のサービスです。月額550円を含む7プランから選ぶことができます。

次世代接続インターフェース「NVMe」の採用により、高速読み取り・高速表示を得意としており、他にも以下のようなサービスがあります。

  • WordPress簡単インストール
  • WordPress設置無制限
  • WordPress簡単移行機能
  • メールアカウント無制限

クラウド型レンタルサーバーのため、欲しい機能に合わせてプランもグレードアップできるのも魅力です。

参考:wpX Speed from XSERVER Ι 公式ページ

カゴヤ・ジャパン WordPress専用サーバー

「カゴヤ・ジャパンWordPress専用サーバー」では高速仮想マシン「KUSANAGI」を全プランに採用しています。

「KISANAGI」はキャッシュを使用せずにサーバー環境を最適化することに成功している高速化エンジンを搭載し、写真やメニューの入れ替えなどの表示の度に掛かっていた時間を大幅に短縮可能。

用意されているテーマもクリニックや士業など業種に合わせたものが数多く用意され、初心者でも簡単に企業サイトが作成できます。

参考:カゴヤ・ジャパン WordPress専用サーバー Ι 公式ページ

GMO Z.com WP

WordPress専用サーバーの中では低価格の月額440円を含めた3プランから選べるのが「GMO Z.com WP」です。

月額料金が安いこともあり、容量は大きくありませんが金額も安く、運営後のサイトの成長や規模によってプラン変更も自由に行えます。

ビジネスサイトを運営する際、公開前に各種テストができる「ステージング環境」と、アクセス急増時に環境を最適化する「オートスケール機能」が全プランに適用されており、「まずは小規模だけど、確実なビジネスサイトを運営・開設したい」と考えているケースでおすすめです。

参考:GMO Z.com WP Ι 公式ページ

レンタルサーバーの導入を検討しよう

笑顔で仕事をする女性

サーバーの管理・運営は設置スペースや専門的な技術が必要とされます。レンタルサーバーを利用すれば、スペースの設置の必要はなく、プランによっては運用や保守も任せることができ、手間なく簡単にサイト運営・管理ができるようになるでしょう。

運営したいサイトやブログの規模や内容をしっかり決め、条件の合ったレンタルサーバーを選んでいきましょう。

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