ミツモア

【ホームページ用の写真撮影】重要度・撮影のコツ・掲載のポイント

ぴったりのホームページ制作をさがす
最終更新日: 2022年12月27日

ホームページ、雑誌、テレビ広告、世の中のどの広告をみわたしても、今や写真は欠かせない存在になっていますね。

文字だけでは伝えきれない大切な情報や多くの情報をひと目見ただけで、あっという間に伝えてしまうのが写真の優れたところでしょう。

どんなに素敵な商品であっても、その価値が伝わらなければ意味がありません、ここではホームページ用の写真撮影がいかに重要であるか、写真撮影のコツ、

ホームページに掲載する際のポイントについてお話ししていきます。

写真はホームページの重要な要素!

写真はホームページの重要な要素
写真はホームページの重要な要素(画像提供:S_Photo/Shutterstock.com)

ホームページを見にきてくれた人に、飽きさせず、スムーズに、知りたい情報を的確に伝えるには、まずホームページそのものが見やすいことが大切です。

そのためには一瞬で多くの情報を伝えられる写真をうまく活用することです。

ホームページを見た人に感動が伝わる写真を載せることで、最後まで読みたくなる様な、商品のイメージにあったホームページ作りを心がけましょう。

見た人にイメージを正確に伝える

現物を見て買うのと違いホームページから商品を買うとき、大切なのがいかにその商品をイメージできるかですよね、

テキストによる説明だけでは伝わらない商品のイメージを正確に伝えてくれるのが写真です。

例えばリビングに置くソファーを販売しようとする場合、単なるテキストによるソファーの説明では大まかなことしかわかりませんが、

商品写真にすることで色や形はもちろん、全体の雰囲気、ソファーを配置した時のお部屋全体の雰囲気までイメージさせてくれますね。

見た人にイメージを正確に伝える
見た人にイメージを正確に伝える

見た人にイメージを素早く伝える

今は必要な情報を得るためにネット検索は欠かせない時代ですよね、

そんな時代にホームページは欠かせないですし、

ホームページを作るにあたり見た人に商品のイメージを素早く伝えることのできる写真の意味は非常に大きいのです。

商品選びをする時、写真を見て判断することって多いですよね。

それにはまず、ホームページに止まって見てもらうための伝わる写真が必要になってきます。

どんなカットがあるとより商品を理解してもらえるのか、どんな写真を見ると一瞬で伝わるのかを考えながら、ホームページに合った写真を撮っていきます。

ホームページの雰囲気を作り出す

初めての人に会う時には、自分の雰囲気を感じ取ってもらうために、どんな髪型、どんな服装にしようかと思い悩むと思いますが、

ホームページ用を作るときも同じことが言えます。

そもそも雰囲気というものは、「・・・に感じるもの?」としか言えない様な、形が無く、とても曖昧なものです。

雰囲気は曖昧なものですが、曖昧だからこそ、人の行動に対し大きな影響を及ぼすものなのです。

ホームページに訪れた人は、自分が求めているものがここにあるのかということを最初の3秒で感じ取ると言われています。

ホームページに必要なのは、見た人に一瞬で与えるものがあるか、WEBサイトを作る上でファーストビューでしっかりと相手に伝えたいものを伝え、

次のコンテンツに進んでもらえるための雰囲気あるホームページ作りを心がけましょう。

文章だけだと離脱率が高くなる可能性がある

ホームページで商品の説明をするとき、細かな内容をテキストで羅列するのは好ましくありません。

いくら内容がよくても、WEBサイトでは本や雑誌などの紙媒体と違い、飛ばし読み、拾い読みされる確率が非常に高く、見る人は長い文章を好まない傾向にあります。

特にスマホやタブレットからの閲覧では、興味を失った部分は一気に飛ばされて最下部までスクロールしてしまう傾向が顕著なのです。

見る人が集中力を切らさないように、適宜、写真を挟み込んでみましょう。

写真は閲覧者の流し読みを止めるフック

見る人が集中力を切らさず、飛ばし読みを防ぐ工夫には、見出しだけ読めば大意が伝わるように書くことと、もう一つは写真を活用する方法があります。

見出しのイメージを直感的に伝える写真を選択することで、飛ばし読みされても文章の内容を大まかに伝えることができるのです。

インパクトのある写真、イメージを伝える力のある写真であれば、ダイレクトに目に飛び込んでくるのでページをスクロールする手を止めるフックの役割を果たします。

一度画面を止めてもらえれば、周りの文章を読んでもらえる可能性も高まります。

AISAS理論に基づく画像の有用性

WEBサイトを見た人が行動を起こす時、その人の本能や感情に訴える視覚的なものは大変重要なきっかけとなります。

そこで、ここでは写真をWEBサイトに使うことの重要性について考えて見たいと思います。

インターネットの普及に伴い、消費者の多くは商品を購入する前に、自ら商品検索して情報を集めるようになりました。

WEBマーケテイング戦略の指針となるAISAS理論をご存知でしょうか。

AISASの法則とは、インターネットにより得られた情報を元に、消費者が商品を購入するまでの行動プロセスを

「A 認知・注意(Attention)」→「I  興味・関心(Interest)」→「S 検索(Search)」→「A 行動(Action)」→「S 共有(Share)」

の5段階で表したものです。

これからわかる通り、ホームページを閲覧してもらい消費行動を起こしてもらう第一関門は「注意」を引きつけ「興味・関心」を持ってもらうことです。

文字だけでは通り過ぎてしまう情報も、写真が目に止まれば興味を持つきっかけにになります。

数多くあるホームページの中からまずは、とにかく一度立ち止まってもらうことです。

写真撮影前の事前準備6選

さて、ホームページで注意・関心を引き、消費行動まで繋げるためには、いかに写真の役割が重要であるかがお分かりいただけたでしょうか。

それでは今度は実際にホームページの雰囲気に合った写真を撮影することになりますが、見る人に正確なイメージを一瞬のうちに伝える写真を撮るため、

ここでは6つの事前準備についてお伝えします。

写真撮影前の事前準備6選
写真撮影前の事前準備6選

ホームページのコンセプトを確認!

まずはホームページ全体の明確なコンセプトを決めていきましょう。

コンセプトは言ってしまえば「概念」なのですが、

ホームページの場合では、具体的に、・集客できる ・問い合わせにつながる ・売り上げが上がる ・収益化できる

ホームページにするために一貫性のある内容が必要になります。

ホームページを作る目的は何なのか、ターゲット層は誰なのか、何を提供するのか、会社の理念や思いは何か、最終的になりたい状況は何なのか

など具体的にまとめてみましょう。

最終的には短すぎず長すぎない20文字程度のキャッチコピーを作ってみてください。

撮影カット数をチェック

よくあるケースとして、大体このくらいの商品数だと何カットくらいだろうという漠然とした撮影枚数では、のちのち不要な写真が増えるばかりでなく、

必要な写真が足らず、再度撮影し直しの必要が出たりすることがあります、一つの商品に対してどのような角度の写真が何カット必要なのか、

撮影する点数がカラー展開分も含めて具体的に何点必要か、モデル着用の場合で何点、物撮りで何点かを具体的に想定して、

撮影前に商品のある程度必要な撮影カット数を確認しておきます。

カットリストの内容を決定

撮影カット数のチェックに伴って作っておいたほうが便利なのが商品ごとに必要なカットをリストに残しておく方法です。

作成するホームページのコンテンツにはどのようなものがあり、どのページにどんな写真が必要なのかをリストアップします。

のちのち気づくことですが、特に撮影する商品が大量な場合には、商品の撮り忘れや、必要なカットの撮り漏れをすることがあるものです。

カットリストが出来たなら次はリストに沿って商品を準備、カメラマンやモデル役の準備です。

撮影時間を決める

自然光を使う撮影の場合は、太陽の位置が決め手になってきます。

どの時間帯にどのカットを撮るのがベストか、事前に時間と場所のロケハン(ロケーションハンティング)をします。

撮影場所が決まったなら、可能な限りセッテイングし、窓からの光が綺麗な時間帯を見計らって、何度か本番前にもテスト撮影をしておきましょう。

事前に、明るさやホワイトバランスを調整し、露出や色味の違いを体感してみることをお勧めします。

タイムスケジュールを作成

次に準備するのがタイムスケジュール表です、撮影を成功させるためにはスタッフそれぞれの役割を明確にしておく必要があります。

そのためには時間ごとに誰が何をするのかを記載しておくスケジュール表を作成しておくと良いでしょう。

慌しい撮影の現場では、スケジュール表は撮影の効率や手順を決めるためのとても重要な資料になります。

どの順序で撮影するのがいいのかは、スタッフと相談しながら、商品のセッテイング状況、モデルの都合によって臨機応変に対応していくと良いでしょう。

出演者の予定を抑える!

会社案内、ホームページに載ってもらえるモデル役の社員さんをブッキングしましょう。

選び方としては、ホームページのコンセプトに合ったイメージを持っているか、撮影当日の服装、メイクなど準備を含め撮影に快く協力してもらえるか、

なによりも楽しんで写真撮影に応じてくれそうな人物か、・・

を踏まえた上で出演者にあたりをつけ、当日のスケジュールをしっかりと確認しておきましょう。

予定していた撮影が条件により撮影できなかったり、モデル役の社員が戻らないなど、撮影現場では予定どおりに行かないこともよくあることです、

カットリストやスケジュール表を活用して臨機応変に対応していきましょう。

オフィスで撮影する場合は掃除も忘れずに!

社内のホームページを作る場合、オフィスで撮影することも多いかと思いますが、写真に写ってはいけないものの排除やゴミ箱など余計なもののお片ずけ、

掃除は忘れずにしておいてください。

写ってしまってから余計なものを消すこともデジタル写真では可能ですが、余分な労力がかかってしまいます。

撮影直前には、改めてレンズの前に不要なものがないか確かめることをしてください。

本番で魅力的な写真を撮るコツ4選

本番で魅力的な写真を撮るコツ4選
本番で魅力的な写真を撮るコツ4選

さて、ここからは本番で実際にホームページ写真を撮る際のコツをお伝えしていきます。

採用情報やスタッフ紹介に掲載する人物写真では、何よりも「好感度」が大切です。

職場で撮るとどうしても堅い印象になりがちなので、ちょっとした工夫を加えてみましょう。

作成したカットリストに沿って撮影する

まずは事前に作っておいたカットリストを確認しましょう。

人物写真の場合は、背景にも気を配り、ホームページのコンセプトに合った好感が持てる人物写真を撮りましょう。

スタッフのきりっと引き締まった表情も素敵ですが、見る人に「親しみやすさ」を感じてもらいたい場合はぜひ、表情のある写真を撮りましょう。

社内の人が被写体の時は周りが盛り上げよう!

撮影時の雰囲気作りは大切です、モデル役の社員さんには周囲が声をかける、ポージングなどアドバイスをするなどノリのいい、明るい雰囲気で撮影にのぞみましょう。

周囲のスタッフや社内の人たちが良い雰囲気を作っていくことで、

はじめは堅い表情だった社員モデルさんも次第にリラックス、より好感度が上がるホームページ写真の仕上がりにつながることでしょう。

迷ったときは両方撮る!

これはホームページの写真に限らないのですが、良い写真を残すには、とにかくたくさん撮っておくということです。

ちょっとしたアングルの違いや光の入り方で写真は変わっていきます。

もちろんやみくもにシャッターを押せば良いというものではありませんがある程度考えたなら、迷わずたくさん撮っておきましょう。

お客様目線での写真撮影を忘れずに

ホームページを見に来てくれたお客様に写真で何を伝えるか、常にお客様目線での写真撮影を心がけることは大切です。

撮影する際にも、ホームページを見るお客様側に立って、

こんなカットがあると、もう少し分かりやすいのではないか、

大切なことが伝わる写真になるのではないか、

を意識して撮影に望むことがホームページに目を止めてもらうことにつながります。

写真をホームページに掲載する際のポイント

写真をホームページに掲載する際のポイント
写真をホームページに掲載する際のポイント

ホームページに目を止めて欲しいなら、一目で分かりやすく素敵なデザインや、どんなことを伝えたいのかが見た人に直感的に分かるようなホームページの「見た目」は大切です。

ここではホームページの見た目を良くし、検索エンジンで見つけやすい作りにする写真の使い方についてお伝えしていきます。

ファイル形式を選ぶ

プロのカメラマンはよりクリエイティブな編集を行うためRAWファイルを使うことが多いですが、一般的にはJEG形式をお勧めします。

なぜならJPG形式は、比較的ファイルの容量が小さく、使われている色の全てを扱うことができるので、データ容量を効率的に使うことができるからです。

写真をリサイズする

最近のデジタルカメラや一眼レフカメラは高画素化していますが、必要以上に大きなサイズで設定して写真を撮ってしまった場合、ホームページには大きすぎることがあります。

その際には写真をリサイズしましょう。

もしオリジナルの画像の横幅が5000pxなら、2000pxか1200px、もしくはホームページの用途に合わせてもっと小さくしましょう。

リサイズすることによって大幅に容量を小さくできます、リサイズするときは、縦横比を保つよう気をつけましょう。

写真をトリミングする

ホームページに写真を掲載しようとする時、写真が斜めになっているので水平に直したい、縦横比を変えたい、余計なものが写り込んでいるので不要部分を省きたいなど、

体裁を整えたい場合に写真をトリミングします。

トリミングすることによってホームページ全体も見やすく、写真のスタイルやサイズ、形が整って見えます。

関連する文章の近くに配置する

画像が出来上がったら、ホームページの内容や文脈に沿った、テキストの説明に関連した写真をアップロードするようにしましょう。

写真はテキストで伝えられないことを、伝えてくれます、写真とテキストが伝えたいことを伝えるために、お互いに補完しあう関係になるようにしましょう。

また、googleなどの検索エンジンがあなたのホームページを見たとき、文章などの文字の認識はできるのですが、画像がどんなものなのか把握できません。

画像ファイル名は、googleが正しく読み取れるための手がかりとなるのです。

(sky-tree.jpgだと何の画像かわかりますが、DSC01234.jpgだとわかりませんよね)

未経験で大事な写真を撮るのは難しい…

未経験で大事な写真を撮るのは難しい…
未経験で大事な写真を撮るのは難しい…

写真を撮ってみて、どうしても撮りたかったイメージどおりにならない、伝えたいことが伝わらないような写真に見えてしまう・・・ということはありませんか?

誰でもシャッターをおせば、写真は写ってしまうものなのですが、どんなにベストな設定をしたとしても、

ちょっとしたアングルや構図の違い、露出の決め方などで、写真はガラッと変わってしまします。

高いスキルとたくさんの経験を積んだプロカメラマンと違い、未経験でホームページの一瞬に心をつかむような写真を撮ることは意外と難しいものなのです。

カメラをはじめとする機材が必要

今やスマートフォンのカメラで誰でもかんたんに写真を撮れる時代ですが、やはりスマートフォンとプロカメラマンが使う一眼レフカメラとは、

画像の鮮明さや背景のボケ具合など仕上がりに大きな差が出てしまします。

一眼レフカメラはスマートフォンカメラやコンパクトデジカメと違い、その場の状況に応じてレンズを自由に交換したり目的に応じた設定をすることができます。

高性能な一眼レフカメラや交換レンズは写真の表現を広げてくれますが、他にも三脚やストロボ、レフ板などの小物も必要になってきます。

お客様はホームページの写真で判断する

ホームページに欠かせないのが、写真や画像です。

例えば、商品やお店の雰囲気などは、近場のお客様でもない限り直接確認することはできません。

近くに住んでいない人が、何を見て判断するかというと、ホームページの写真なのです。

ホームページに掲載されている写真を通じて商品やお店の雰囲気を判断します。

つまり、掲載されている写真そのものこそが、商品やお店のイメージとなるのです。

ホームページをより効果的なものにするためにも、ぜひ写真を重要視されてみてはいかがでしょうか。

大事なホームページの写真はプロにお任せ

なんだかんだ言っても写真撮影に詳しくない素人が、理想的な写真を撮影することはなかなか難しいものです。

機材などの物理的な要素もありますが、様々な被写体に対してより良い写真を撮れるか、プロカメラマンは引き出しを豊富に持っています。

写真によってホームページを見る人が受け取るイメージが大きく変わることもありますし、撮影費用はかかりますがその分、得られる満足度に差が出てきます。

プロカメラマンに撮ってもらえばホームページだけでなく、チラシやポスターなど他の広告媒体全般にも使えるでしょう。

ホームページの印象を変えたいときは、プロのカメラマンにお願いしてみることをお勧めします。

ホームページの写真撮影はプロカメラマンに依頼しよう!

ミツモアのロゴ

プロのカメラマンにホームページやパンフレットといった商品や会社案内用の撮影を依頼した場合の料金相場はいくらになるのでしょうか。

カメラマンに今まで撮影依頼をしたことがない人からすると、「カメラマンの相場自体が皆目見当もつかない」というケースも多いと思います。

特にフリーのカメラマンは、担当するカメラマンによって料金は本当にバラバラです。

極端な話「言い値」で撮影されることが多い世界であったりしますが、撮影内容や拘束時間によって相場観は変わってくるのですが、

多くは経験値やそのカメラマンが普段どのようなクライアントとやり取りしているかによって、料金が決められることが多いのも事実です。

プロカメラマンの見積価格相場

フリーランスのカメラマンにお願いする場合の価格相場のあくまで目安ですが

●フリーランスのカメラマンを半日拘束した場合ですと

・新人カメラマン 15,000円から

・中堅以上のカメラマン 30,000円から

●フリーランスのカメラマンを1日拘束した場合ですと

・新人カメラマン 20,000円から

・中堅以上のカメラマン 50,000円から

料金相場については、あくまで対応するカメラマンによってブレがありますので参考程度としてお考えください。

また、撮影地が遠方の場合など、別途交通費や宿泊費がかかることもあります。