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ピクトグラムとは?登場した背景やWebサイトでの活用方法を解説

最終更新日: 2021年08月10日

公共施設などで使われているピクトグラムは、多くの人が日常的に目にしています。しかし、一度は見たことがあっても、それがピクトグラムと呼ばれることを知らない人も少なくないでしょう。ピクトグラムが生まれた背景と、活用事例を紹介します。

ピクトグラムとは何か?

電車のピクトグラム

ピクトグラムとは、言葉を用いず記号で情報を伝えるために作り出された絵文字です。看板の一種ではありますが、見る者の目を引くのが目的というよりは、正確な情報を分かりやすく伝えるために利用されるのが特徴です。

ユーザーに情報や注意を促すための絵文字

ピクトグラム(pictogram)は「ピクトグラフ」とも呼ばれ、絵文字や絵単語などを用いて、見る者に重要な情報を伝えたり、注意を促したりする目的で設置されます。

駅や空港などの施設や各所にあるトイレなどで見かけることが多く、最も有名なピクトグラムは非常口を示す看板でしょう。誰が見ても一目で意味が分かるデザインになっており、余計な情報を一切省き、必要な情報のみを的確に伝えているのが特徴です。

標準案内用図記号として策定されている

国土交通省では2019年現在、185のピクトグラムを標準案内用記号として策定しており、うち155がJIS(日本産業規格、2019年に日本工業規格から改称)として規格化もされています。

不特定多数が出入りする交通機関やスポーツ施設、観光施設などに多くのピクトグラムが使用されており、オリンピックやワールドカップなど、海外から大勢の人が訪れる際に案内用看板として役割を果たすことが期待されています。

※参考:案内用図記号(JIS Z8210) Ι 国土交通省

ピクトグラムの著作権は?

ピクトグラムは、日本全国さまざまな場所で使われていますが、著作権は存在するのでしょうか?法的には、ピクトグラムに著作権は認められる可能性がありますが、多くの場所で使われている代表的なピクトグラムの多くは、上記のようにJIS規格となっています。

JIS規格化されることで誰でも自由に利用できるようになっているので、Webサイトや広告などで使用しても問題ないでしょう。ただし、JIS規格化されていないピクトグラムに関しては、自由に利用できない可能性もあるので、事前によく確認しておくことが大事です。

ピクトグラムが生まれた背景

駐車場のピクトグラム

次に、ピクトグラムが生まれた背景を簡単に解説しておきます。視覚的な絵や図によって、何らかの意味を表現する技法は、太古の昔から使われていましたが、現代でよく見るシルエットを用いた表現方法は、20世紀前半から使われるようになったようです。

ピクトグラムの起源

現代的なピクトグラムは、1920年代にオーストリアの社会学者オットー・ノイラート(1882~1945)が生み出したとされています。

アイソタイプと呼ばれる視覚言語の機能を持つ図形が始まりとされており、文字を読むことのできない人にも、できるだけ正確な情報を伝えられるように考え出されました。例えば、文字を使わずにモノの増減を示したり、統計上の違いを表現したりするのに絵による記号が使われたのです。

1964年の東京オリンピックで注目を集める

さらに日本では、1964年に開催された東京オリンピックの施設シンボルとして、より現代的で洗練されたピクトグラムが使われるようになりました。日本人は英語をはじめとした外国語でのコミュニケーションに難があったため、来日する多くの外国人のために、施設や設備を直感的に理解できる視覚的な絵文字が必要とされたのです。

当時、第一線で活躍していた若手デザイナー11人が集まって39種類のピクトグラムを作成し、著作権を放棄して利用を進めたことから、一気に広まるようになったと言われています。

Webサイトにおけるピクトグラムの活用

WEBで使うピクトグラム

このように、世界中で利用されるようになったピクトグラムですが、近年はWebサイトでも積極的に利用されるようになっています。直感的に理解できるため、限られたスペースで的確に情報を伝えるために活用されるケースが多いようです。

直感的に伝わるアイコンとして

ピクトグラムはWebサイト内でアイコンとしてよく使われています。例えば、電話やメールをピクトグラムで表現したアイコンは、多くのWebサイトで確認できるはずです。検索ボックスに虫眼鏡のアイコンを配置して、ユーザーに検索機能があることを示すケースも頻繁に見られるでしょう。

Webサイトの訪問者が反応しやすい場所にピクトグラムを設置することで、ユーザビリティを向上させられるだけでなく、訪問者に思い通りのアクションを起こしてもらえるようになります。

フリー素材を利用する

Webサイトで利用できるピクトグラムは、フリー素材として数多く配布されています。商用利用できるものも多くあり、人やモノ、動物をはじめ、ビジネスシーンなどでよく見られる光景を表現したピクトグラムも人気です。

基本的に無料で利用でき、著作権も放棄されていますが、使用する際には商用利用が可能かどうか、しっかりと確認してから使うようにしましょう。

おすすめのピクトグラム素材サイト

哺乳瓶のピクトグラム

では、ピクトグラムの素材を配布しているWebサイトをいくつか紹介しておきます。いずれも無料で商用利用が可能なので、自社のWebサイトや商品のプロモーションサイトなどに活用すると良いでしょう。

ヒューマンピクトグラム2.0

ヒューマンピクトグラム2.0は、日常生活で見かけるさまざまなシチュエーションを表現したピクトグラムを多数扱っています。

Webサイトへの利用や会議資料、企画書などの作成に役立つものが多く、シンプルなものから複雑な状況を表現するものまで、幅広く利用可能です。商用利用は問題ありませんが、ピクトグラムの再配布や販売は禁止されています。

参考:ヒューマンピクトグラム2.0 Ι 公式ページ

ICOOON MONO

ICOOON MONOは、動物や植物を中心に、さまざまなモノクロアイコンを配布している素材サイトです。ビジネスシーンで活用できるものから、子供向けの楽しいイラストまで幅広く取り揃えており、誰でもクレジット表記や許可なしで自由に利用できます。

いずれのアイコンも「PNG」「JPG」「SVG」の3形式でダウンロードでき、グラフィックソフトなどで自由に加工することも可能です。

参考:ICOOON MONO Ι 公式ページ

ピクトグラム無料素材

ピクトグラム無料素材は、会員登録不要で多くの人物クリップアートやイラストを利用できる素材サイトです。

Webサイトやビジネス関連資料はもちろん、YouTubeの動画にも利用できるイラストが豊富にあります。全て無料で利用できますが、著作権は放棄されていないため、データの販売や二次配布は禁止されているので注意しましょう。画像を加工したものであっても、ユーザーが勝手に販売・配布をすることはできません。

参考:ピクトグラム無料素材 Ι 公式ページ

ピクトグラムを積極的に利用しよう

WEB系のピクトグラム

ピクトグラムの概要と生まれた背景、主にWebサイトにおけるピクトグラムの活用について簡単に解説しました。ピクトグラムは、見る人が直感的に意味を理解できる絵文字であり、日本ではかつての東京オリンピックで一躍有名になりました。

公共施設などに設置する看板としてはもちろん、Webサイトに活用すれば、訪問者のユーザビリティを向上させることが可能です。フリーのピクトグラム素材も多数配布されているので、積極的に活用すると良いでしょう。

ただし、JISとして規格化されているピクトグラム以外のものは、著作権が放棄されていないものが多いので、取り扱いには注意が必要です。商用利用が可能かどうか、事前に必ず確認するようにしましょう。

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