今やデジカメの普及により誰でもある程度綺麗なお写真は自分たちで撮れる時代へとなってきました。
そんな中でお子様の成長をいつまでも見守っていたい!と思っているパパさん、ママさんが必ずと言っていいほど、気合いが入ってしまうのが運動会ではないでしょうか。
保育園や幼稚園から小学校、中学校、高校までの間、実に数十年続く一大イベントです。
ですがその撮影で難しいのは構図やカメラの設定です。
毎年続く運動会をどうすれば上手に撮影できるのかをまとめてみました。
運動会の構図は練習あるのみ!予行練習が大切です!
さて、カメラを購入して最初にやる事と言えばひたすら撮影して自分のカメラに慣れる事でしょう。
メーカーや機種によって扱い方は変わってきます。
自分のカメラにどんな機能がついているのか、どんな風に撮れるのか?というのは本番前には必ず知っておきたいところです。
ではどんな風に最初は撮り始めればいいのでしょうか。
カメラをしっかり構えて走っている子供を撮ってみよう!
最初にやる事で一番重要な事は走っている子供を撮ってみる事です。
実際にカメラのフレームに納めて撮影する事自体は特に問題はないでしょう。
しかし、そのお写真が綺麗に撮れているか?と言われれば別問題なのです。
動きのない被写体を撮るのはとても簡単です。
相手は静止しているのですからこちらがしっかりとカメラを構えていれば手ブレやピンボケをする心配もありません。
ですが、相手が動いているとなると話は大きく変わってきます。
とにかく運動会本番までの間に動くお子様を撮る練習をしましょう。
公園などで走ってもらったり、遊具で遊んでいるところを「綺麗に撮る」というだけでも良い練習となります。
まずはシャッタースピードに慣れましょう!
お子様を撮影して慣れてきたら次に必要なのはカメラの設定です。
カメラにはシャッタースピードというものがあります。
このシャッタースピードは遅くなればなるほど、被写体はブレやすくなり綺麗に撮りにくくなります。
例えば敢えて「作品」として走っているシーンで躍動感を出すためシャッタースピードを遅くして手足の振っている部分をブレさせて動いていように見せるという撮影法方法もありますが、それ以外ですと、ピシッと止まっているシーンの方が綺麗に撮れていると感じる事でしょう。
そんな時はシャッタースピードを速く設定する事で被写体がピシャと止まるようなります。
撮る事に慣れてきたらシャッタースピードを触って撮影してみましょう。
動いている被写体を撮る時は1000以上が好ましいですね。
構図を考えて自分で動いてカメラを構えてみる
撮影の中で設定の次に大切なのが構図です。
この構図がうまく行かない事には写真が綺麗に撮れてもベストショットを切りとる事はできないでしょう。
また徒競走とダンスだけでは切り取り方も大きく変わってきます。
徒競走の場合でもっとも撮りやすいのはスタートとゴールです。
このどちらかで待ち構えていた方が確実に写真は撮れるでしょう。
腕に自信がある方はカーブの出口付近で待ち構えてかっこいいシーンを撮るのもいいかもしれませんね。
お子様の立ち位置等を事前に把握してベストポジションから撮る事で自ずと構図も決まってくるでしょう。
カメラの設定の基本学ぼう
ここではカメラの設定についてより詳しくお話をしていきましょう。
カメラの設定をしっかり学び把握する事で今の数十倍は良いお写真が撮れる事間違いなしです。
何事も基本は大切です。
どんな設定が運動会には向いているのかをチェックしていきます!
それでは今から運動会でのカメラの基本をお話していきましょう。
スポーツモードって何!?
事前に決めてしまう事で他の設定をオートで設定してくれるという非常に素晴らしいモードなのです。
運動会での撮影ですと一般的に1/500~1/2000までの間が最適だと言われています。どうしても確実に撮影したい!というような場合でしたらこのスポーツモードにする事で少しでも手ブレやピンボケを抑えて綺麗なお写真が撮れるでしょう。
基本は連写でOK!
シャッターチャンス!という言葉があるように一瞬を逃さない!最高の一枚を!なんてかっこいい事も言いたいものですが、実際に最高の一枚をワンショットで撮るのは難しいものです。
シャッター枚数は増えますし、データも多くはなってしまいますが、最高の一枚を確実に逃したくないのであれば間違いなく連写モードを駆使しましょう。
連写モードを駆使する事でその場面を確実に切り取ります。
後からデータを見るのが大変かもしれませんが、撮り逃すよりはマシですよね。
機種によっては超スポーツよりの「高速連写」モードなどもあります。
使える設定はどんどん使っていきましょう。
シャッタースピードはとても重要!
運動会の撮影においてシャッタースピードは非常に重要です。
このシャッタースピードを変更する事でいろんな種類のお写真が撮れるようになります。
例えば、一般的な被写体が止まっている状態での撮影においてシャッタースピードは1/100~1/200の間であれば問題なく撮影できると言われています。
しかし、これが動く被写体となると1/500~1/2000以上でないとお子様がブレてしまう恐れが出てきてしまうのです。
基本、運動会においては平均1/1000を軸に競技毎に数値を前後して変更させることをオススメします。
スマホの設定は?
一眼レフカメラやコンデジを持っていない人もいるのではないでしょうか。
ビデオカメラは持っているけどカメラはないので写真はスマホで!なんて方も多いと思います。
確かに近年のスマホはとても高性能でパッと写真を見ただけでは、これスマホで撮ったの!?なんて綺麗な写真もありますよね。
ですが、運動会の撮影においては少し不自由かもしれません。
スマホは基本広角レンズ(35mm相当)です。
広角レンズとは人の視野(50mm相当)よりも広い視野で撮影できるということです。
風景などは非常に綺麗に撮れますし、もちろん人物も撮れるのですがそれはあくまでも人物がスマホの目の前にいる事が前提となります。
運動会ともなるとお子様は離れている為どうしても望遠気味で撮らなければいけません。
スマホにも確かにズーム機能はついてはいるものの画質が著しく低下してしまうのとズームすればするほど手ブレが起きてしまうためあまりオススメはできません。
なるべくズームは使わないでいいようにギリギリまで近くに寄れる場所で撮影をしましょう。
そして設定としては連写です。スマホでも連写で設定しておくと最高の一枚を撮るのに撮り漏れがなくていいでしょう。
あとはスマホによっては被写体にピントをロックさせて自動追尾可能な設定ができるスマホもあるようです。
そのような設定があるかもご自身のスマホを今一度確認してみるといいでしょう。
競技と場所取り
撮影において設定の次に重要なのが場所取りです。
当然ですが競技毎にお子様の立ち位置は変わる為、それに合わせて変更する事が必要です。
最近の小学校ではお子様の立ち位置を親切に教えてくれるところもあるようです。
場所取りを失敗してしまえば、どんなに高性能なカメラやレンズを持っていても背中しか映ってない…他のお子様の身体で隠れている…なんてこともあります。
競技毎に撮りやすい位置を記載してみました。
参考にしてみてくださいね。
50m走などの直線徒競走の場合
直線コースにおいては非常にシンプルです。
スタートかゴールのどちらかを狙えばいいのです。
どちらかを狙える場所で待機しましょう。
ではどっちを狙えばいいのか?
それはお子様がいかに速く走れるかで決まります。
物凄く走るのが速いお子様ですとゴール付近で待ち構えるのがいいでしょう。
先頭を走るということは前に人がいない為、他のお子様と被る心配がありません。
逆に遅い子はスタートからすぐ撮り始めましょう。最初の数mが勝負です。
距離が空くにつれて他のお子様が被ってくる事があるので注意が必要ですね
リレー走の場合
カーブが含まれるリレー走や長距離走の場合は間違いなくカーブの出口付近で待ち構えておくことが最善です。
直線コースでも少しお話しましたが、一番怖いのは撮影の際に人同士が被ってしまうことです。
人同士が重なってしまって自分の子供が取れなかったということもよくあります。
カーブに関しては基本的に重なる事が少ないのでカーブの出口付近をしっかりと撮影できる撮影場所で待機しておくのがいいでしょう。
団体競技の場合
ダンスや大玉転がしなどの団体競技については事前にお子様から立ち位置等の確認をしておきましょう。
どこら辺にいるのかスタート地点が分かる事で始まりの部分だけでもお写真を撮る事ができます。
団体競技は縦横無尽に動きまわる事がほとんどなのであとは運次第…ってこともありますね。
一度ファインダーから外れてしまうと見つけるのは難しいと思っておきましょう。
とにかく大事なのはスタートです!
場所取りは協力して!
撮影に関する場所取りは学校等それぞれ異なります。
自由にできるところもあれば、予め指定されて決まっているところもあるでしょう。
可能な限り仲の良いパパさんママさんと協力して、運動場全体を網羅する事も大切です。
〇〇ちゃんのパパさんは入場門側から、私は退場門側からというように自分の撮影範囲に来た子供たちを激写するという協力撮影もいいとは思いますね。
仲の良いお子様の親御さんと話し合って協力してみるのもいいでしょう。
運動会の構図の基本
ここでは運動会での構図の基本をお伝えしていきます。
構図をしっかりと考えて撮影する事でより良いお写真が撮れる事は間違いありません。
競技によって大きく異なってきますのでしっかりと確認し、競技毎に構図を変更できるようにしておきましょう
徒競走のスタート地点
ここでオススメの構図はお子様とその周辺のお子様が数人ほど全身写るアングルで固定しておきましょう。
そしてあとはお子様がどんどん近づいてくるのを連写するのみです。
お子様が走り出すことでお子様ご自身からどんどん近づいてきてくれるので全身から半身、アップまで撮影できます。
カメラやズームは固定で撮る事で単調ではありますが手ブレやアングルが乱れる事なく確実に綺麗なお写真を撮る事ができます。
カメラに慣れていない方はこの方法で一度撮ってみましょう!
徒競走のカーブを回ったところ
半周や一周をするような長距離徒競走ではカーブの出口付近でカメラを構えましょう。
構図としては、お子様がフレームに入ってきてからひたすら連写で大丈夫です。
ここではアップ写真というよりも全身を入れての撮影がオススメです。
もしお子様が他のお子様と競っているシーンであればかなりの躍動感が出ます。
カーブ全体を写し込みそこにお子様が走ってきたら連写で撮りましょう!
徒競走のゴール地点
ゴール地点では全身から半身アップの構図がとてもカッコよく撮れます。
お子様が走ってきて、ゴールテープ手前までは全身を撮ります。
そしてゴールテープ手前5mくらいからは半身アップにズームします。
最後は表情重視で撮る構図がいいでしょう。
団体競技(綱引き、玉入れ)
団体競技に関してはとにかく全身を写すことに集中した方がいいでしょう。
ズームにしてアップ写真を狙おうとするとお子様がファインダーからすぐに外れてしまい、探すのに苦労します。
とにかく確実に撮影したい場合は全身が撮れる構図で撮るようにしましょう。
その後時間に余裕があればアップのお写真を撮っていくこともいいですね。
表現、ダンス
ダンスや表現系のイベントに関しての構図はとにかく全身です。
自由度が高く、お子様がかなり動き回ります。
団体競技などと一緒で一度見失うと探すまでの時間がもったいないと思う事が多いです。
それなら全身が撮れる構図で撮影していくのがいいでしょう。
そして可能であればお子様が動いた先に自分も動いていき構図を変えるのかで写真の質がかなり変わりますね。
通常のカメラのレンズでも運動会の先から先までをくまなく撮影する事は難しいです。
時間があるようであれば、思い切って移動して新たな構図で撮影してみるのも面白いかもしれませんね。
運動会の構図の応用
上記で構図の基本をお話しましたがいかがでしたか?
これ等は基本で当たり障りなく無難に確実に写真を撮るという目的での撮影でした。
では次は応用編です。
無難に撮影して撮れ高は十分に確保できていると思います。
では更に一歩踏み込んで、今度は運動会の楽しさや迫力が伝わるような構図とはどんなものなのかを見て行きましょう。
運動会の熱気を伝える
運動会の熱気を伝える構図とは勝負事をしている時です。
徒競走でも綱引きでも大玉転がしでも何でもそうです。
勝負事をしている時のお子様表情は動きが何よりも一番熱気が伝わりますよね。
今まではお子様中心での撮影で無難に撮影してきた方はよりピンポイントでゴールの瞬間をよりシビアにアップ写真で狙ってみたり、リレー走などでは人と人が重なるバトンタッチの瞬間を激写してみるなど撮ってみましょう。
その一瞬を切り取る事ができれば今まで無難な構図だったお写真に熱気がプラスされること間違いなしです。
アップ写真でお子様の表情をしっかり撮る構図がいいですね。
応援合戦の迫力を伝える
応援合戦といえば、演武や太鼓、巨大な旗ではないでしょうか。
特に太鼓と演武、太鼓と旗との組み合わせは応援合戦の迫力を写真に表すのには十分です。
「太鼓の人にピントを合わせてその後ろには応援団の姿」という構図が一番迫力がありいいかもしれません。
また応援団が力いっぱい叫んでいる表情なども半身アップの構図などで狙うと応援合戦の迫力を伝えるには十分なお写真となるのではないでしょうか。
友達と笑顔を溢れるショット
運動会と言えば和気あいあいとお子様が楽しむ姿を撮るのも大切です。
お子様たちが演技をしている時だけでなく、応援席で待機している時でも撮影が可能であればお友達とお話しているシーンも撮っておくといいですね。
また徒競走などで走り終わったあとに順位の旗の後ろに並んで待機していたりもすると思いますがそのような場合でもオフショットとして撮影しておくと、お子様の走り終えてホッとした表情が思わず撮影できることもあるのでオススメです。
【まとめ】運動会の撮影もプロのカメラマンに依頼してみる
ご自身で運動会の撮影をする事も可能だとは思いますが、より素晴らしくクォリティの高いお写真を残すことも視野にいれておいて頂いてもいいのではないでしょうか。
プロカメラマンも多種多様で運動会の撮影に特化したカメラマンもいます。
その年齢での運動会は一生に一度です。
お子様の成長と記録を綺麗に残したい方は迷わずプロのカメラマンに依頼しましょう。
カメラマンに依頼するメリット
プロカメラマンに依頼するメリットはたくさんあります。
①撮り漏れがなく確実で綺麗なお写真をGETできる
さすがプロ!という綺麗なお写真がGETできるのはありがたいことです。
撮影機材もプロ機材を使うのでより綺麗で高画質なお写真が撮れます。
長年培ってきた撮影技術はさすがとしか言いようがありません。
②ビデオ撮影やその他の事に専念できる。
ご兄弟が多くいる家庭でありがちですが、いくらパパとママがいるとはいえ、
ご兄弟の面倒もみながら運動会のお子様を見たり撮ったりは至難の業です。
そんな時でもプロのカメラマンに撮影依頼をしておくことで写真に関してはフルで任せておけるのでかなり安心です。
他の事に専念できるのもメリットの1つと言えますね。
③機材を買う必要がない
普段はカメラなんて使わないし、使い方も分からないので買わないっていう方もいるでしょう。
そんな時は無理して購入せずにそういう行事の時だけプロカメラマンに頼むというのも1つの方法です。
機材を買い揃えなくていいし、当日の荷物もその分少なくて済む!というのもメリットでしょう。
カメラマンに依頼した時の相場価格
さて、カメラマンに依頼した時の相場ですが、運動会の撮影ですと15,000円~25,000円が相場となっているようです。
スポーツ写真撮影の相場
36,000円
標準相場
23,400円
リーズナブル
55,600円
プレミアム
これはあくまでも相場なので地域によって更に前後する事はありますので、気になる方はご自身の地域で今一度料金など調べてみるのもいいかもしれませんね。
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