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バラの手入れ方法はどのように行う?種類によって異なる剪定方法とは

最終更新日: 2024年06月28日

栽培カレンダー:四季咲き木立バラ

四季咲き木立バラの栽培カレンダー

栽培カレンダー:つるバラ

つるバラの栽培カレンダー

なぜバラの手入れが必要?

バラ

美しいバラを楽しむには適切な手入れをする必要があります。ここでは手入れの目的を説明します。

バランスを整える

バラを栽培するにあたっては、美しい樹形へと導くことが肝心です。バラの中には放っておいても樹形がまとまる品種もありますが、たいていは無造作に伸びる枝やつるが現れます。それらを適切に剪定して美しい形を保ちましょう

花の成長を助ける

手入れの目的は見た目を整えるだけではありません。手入れは、花の成長のために必要不可欠な作業です。

つる性のバラは、花以外にも各部の成長に養分が求められます。つるや枝が伸び放題となってしまっては、大切な栄養が不要な場所に奪われてしまいます。

バラを健康に成長させるには、不要なつるや枝を適切に剪定し、必要な箇所に栄養が行き届くようにしましょう

害虫から守る

剪定をすることで害虫からバラを守ることができます。

剪定をしないまま育てると、つるや枝が生い茂り、風通しや日当たりが悪くなります。これらの条件は花の成長にも悪影響なうえ、害虫を呼び寄せてしまうので放置しておいてはいけません。

害虫から守るためにも、通気性を改善して、十分な日光を受けられる環境にしておくことが求められます。

バラの剪定で失敗しないための3つのポイント

ミニバラ

「バラのお手入れの大切さはわかったけど、方法がわからない」という方は多いのではないでしょうか。ここでは剪定のポイントを紹介します。これらを抑えて、大切なバラを長く育てられるようにしましょう。

バラの種類に合わせた剪定を行う

バラは種類によって剪定方法が異なります。種類にあった剪定方法を取らないと、かえってバラが弱ってしまう可能性もあるので注意してください。

「品種別!剪定方法」では、品種別の剪定方法を紹介しています。

正しい剪定時期を守る

バラの剪定は年に2回、夏剪定と冬剪定を中心に実施するようにしましょう。夏剪定は8月下旬~9月上旬に、冬剪定は1月~2月に行います。開花期に剪定を行ってしまうと、バラの負担になってしまうので要注意です。

剪定のタイミングを誤ると、花芽が付かなくなったり、最悪の場合枯れてしまったりする恐れがあります。バラの健康的な成長を実現するために、正しい剪定時期に実施しましょう。

残す枝と切る枝を見極める

バラの剪定のコツは、残す枝と切る枝を見極めることです。弱く細い枝や枯れてしまった枝を中心に切り落としましょう。大きく太い枝や新しい枝は残して剪定してください。

適切な枝を残しておけば成長に必要な養分が効率よく行き渡り、バラを元気にのびのびと育てられます。

剪定をする前に知っておこう!バラの種類と開花時期

バラの剪定時期

バラは現在2万種も存在すると言われています。剪定方法は種類によって違うので、まずはバラの種類を理解しましょう。

バラの種類は大きく分けて3種類

バラは、育ち方で大きく3種類に分けることができます。バラを剪定する際には、それぞれの特徴に合わせた剪定方法を実施するのが大切です。

種類 特徴
木立性
  • 土に根を張り、自立しながら成長する。
  • 中輪から大輪の花を付ける。
つる性
  • 枝を長く伸ばして成長するが、自立はできない。
  • 小輪から大輪の花が付く。
  • 枝が伸びてきたら誘引が必要。
ミニバラ
  • 木立性でコンパクト。
  • 極小輪から中小輪の花を付ける。
  • 病気になりやすく、こまめな手入れが必要。

開花時期は主に5~6月

バラは品種によって開花周期も異なりますが、どの品種も5~6月に1度は花を咲かせて見頃を迎えます。年間を通して、どの品種も冬は成長を休める休眠期になります。品種による開花の違いと特徴は以下の通りです。

品種 特徴
四季咲き性バラ
  • 春から秋まで繰り返し花を咲かせる。
返り咲き性バラ
  • 春に開花する。
  • 花がら切り後、秋になると花を咲かせることがある。
一季咲き性バラ
  • 開花は1年に1度。
  • 5~6月に花を咲かせる。
  • 原種に近い。

剪定に必要な道具と事前準備

剪定道具

バラの剪定をする場合は、事前に準備が必要です。ここでは事前準備と、剪定に必要な道具を紹介します。

剪定に必要な道具

バラの剪定に必要な道具は主に以下の3つです。

  • 剪定バサミ:枝の剪定に使う。
  • 手袋:トゲから手を守る。
  • ノコギリ:剪定バサミでは切れないような太い枝を切る時に使う。

ウイルスによる病気を防ぐために、どの道具もしっかり消毒してから使用しましょう。

剪定前は健康な状態を保ち、水分量を調整する

バラはとても繊細な植物です。不用意に切っていってしまうと、大きなダメージを負いかねません。また体力が弱っているときにカットすると、切り口から雑菌が入り、病気にかかるリスクもあります。健康な状態のときに剪定をするように心がけてください。

また枝が水分を含んでいると、切り口から病原菌が発生しやすいです。そのため、剪定を行う1週間前から与える水の量を減らし、枝の水分量を減らすようにしましょう。良好なコンディションにしておくことで、剪定によるリスクを最小限に抑えられます。

バラの「夏剪定」の方法

バラと女性のポートレート

夏剪定は秋に花を沢山咲かせるため、いくつかの品種で行うべき作業です。細かい手順や気を付けることは品種によって大きく異なります。詳しくは「品種別!剪定方法」をご覧ください。
ここでは夏剪定の概要を説明します。

夏剪定を行う時期と目的

夏剪定の適期は、花が咲き終わる8月下旬~9月上旬です。弱った枝や不要な葉を取り除くことで、秋にきれいな花を咲かせられるようになります。また風通しが良くなり、病害虫の予防にもなる大切な作業です。

ただし剪定は元気のある株だけにします。新しい株や弱った株を剪定すると、花芽が付きづらい細枝ばかりが出てきやすくなるので注意してください。

夏剪定のポイント

夏剪定をするうえで気を付けなければポイントは以下の3つです。

  • 「外芽」の上を切り落とす
  • 株全体の2/3ほどの高さで枝を切りそろえる
  • 剪定終了時点で、葉がたくさんついている状態を保つ

夏剪定は基本的に外側に付く「外芽」の上を切り落とします。ハサミで枝先やつぼみ、花を丁寧に取り除き、株全体の2/3ほどの高さで枝を切りそろえ、丸い形になるよう整えましょう。

花芽が付かない「ブラインド」を起こして5cm以上伸びている枝は先端を、弱く細い枝や枯れた枝は根元から切り落とします。黄色く変色した葉や枯れた葉は取り除きますが、夏剪定が終わった時点で葉がたくさん付いている状態に保つのがポイントです

また大きく太い枝や2年以上前からある枝、前の年からある新しい枝は残して剪定しましょう。

剪定を行う際、清潔な刃先でないと病気を引き起こすかもしれないため、ハサミの消毒は必須です。よく切れるハサミを使用し、切れ味が悪いものは砥石で手入れしておきましょう。

バラの「冬剪定」の方法

黄色いバラ

冬剪定は全ての品種で行う必要がある作業です。細かい手順や気を付けることは品種によって大きく異なります。詳しくは「品種別!剪定方法」をご覧ください。
ここでは冬剪定の概要を説明します。

冬剪定を行う時期と目的

冬剪定の目的は、春に花を沢山咲かせることです。バラの冬剪定は、1月~2月に行います。気温が一気に下がり、株が休眠状態になるからです。

葉が茶色へと変わり、枯れ落ちたら休眠を始めた合図です。この時期を見計らって、余分な枝を切り落とし、全体をすっきりとさせておきましょう。気温が下がってもまだ完全に落葉していない場合は、葉を摘み取ることで休眠状態へと導けます。

冬剪定のポイント

冬剪定をするうえで気を付けなければポイントは以下の3つです。

  • 株全体が地面から1/2~1/3の高さになるように切る
  • 「外芽」の上を切り落とす
  • 枝の切り方で花の咲き方が変わる

冬に剪定する部分は夏剪定と同じ外芽の上ですが、樹高は低めに、株全体が地面から1/2〜1/3の高さになるよう切り詰めます。昨年の枝を残し、太い枝は長く、中くらいの長さの枝は短めに切り落としましょう。

新しい枝(ベーサル・シュート)は、30~50cmの高さで剪定します。基本的には弱った枝や枯れた枝、細い枝を根元から切り落としますが、細い枝は残したほうがよい品種も一部あるため注意が必要です。

また枝の切り方で花の咲き方が変わります。枝を半分程度に切り落とすと、花の付きが多くなり開花が早まるため、早い時期から花を楽しみたい人におすすめです。深く切り込むと花の付きは少なく開花も遅めですが、大きめの花を咲かせます。

やったほうがいいバラの手入れ:芽かき

早春、バラは一か所から複数の新芽を出すことがあります。その場合は芽かきという作業が必要です。

芽かきとは、栄養を効率的に循環させるために不要な芽を取り除く作業のことです。芽かきを行うことで、美しく強いバラに育てることができ、枝葉の風通しを良くして病害虫を防ぐことができます。

芽かきのタイミング

芽かきは新芽が生えて伸びてくる、2月下旬から4月中旬ごろまでに何度か行います。生えてきてすぐに行うのではなく、芽が4~5cmほどまで伸びてから不要な芽を手でもぎ取るようにしてください。

新芽が生えたばかりのころは、どの芽が成長の弱い不要枝なのか判断がつきません。誤って成長見込みのあるものを取ってしまわないように、芽が伸びて差がつくのを待ってから行うようにしましょう。

残す芽の見分け方

残すべき良い枝を見分ける基準を以下にまとめました。

  • 枝の大きさ、太さ
  • 芽の向き

大きくてきれいな花を咲かせる枝は、伸びが良くて丈夫な太い枝です。複数生えている芽の大きさと太さを比較してみましょう。

また、芽の向きによっても判断ができます。伸びた先に障害物がある場合や伸ばしたい方向がある場合は、それによって残す芽を決めます。

一般的に外芽(主幹から離れる方向の芽)を残し、内芽(主幹の方向に生えている芽)を取るようにすると全体のバランスが整ったいい形状に仕上げることができます。

芽かきをするときの注意点

注意点は、芽かきをしすぎないことです。芽かきはメリットも多いですが、多少なりとも植物にダメージを与えます。やりすぎるとかえってバラの生命力を奪ってしまうことにもなりかねません。特に十分に育成しきっていないバラについては芽かきはしないという選択をしたほうが良い場合もあります。

また、芽かきは一度で終わらせるのではなく複数回に分けて全体のバランスを見ながら行うようにしましょう。芽や枝の成長速度は異なるので、それぞれに合わせたタイミングでその都度芽かきをすることが大切です。

品種別!剪定方法

赤いバラの花バラには多数の品種があり、種類によって剪定のやり方が変わってきます。育てたいバラに合う手順・方法で行わないと、剪定した効果が出ない場合もあるため、品種別で最適なやり方を確認しておきましょう。

四季咲き木立バラは枯れ枝を剪定する

四季咲き性の木立バラは夏剪定、冬剪定ともに行う必要があります。剪定は、勢いがなくなった古い枝を切り落として樹形を整えると同時に、元気のある新しい枝を伸ばすために行います。弱った枝や細い枝を切り、長い目で見て枝数を増やしましょう。

剪定方法は前述した基本のやり方です。元気な芽は残し、不要な枝葉や内側に向かって伸びている枝は根元から切り落としましょう。幹へ風通しがよくなるよう、樹形全体を見たとき不要だと感じた枝は間引きます。

枝を伸ばす主幹は剪定しませんが、10年以上経過して先端の小枝が弱まっていると主幹自体が弱まっている証拠です。その場合は思い切って根元から切り落としましょう。

つるバラの冬剪定は誘引も行う

つるバラの剪定は「切り落とす」よりも「枝を間引く」作業です。また冬剪定では伸びていく枝の方向性を決める「誘引」も一緒に行います。つるバラは寒すぎると枝が固くなります。また2月頃に新芽が動き出すため、12月中に作業を終えましょう。

剪定する枝に残った葉や花は取り除き、細い枝や枯れた枝を根元から切り落とします。木は枝先に養分が集中する性質があります。そのため新しく太い枝は、芽の上5〜10mmを水平になるよう切りましょう。

つるバラで夏剪定を行うのは四季咲きの品種か、木立性のようにも育てられる半つる性の一部品種のみです。秋に美しい花を咲かせるよう、不要な枝葉を間引きましょう。一季咲き性は春だけに開花するため、夏剪定をしても効果があまりありません。

つるバラの剪定方法は次の記事で詳しく紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

関連記事:つるバラの剪定や誘引はなぜ必要?詳しい手順や時期も紹介|ミツモア

ミニバラは切り戻し剪定を行う

ミニバラは、樹形を小さく保つ「切り戻し剪定」を行います。次の花や新芽を育てたり、樹形を美しく整えたりするために、伸びすぎた枝や茎を切り落としましょう。

1度目の剪定タイミングは一番花が咲き終えた5〜8月ごろです。幹から伸びて5枚ほどの葉が付いた「5枚葉」の5~10mm上で茎を切り落としましょう。次の剪定は8月下旬から9月下旬に行い、株全体が2/3の高さになるよう枝の長さを切りそろえます。

また2番花が咲き終わる10〜11月には、花を付けた枝の5枚葉上を1/2ほどの長さで剪定しましょう。そして、成長が衰える休眠期に全体を1/2の高さで調節し、春に向けて元気な枝が伸びるよう手助けします。

ミニバラの剪定方法は次の記事で詳しく紹介しています。剪定方法をしっかりと確認して、ミニバラの健康的な成長を促しましょう。

関連記事:ミニバラを美しく剪定するには?剪定のポイントや適切な時期を紹介|ミツモア

バラの剪定時に病害虫の確認も忘れずに

ピンクのバラを手で持つ

剪定することで、混雑した枝や葉によって見えなかった部分が見えやすくなります。不要な部分を取り除きながら、大切なバラが病気にかかっていないか、また害虫が付いていないかを確認しましょう。

バラがかかりやすい病気

うどんこ病

うどんこ病にかかると、枝や葉に白い粉がかかったような状態になります。春〜秋の開花する時期に発生しやすいです。茎や葉がねじれるように委縮し、やがて全体に広がって枯れることもあります。殺菌剤を散布したり、症状が見受けられる箇所を剪定したりしましょう。

黒星病

黒星病にかかると、バラの葉に黒い斑点が付きます。梅雨明けから発生しやすいです。株が丈夫に育っているとあまり影響を受けませんが、黒星病にかかった葉は落葉しやすく、光合成が減ることで夏以降に花が咲きにくくなります。殺菌剤を散布したり、症状が見受けられる箇所を剪定したりしましょう。

バラに付きやすい害虫

アブラムシ

バラの新芽に付きやすいのが「アブラムシ」です。肥料にチッ素成分が多かったり、風通しが悪かったりすると発生します。排泄物はカビを発生させ、葉がススで覆われたようになる「すす病」の原因になります。スミオチンやオルトランの1,000倍希釈液を散布しておきましょう。

関連記事:アブラムシの発生原因と駆除方法、予防方法を解説【無農薬でも対策できる】|ミツモア

コガネムシ

有機質土壌を好む「コガネムシ」にも注意が必要です。幼虫はバラの根を食すため、元肥を施す際にいないか確認し、見つけたらすぐに殺虫剤で駆除します。成虫を見つけた場合は、ベニカ水溶剤を散布しましょう。

関連記事:【害虫はどっち?】カナブンとコガネムシの見分け方!違いは食べ物と見た目!|ミツモア

バラゾウムシ

バラのつぼみが突然乾いたようにしおれた場合は「バラゾウムシ」による被害が考えられます。落ちた新芽やつぼみに卵が産み付けられている恐れがあるため、すぐに拾い集めて処分しましょう。成虫にはスミチオンやオルトランといった殺虫剤を散布して対処します。死んだふりをするので気を付けてください。

バラの「花がら摘み」について

カゴに入れられたピンクのバラ

「花がら摘み」は、開花し終わった花を切り落とす作業です。花がらを放置しておくと花を育てるのに必要な養分が取られてしまい、次の花の成長が遅れてしまいます。バラを何年も楽しむためには花がら摘みを必ず行いましょう。

バラの花がら摘みはお早めに!

開花中はバラにとって一番体力を消耗する時期のため、早めに花がらを摘むことが重要です。「花がら」はしぼみ始めた状態のことですが、できれば9分咲きでカットし、切り花で楽しみましょう

花がら摘みをする際は、本葉を残します。葉は栄養を作り株の成長を助けるために必要だからです。バラは小葉が5枚揃って本葉となります。本葉を枝に3~4枚程度残しましょう。

また浅い位置で花がら摘みをすると新しい花がすぐに付きますが、よい枝が出にくくなり株自体を弱らせてしまうので、深めに切りましょう。深めに切ると開花に時間はかかる代わりに元気でよい状態の枝が伸びやすくなります。樹形をコンパクトに仕立てるのにも有効です。

花茎の根元から切り取るのが基本

花がらをいつまでも残しておくと見た目も悪く、カビの発生や病気を引き起こす原因にもなります。美しい花をまた咲かせるためには、こまめな花がら摘みが必要です。

花がらを摘む際は、しぼんだ花びらだけでなく、花の土台ともいえる花柄(かへい)の根元から切り取ります。花びらのみ摘み取っても、植物は種や実を作ろうと養分を欲するので、結果として株が弱くなってしまいます。

切り取りにはハサミを使う方法と、手で摘み取る方法がありますが、バラの花がら摘みにはハサミを使用し、切り戻しを兼ねて行いましょう。

バラの育て方

手のひらのバラ

ここまで、剪定を中心とした手入れについて紹介してきました。最後に、水やりや施肥の方法といった基本的な育て方が合っているか確認しておきましょう。

水やりは土の表面が乾いたら行う

バラへの水やりは、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと行います。

夏場は乾燥しやすいためたっぷりと水を与えたくなりますが、太陽が高い時間帯に与えると、水が温まって根を腐らせる原因になります。なるべく太陽が顔を出さず、気温も高くない早朝に行いましょう。

冬場は休眠期となり吸水力が弱まるため、控えめに与えるのがポイントです。

肥料はバラ専用のものがオススメ

バラは「肥料食い」とも呼ばれ、育てるうえで多くの肥料を必要とする植物です。肥料を与える際は、バラ専用のものを与えましょう。肥料を与えるタイミングは、以下のとおりです。

  • 元肥(もとごえ):植え付けのとき、すべてのバラに与える
  • 寒肥(かんごえ):12~2月に、すべてのバラに与える
  • お礼肥:5~6月下旬の開花後、四季咲き性や若い苗、鉢植えのバラに与える
  • 追肥(ついひ):四季咲き性と若い苗に与える肥料、8月下旬から9月上旬に施す

このほかに鉢植えの場合は、定期的に液体の肥料を施すのがおすすめです。

植え付け・植え替えは時期に注意

バラの植え付けと植え替えは、休眠期である10月~3月に行うと良いです。ただし、秋口の暖かい日や過度に寒い時期は避けてください。同時に元肥を施し、新芽を出すのに必要な養分の補充もしましょう。

また鉢植えのバラは、同じサイズの鉢で育てていると根詰まりするので、3年に1度は一回り大きな鉢に植え替えます。一方で地植えの場合も定期的に土を掘り起こし、空気を送り込んでください。そうすることによって根の成長が促進されます。

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