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車のパンク修理を依頼できる業者と費用を紹介!自分で行う方法も解説

最終更新日: 2024年06月28日

車のタイヤがパンクした場合、走行せずに早急に対応する必要があります。パンク修理の依頼先やそれぞれにかかる費用、修理キットを使って自分で修理する方法を紹介します。状況に応じて、納得のいく業者に依頼しましょう。

車のパンク修理の方法と所要時間

車のパンク修理には、外面修理と内面修理の2種類があります。それぞれの修理方法について、詳細と所要時間を解説します。

外面修理の詳細と所要時間

パンクの修理方法の1つである「外面修理」とは、タイヤの外側から穴が開いた部分を補修する方法です。

タイヤに刺さっている異物を取り除き、穴に専用の補修材を打ち込んで埋めます。タイヤを外さずに作業できるので、タイヤ1本あたりおよそ15~30分で完了します

穴を埋めるだけの簡易的な方法なので、短時間かつ安価でできる点がメリットです。しかし、パンクの状況を確認できないため、同じ場所がまたパンクするおそれがある点がデメリットといえます。

内面修理の詳細と所要時間

パンク箇所を外側から修理する外面修理に対して、内側から補修する方法を「内面修理」といいます。ホイールからタイヤを外して、内側から2重構造の修理材で補修します。

タイヤを外して作業し、修理後はホイールバランス調整も行うため、1本あたりの所要時間はおよそ30~60分です

タイヤの内側を確認できるため、同じ場所がパンクする可能性が外面修理よりも低い点がメリットです。作業工程が多い分、外面修理に比べて時間と料金がかかる傾向にある点はデメリットといえます。

車のパンク修理の依頼先

車のパンクに気付いたら、速やかに修理に出す必要があります。パンク修理を行っている場所と、それぞれの特徴について解説します。

ガソリンスタンド・カー用品・タイヤ専門店

ガソリンスタンドは店舗数が多いため、外出先や遠出をしているときでも店舗を見つけやすい点がメリットです。一般道・高速道路どちらにもあるので、いざというとすぐに頼れます。多くのガソリンスタンドは、応急処置である外面修理のみ対応可能です。

カー用品店は基本的に外面修理を行いますが、店舗によっては内面修理を実施しているところもあります。予約が必要なケースもあるので、来店前に確認するとよいでしょう。

タイヤ専門店は、外面修理と内面修理の両方に対応可能です。確実な修理をしてもらえるうえに、タイヤ使用のアドバイスもしてくれます。

カー用品店とタイヤ専門店はタイヤを販売しているため、修理できないパンクの場合、タイヤを交換できることが特徴です。

ディーラー

タイヤがパンクした際、ディーラーにパンク修理を依頼することもできます。車の購入時にお世話になったディーラーなら、コミュニケーションを取りやすいでしょう。車種を把握しているため、スムーズに依頼が可能です。

ディーラーはメーカーの正規代理店なので、車種を熟知しています。満足のいくサービスや仕上がりを期待できるでしょう。新車でバンクしたケースなら、保証範囲内で修理してくれるケースもあるため、問い合わせてみるのも一案です。

作業を外注するディーラーの場合、修理期間が長くなる可能性がある点には、注意が必要です。

ロードサービス

自動車保険やクレジットカードに付帯しているロードサービス、もしくはJAFにパンク修理を依頼すると、スペアタイヤと交換できるケースが多くあります。スペアタイヤを搭載していない場合は、外面修理をしてもらえます。

車が自走できない状態のときは、スペアタイヤとの交換レッカー移動で対処が可能です。ディーラーやタイヤ専門店、修理工場へ持ち込んで、パンクの対処をしてもらいましょう。

出張修理

自宅や職場などの駐車場でパンクに気付いたときは、出張修理を依頼するのも一案です。業者が駐車場までパンク修理に来てくれるため、パンクした状態の車を移動させる手間がかかりません。

出張修理は工賃や部品代のほかに、出張費がかかります。自分でカー用品店やディーラーに持ち込むよりも、高額になる点に注意が必要です。

出張修理を依頼する際は、必ず相見積もりを取りましょう。相見積もりとは複数業者から見積もりを取り、比較検討することです。

ミツモアなら簡単な質問に答えるだけで、最大5社から見積もりが届きます。自分で業者を探して1社1社に連絡を取る必要がないので、利用してみてはいかがでしょうか。

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車のパンク修理にかかる費用

車のパンク修理を依頼する場合、依頼先によって費用が異なります。外面修理と内面修理における、依頼先ごとの費用相場を紹介します。

外面修理の費用相場

パンクの応急処置として、外面修理を依頼した場合の費用相場を紹介します。

  • ガソリンスタンド:約1,500~2,000円
  • カー用品店:約1,500円
  • タイヤ専門店:約2,000円
  • ディーラー:約2,000円
  • JAF:会員は無料、非会員は昼間1万3,130円(税込)、夜間15,230円(税込)

ガソリンスタンドやカー用品店に比べて、タイヤ専門店とディーラーは高額になる傾向があります。JAFは会員だと無料で対応してもらえますが、非会員だと高額になることを覚えておきましょう。

内面修理の費用相場

内面修理の費用は、作業内容からタイヤサイズによって変動します。タイヤが大きくなるほど高くなる傾向にある点を覚えておきましょう

  • ガソリンスタンド:非対応なケースが多い
  • カー用品店:約1,500~2,000円だが、非対応なケースが多い
  • タイヤ専門店:約3,000~5,000円
  • ディーラー:約5,000円
  • JAF:非対応

カー用品店で内面修理をしてほしい場合は、店舗を訪れる前に内面修理が可能かどうか、問い合わせておくと安心です。

車のパンク修理を自分で行う方法

必要な道具がそろっていれば、外面修理を自分で行うことが可能です。あくまでも応急処置なので、後々プロに診てもらいましょう。

車のパンク修理に必要なもの

車のパンク修理に必要なものは、カー用品店やホームセンター、インターネットなどで購入できます

  • パンク修理キット
  • ジャッキ
  • 十字レンチ
  • プライヤー(ペンチ)
  • 軍手

パンク修理キットには、エアーコンプレッサー・パンク修理液・注入ノズルなど、パンク修理に必要な道具が入っています。ジャッキ不要の修理キットが多いですが、スペアタイヤと交換するときに使えるので、持っておくと安心です。

十字レンチはタイヤを取り外す際、ナットの着脱に使用します。プライヤーやペンチは、タイヤに刺さった異物を取り除く際に必要です。

自分で修理する場合の手順

市販のパンク修理キットを使用して、パンク修理をする基本的な手順を紹介します。キットによっては手順が異なるケースもあるため、説明書を見ながら行うことが大切です

  • ジャッキと十字レンチを使用してタイヤを外す
  • タイヤに穴が開いている場所を特定し、プライヤーでつかんで異物を抜く
  • 修理キットに付属しているキリや棒を使用して、修理材を注入
  • 穴をふさいで20~30分放置
  • 修理材が乾いたらエアーコンプレッサーでタイヤに空気を入れる
  • 空気が漏れていないか確認する
  • はみ出しているゴムをカット
  • タイヤを車に戻し、点検走行

再びパンクしてしまう前に、タイヤ専門店やディーラーなどに持ち込みましょう。

車載の修理キットがある場合

近年はスペアタイヤの代わりに、パンク応急修理キットが搭載されている車も増えていますラゲッジルームの下に入っているケースが多いので、確認してみましょう。

車載の修理キットがあれば、ジャッキや十字レンチ、プライヤーは不要です。以下の手順で応急処置をします。

  • 修理液をタイヤの空気注入バルブから注入する
  • 付属のコンプレッサーでタイヤに空気を入れる

キットによって使用方法が異なるため、使用前に確認が必要ですが、車載の修理キットの多くは簡単に修理できるようになっています。

パンクの原因や場所は特定しない点を覚えておきましょう。例えば釘がタイヤに刺さっていたとしても、抜かずにそのまま修理をします。

車載の修理キットで応急処置をしても、走れる距離はパンクの状態によって異なります。早めにタイヤ専門店やディーラーなどに持ち込みましょう。

車のタイヤ交換が必要なケース

パンクの状態によっては、修理不可能でタイヤ交換が必要になるケースもあります。最初は修理できる状態でも、走行することで修理不可の状態になってしまうことも考えられます。車のパンクに気付いたら、速やかに対応しましょう。

タイヤの側面や角が破損している

パンクの原因がタイヤの接地面なら、基本的にパンク修理で対応可能です。しかしタイヤの側面や角が破損している場合は、タイヤ交換が必要になります。

タイヤの側面や角は、たわんで変形する部分です。変形する部分が破損してしまうと、繰り返したわむことで補修部分がはがれてしまいます。内面修理を施しても、車の自重や段差部分を乗り越えた際の衝撃に、補修部分が耐えられません。

タイヤの側面や角が破損している場合、タイヤの強度が低下するため、タイヤ交換が必要です

タイヤの空気が抜けた状態で走行した

パンクしたタイヤは、空気が抜けて低内圧になっています。低内圧走行をするとタイヤの側面がたわんだり、シワができたりして、タイヤを引きずったような状態になります。

引きずり痕ができてしまうと損傷が激しくなり、タイヤ内部のゴムの破損や外傷が発生しやすくなるのです。タイヤの空気が抜けた状態で走行すると、引きずり痕ができ、修理不可能になってしまいます

なお、ランフラットタイヤは低内圧走行をしてもたわみが起こらず、ある程度の距離なら走行できるようになっています。

パンク修理を納得のいく業者に依頼しよう

車のタイヤがパンクしてしまった際、早急に応急処置や修理をする必要があります。パンクして空気が抜けた状態で走行すると、修理不能な状態になってしまうためです。

パンク修理はガソリンスタンド・カー用品店・タイヤ専門店・ディーラーなどに依頼できます。状況によっては、応急処置やスペアタイヤへの交換、レッカー移動をロードサービスに依頼するのも一案です。出張修理なら、駐車場から移動せずに修理してもらえます。

状況とそれぞれの業者の対応範囲を考慮し、納得のいく業者にパンク修理を依頼しましょう。

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