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結婚式を和装でしたい!着物、髪型、曲、ネイル、小物…徹底解説します!

最終更新日: 2024年02月09日

結婚式は和装にしたいけど、花嫁の和装にはどんな種類があるのか知識が全くない….。

着物のことはもちろん、和装に似合う髪型、ネイル、曲、撮影などいろいろ知りたいという方のために、結婚式の和装に関してのあれこれを解説します。

結婚式はドレスを着るけど、前撮りを和装でしたい方も必見です!

結婚式、花嫁の和装にはどんな種類があるの?

花嫁の和装には様々な種類があります。

結婚式に和装をしたいけどどんな種類があるのか知りたい。

結婚式で着る着物によって格式の違いや特徴などをご説明しましょう。

格式高い白無垢

結婚式の和装で一番格式の高い”白無垢”。

昔の言い伝えで、白の着物には「相手の家の色に染まるよう真っ白なまま嫁ぐ」という意味が込められています。そのくらいの覚悟を持って嫁ぐということだったのでしょう。

いまは実際に昔ほどではありませんが、白無垢にはそういった意味があるのです。

白無垢には模様や刺繍が施されていたりとても華やかです。

その柄には様々な意味を持っています。

白無垢の白には純白のものもあれば、生成りに近い白もあり、またアクセントに袖や襟元に赤が使われていたりもします。

最近のトレンドとしては、白無垢の下に着る掛下を色や柄物にしたり、和装小物を白ではなく色や柄のあるものにして個性的に楽しむ花嫁さんも多いです。

白無垢の中でも様々な種類があるので、ぜひ自分の好みのものをさがしてみてください。

先輩カップルの意見

  • 白無垢での写真映りは肌映りもよく選んで良かった。
  • 特に年配のゲストから好評でした。
  • これぞ花嫁!という白無垢で親族や友人にも喜ばれて嬉しかった。

人気のある色打掛

豪華絢爛な色打掛は大変人気です。

色鮮やかな見栄えや、柄の豪華さが特徴的で白無垢と同じ格式があります。

結婚式の前撮りやお色直しで白無垢の掛け替えとして選ぶ花嫁さんが多いです。

色打掛は色によって顔色や見え方、似合う色がありますので、試着して自分に似合う色や柄を見つけましょう。

先輩カップルの意見

・豪華絢爛でずっしり重い色打掛でしたが、親族からも評判が良く、選んで正解でした。

・和装はあまり着る機会がなかったので、結婚式では色打掛を選びました。一生の思い出になりました。

アレンジの幅が広がる引き振袖

和装婚 引き振袖
画像提供:PIXTA

裾を引きずって着る振袖で、裾が足に絡まないように裾にふき(わたを入れてふっくらさせる)が特徴です。

結婚式でよく見られるのは黒引き振袖に角隠しのスタイルが多いです。

凛とした雰囲気で大人っぽいのも特徴です。

先輩カップルの意見

・結婚式のお色直しで引き振袖にしましたが、ゲストの「おお〜」という歓声がわき、とても評判が良かったです。

成人式でおなじみの中振袖

中振袖は成人式で着た方もおおいのではないでしょうか。

未婚者の第一礼装でもある中振袖。

婚礼の衣装ではありませんが、成人式でせっかく購入した振袖を結婚式にも着たいという方は、花嫁小物を揃えて中振袖に合わせたスタイリングをするのが良いでしょう。

婚礼和装に比べて少し地味だったり、花嫁の存在感が少し薄くなってしまう可能性もあります。

洋風の素材を取り入れたモダンな新和装

美しい透け感や上品な光沢のあるオーガンジーの打掛はモダンな新和装として人気です。

もともとドレスの素材なので、和装の中にも洋風の要素があって上品かつ華やかな雰囲気に。

和装はしたいけど、モダンな雰囲気が良い方にはオススメです。

結婚式の和装、どんな髪型・髪飾りにする?

結婚式で和装を選んだけど、髪型や髪飾りに決まりはあるの?どんな髪型が着物に似合うの?と思う方もいるでしょう。

古典的なものから洋風アレンジまで、和装の結婚式にオススメの髪型を解説しましょう。

伝統的な文金高島田

和装の結婚式といえば最も格式の高い文金高島田。

曲げの高さが高いのが特徴的でとても華やかな髪型です。

伝統的なスタイルを選ぶ方も最近では増えていて、文金高島田にする方も多いです。

文金高島田は、現代ではほとんどがカツラや半カツラを利用しています。

カツラというと重そうなイメージではありますが、かなり軽量化されていて、結婚式中も負担なく過ごせます。

かんざしは鼈甲や真珠などがあり、さらに華やかさが増します。

また、文金高島田を地毛結いする方もいます。

かなり髪の毛の長さが必要に思えますが、かもじ(付け毛のようなもの)を足して結い上げるので、胸あたりまで長さがあれば可能です。

伝統的な髪型を求める方には地毛結いの文金高島田もおすすめです。

綿帽子

婚礼で花嫁さんが頭に覆う形でかぶる、袋状の被り物です。

昔は「挙式後まで新郎以外には顔を見せない」という意味がありすっぽりと被っていましたが、近年は目より下が見えるように被ることが多いです。

綿帽子は白無垢に合わせるもので、とても奥ゆかしく、清楚な雰囲気なので結婚式で人気です。

無地の綿帽子の他、刺繍が施されたもの、赤い縁があるもの、オーガンジーなど様々な種類があります。

文金高島田に綿帽子のイメージですが、洋髪でも専用器具を使って綿帽子の高さが出せるので人気です。

角隠し

文金高島田の周りを覆うように被る帯状の布を角隠しと言います。

角隠しは「角をかくし、その家に従順する」という意味があります。

日本髪や化粧がより強調され華やかさがあります。白無垢、色打掛、引き振袖に合わせることができます。

地毛で結う日本髪

最近人気が高まっている地毛結いの日本髪。

文金高島田の他、新日本髪も人気です。

地毛で結うので、生え際も自然で骨格にもフィットします。

日本髪は鬢づけ油を使って結うため1日髪型キープできますがヘアチェンジができないデメリットがあります。

新日本髪はワックスやスプレーを使って結うので、クシで梳かせば式中のお色直しでヘアスタイルチェンジが可能なのでオススメです。

洋風ヘアスタイルでアレンジの幅が広がる

和装に洋風のヘアスタイルでアレンジする花嫁さんも多いです。

洋風のヘアスタイルは着物にボリュームがある分、あまりにコンパクトにしてしまうとバランスがちぐはぐになってしまうので、ボリューム感が大切です。

最近では外国人風のルーズな洋風アレンジでボリュームのある花やヘアアクセサリーを使ってアレンジする方も多いです。

和装での結婚式、どんな曲が適切?

和装婚だと結婚式で流す曲はどんなものが良いのか迷いますよね。

入場から退場までシーンごとにどんなイメージかを考えて選んでいきましょう。

雰囲気を壊さないためにもどんな曲を選んだら良いのかを解説しましょう。

日本楽器を用いた和風の曲

和装婚をあげるなら日本の楽器を用いた和風な曲も雰囲気にマッチしますよね。

雅楽や三味線など、歌のない曲でクールなものも多くあります。

「やさしい気持ち」東儀秀樹

チェロと篳篥の融合が穏やかで会場を柔らかな雰囲気にしてくれます。

「RISING 」吉田兄弟

元気な曲で、会場も盛り上がります。和装結婚式の定番曲にもなっています。

「風の通り道」久石譲

「トトロ」のイメージソングで、馴染みのある曲はゲストも喜びます。

バラード調のポップスも◎

バラード調のポップスも人気です。

和風の曲にこだわらず、最近の曲や歌詞に意味がある曲を選ぶのも良いでしょう。

「寿」/ET-KING

歌詞が印象的な曲で、最近の曲なのでゲストにも好評でしょう。

いちばん近くに/HY

若者に人気の恋愛ソングが有名ですが、和装婚の選曲としてもおすすめです。

ありがとう/大橋卓弥

「ありがとう」の気持ちが詰まった曲で、親族やゲストの感動の涙につながるでしょう。

結婚式の和装に合うネイルはなんだろう?

結婚式にネイルをするのは今や常識です。

華やかな衣装、メイク、ヘアスタイルにナチュラルネイルではものたりないですよね。

奥ゆかしさがある和装婚にはゴテゴテのネイルアートはNG。

どんなネイルが和装結婚式に合うのか解説しましょう。

白無垢にはヌードカラーやホワイト

白無垢は清楚で純白なイメージ。

ネイルであまり派手な色を使うと浮いてしまいます。

白無垢なら肌に馴染むようなヌードカラーやホワイトがおすすめです。

ヌードカラーのワンカラーやグラデーションにラインストーンをさりげなくつけたデザインや、ホワイトカラーでフレンチネイルもおすすめです。

指先がすらっと綺麗に見える効果もあり、白無垢とのバランスもバッチリです。

フレンチネイルやベージュピンクも好印象

和装は日本の伝統的な衣装ですので、あまり派手な色やデザインを選ばずにシンプルな中にも華やかさがあるネイルデザインが好印象です。

フレンチネイルは爪を最も綺麗に見せてくれるデザインで、和装婚にもぴったりです。

フレンチネイルは王道なものの他、色を使った変形フレンチデザインなども◎。

根元がクリアなので、派手すぎない仕上がりが好印象です。

肌に馴染むピンクベージュカラーも指先を綺麗に見せてくれます。

ピンクベージュを選ぶ際には肌にカラーサンプルを置いて、肌が白く、綺麗に映るものを選びましょう。

ピンクベージュでも肌になじまない色を選んでしまうとくすんで見えたり、汚く見えてしまうこともあるので注意しましょう。

色打掛・引き振袖の柄に合わせる

色打掛や引き振袖には少し色を使ったネイルデザインも良いでしょう。

色打掛や引き振袖には良い意味のある柄が描かれていますので、その柄に合わせたネイルデザインを選びましょう。

ゴールドやラメをアクセントに入れたネイルデザインも可愛いのでおすすめです。

桜、もみじ…季節のモチーフを取り入れる

和装婚ならネイルデザインにも和のテイストを入れてあげるのも良いでしょう。

桜やもみじなど日本らしい花を、結婚式をあげる季節に合わせたモチーフを選ぶとより素敵です。

手描きのネイルデザインの他、シールやパーツなどもあるので、セルフネイルでも簡単にネイルデザインを楽しめるでしょう。

結婚式での和装、小物を徹底解説!

結婚式での和装に必要な小物がいくつかあります。

一つ一つに意味があり、江戸時代には女性が実用品としてしようしていたものを簡略化したものが和装小物として今も残っています。

それぞれの小物やその意味を解説していきます。

帯揚げ

帯揚げは帯結びの形を載せる帯枕を包む布状のものです。

帯揚げには素材や染めの違い、刺繍などがありますが、婚礼和装ではでは鹿の子絞りの帯揚げを使うことが多く、「子孫繁栄」という意味が込められているようです。

帯揚げの出し方は、着物の種類や色、素材や刺繍の見せ方によって幅に変化をつけましょう。

帯締め

帯締めは帯の上に締めて固定する紐で、帯の中央にきます。

花嫁さんの着物には丸くげという種類のわたの詰まった帯締めを締めます。

丸くげには「永遠に続く幸せ」という意味があるそうです。

抱え帯

抱え帯は帯の下ラインの部分に結ぶ細い帯です。

昔は外出する際に引きずっていた裾をたくし上げるために抱え帯を使っていたようです。現在では花嫁衣装の装飾として抱え帯を結びます。

白の抱え帯のほか、帯や着物とのコーディネートを楽しみましょう。

筥迫(はこせこ)

筥迫はもともと女性が身だしなみに使う白粉や紅などを入れてた化粧ポーチのようなもので、胸元に入れます。

今は機能性はないため、厚みのないものが多いです。

筥迫には「身だしなみに気をつけて、いつまでも美しく」という意味が込められています。

白無垢に合わせた白のものや色物、刺繍が豪華なものなど様々あります。

懐剣(かいけん)

懐剣は女性が護身用として持っていた短刀のを懐剣袋に入れて帯の間に挿したものです。

今はもちろん装飾品としてのもので、組紐がついています。

懐剣には「自分の身は自分で守る・邪悪なものを寄せ付けない・嫁ぐ覚悟」という意味が込められています。

末広(すえひろ)

末広は片側が金と銀色になっていて豪華な扇子です。

婚礼で暑いからと言って広げて使用するのはマナー違反ですので注意しましょう。

写真を撮る際には手に持つこともありますが、基本的には帯に挿してあります。

末広には「末広がりの幸せが続きますように」という意味が込められています。

伊達衿(だてえり)

伊達襟は襟の見える部分だけ二枚重ねに着ているように見せる襟のことです。

昔は婚礼で何枚も着物を重ねてきていたことの名残で、近年は伊達襟を身につけるようになりました。

1~2枚重ねることが多く、襟元が豪華に見えます。

半衿(はんえり)

半襟は着物が肌に触れる部分につく衿のことです。

婚礼では無地のほかに豪華な金糸やおめでたい柄、花をモチーフにした刺繍のもの、個性的なものまで様々用いられます。

特に刺繍のものは顔まわりを華やかに見せてくれます。

掛下(かけした)

掛下は白無垢や色打掛の下に着る着物のことです。

昔は白い掛下と決まっていましたが、今では色物や柄物など打掛とのコーディネートが楽しめます。

白無垢の下に柄物の掛下を着るコーディネートも人気で最近の和装婚のトレンドにもなっています。

結婚式、前撮りで和装、当日はドレスという方も

結婚式はドレスだけど、せっかくだから和装もしてみたい…という方は結婚式の前撮りは和装にする方も多いです。

当日は何かとバタバタしていて時間もないので、前撮りで時間をかけて和装や撮影を楽しみましょう。

当日の和装はお色直しが大変

結婚式当日は限られた時間の中で進むので、花嫁さんは特に忙しいのです。

お色直しをする場合、ドレス→和装ですと着付けやヘアメイクチェンジに意外と時間を要します。

その分、会場での滞在時間も短くなり、ゲストとの交流時間が意外と取れないのが現状です。

また、当日は限られた時間の中での写真撮影なので、ゆっくりとはできませんし、限られたカット数になってしまうこともあります。

前撮りなら、和装でもゆっくり楽しめる

和装の前撮りなら時間が押してしまうこともないので、ゆっくりと和装や撮影を楽しむことができます。

和装は着物の見え方のお直しなども入り、ドレスでの撮影よりも時間がかかることも頭に入れておきましょう。

白無垢や打掛はかなりの重さですので、当日着る場合は思った以上に体力を使います。

素敵な写真を残すなら前撮りがおすすめですよ。

和装とドレス、どちらも経験できる

結婚式の前撮りで和装にし、当日はウエディングドレスやカラードレスというようにすれば、どちらも経験できて良い思い出や写真を残せます。

当日は時間と体力勝負なので事前の準備もしっかりしておきましょう。

まとめ

日本の伝統的な結婚式に憧れるカップルも今増えていて、和装婚の人気が高まっています。

着物の知識や和装婚のあれこれを知っておくことで、きっと思い出に残る素敵な和装婚ができることでしょう。

また、チャペルやガーデンウエディング、カジュアルなパーティーの結婚式を予定している方は、結婚式の前撮りで和装を選んでみてはいかがですか?

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