大切な情報や個人情報が含まれているパソコンのハードディスクを廃棄する際には安全のためにデータ消去が欠かせません。
ここでは、パソコンのハードディスクの廃棄を安全かつ適切に行なう方法をご紹介いたします。
廃棄条件 | 費用 | 処分までの期間 | |
---|---|---|---|
自治体で処分する | HDD全般 | 無料 | 当日〜数日 |
買取店で売却する | まだ使えるHDD | 売却代金もらえる | 数日〜2週間 |
不用品回収業者で処分する | HDD及び不用品全般 | 有料 | 当日〜数日 |
ハードディスクのデータ消去方法
「データ消去はどこかに頼めるの?」「自分でハードディスクを破壊する方法が知りたい」という方もお任せください。ここではより安全で確実なハードディスクの廃棄方法をご紹介いたします。
ハードディスクのデータ消去方法1:ソフトウェアを利用する
データを消去する際にパソコン上のゴミ箱を使っても完全なデータ削除はできていません。
それならば「PCを廃棄する前に、ハードディスクをフォーマットすればいいのでは?」「リカバリー機能(初期化)を使ってから廃棄したら?」と考えるかもしれませんが、これも完全な削除にはならず、フォーマットしたハードディスクを復元できるソフトを利用すればデータを復旧できてしまいます。
そこでおすすめしたいのが、データ消去用のフリーソフトです。
パソコンのハードディスクを廃棄する前には、データ消去用のフリーソフトを利用すれば安心かつ安全にデータを消去できます。
ハードディスクのデータ消去方法2:お店に依頼する
「料金はかかっても、手軽く確実にハードディスクのデータを消去したい」という方には、パソコンを販売している家電量販店や専門店にハードディスクのデータ消去を依頼する方法がおすすめです。
安心してデータの消去を依頼できるお店の選び方や、代表的なお店をいくつかご紹介いたします。
データ消去をお願いするお店の選び方は?
データ消去をお願いするお店の選び方は「料金が明確に記載されている」「具体的な消去方法が説明されている」「セキュリティがしっかりしている」の3点です。
料金が曖昧なままデータの消去を依頼してしまうと、後から高額な請求をされる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
また、情報漏洩リスクを少しでも下げるために、どのような方法でデータ消去するのかきちんと説明を受けておくことが重要です。
心配な方は依頼者の目の前でデータ消去を行なうサービスを提供しているお店に依頼することをおすすめします。
また、ハードディスクのデータ消去後にデータの消去日時・消去方法などが記された「消去証明書」を発行してくれるセキュリティ意識が高いお店なら、情報漏洩の心配もなくより安全です。
データ消去を依頼できる代表的なお店
ソフマップでは、デスクトップやノートの型を問わずハードディスクの廃棄(破壊サービス)を1台あたり930円で行なっているので、手頃な料金でのハードディスクの廃棄をお考えであればぜひソフマップへ問い合わせてはいかがでしょうか。
「ノートパソコンは廃棄せずハードディスクだけを取り出したい、または取り外してデータだけを消して欲しい」という方は、別途480円の追加料金で対応してもらえます。
ヨドバシカメラでのハードディスクの廃棄は、一部の店舗のみで行なわれているようです。
パソコンのハードディスクの廃棄をお考えでお近くにヨドバシカメラの店舗があるならぜひお問い合わせをしてみましょう。
メディア単体を持ち込む場合、3,150円、パソコン内臓のハードディスクの場合は5,250円(分解料金を含む)で、15分から30分程度で作業が完了し、 完了報告書の発行もしてくれます。
ビックカメラでも、1台3,000円でパソコンのハードディスクの廃棄を依頼できます。
自宅までパソコンを回収に来てくれるので「パソコン自体を廃棄したい」「忙しくてお店まで足を運べない」「自分でハードディスクの廃棄をするのが面倒」と思われているなら、ビックカメラへの依頼が便利です。
ハードディスクのデータ消去方法3:物理破壊する
ハードディスクは、データが保存される円盤(プラッタ)があるので、それを破壊してしまえばデータの削除ができます。
「パソコンのハードディスクの廃棄は無料で済ませたい」「お店に依頼するのが面倒」という場合には、ご自分でハードディスクを破壊する方法があります。
ここではご自分でできるハードディスクの破壊方法をご紹介いたします。
ハードディスクの物理破壊方法1:ハンマーで破壊する
ハードディスクのケースカバー内にある円盤は、ハンマーで叩けば簡単に破壊可能ですので、分解して円盤を取り出しましょう。
円盤は何枚か重なってできているので、全て破壊するようにしてください。
破壊する際には、粉々になった円盤が飛び散る可能性があるので注意が必要です。
ハードディスクの物理破壊方法2:水に浸す
精密機器であるハードディスクは水に浸すと、錆やゴミの影響からデータの読み込みができなくなります。
しかし円盤が必ず破壊されるわけではないので、完全なデータ消去には至らないこともあるため注意が必要です。
ハードディスクの物理破壊方法3:ドリルで貫通させる
ドリルで円盤を破壊する方法もあります。
ハードディスクはとても頑丈に作られているので、廃棄にドリルを用いる場合には、ドリルの刃が折れて怪我をすることの無いようにご注意ください。
ハードディスクの物理破壊方法4:ドライバーで隙間から内部を破壊する
ハードディスクは内部を破壊させただけでもデータの読み取りができなくなります。ドライバーなどを使って円盤に傷をつけてみましょう。
ハードディスクの廃棄に物理破壊を選択する場合は、周囲をよく確認し怪我に注意して作業を行なってください。
ゴミ箱を空にしてもデータは消去できていない
勘違いされがちなデータ消去法の一つに「パソコンのデスクトップ上にあるゴミ箱を空にする」という方法があります。
ゴミ箱に捨てたデータは目には見えないものの、ハードディスク内には残っている状態であり、専用のソフトを使えば簡単にデータを復元されてしまいます。
データを復元されないよう、パソコンのハードディスクを廃棄する際には別の方法でデータを消去しましょう。
ハードディスクの廃棄方法
パソコンのハードディスクの廃棄方法は一つではありません。
「手間や時間をかけずに手軽に捨てたい」「お得に廃棄できないの?」とお考えの方もお任せください。ここではパソコンのハードディスクの廃棄方法をいくつかご紹介いたします。
あなたのライフスタイルに合った方法で適切に廃棄しましょう。
ハードディスク廃棄方法1:自治体で処分する
パソコンのハードディスクはお住まいの自治体でゴミとして処分することができます。
自治体であればHDD全般を無料処分できます。なお、処分までの期間はは当日〜数日です。
自治体によってハードディスクのゴミの区分や廃棄方法が異なるので、不明な点はお住まいの地域の自治体に問い合わせてみましょう。
自治体の使用済小型家電回収ボックスへ処分
自治体の中には「使用済小型家電回収ボックス」を設置し、使わなくなった小型家電の回収やリサイクルに力をいれているところもあります。
パソコンのハードディスクはもちろん、テレビに接続するハードディスクレコーダーなども回収の対象としている自治体も多くあるので、小型家電の廃棄を検討されている方はぜひ活用してはどうでしょうか。
回収ボックスでノートパソコンの廃棄やハードディスクの処分をする場合、データの取り扱いが気になるところですが、これは自治体によって異なり、消去を自己責任で行なわなければいけないケースや、回収後に自治体側が破壊機を使ってデータの蓄積部分を壊し情報を消去してくれるケースなど様々ですので、お住まいの地域の自治体に確認してみましょう。
詳しくは小型家電をどこでリサイクル回収できるか検索できる小型家電リサイクル回収ポータルサイトをご覧ください。
自治体の燃えないゴミとして処分
パソコン本体から廃棄したいハードディスクを取り外しできれば「燃えないゴミ」として自治体で処分することもできます。
ただし、金属部分の多いハードディスクは自治体によっては「資源ゴミ」扱いとなることもあるようです。ゴミの区分でお困りの場合は、お住まいの市区町村に問い合わせてみましょう。
また、近年「ゴミの持ち去り行為」が問題になっています。
ハードディスクを「燃えないゴミ」や「資源ゴミ」として廃棄処分する場合には、悪用や流用されることの無いよう、データの消去やハードディスクの破壊を忘れずに行いましょう。
ハードディスク廃棄方法2:買取店で売却する
あなたにとっては不要になったハードディスクですが、まだ使えるものであれば、中古パソコンを取り扱っているパソコンショップで買い取ってもらえる可能性があります。
査定に持ち込む前にデータを消去しておけば問題ないですが、ハードディスクに残っているデータを買取店で消去してもらえるケースもあります。
処分までの期間は郵送だと数日〜2週間ほどかかります。お得で安全なハードディスク廃棄をご希望の方にはおすすめです。
ハードディスク廃棄方法3:不用品回収業者で処分する
ハードディスクの廃棄は有料ですが不用品回収業者に依頼することもできます。不用品回収業者であればハードディスク以外の物もまとめて処分できるので便利です。
処分までの期間も当日〜数日と短く、急ぎの場合でも安心です。
しかし、不用品回収業者を利用する際には、回収依頼を検討している業者のホームページなどをチェックし、
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上記2点を必ず確認しましょう。
詳しくは廃品回収が無料の業者は安全?無許可の悪徳業者に要注意!|ミツモアをご覧ください。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。
- 見積もり金額
- 口コミ評価
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