ミツモアメディア

シロアリ被害の症状・見分け方・点検方法を確認!本当にシロアリの食害かを判断しよう

最終更新日: 2021年04月11日

「家の木造部分がボロボロになっているけれど、もしかしてシロアリ?」と不安に思っている人も多いのではないでしょうか。シロアリの被害かどうかを見分けるのは難しく、ポイントを押さえておかなければなかなか発見できないこともあります

そこでこの記事ではシロアリの被害を受けやすい場所を中心に、どんな状態になってしまうのかを解説。シロアリかどうかの見分け方や、被害を受けやすい家の特徴についても説明していきます。

シロアリは木材をエサとして食べ、好条件の場所に棲みついて被害を拡大させていきます。放っておくと家の至るところが空洞化し、耐震性が低下するリスクも。この記事を参考に、あなたの家は大丈夫かどうかを確認してみてください。

実際のシロアリ被害を確認!狙われやすい場所を要点検

シロアリ

シロアリは「暖かい・湿気が多い・暗い」場所を好みます。特に木造の家が被害に遭うことが多く、木や土が湿りやすい場所も危険度が高くなります。

特にシロアリが発生しやすいポイントを点検し、被害状況を確認してみてください。以下が注意すべき場所です。

  1. 浴室洗面
  2. 玄関
  3. 床下
  4. 屋根裏
  5. 和室や畳のある部屋
  6. 壁・柱・敷居
  7. 外周

順番に見ていきましょう。

浴室洗面

浴室洗面は最もシロアリの標的になりやすい場所です。シロアリは乾燥が苦手で、湿度が高い場所を好みます。浴室や洗面台は毎日水を使うため特に多湿になりがち。タイルの亀裂やお風呂のドアの隙間部分(サッシ)などが狙われ、ボロボロになってしまうケースがあります。

次のような箇所があったら要注意です。

  • 浴室の入り口部分にある敷居の木枠(サッシ)が変色している
  • 脱衣所の床がふわふわしている

玄関

玄関は被害が多発している場所の一つです。特に狙われやすいのが框(かまち)という部分。框とは玄関の段差部分に横向きに取り付けられた木材のことです。

玄関は一般的に土間コンクリート(地面にコンクリートを流し込んで固めた床)の上にタイルを貼る造りになっています。そのため地面と框(木材)の距離が近く、地中から出てきたシロアリが侵入しやすいのですね。

シロアリ被害が進むと木部が変色することがあるので、玄関の框が変色していないかをチェックしてみましょう。

土間に水をまいて清掃するのはおすすめできません。わずかな隙間から水が土間の下に入り込み、シロアリが棲みつきやすい環境になってしまいます。

床下

床下がシロアリに食い尽くされると、スポンジの様にスカスカになります。床下は以下のような好条件がそろっているため、シロアリにとって実に過ごしやすい環境なのです。

  • 木材がたくさんある
  • 外気にさらされない
  • 暗い
  • 湿度が高い

家を支える構造材に空洞ができてしまうと、耐震性の低下につながります

床下をのぞいた時に、基礎コンクリートや木材に茶色い土のような塊がついていないでしょうか。その塊は蟻道(ぎどう)と言い、シロアリの分泌物で土を塗り固めたトンネルです。乾燥が苦手なシロアリは蟻道を通って水やエサを運んでいます。

シロアリはわずかな隙間からも入り込めるので、床下がコンクリートでも油断できません。最近の建物は床下そのものがなかったり、あっても金属製やプラスチック製のものが多く使われていたりするでしょう。しかしシロアリはそれらの表面に蟻道を作ることで木材部分までたどり着き、食害を起こすのです。

屋根裏

床下や屋内の食害が進んでいたり、浴室に常に湿気が充満していたりする場合、屋根裏も危険です。特にイエシロアリは水を運べるので、梁などの乾燥している木材も湿らせて食べてしまいます。

雨漏りがある場合は2・3階の屋根裏も要注意。上の画像のように、柱の背割れなどに蟻道を形成してたどり着かれるケースも多いのです。

屋根裏への被害を確認するには屋根裏まわりの壁や柱を叩いてみてください。他と様子が異なる箇所があったら、内部がスカスカになっている可能性があります。

和室や畳のある部屋

畳も湿気がたまりやすくシロアリの被害に遭うことがあります。

シロアリの食害に遭った部分は空洞化するので、畳を剥がすと敷板に穴が開いていることも。長期間同じ位置に家具を置いている場合、その下の畳も被害に遭っている可能性があります。

一部だけ畳がふわふわする、きしんでいるなどの違和感はないでしょうか。もしそうなら一度畳を剥がして点検してみるのがおすすめです。

定期的に畳上げをすると湿気対策になります。畳の下の荒板にも異変はないか、あわせて確認しておくと良いでしょう。

壁・柱・敷居など

壁や柱は表面の薄皮だけを残して食害されるケースが多いでしょう。解体しなければ確認できないため発見が遅れやすく、気付いた時には重症化しているのが特徴。「柱にぶつかったらボロボロと崩れた」など、何かのきっかけがあって初めて露見することもあります。

次のような場合、シロアリの食害を受けている可能性があります。

  • 柱や壁を叩くとコンコンと空洞音がする
  • 付近に砂粒上のフンが落ちている
  • 襖や扉がスムーズに動かない

またシロアリは断熱材(外の寒さ・熱さを遮る建築資材)と、基礎(建物の最下部にある土台)の接触部分から入り込むことも多いでしょう。要するに普段は見ることのできない家の奥深くの部分から、気づかないうちに侵入されてしまうんですね。

この部分を日頃から点検するのは難しいので、シロアリの被害が気になったら一度プロのシロアリ駆除業者に相談してみるのが良いでしょう。

他にも珍しい例として、樹木を原材料とする本が狙われることもあります。

家の外周

シロアリは蟻道を作って乾燥から身を守りつつ、建物の隙間から内部に侵入します。外周に朽ち木や廃材などがあるとより発生しやすくなります。

次のような場合はシロアリの被害を受けている可能性が高いでしょう。

  • 木の塀や垣根、花壇の木の柵がぐらぐらしている
  • 放置している廃材やダンボールがボロボロになっている
  • 安価なウッドチップを使っている

ウッドチップは素材が腐っていなければ基本的にシロアリが発生することはありません。しかし朽ちた木材を使っている場合は、内部にシロアリが生息している可能性があるのです。ウッドチップを選ぶ時は、国産でヒバやヒノキ素材のものを選ぶと良いでしょう。

ガーデニングをするなら木目調の樹脂製品にすると安心です。

シロアリ被害の見分け方!それって本当にシロアリのしわざ?

シロアリ

シロアリは風や太陽の光などを嫌って表面には出て来ないので、見た目ではすぐに分かりません。また害虫の中には、シロアリと同じく木材にダメージを与えるものもいます。シロアリの被害かどうかを見分けるために、以下のポイントに注目してみてください。

  1. 蟻道がある
  2. 床がふかふかしている
  3. 床に木くずやフン・羽などが落ちている

順番に見ていきましょう。

ポイント①:蟻道がある

シロアリは蟻道(ぎどう)と呼ばれる道を被害部の表面に作ります。見た目は固められた土のようなもの。被害に遭った木材の周辺に土が不自然に付着していたら、シロアリ被害でほぼ間違いありません。シロアリは基本的に地中から外壁の蟻道を伝って内部に侵入し、規模を大きくしていくのです。

家の基礎コンクリートや換気口の周辺に蟻道がないか確認しましょう。発見した時はドライバーなどで少しだけ崩してみてください。中からシロアリが出てきたら生息していることになります。

ただし完全に壊すのはNG。次のような恐れがあります。

  • シロアリが散らばって別の場所に被害が及ぶ
  • 駆除業者に点検してもらう時に生息状況などを把握しにくくなる

シロアリの被害を確認したらまず、専門の駆除業者に相談するのがおすすめです。

業者に相談したい場合はぜひミツモアを利用してみてください。いくつかの質問に答えるだけで、その条件を見た複数の業者が無料で見積もりを出してくれるサービスです。それぞれを比較して、より予算や条件に合うところを選べますよ。依頼前にチャットで状況を伝えることもできるので、気になることがあれば聞いてみてくださいね。

ミツモアでシロアリ駆除を依頼する

ポイント②:床がふかふかしている

床や畳がふかふかしている・部分的に沈むなどの場合は、シロアリ被害を疑いましょう。

床が沈むと歪みや傾きが発生し、建具の建付けが悪くなる(扉の開け閉めがしづらくなる)場合も。歩くとへこんで生活しづらくなってしまうなどの弊害もあります。

ただし畳の場合はカビが原因の可能性もあります。シロアリかどうかをハッキリさせるには、やはり専門の駆除業者に点検してもらうことがおすすめですよ。

ポイント③:床に木くずやフン・羽などが落ちている

羽アリ

床や壁・柱の下などに細かい粒や木くずがたくさん落ちていたら、シロアリかヒラタキクイムシの可能性が高いでしょう。木くずがピラミッド状に盛り上がっている場合はヒラタキクイムシ、それ以外ならシロアリによる被害と判断できます。

シロアリは木材の内部から外に現れる時にフンや木くずを落とします。家のあちこちで見られるなら、建物全体に被害が及んでいる可能性があるのです。

「なんの虫か分からないけれど、小さな羽が落ちている!」という場合は、羽アリ(羽が生えているアリ)の痕跡かもしれません。シロアリの中でも羽の生えない「普通のシロアリ」と、羽の生える「羽付きのシロアリ」がいます。巣がいっぱいになると他の棲み処を見つけるために巣から飛び出して来るのです。つまり羽が落ちているということは、シロアリの巣が既にできている可能性も考えられます。

羽アリには大きく分けてシロアリとクロアリの2種類がいます。クロアリは木材に害を与えることはありませんが、クロアリのいる場所にはシロアリも生息している可能性が高いでしょう。そのため羽を見つけたらすぐに業者に相談するのがおすすめですよ

シロアリ被害を受けるとどうなる?放っておくと家が倒れるって本当?

崩れた家屋

シロアリは木材の中に入り込むと内側から食べ始めます。そのためシロアリの被害が発覚した時には、すでに相当のダメージを受けている可能性があります。

シロアリの被害そのものだけで建物が倒壊することはほとんどありません

しかし柱がもろくなったり歪んだりすることで耐震性が落ち、大きな地震が発生した時に倒壊する危険性があります。特に木造家屋は建物を支える骨組みである躯体(くたい)に木材が使われているため、深刻化しやすいのです。

実際に阪神大震災では、淡路島北淡町で「シロアリ被害・腐朽あり」と判断された58棟の家屋のうち、75.9%が崩壊したことが分かっています。また神戸市東灘区にある709棟の木造住宅のうち、シロアリ被害に遭っていた家屋のほとんどが全壊でした。

地震だけでなく、豪雨や台風でも雨漏りやさらなる強度低下につながる恐れがあります。

シロアリは早期発見・早期対策が重要!早めに相談しよう

シロアリ被害を受けているかもしれないと思ったら、速やかに駆除業者に相談しましょう。巣には数万匹のシロアリが棲んでいるので、放置すればするほどより被害は悪化します。「食い荒らされた痕を見つけた」「羽のついた虫を見かけるようになって気持ち悪い…」など気分も良くないですよね。

シロアリの駆除費用は1坪あたり4,500~8,000円が相場。一度に50,000~60,000円程度かかることが一般的です。駆除業者を選ぶ際には以下のようなポイントに注目しましょう。

  • 無料で点検を行ってくれるか
  • 保障内容が明確か
  • 「しろあり防除施工士証」を持った作業員がいるか

また複数の駆除業者を比較し、より条件が良いところにお願いするのが良いでしょう。「複数社に問い合わせるのは面倒」と感じる方は、ぜひミツモアの無料一括見積もりを利用してみてください。簡単な質問に答えるだけで複数社から見積もりが届くので、簡単に比較して最適なところを選べますよ

ミツモアでシロアリ駆除を依頼する

シロアリ被害に遭いやすい家の特徴

シロアリ

シロアリ被害に遭いやすい家には以下のような特徴があります。

  1. 換気がうまくできていない
  2. 基礎部分に断熱材が使われている
  3. 蟻害防除処理の保証期間が過ぎている

順番に見ていきましょう。

特徴①:換気がうまくできていない

シロアリは温暖多湿を好むため、換気ができていない家は絶好の生息場所です。特に床下が低く換気口の設置数が少ない家は要注意。床下に適度な空間を設けていないと風通しが悪くなり、湿気がたまりやすいのです。また換気口の前に物を置くのもNG。床下の空気の流れが悪くなり湿気がたまるため、しっかりと整理しておきましょう。

床下の湿気が心配なら床下換気扇を設置するのも良いでしょう。10~30万円ほどかかってしまいますが、シロアリ被害のリスクは減るはずですよ。

また以下のように、日頃からシロアリ対策を考えて行動するのが良いでしょう。

  • 周辺に朽木やダンボールなどを置かない
  • 換気を良くする
  • 雨漏りなどに気を付ける
  • 定期的に点検してもらう

特徴②:基礎部分に断熱材が使われている

近年増えている「高気密・高断熱」の住宅では、基礎(建物の最下部にある土台)に断熱材が施されています。地中から侵入したシロアリは、木造部分よりも先に断熱材に到達します。

断熱材と基礎の隙間やその周辺部分は適度に暖かく、冬でも活動するシロアリにとっては快適な環境。さらに断熱材は人の目で確認できない部分なので、気づかないうちに被害が進行しやすいのです。

高気密・高断熱で家を建てた方は要注意の部分です。

特徴③:蟻害防除処理の保証期間が過ぎている

蟻害防除処理の保証期間が過ぎている家屋は、シロアリ被害を受けやすいことが分かっています。

「シロアリ被害実態調査報告書」によると全国5,000件以上の住宅のうち、保証が切れた物件の被害割合は約6.2%。保証期間内の物件は約0.5%だったので、約12倍も被害に遭いやすいことになります。

また仮に保証期間内だったとしても、築年数が10年以上になると被害が見られるようになっています。つまり築年数が経つほどシロアリ被害に遭う可能性が高くなるのです。

築10年以上ある場合は、定期的にシロアリ点検をしてもらうのがおすすめです。

シロアリ駆除のプロを探すならミツモアがおすすめ

ミツモアでは豊富な経験と知識を持ったシロアリ駆除のプロに見積もりの依頼ができます。まずはプロに相談をしてみてはいかがでしょうか?

ミツモアでシロアリ駆除を依頼する