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【確定申告】カードリーダーで簡単に!選び方とおすすめ機種

最終更新日: 2020年01月07日

「1年に1度の確定申告、税務署の長蛇の列に気を重く感じる方が多いのではないでしょうか?」

でもそれは過去の話。今ではe-Taxを利用して、ウェブ上で申告作業を行なう人が増えているのです。

e-Taxをするために必要な、ICカードリーダーの利用方法についてご紹介しましょう。

この記事の監修税理士

安田亮公認会計士・税理士事務所 - 兵庫県神戸市中央区

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まずは確定申告に関するキーワードをおさらい

まずは確定申告に関するキーワードをおさらい
まずは確定申告に関するキーワードをおさらい

確定申告について知っているようで、実は細かいところまでは難しくてわからない。知っているつもりになっていた。そんな税金に関するキーワードを今一度おさらいしてみましょう。

確定申告とは

確定申告は、その年1月1日から12月31日までを課税期間として「納めるべき税金」の金額を決めるために国へ申告する制度のことを言います。「納めるべき税金」の額は、その期間内の収入・支出、医療費や扶養親族の状況等から計算したものです。

たとえ同じ年収であったとしても、家族構成や収入が違えば、金額も変わってきます。自分の年収や家族状況などを反映させて、その人にあった適切な金額の税金を納める作業が確定申告なのです

e-Taxとは

「e-Tax(イータックス)」とカタカナで聞くと分かりにくいかもしれませんが、正式名称は「国税電子申告・納税システム」です。国税庁が管轄する国営のオンラインサービスで、2004年から利用が開始されています。

インターネットのある環境であれば、自宅やオフィスにいながら国税に関する申告・申請・届出・納税の手続きを行なうことができる、とても便利なシステムです。

確定申告のために税務署を訪れ、長蛇の列に並ぶ必要も無く、自分のパソコンで決算報告書や確定申告書が作成でき、申告手続きまで完成するのでとても便利と言えるでしょう。

平成31年1月から e-Tax の利用が簡略化され、①マイナンバーカード方式 と ②ID・パスワード方式 の2通りの方法で確定申告できるようになりました。

ICカードリーダー(ICカードリーダライタ)とは

ICカードリーダー(カードリーダライタ)とは、ICカードに記録された電子情報を読むための機器です。

公的個人認証サービス(インターネット上での本人確認に必要な電子証明書を希望者に無料で提供するためのサービス)では、様々な機関に電子申請・届出等を行なう際に、マイナンバーカード(ICカード)に記録された電子証明書を利用して手続きを行います。

令和2年分の確定申告から青色申告特別控除が変わる

令和2年分の確定申告から、基礎控除額が38万円から48万円になる一方で、青色申告特別控除額が65万円から55万円になります。

ただ、「e-Taxによる確定申告」または「電子帳簿の利用」で令和2年分以降も引き続き65万円の青色申告特別控除が受けられるので、 e-Tax の利用が税制上のメリットの享受につながると言えるでしょう。

参考:国税庁 令和2年分の所得税確定申告から65万円の青色申告特別控除の適用要件が変わります

カードリーダーの使い方や使用するメリットは?

本当にe-taxにカードリーダーは必要?
カードリーダーを使用するメリットは?

煩雑な書類を伴う確定申告は、行われる期間が限られているため、税務署は混雑し長い待ち時間を過ごすことが考えられます。それを避けるためにも、自宅で済ませられるe-Taxに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。ただしe-Taxの利用にはカードリーダーの購入が必要な場合も。

カードリーダーを使うことのメリットを挙げてみました。

PCで確定申告を行なう場合に必要

e-Taxでは、インターネットを利用してデータをやりとりします。この際、電子証明書及び電子署名を用いて、そのデータの作成者が誰であるのか、または送信されたデータが改ざんされていないかなどを確認します。

つまり、インターネットを利用したデータのやりとりにおいて、免許証やパスポートのような本人確認の役割を果たすものが電子証明書であり、データが正しいかどうかを保証するために必要なものが電子署名なのです。この電子署名を読み込むのがe-Taxカードリーダーの役割です。

e-Taxを利用するには事前準備が必要

自宅に居ながらにして確定申告が出来るのがメリットのe-Taxですが、マイナンバーカード方式を選択する場合、利用を開始するにはマイナンバーカードとカードリーダーが必要です。

また、ID・パスワード方式を選択する場合、事前に税務署に電子申告・納税等開始届出書の提出が必要となります。

他の行政手続きにも利用可能

お住いの地域や地区町村によって制度が異なる場合はありますが、e-Tax以外にも、自動車保有関係手続きや、住民表写し等の交付請求等、国の機関から地方公共団体まで、さまざまな用途に使用することが可能です。

他のICカードにも使用できる

他のICカードにも使用できる
他のICカードにも使用できる

楽天edyを始め、Suica、nanaco、WAONなどの電子マネーの残高確認や入金をすることが可能になります。また交通系ICカードにチャージしたり、乗車履歴の確認をすることもできます。

確定申告で利用できるカードリーダーの選び方

確定申告で利用できるカードリーダーの選び方
確定申告で利用できるカードリーダーの選び方

マイナンバーカード及びICカードリーダライタをお持ちでない方も、スマホ等から申告書を作成し、ID・パスワード方式を利用して送信すれば申告ができるシステムです。

公的認証対応のスマホから、e-Taxのサイトをダウンロードして送信すれば、源泉徴収票など書面で提出が必要な添付書類も提出不要です。申告書の控えはPDF形式でスマホに保存することもできます。

ID・パスワード方式のIDを持っていなくても、スマホ等で申告書の作成はできますので、自宅のプリンタやコンビニ等のプリントサービスを利用 して印刷し、お住いの地域の税務署に郵送等で提出できます。

公的認証に対応しているか否か

公的認証(公的個人認証サービス)とは、インターネットを通じて安全・確実な行政手続き等を行なうために、他人によるなりすまし申請や電子データが改ざんされていないことを確認するための機能を、全国どこに住んでいる人に対しても安い費用で提供するものです。

この公的個人認証サービスを利用することによって、ご自宅や職場などのパソコンから様々な行政手続き等を行なうことができます。

ICカードリーダーの中には、公的個人認証サービスに対応しているものと対応していないものがあります。カードリーダーを用意する際には、公的個人認証サービスに対応した機器を利用してください。

PCとOSに対応しているか

ICカードリーダーの中には、「Windowsだけ」「Macだけ」などに対応するものもあります。これを間違えてしまうと、購入後に使えず作業が進め間なくなるので、注意が必要です。

接触、非接触

接触型とは、カードをICカードリーダライタに差し込み、ICカードリーダーの内部でicチップと接触することで情報を読み取ります。ICチップが付いていないタイプのカードを読み取ることは出来ないので、注意が必要です。

非接触型とは、カードをICカードリーダライタにかざして読み込みます。上にカードを載せることで無線タグを使い交信することで情報を読み取ります。コンビニなどで電子マネーを使用したり、駅の改札を通るときにかざすことで情報のやり取りをしている方式と同じものになります。

OS別おすすめ6選

OS別おすすめ6選
OS別おすすめ6選

e-Taxで確定申告をする際に必要なICカードリーダー。マイナンバーカードを読み取るだけでなく電子マネーに対応したICカードリーダーがあるなど、どれがおすすめなのか悩んでしまう方も多いのでは無いでしょうか。

また基本となるソフトウェア(OS)によって使えるPCが限られるものもあるので、注意が必要です。

自分の使っているOSに対応しているからこれで大丈夫と即断せずに、バージョンまでを確認しておかないと動かせない可能性もあるので注意しましょう。今回はおすすめの商品を3つずつ選んでみました。

Windowsユーザーにおすすめ3選

1.SONY PaSoRi(RC-S380)
2,484円 (税込)

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パソコンにUSBで接続し、 各種サービスやe-Tax申請が可能になる非接触式ICカードリーダーです。「楽天Edy」「Suica」「WAON」などの各種電子マネーの残高確認やチャージ、ネットショッピング決済などに利用可能で、電子マネーの残高確認やショッピングにも対応可能。非接触型のICカードの中で、最も人気のあるICカードリーダーです。

2.AMS ICカードリーダー(ICK007)
1,480円 (税込)

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接触型ICカードリーダー。ICチップの搭載されているカードに対応しているため、確定申告・税金など公的個人認証サービスに利用可能です。

3.ケンヤ『K-ICR-01』
1,670円(税込)

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持ち運びに便利なシンプルでコンパクトな接触型ICカードリーダーです。スマートカードの殆どに対応していて、マイナンバーカード以外にもICチップが搭載されたカードを読み取り可能です。WindowsとMacの両方対応ですが、Macの場合バージョンの確認が必要なようです。

Macユーザーにおすすめ3選

1.サンワサプライ ADR-MNICUBK
2,062円 (税込)

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Mac対応の接触型ICカードリーダーで、マイナンバーカードを読みとり、確定申告に利用できる「公的個人認証サービス」対応のICカードリーダーです。多くのパソコン周辺機器を販売しているサンワダイレクトの商品だけあり、サポートも優秀です。比較的古いMacOSにも対応しているのでMac利用者には使いやすいでしょう。

2.ジェムアルト USB-TR(HWP119316)
1,399円 (税込)

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接触型ICカードリーダー。ボディが透明なのでICカードに印刷されている写真やID番号は、カードを挿入中でもそのまま認識することが出来、世界でトップシェアを誇っています。確定申告での利用レビューもあり、マイナンバーカードもしっかり認識してくれると高評価があります。

3.NTTコミュニケーションズ『ACR1251CL-NTTCom』
2,775円 (税込)

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確定申告なら、マイナンバーカードを乗せるだけで簡単に使える非接触型ICカードリーダー。WindowsとMacに対応しているので、OSを気にすること無く使えます。しかし、対応バージョンがあるのため、使用前に使っているOSのバージョンの確認が必要です。

e-Taxの準備の流れ

カードリーダー使うのはいつ?e-taxの準備の流れ
e-Taxの準備の流れ

e-Taxを始めるにあたって、必要ないくつかの手続きがあります。マイナンバー方式かID・パスワード方式、どちらを選択するかによって必要な準備が変わっていきます。

それらをひとつひとつ順番に見ていきましょう。

両方法に共通する準備

利用環境の確認

e-Taxは、利用者が使用するパソコンと、国税庁の受付システムがインターネットで申告等データをやり取りすることを前提としています。

e-Taxの利用に当たっては、インターネット・サービス・プロバイダとの契約などを含め、インターネットが利用できる環境が必要となります。2019年申告分より、WindowsとMacの最新のOSを含めてどちらも対応可能となりました。

e-Tax推奨環境 Windows

e-Tax推奨環境 Mac

電子証明書の取得

電子証明書とは、信頼できる第三者(認証局)が間違いなく本人であることを電子的に証明するもので、書面取引における印鑑証明書に代わるものといえます。

この電子証明書の取得によって、①データの作成者が本人であること②データが改ざんされていないこと、の2点が証明されます。

マイナンバーカードなど、ICカードに組み込まれた電子証明書を利用する場合、電子証明書のほかにICカードリーダライタが必要です。

また、マイナンバーカード以外の電子証明書を利用する場合は、電子証明書を使用するための専用ソフトが必要になる場合もあり、それぞれのインストールマニュアル等に従い、インストールや設定などを行います。

マイナンバー方式を選択する際の準備

マイナンバーカードとICカードリーダーを準備する

マイナンバーカードを取得し、使用しているOSで利用可能なICカードリーダーを購入します。マイナンバーカードの取得には、交付申請から約1か月かかるので確定申告前に慌てて申請することが無いようにしましょう。

参考:マイナンバーカード総合サイト マイナンバーカード交付申請

開始届出書の提出

e-Taxの開始届出書作成・提出にあたっては、インターネットでの提出と、文書での提出の2種類があります。

インターネットの場合は、サイトの手順に従って手続きを進めましょう。

文書での提出の場合は、開始届出書は納税地等を所轄する税務署長宛てに提出します。開始届出書の提出から、最短1週間程度で、税務署から利用者識別番号及び暗証番号などを記載した通知書が送られてきます。

ID・パスワード方式を選択する際の準備

ID・パスワード方式を選択した場合、マイナンバーカードとICカードリーダーは必要ありません。

税務署の職員による対面での本人確認ののち、「ID・パスワード方式の届出完了通知」が発行されます。この「ID・パスワード方式の届出完了通知」にIDとパスワードが記載されています。

また、このID・パスワードは「確定申告書等作成コーナー」でしか使用できません。

参考:e-Tax e-Tax利用の簡略化の概要について

e-Taxにカードリーダーが不要のケース

e-taxにカードリーダーが不要のケース
e-Taxにカードリーダーが不要のケース

実は、e-Taxにカードリーダーが不要のケースがあります。IDパスワード方式と呼ばれるもの。またはマイナンバーカードの読み取り可能なスマホを使って行なうものです。

どちらもカードリーダーを使わない2つの方法で、これらを選択する人も多くいるそうです。

1. ID・パスワード方式を利用する場合

運転免許証などの本人確認書類をお近くの税務署へ持参し、税務署で職員による本人確認ののち「ID・パスワード方式の届出完了通知」が発行されます。

税務署に行く代わりにカードリーダーは不要です。またID・パスワード方式は確定申告書等作成コーナーでのみ利用できます。

2. マイナンバー読み取り対応スマホを利用する場合

マイナンバーカード及びICカードリーダライタをお持ちでない方も、スマホ等から申告書を作成し、ID・パスワード方式を利用して送信すれば申告ができるシステムです。

公的認証対応のスマホから、e-Taxのサイトをダウンロードして送信すれば、源泉徴収票など書面で提出が必要な添付書類も提出不要です。また申告書の控えはPDF形式でスマホに保存することもできます。

ID・パスワード方式のIDを持っていなくても、スマホ等で申告書の作成はできますので、自宅のプリンタやコンビニ等のプリントサービスを利用 して印刷し、お住いの地域の税務署に郵送等で提出できます。

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この記事の監修税理士

安田亮公認会計士・税理士事務所 - 兵庫県神戸市中央区

安田亮(公認会計士・税理士・CFP🄬)1987年香川県生まれ、2008年公認会計士試験合格、2010年京都大学経済学部経営学科卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格。大手監査法人に勤務し、その後、東証一部上場企業に転職。連結決算・連結納税・税務調査対応等を経験し、2018年に神戸市中央区で独立開業。所得税・法人税だけでなく相続税申告もこなす。
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