部屋にあるだけでモダンな雰囲気を演出してくれる、革ソファー。年代を問わず、愛されているインテリアのひとつですよね。
革ソファーは一見汚れにくそうですが、実はお手入れがこまめに必要と知っていますか?
手入れをしないと、時間が経つにつれて黒ずみや革の剥がれなどが出てくるようになり、気づいたらボロボロになっていたなんてことも。
そこで今回は、革ソファーの基本的なお手入れ方法から、ニトリや大塚家具などの便利なお手入れセットの商品まで紹介していきます。
おすすめの補修クリームや、実際のお手入れの手順を丁寧に解説。
革のソファーを大切に使いたいと考えている方は、参考にしてくださいね。
自分のソファーは本革?それとも合成皮革?
革ソファーには、本革のものと合成皮革の2種類があります。どちらのソファーを持っているかによって、適切なお手入れ方法が異なるのです。
それぞれの特長を知って、ソファーを長持ちさせましょう。
本革製のソファーの特長
本革は、動物の革から作られたものです。しっかりとした手触りや、高級感がある光沢が特長です。寿命は10年ほどと言われ、合皮よりも高価ですがそのぶん長持ちするアイテムです。
長く使い込むことで味わいが出てくるのも本革の魅力。愛着が湧いてくるので、長く愛せるアイテムが欲しい方に本革はおすすめです。
一方で、本物の動物の革なので、どうしても傷や汚れがつきやすいのでお手入れは合成皮革よりも難しいのが難点。年月とともに見せる変化を楽しめる方に、本革はぴったりと言えるでしょう。
合成皮革のソファーの特長
合成皮革は合成樹脂や塩化ビニルを加工し、布地に貼り付けたものです。本革に比べて価格がリーズナブルで、手に入りやすい価格帯の商品が多いです。
また、本革のように不規則な凹凸がなく、簡単な乾拭き、水拭きで汚れが落ちます。
一方で、本革にあるような自然な肌触りや高級感がないので、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
また、寿命は3〜5年ほどで劣化もしやすく、本革に比べて耐久性に欠けています。コスパよく、革の質感を楽しみたい方に合皮はオススメです。
革ソファーが劣化する原因
革ソファーは、気づかないうちに汚れているもの。汚れる原因を知って、なるべく長持ちさせたいですよね。
ここでは、本革ソファーが劣化する原因を紹介します。皮脂や、食べカス、クーラーの風など、さまざまな理由でソファーは劣化していきます。
理由を知っておくことで、対策もできるので参考にしてくださいね。
皮脂
人間の汗や皮脂が本革に付着すると、本革が汚れる原因になります。抜け毛や手の脂など、気づかないうちに革が汚れを吸収して劣化してしまうのです。
また、ペットを飼っている方は、ペットの抜け毛でも汚れていくので注意が必要です。
ホコリ
部屋の中は、想像以上にホコリが舞っています。ホコリが革に付着して蓄積すると、取れにくい汚れに。皮脂が付いている箇所は、粘着力が強まりさらにホコリがつきやすくなります。
食べかすや飲み物をこぼした際の汚れ
ソファーに座ってテレビを見ながら食べものを食べる機会も多いでしょう。食べかすが知らず知らずにソファーに付着し、劣化の原因になります。
特に飲み物をこぼすと、水分が革の中まで染み込んでしまうので大きなダメージに。ソファーでの飲み食いは、慎重に行いたいですね。
直射日光やクーラーから出る風の直撃
本革は思ったよりもデリケートなもので、直射日光やクーラーから出る風が直撃することでも劣化します。
また、熱に弱く、熱によって変色したり縮んだりしてしまうので、直射日光以外にも注意したいのが、暖房やストーブです。冬場には特に、ソファーと暖房器具の距離は開けるように注意しましょう。
革は十分な油分を含んだ状態が、革にツヤが出て健康な状態です。クーラーが直接当たると、風の影響で極度に乾燥して、ひび割れが起きることがあります。
ひび割れが起きてしまうと、自分で修復するのは難しくなり、あとあとお手入れが大変になってしまうので気をつけましょう。
革ソファーの手入れ方法
本革ソファーの加工の種類はつやのある一般的なもの、ヌバック、スエードの3種類が代表的です。今回は、ツヤのある一般的な本革ソファーのお手入れ方法を紹介します。
革ソファーのお手入れ頻度
お手入れの頻度は以下の通りです。
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夏場は皮脂による汚れが付きやすいため、冬場よりも手入れが必要となります。また、日頃から定期的にお掃除をすることでお手入れが簡単になります。
買ったらすぐにすべき事
汚れや劣化を防ぐためには、ソファーを買ってからすぐにいくつかの工夫をしておくことが大切です。
ソファーを購入したら、まずは掃除機、乾拭きでソファー表面のホコリを取り除きましょう。ソファーがある程度綺麗になったら、プロテクションクリームで表面を保護します。
簡単!日々の手入れ方法
ここでは、日常的にできる本革ソファーのお手入れ方法を紹介します。
【用意するもの】
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【手順】
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月に1~2回!季節の変わり目ごとの手入れ方法
ソファーを季節の変わり目を目安に、じっくりお手入れすることで革の状態を保てます。ここでは、1ヶ月に1度は行いたい、本革ソファのお手入れ方法を紹介しますよ。
【用意するもの】
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【掃除手順】
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あると便利なレザーケアセット
本革ソファーのお手入れをしたことがないという方は、何が必要か迷いますよね。ここでは、ネットで手軽に購入できるお手入れセットを紹介します。
・カリモクのレザーケアセット
カリモクのレザーケアセットです。革製品についたシミを落とすレザーソフトクリーナーや、汚れをつきにくくするプロテクト用クリームもついているので初めてという方にぴったり。
スポンジとタオルもあるので、備品を用意する手間が省けます。
・ニトリのレザーケアセット
ニトリのレザーケアセットは、ブラウンカラーを基調としたナチュラルなデザインが魅力的。劣化予防ケアができるレザープロテクションクリームと、クリーニングに使うソフトクリーナーのセットです。
レザープロテクションクリームは、見えない通気性膜を作り汚れから本革ソファーを守ります。
・大塚家具のレザーケアセット
オイル加工が施された本革ソファーにオススメのお手入れセットです。
・ラナパー
ドイツ製のお手入れセットです。本革ソファーはもちろん、バッグや車のシートなど、幅広く使えるのが特長。ラナパーのお手入れセットで、見違えるようなピカピカの本革にしてみませんか?
避けるべきな手入れ方法
本革は、思っている以上にデリケートな素材です。誤った方法でお手入れをしようとすると、却ってダメージを与えてしまうことがあります。
ここでは、お手入れのときに注意すべき方法を取り上げますよ。
重曹による汚れ落とし
洗濯物や掃除など、幅広く使われる重曹は本革ソファーのお手入れには向いていません。革専用のクリームを使って、拭き掃除をしましょう。
同じソファーでも、布ソファーであれば重曹を使って洗濯の要領でお手入れが可能です。その場合も、ソファーの中まで重曹が染み込むようなことがないように注意しましょう。
水分量が多すぎるタオルでの水拭き
本革のソファーは水分にめっぽう弱いため、水分量の多いタオルでの水拭きは禁物です。ソファーの本革に水分が染み込みすぎると、ソファー自体を傷めてしまうおそれがあります。
湿っている程度の水分量の水拭きであれば、水拭きをした後に乾拭きでソファーの水分をふき取る事でソファーを掃除できます。水分を含ませるときには、水分量に気をつけたいですね。
ハンドクリームやワセリンによる保湿
「本革に油分が必要なら、保湿効果のあるハンドクリームやワセリンでもお手入れできるかも?」と考える方も少なくありません。
レザークリームの代わりにワセリンを代用して、保湿をすることは可能ではあります。
ただし、ハンドクリームやワセリンは革製品への使用を想定して作られていません。そのため、素材によっては劣化を招いてしまうおそれもあります。
どうしても仕方がないという時以外は、使わない方が無難でしょう。
手入れ不足によって起こりうる劣化とその対処法
本革のソファーは、お手入れをしないことが長引くと、さまざまな劣化が進んでしまいます。せっかく購入したインテリアも、見た目がきれいでないと見るたびに残念な思いをしてしまいますよね。
ここでは劣化現象が起きる原因と、起きてしまったときの応急処の方法を紹介していきます。
カビ
湿度が高い場所や温度が高い夏場などは、カビが発生しやすいです。しかしカビ汚れは、アルコールスプレーを使って簡単に落とすことができます。
掃除手順はとても簡単。 まず、ティッシュ等にアルコールスプレーを含ませ、カビ汚れが気になる部分を周辺から中心に向かって拭いていくだけ。
なかなか汚れが落ちない場合は、ティッシュをこまめに変えながら再度掃除してみてください。
ひび割れ
座ったときの摩擦や衝撃、革の油分不足などで本革のソファーはひび割れが起きてしまいます。小さなヒビ割れであれば、市販の革製品補正クリームを使って修復できます。
黒ずみ
本革にある黒ずみ汚れは、皮脂や座ったときにつく洋服の色落ちが原因であることが多いです。
高田美装のP113は、黒ずみ汚れにピッタリです。水拭きと乾拭きでしっかりソファーの汚れを落としたあと、スプレーをよく振って中身をあわ立てます。
付属のスポンジに泡を適量つけて、円を描くようにソファーの黒ずみを撫でましょう。
黒ずみがみるみるうちに、落ちていきますよ! 汚れが取れたら、乾いたタオルで拭き取って作業完了です。
白色のソファーに黒ずみがあるときは、注意が必要です。元のソファーの色を傷つけないかどうかを、使用前に見えづらい箇所で確認してから全体に使いましょう。
色あせ
長く使っていると、自然な経年劣化や乾燥によって本革は本来の色よりも薄くなっていくことがあります。
また、ソファーの上でジャンプをしたり、勢いよくソファーに座ることによって革が伸びてしまい色あせることも。
色あせを見つけたら、その箇所には触れないことが賢明です。色褪せた箇所には座らないようにしたり、直接日光や風を当てないようにインテリアの配置を工夫しましょう。
サフィーノは、本革の色に合わせた補修クリームを販売しています。自宅のソファーの色あせが気になり、応急処置を考えているという方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
自分で対処が難しいと思った場合はプロに依頼
本革ソファーはデリケートな素材なので、自分で修復が難しいと感じたときはプロに頼みましょう。小さい色あせやひび割れであれば、自分で補修する方がコスパが良いと感じる方も多いでしょう。
ただ本革ソファーは一般的に、価格が安いアイテムではありませんよね。長く愛用していくためにも、納得いく方法できれいにお手入れしてあげましょう。
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