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【人形の供養】雛人形・ぬいぐるみの心を込めた供養の方法

最終更新日: 2018年12月04日

母の遺品の整理を始めて­­­みたところ、雛人形やぬいぐるみ、眼鏡、お湯のみ茶碗など長年愛着をもって大切していたものが出てきて、どのように処分したらよいか困ってしまいました。

日本にはお人形や愛着をもって大切に使ってきた物品を供養してから処分する「人形供養」という文化があります。供養の方法や費用なども幅広く、選択肢も増えてきているようです。

人形を供養する背景から基本的な情報を集めてみました。具体的にどのようにして供養の方法を選んだらよいかを見てみましょう。

人形、ぬいぐるみ、雛人形を供養する背景とは?

人形 供養
人形を供養する理由は?

まず、人形の供養の手配を始める前に、知っておきたい人形供養の概要のご紹介です。

なぜ、人形やぬいぐるみを供養する習慣ができたのか、人形供養はいつごろから日本に根付いていたのか、そして、今時の人形供養にはどのような方法があるのかを見ていきましょう。

人形供養は日本人の心

日本では昔から物を100年使うと「付喪(つくも)神」という神様が宿ると信じられてきていました。九十九神とも書き、100年を迎える前にしっかり供養をしておく風習もできてきたようです。

針供養、包丁供養などご供養する対象は様々ですが、お人形のご供養とは、長年大切にしてきたお人形に感謝の気持ちを込めてお経をあげてご供養したり、お焚き上げで浄火したりしてお別れをする儀式です。

人や動物などの生き物がモチーフになっているお人形やぬいぐるみなど、眼のあるものは魂が宿っていると古くから信じられてきていますので、ご供養して「御霊抜き」を行いましょう。

大切に愛着をもって生活をともにしてきたお人形には故人様の思い出もたくさん詰まっていていることでしょう。心穏やかに離別するには、「ありがとう」の気持ちを込めた特別な儀式を行うのがふさわしいということでしょうか

子どもが無事に成長したことのお礼として人形を奉納することも日本人の心といえるでしょう。

最近の人形供養の方法

現在、お人形のご供養方法は多様です。年中ご供養を営んでいただける寺院もありますが、期間限定で人形供養祭などの特定の日に、祭場や寺院にお人形を持参したり郵送してご供養していただく方法があります。

年間を通して民間の事業者に遺品回収してもらう際にご供養の手配をお願いする方法もあります。また、不用品回収に回収をしてもらったり、郵送したりして神社仏閣にご供養の手配をお願いする方法。葬祭場でご供養していただく方法など様々です。

僧侶にご供養していただいたあと、お焚き上げで浄火してお人形の御霊にお別れをします。ご供養やお焚き上げに立ち会うことができない場合は、「供養報告書」を後からいただき無事にご供養が執り行われたことの確認ができるところもあります。

人形として供養できるもの・できないものを知っておこう

人形 供養
人形供養できるものとできないものがある。

お人形にも雛人形やぬいぐるみ、フランス人形、日本人形、こけしなど様々なものがありますね。どのようなものでもご供養していただけるのでしょうか。

また、ガラスショーケースごと持ち込むものなのか、燃えないものもあるけれどパーツを外さないでそのまま持ち込んでよいものか。ここでは、供養してもらえるものともらえないものをご紹介しておきたいと思います。

人形供養として供養できるもの

一般的に、お魂の入っているものとして扱ってきた愛着のあるものや、眼のあるものがご供養の対象になります。

例えば、雛人形は人形は供養できてもガラスケースや、金属・陶器でできているものは供養できません。

寺院でご供養いただいた後、お焚き上げをしていただきますが、燃えないもの、金属・陶器などは寺院それぞれのご判断により処分をしていただくことになります。石仏や家などの持ち込めない大きなものの場合は僧侶のご法要の後、自分自身で業者さんに処分をお願いすることになります。

例えば、ガラスケースはご自宅で廃棄するか、お人形とともに神社仏閣に持って行って別途料金で処分していただきます。鉄製のひな壇など嵩張るものはご自宅で廃棄するのがおすすめです。

次のリストを参考にしてみてください。これはご供養できるの? と思われた場合は、ご供養をお願いするまえに確認をされることをお勧めします。

ご供養できるもの ぬいぐるみ・おもちゃ
雛人形・五月人形・こいのぼり
こけし・だるま・剥製・民芸品など、眼のあるもの
西洋人形・フランス人形
仏壇・仏像・位牌・経本・朱印帳・袈裟・念珠・護符
石仏・庚申塚・石碑・墓石
日本人形(市松人形・博多人形など)
銅像・胸像
故人様の日用品などのご遺品・故人様のお写真・遺影・アルバム
思い出の品:アルバム・記念品・お手紙・お見舞い品・永く愛用してきたもの等・故人様の作品
故人様のお部屋・家
ご供養できないもの ひな壇・ガラスケース ほか
燃えないもの 陶器・ガラス・針金・金属類・包丁など

※参考文献:https://honjyuin.com/ningyoukuyou

お人形のご供養の方法

人形供養の方法
人形供養の方法は?

寺院にお人形のご供養をお願いするために、ご供養のお申し込みからお焚き上げまでの基本的な流れをさらっておきましょう。

お人形のご供養の流れ

お寺や神社でのお人形のご供養には費用はかかりますが、きちんとご供養の法要を営んでいただけますし、雛人形やぬいぐるみなどさまざまなお人形に対応していただけるため、一般的な人形供養の方法となっています。ここではご供養の一般的な流れをご紹介しておきましょう。

1. 寺院にご供養についてのお問い合わせ・申し込み
2.指定の方法でご供養していただくお人形を梱包
3.郵送・持込で寺院にお人形を渡す
4.読経をあげていただき、お祓いを行っていただく
5.お焚き上げで浄火する
6.お焚き上げで出た灰の一部を人形塚に納める
※料金のお支払いは当日お人形と一緒にお布施を納めるか、郵送の場合は集荷の前にお支払いをします。

人形法要でお人形のご供養を営む

法要とは死者の霊にお供え物をして僧侶が読経し死者の冥福を祈る「ご供養」を営むことを言います。

人形供養では寺院に手渡しするか、あるいは郵送で送ったお人形を僧侶に懇ろにご供養してもらいます。参列希望の依頼者が立ち会える一般公開でご供養を行う法要もあれば、事前に送ったお人形を依頼主が立ち会わなくてもご供養していただける法要もあります。参列する依頼者は僧侶の読経の際にお焼香をあげることができます。

お焚き上げでお人形を浄火する

お焚き上げとは、愛着や思い入れのあるものや魂の宿っていると考えられるものとお別れをするときに「ありがとう」という御礼をささげて、浄火することでそのものの魂を天に還す儀式を言います。

お焚き上げは、お人形をご供養する法要を営んでいただいた後に僧侶によって営まれます。

供養祭で人形供養を営む

年中お人形を受け付けている寺院とは別に、年に決まった期間、全国から集められたお人形たちを一斉にご供養する供養祭があります。岩槻人形供養祭などが有名です。一般の依頼者も参列し、僧侶の読経のもとお焼香をあげ、お焚き上げをしていただくことでお人形たちの冥福を祈ります。

◆全国の人形供養・人形感謝祭の予定 →

寄付してお人形を再利用してもらう

傷みが少なく、衛生面で状態の良いお人形はご供養のあと、お焚き上げをせずに日本国内外に寄付して、再利用してもらうこともできます。

寄付活動を行う事業者やボランティア団体などでお人形を回収すると、協力している寺院でご供養の法要が営まれ、その後日本国内外の子どもたちや施設などへ送られます。費用や扱っているものなど、それぞれ事業者によって異なるので問い合わせてみましょう。

自分でご供養する

寺院にご供養を営んでいただく場合はご供養のお布施の費用や郵送すれば送料もかかってきますが、自分でお人形をご供養する場合はそれらの費用が掛かりません。自治体にゴミとして廃棄するときにかかる費用は用意しておきましょう。

ご自分でご供養するには、まずお人形のお顔をきれいな布などで丁寧に拭き、和紙やきれいな包装紙などの上に並べます。次に感謝の気持ちを込めてお清めの塩をまいて清め、敷いていた和紙や包装紙で包みます。最後にできるならばお焚き上げをしてご供養しましょう。お焚き上げができない場合は自治体の決まりに則ってゴミとして廃棄しましょう。

ご供養したあと、リサイクルショップやフリーマーケットに売りに出す方もいらっしゃいます。価値のあるお人形の場合は高値で買い取りをしてもらえる骨とう品店もあります。

ご供養に出す前にしておきたい3つの確認

ご供養は、廃棄処分とは異なり、大切なお人形とのお別れの儀式です。寺院にマナーを守ってお願いをしましょう。事前に寺院に確認しておくことが望ましいことを3つ挙げました。ぜひ参考にしてみてください。

  1. ご供養するために寺院に持っていく前に、必ずお電話やメールなどでご供養したいものを伝え、持って行って大丈夫か確認しましょう。
  2.  ガラスケースや雛段など、お人形とは別に引き取って廃棄処分までしてもらえるのか、自宅で処分するのかを前もって確認しておきましょう。
  3. 持って行ってもよい日時を前もって確認しましょう。指定日以外の日に持って行っても受け付けてもらえない寺院もあります。

神社・お寺での人形供養にかかる費用の相場は?

供養 ご祈祷所
神社、お寺にご供養をお願いする

ご供養の流れが把握できたところで、神社仏閣で手厚くご供養を営んでいただくとなれば、費用も気になるところですよね。こちらでは神社仏閣でのご供養、お焚き上げなどにかかる費用をご紹介していきます。

神社・お寺での人形供養の費用相場

ご供養をお願いする寺院や、持っていくお人形・ぬいぐるみなどの嵩によって費用が違います。ダンボ―ル箱1箱で大体5,000円~10,000円くらいになるでしょう。また、ガラスケースなどの付属品も持ち込む場合は、廃棄する手配代として2,000円~5,000円が必要になります。

お人形のご供養にかかる費用に一定の基準はありません。寺院それぞれによって費用はまちまちです。大切な思い入れのあるお人形やぬいぐるみを希望通りにご供養をしていただくのに妥当な費用かどうか、納得のいく寺院を探しましょう。

民間の事業者にお人形のご供養をお願いする手順と費用相場は?

廃品回収業者
遺品回収業者にお願いする方法

寺院のほか、遺品整理業者や不用品回収業者といった一般の民間事業者にお人形やぬいぐるみのご供養をお願いすることもできます。これらの事業者へのご依頼の仕方やかかる費用の相場をご紹介しますので、先にご紹介した寺院の費用とも比較してみてください。複数の寺院・民間事業者を比べて、より納得のいく費用でご希望や条件に合ったご供養をしていただけるところを探されることをお勧めします。

遺品回収業にお願いする場合

まず、一般的な遺品回収業者の手配の手順から見ていきましょう。

1. メールや電話でご供養についてのお問い合わせ・申し込み
2.指定の方法でご供養していただくお人形を梱包
3.郵送・持込で事業者にお人形を渡す
4.協力する寺院で読経をあげていただき、お祓いを行っていただく
5.お焚き上げで浄火する(またはお焚き上げせずに日本国内外で再利用される)
6.お焚き上げで出た灰の一部を人形塚に納めていただく
※料金のお支払いは当日お人形と一緒にお支払いするか、郵送の場合は集荷の前にお支払いをします。

メールやお電話でのお申込みから配送、人形供養、お焚き上げまでの目安は、再利用までにかかる費用も含めて約4000円~10,000円です。

セレモニーホールの場合、ご供養方法は寺院の時とほとんど変わりませんが、費用は比較的安価で、僧侶を招いて読経、お焚き上げとお焼香で3,000円ほどかかると見てよいでしょう。

遺品整理業者にお願いする場合は、お部屋の広さで費用が決まってきます。基本料金の相場は1kで40,000円~で、3LDKでは20万円~と見込まれます。

不用品回収業にお願いする場合

遺品整理業者とは別に、不用品回収業者にもお願いすることができます。故人様のお人形やぬいぐるみなどのご供養を執り行う不用品回収業者には、寄付活動を行う事業者、ボランティア団体などがあります。

不用品回収業者は遺品整理業者と違って「回収業」としての資格がありません。お人形やぬいぐるみなどのご遺品を依頼者の気持ちに寄り添って大切に取り扱ってもらいたい気持ちがお強いならば遺品整理業者に頼むのがおススメです。

一方で、不用品回収業にお願いすれば、再利用に力をいれていることもあり、お人形やぬいぐるみが日本の国内外で新しい持ち主の子どもたちに再びかわいがってもらえるチャンスがやってくるという良さがあります。

遺品整理業者にお願いするか、不用品回収業者にお願いするか迷われた場合は、大切なご遺品をお焚き上げして御霊に御礼をして魂を浄火し天に還すことを重視したいのか、次の持ち主のもとで再びかわいがってもらうことを大切にしたいのか、どちらがよりご希望に合っているかを比べるのも一つの目安になるでしょう。

ご供養と再利用または廃棄処分の手順は、お人形をこれらの事業者に持ち込むか郵送し、協力する寺院でご供養の法要を営んでいただき、お焚き上げで浄火していただくかあるいは再利用の手配をしてもらうという流れになります。

一般的な不用品回収業者の手配の手順は以下の通りです。料金のお支払いは当日お人形と一緒にお支払いするか、郵送の場合は集荷の前にお支払いをします。

1. メールや電話でご供養についてのお問い合わせ・申し込み
2.指定の方法でご供養していただくお人形を梱包
3.郵送・持込で事業者にお人形を渡す
4.協力する寺院で読経をあげていただき、お祓いを行っていただく
5.日本国内外へ発送(またはお焚き上げを執り行う)
6.お焚き上げした場合は出た灰の一部を人形塚に納めていただく

人形供養のお願い先選びの6つのチェックポイント

遺品回収のチェックポイント
遺品回収のチェックポイント

ご遺族様のお人形やぬいぐるみのご供養・お焚き上げまた再利用を、神社仏閣でしていただくか、遺品整理業者あるいは不用品回収業者にお願いするかを迷われたときは次の項目も目安の一つになるでしょう。ご参考にしてみてください。

1. ガラスケースや燃えないものを回収しご供養・廃棄を行うか
2. ご供養の法要に立ち会えるか
3. ご法要を希望するのが神社なのかお寺なのか
4. 歴史のある寺院なのか(気にしている方向け)
5. ご法要に立ち会えない場合、供養証明書を発行してもらえるか
6. お焚き上げと再利用のどちらを希望しているのか

人形の供養は遺品整理の際に業者にお願いするのがおススメです

遺品回収業者のお願いするのがおすすめ
遺品回収業者にお願いしよう

いかがでしょうか?

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