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鍵屋でスペアキーを作る場合の時間や料金!作成時に必要なものも紹介

最終更新日: 2023年03月31日

スペアキーは種類によって、作成にかかる費用や時間が異なります。作成を依頼する際に基本的な知識を知っていれば、スムーズに作成依頼ができるでしょう。

今回は種類ごとのスペアキー作成にかかる費用・時間から、作成可能な場所の情報もあわせて紹介します。

鍵屋のスペアキーの作成時間は?

鍵

家の玄関を守る鍵は、暮らしの必需品ともいえます。万が一紛失してしまったときのために、スペアキーを用意しておきたい方も多いのではないでしょうか。

スペアキーを作る際にかかる作成時間について、詳細を知っておきましょう。

数分でできることも

鍵には大きくわけて以下の5種類が存在し、複製時間も異なります。

  • ディスクシリンダー錠
  • ピンシリンダー錠(ピンタンブラー錠)
  • ディンプルシリンダー錠
  • マグネットシリンダー錠
  • 電子キー・カードキー

ディスクシリンダー錠は、両側面がギザギザした形の鍵です。幅広く使われるタイプの鍵なため、複製も簡単で作成時間は約3~10分となります。

また片面がギザギザしているピンシリンダー錠も、作成時間は大きく変わりません。ディスクシリンダー錠と同じく約5~10分の時間で作れます。

一方作成時間が約30分~1時間と長くなるのが、表面にボコボコとしたくぼみのある、ディンプルシリンダー錠です。複雑な構造をしているため時間がかかる傾向にあります。

マグネットシリンダー錠は、作成に約20〜30分の時間がかかります。普及も少ないタイプの鍵で、磁石を埋め込んでいる特殊な鍵なので、時間がかかると認識しておきましょう。

電子キー・カードキーは、鍵の側面にマグネットが入っているタイプです。作成時間は約15~60分ですが、鍵の形によってメーカー対応になる場合はさらに時間がかかります。

特殊な鍵は時間がかかる

メーカー対応が必要な複雑な鍵は、複製に時間がかかるので、事前に鍵の種類を確認しておきましょう。鍵のタイプがディスクシリンダー・ピンタンブラーの場合は、基本的にどの店舗でも作成可能で、所要時間も3~5分程度です。

一方ディンプルシリンダーは特殊な形をしており、メーカーによっては鍵屋で複製できない場合があります。メーカー対応の特殊な鍵は専用の機器がある店を探す必要があり、10~14日と作成時間も長いため、覚えておきましょう。

またカードキー・電子キーもメーカー対応が必要な場合は、即日~数週間の日数がかかります。特に防犯性が高いスペアキーの作成には時間がかかるので、時間に余裕を持った状態で依頼を検討しましょう。

スペアキーの種類別の費用

スペアキー

スペアキー作成の費用は、種類や形状によって異なります。構造が複雑なタイプは比例して作成料金が高くなりがちです。

これから複製を検討している鍵タイプを確認しつつ、作成時にかかる費用について、種類ごとの価格を知っておきましょう。

ピンシリンダー錠

鍵の片側がギザギザしたタイプは、ピンシリンダー錠です。ピンタンブラー錠とも呼ばれ、費用は約300~1,000円です。

ロッカーや机の引き出しなどに使用されるケースが多く、シンプルな構造をしているため、費用も比較的安く済みます。

自身の鍵タイプがピンシリンダー錠ならば、すぐスペアキーが作れると考えてよいでしょう。

ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠と呼ばれる両側面がギザギザしたタイプの鍵は、約300~1,000円です。マンション・戸建住宅など多くの住居に採用されているため、安価でスペアキーを作りやすい特徴があります。

また作りやすい形状から、鍵屋の技術力に差が出にくい傾向もあります。どちらの鍵屋に依頼しても精度が落ちる懸念がないのは、うれしいポイントです。

注意点として、ディスクシリンダー錠は元鍵が折れた状態からでも複製可能ですが、追加料金を支払うケースが多いので覚えておきましょう。

ディンプルシリンダー錠

差し込む表面がボコボコしたタイプの鍵は、ディンプルシリンダー錠です。鍵穴の中の凹凸と鍵の表面をかみあわせる特殊な開け方を採用しているため、構造が複雑です。

また構造が複雑な分、複製も難しいので、ディンプルシリンダー錠の費用は約3,000~5,000円と割高となっています。しかし構造の複雑さは防犯性能の高さにつながり、セキュリティ面に関する信頼性は厚いといえるでしょう。

マグネットシリンダー錠

マグネットシリンダー錠は、表面の凹凸に磁石を埋め込み、反発力を利用して開錠するタイプの鍵となります。磁石の配列がひとつでもあわなければ鍵が回転しない仕組みとなり、従来のピッキング方法では開けられない点から防犯性は高いです。

しかし磁石を埋め込んでいる特殊な鍵は、スペアキーの複製が困難なタイプなので、費用は約2,750円からと高めに設定されています。多くの場合は、純正の製品をメーカーから取り寄せることになるでしょう。

電子キー・カードキー

電子キー・カードキーは、登録された情報の一致や入力により、開錠を行います。費用は、それぞれおよそ2,500円から・5,000円からと割高です。

スペアキーを作る際は、登録先を追加する形で鍵を増やすので、防犯性も高くなります。鍵の紛失や取り出す手間がなくなる点は、大きなメリットといえるでしょう。

スペアキーを作る際に必要なもの

免許証

鍵の種類によって事前に用意するべきものは変わります。鍵の複製を依頼する際に手間取らないよう、必要な準備物を知っておきましょう。

マスターキー

鍵には元鍵とスペアキーの2つが存在します。合鍵の作成には、複製元となるマスターキーが必要です。

見分け方として、鍵にメーカー名と鍵番号の刻印があるものは、すべて元鍵となります。またスペアキーは、元鍵(マスターキー)と完全に同一の形になるわけではありません。

合鍵から合鍵を作ることも可能ですが、いざ挿してみても機能しない場合もあるので、注意しましょう。

身分証明書

スペアキーの作成には身分証明書の提示を要求されるケースがあります。そのため免許証やマイナンバーカードなど、公的な身分証明書を用意しておきましょう。

複数の証明書を用意しなければいけない場合もあるので、必要なものを事前に確認できると依頼もスムーズに進みます。

またセキュリティカードや鍵登録システムの証明書がある場合は、持参が必要な可能性もあります。鍵の種類によっては提示を求められるので、鍵と一緒に用意しておきましょう。

鍵屋以外のスペアキーを作れる場所

工具

スペアキーの作成を検討しているものの、近場に鍵屋がない方もいるでしょう。鍵屋以外でスペアキーを作れる場所を知っておきましょう。

ホームセンター

シンプルな構造の鍵ならば、ホームセンター内の専門店で即日対応にて受け取れます。また鍵の専門店がない場合でも、サービスカウンターでスペアキーの作成を受け付けているケースも多いのです。

アクセスがよい点がメリットで、よくホームセンター利用する方なら気軽に依頼できるでしょう。しかし、サービス内容が店ごとに異なる点や、精度が落ちる懸念がある点は、デメリットです。

全ての鍵の複製を受け付けているわけではないので、覚えておきましょう。身近にホームセンターがある方は、買い物ついでに立ち寄れます。

オンラインショップ

近年では、ネットのオンラインショップでもスペアキーの作成が可能になりました。鍵の写真やナンバーを送れば、ネット上でスペアキーの依頼が完結します。

インターネットで注文して本体が自宅に届くので、直接専門店に行く必要がありません。出歩く必要がないため、忙しくて鍵屋に足を運べない方には大きなメリットです。

しかし費用面に関しては送料がかかる分、割高になります。また受け取りにも時間がかかるので、費用や時間に余裕がある方におすすめといえるでしょう。

スペアキーを作る際の注意点

鍵を開ける手

ディスクシリンダー錠など比較的簡単にスペアキーが作れる鍵もあれば、作成が難しい形状の鍵も存在します。その分防犯性が高いメリットもありますが、スペアキーがどうしても必要になった時、複製できないと困ることもあるでしょう。

普段使用している鍵がスペアキーの作れない特殊キーに当てはまらないか、スペアキー作成時の注意点と併せて確認してみてください。

スペアキーが作れない場合もある

防犯性の高い特殊なキーは、スペアキーを複製できないケースがあります。特に表面に凹凸があるディンプルシリンダー錠や、カードキーは構造が複雑なため、作成難易度が高い「特殊キー」として扱われます。

専用の機械がなければスペアキーを作成できないので、個人の鍵屋では対応していないケースが多いでしょう。また複製が禁止されている鍵の場合は、メーカーから取り寄せる必要があります。事前に鍵の複製が可能かを鍵屋に問い合わせて、難しい場合はメーカーに依頼しましょう。

管理会社・大家への確認が必要

賃貸物件でスペアキーを作成する場合は、大家さんに許可をもらいましょう。連絡を入れずにスペアキーを作成して、盗難やトラブルにあった際は、損害賠償を請求される恐れがあります。

事前に確認を取っていれば、余計なトラブルを回避できるので安心です。ただし許可を取った場合でも、防犯上の観点から退去するときにはスペアキーも含めて返却しなければなりません。

またスペアキーは自己都合による作成なので、返却の際に費用が返ってこない点も踏まえておきましょう。

許可を取ったら鍵屋でスペアキーを作成しよう

カエルのキーホルダーと鍵

スペアキーは種類や形状によって、作成にかかる費用・時間が異なります。シンプルな構造かつ、一般的に幅広く使われるタイプの鍵であれば、比較的に安価です。

特に鍵の片側、または両面がギザギザしたピンシリンダー錠・ディスクシリンダー錠は、ロッカーや机の引き出し、マンション・戸建住宅など幅広く採用されているため、300~1,000円程度の費用で済みます。

一方表面に凹凸があるディンプルシリンダー錠や電子キー・カードキーは、複雑な構造から費用も割高となっています。また特殊な鍵は費用が高いだけでなく、防犯の関係から複製が難しいケースもあるので、覚えておきましょう。

今回記事で紹介した内容を参考に、複製を検討している鍵タイプを確かめてから鍵屋でスペアキーを作成してみてはいかがでしょうか。

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