家や車・自転車などの鍵は小さいため、見失ったりうっかりどこかへ置き忘れたりしがちなアイテムです。
「紛失防止タグ」を付けておけば、そんな場合にもみつけやすく安心です。鍵をなくしたときの対処法とともに、おすすめの紛失防止グッズを紹介します。
鍵の紛失を防止する方法とは?
自宅の出入りや車・自転車を使う際に欠かせない「鍵」は小さいため、紛失しやすいアイテムです。鍵をなくさないようにするには、どのような対策が効果的なのでしょうか?
置く場所を決めておく
鍵の紛失を防ぐには鍵の置き場所を決めておくのが効果的です。家のなかではもちろんのこと、持ち歩く際はカバンのどこに入れておくかあらかじめ決めておきましょう。
帰宅すると安心感からか、家や車の鍵を適当な場所に置いてしまいがちです。たとえばほかの荷物が載ったテーブルに置いてしまうと、サイズが小さいため紛れやすくなります。カバンの中に入れた場合も同様です。
毎回同じ場所に置くまたは入れておく習慣があれば、どこに置いたかわからないという事態を防ぎやすくなります。帰宅したら所定の場所に置く、外出時はカバンの内ポケットに入れておくなど、自分の中でルールを設けておくと安心です。
紛失防止タグを活用しよう
ルールを決めておいてもうっかりなくしてしまう場合もあります。なくしやすい鍵には「紛失防止タグ」を活用すると便利です。
紛失防止タグはキーホルダーのように鍵へ取り付けたり、シール状の物を貼り付けたりして使います。手持ちのスマートフォンと連動させ専用のアプリをインストールすると、一定範囲内から鍵が出てしまったときに知らせてくれるアイテムです。
タグ自体にGPS機能がある場合にはスマートフォンの地図アプリを使って、位置情報を取得できます。鍵はもちろん絶対に落としたくない財布やカードケースに取り付けることも可能です。
紛失防止タグの機能とは?
近年話題の紛失防止グッズである「紛失防止タグ」は、どのような機能を持っているのでしょうか?鍵をなくした際にどのように役立つのかもあわせてみてみましょう。
GPS機能
紛失防止タグには衛星を使って正確な位置情報を知らせてくれる「GPS機能」を備えた商品も多くみられます。うっかりどこかへ置き忘れたり、何かの拍子に落としたりしても、行方がわからなくなったアイテムの場所を教えてくれるのです。
物だけでなく子どもに持たせておくと、万が一のときにすぐに場所が分かり駆けつけられます。近年は子ども用のスマートフォンを持たせる家庭も多いですが、スマートフォンは電源が切れてしまうと役に立ちません。
GPS機能があればなくした物を途方に暮れながら探さなくて済みます。また子どもの安全管理にも活用できるのです。
音で位置をお知らせ
急いでいるときに鍵や財布が見つからない場合、専用のアプリを使ってタグから音を発生させることができます。音をたどっていけばどこに置いたのかわかりやすく、あてどなく探し回る必要がありません。
音を出すためにはスマートフォンとの連動が必須です。無線通信で双方をつなぎスマートフォン上でアプリを開いて、タグから音が鳴るように操作します。
紛失防止タグ側を操作してスマートフォンがどこにあるのかを知らせてくれる機能があると、さらに便利です。スマートフォンを持ち歩くのが一般的になっている昨今、うっかりどこかへ置き忘れてしまってもすぐにみつけられます。
スマホとの連携
紛失防止タグはBluetoothやGPS機能を活用することで効果を発揮します。そのためスマートフォンとの連携は必須です。
通常時は紛失防止タグを取り付けたアイテムとスマートフォンが、Bluetoothでつながっています。紛失防止タグが持ち主の元から一定距離を離れ、ペアリングが解除されるとスマートフォンに通知が届く仕組みです。
もし落としてしまった場合、最後にスマートフォンとタグがつながっていた位置が把握でき、いち早くその場所へ戻れます。スマートフォンの操作でタグ本体から音を鳴らせる物を選べば、ひったくりや置き引きなどの防犯にも役立ち便利です。
紛失防止タグの選び方
紛失防止タグはさまざまな種類が出ています。購入する際はどのようなポイントに着目するとよいのでしょうか?
持ち運びやすいか
紛失防止タグは鍵などの小さな物の行方を逃さない目的で付けるため、コンパクトで持ち運びやすい商品がおすすめです。鍵は外出時に必ず持ち出す物であるため、紛失防止タグも毎回持って出かけることになります。
鍵の目印としてキーホルダーを付ける場合は目立つ物のほうがみつけやすいですが、Bluetoothを利用して鍵のありかを知らせる紛失防止タグのデザインはシンプルなものでよいでしょう。小さめのサイズだと、カバンの中でも場所を取りません。
サイズ感だけでなく重さもチェックしておきたい要素です。重さがあると日々持ち歩く中で負担に感じられてくるでしょう。薄いタイプの物を選べば外出時に必ず持って行く財布にも入れられます。
電池交換が可能か
紛失防止タグは内蔵された電池によって作動します。種類によって電池交換ができる物もあればできないものもあり、できない物を購入すると電池切れする都度新しいタグに買い替えなければなりません。そのため電池交換ができるかどうかは重要です。
紛失防止タグに内蔵された電池の寿命は、およそ1年とされています。電池が切れたら腕時計に入れるような市販のボタン電池が必要です。ボタン電池はコンビニでも買えるため、もし外出先で電池が切れてもすぐに交換できます。
電池交換できれば継続して使えますが、ラニングコストがかかるのが難点です。近年では充電式の紛失防止タグもあり、USBポート経由かワイヤレスで充電ができます。
有効範囲もチェック
Bluetoothを利用してスマートフォンと連動する紛失防止タグは、接続の有効範囲が限られています。機能を発揮できる有効範囲が広ければ広いほど、紛失現場から離れてしまっても通知を受けることができるのです。
紛失防止タグの有効範囲は一般的に20~60mほどとされ、日常生活において十分といえます。しかし不測の事態はいつ起きるかわからないため、有効範囲が広いほうが安心です。
万が一接続が途切れてしまっても、製品によっては同じ製品とアプリを利用している別ユーザーが情報を自動で提供してくれるサービスがあります。自分の紛失防止タグの近くを別ユーザーが通ると、現在の位置情報を通知してくれるのです。
キーホルダータイプの紛失防止タグ
手持ちのアイテムに付けて持ち歩けるのが「キーホルダータイプ」の紛失防止タグです。おすすめの4種類を紹介します。
写真や音楽も「Qrio Smart Tag」
シンプルなフォルムで日常使いがしやすく、カラフルなデザインが特徴の紛失防止タグです。スマートフォン側から探せるのはもちろん、タグ側からスマートフォンを探せます。またスマートフォンのカメラシャッターリモコンとしても使用可能です。
有効範囲外になってしまっても、ほかのユーザーのスマートフォンを経由して位置情報の通知が受けられます。内蔵されている電池の寿命はは約6カ月で、交換も可能です。デザインを左右するストラップリボンを自分好みのものに交換できます。
音で探せる「Tile Mate」
スマートフォンとBluetoothで連動させると、探し物の場所を「音」で知らせてくれる紛失防止タグです。タグ本体のボタンを2回クリックするとスマートフォンの居場所を知らせてくれます。またスマートスピーカーとも連動できる点も魅力のひとつです。
大切な物を紛失しBluetooth圏外になった場合、最後に通信が途切れた場所と時間を通知してくれるため、見当が付けやすくなります。世界中のサーバーと通信しているため、紛失物が有効範囲圏外にあってもアプリ上の地図で場所の確認が可能です。
忘れ物防止機能搭載「MAMORIO」
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大切な物に取り付けておくと、距離が離れたときにすぐスマートフォンへ通知を出し忘れ物防止に役立ちます。タグを付けたものはカメラ機能で探索可能です。AR技術を元にした追跡機能で、タグが何かの下にあってもみつられ手間がかかりません。
もし紛失してしまった場合は、アプリで位置情報を確認できます。有効範囲外であってもほかのユーザーからの情報や、商業施設や駅に設置された専用スポットによって、紛失物の現在地の通知を受けられ、探し回らなくても所在確認が可能です。
おしゃれなデザイン「見守りタグ biblle」
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豊富なデザインを多数そろえており、付けるのに抵抗感がないおしゃれな紛失防止タグです。専用のアプリをインストールしBluetoothでつなげば、すぐに登録できます。スマートフォン側から探せるのはもちろん、タグ側からも探索可能です。
有効範囲外になっても他ユーザーの情報を利用して、位置情報の確認ができます。スマートフォンとの連動は簡単ですが、知らない間にタグを持たされて位置情報を取得されないよう、特許技術によって不正利用している端末をブロックします。
コンパクトな紛失防止タグ
小さめで持ちやすい紛失防止タグは、財布の小銭入れに入れることができます。鍵以外の紛失にも役立つ、コンパクトな紛失防止タグのおすすめ3つをみてみましょう。
正確な位置が分かる「Apple AirTag」
世界中の多くの人から愛されるApple社製の紛失防止タグは、専用のアプリをダウンロードすればiPhoneと連動できます。アプリ起動をしなくても、音声アシスタント機能の「Siri」に声をかければ紛失物の位置検知が可能です。
有効範囲から外れていた場合、世界中のiPhoneユーザーの情報から位置情報の確認ができます。他ユーザーからの情報提供は匿名で実行され、情報データは暗号化されているためプライバシーも守られ安心です。
便利なシールタイプ「MAMORIO FUDA」
なくしたくない物にぶら下げるのではなく、直接貼り付けるシールタイプの紛失防止タグです。鍵やなくしやすい物に紛失防止タグを貼り付けたら、専用のアプリをインストールして登録完了です。タグから距離が離れると音を鳴らして知らせてくれます。
有効範囲から外れてしまってもほかのユーザーの情報から、なくしたものの現在地を地図アプリで確認可能です。私鉄の駅や商業施設に専用のアンテナが続々と設置されており、忘れ物が届いたらスマートフォンへの連絡が自動で行われます。
防水・防塵性能「biblle LiTE」
高い防水性と防塵性能を持つ紛失防止タグは、雨の日でも気にせず使えます。薄さ3.6mmと財布の小銭入れに入るほどの小型サイズで、電池交換ができるため繰り返しの使用が可能です。
探し物がみつからないときは専用アプリのブザーボタンを鳴らし、その音をたどっていくと落とし物を発見できます。優れた防水性と防塵性を備えているため、海やプールなどのレジャーに持って行っても故障する心配がありません。
ボタン一つで操作できる紛失防止タグ
ボタンを押すだけの簡単操作ならば、子どもから老人まであらゆる世代で使いやすいはずです。ボタン操作で簡単に扱えるおすすめの紛失防止タグを2種類紹介します。
複数の小物に付けられる「vodeson キーファインダー」
小さな受信機をなくしたくないものに取り付けるだけなので、インターネット接続もアプリのインストールも、スマートフォンと連携させる必要もありません。電池を入れるだけで、簡単に使いはじめられます。
送信機のボタンを押すと、対応する色の受信機のアラームが85dBという大音量で鳴って知らせます。それだけでなくLEDライトが点滅するので、暗い場所でもすぐにみつけることが可能です。
屋外40m、屋内25mの範囲ならつながり、受信機は4個セットなので、特に自宅内で複数の小物に付けておけば、なくし物を探す手間が省けるでしょう。
嬉しい充電式「JTD キーファインダー」
電池式ではなくUSBポート経由で充電して使うため、乾電池の買い替えが必要なくエコにも貢献する紛失防止タグです。購入時から5個セットになっているので、鍵以外のアイテムにもすぐに取り付けられます。
送信機にある5色のボタンを押すと、同じ色の受信機が反応して音を鳴らし位置を通知する仕組みです。付属のキーリングまたは粘着テープで取り付けて使用します。
万が一鍵をなくしてしまった場合
万が一鍵をなくしてしまった場合、どのように対処するとよいのでしょうか?万が一のときに備えてアクションの取り方をみてみましょう。
警察へ届ける
鍵がないことに気付いたらまずはすみやかに警察に届け出をします。紛失したかもしれない場所付近の交番や警察署を一度訪れましょう。
最初の訪問の段階で落とし物としてすでに届いている場合もあるかもしれません。その場で届いていなければ遺失届を出しておきます。後日見つかった場合に連絡が入るため、つながりやすい連絡先を記入しましょう。
管理会社や大家に報告
家の鍵をなくしてしまいスペアキーを自宅内で保管していると、家に入ることができません。なくした事情を説明するとともに自宅の鍵を開けてもらえるよう、管理会社や大家へ報告しましょう。
鍵をなくすと悪用される可能性もあるため、既存の鍵から交換が必要になります。鍵の交換は管理会社や大家の許可なしにはできないため、すみやかに報告と相談をしましょう。
鍵業者に開錠・交換を依頼
管理会社や大家へ鍵をなくしたことを報告したとしても、鍵を一度なくしてしまうと既存の鍵はもう使えません。できるだけすぐに鍵業者を呼んで、開錠と鍵の交換を頼みましょう。
急を要する事態にすぐに対応してもらえるかどうかが重要です。ただし急ぐあまり適当に業者を選んでしまうと失敗するかもしれません。
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便利なアイテムを使って鍵の紛失を防止しよう
なくしやすい鍵の居場所をすぐに知らせてくれる紛失防止タグは、とても便利なアイテムです。家を出る際にうっかり鍵を忘れそうになっても、スマートフォンを通してすぐに知らせてくれます。
外出先で落としてしまっても有効範囲内であれば、すぐに見つけられます。接続が切れてしまっても、ほかユーザーの情報や公共交通機関・商業施設に設置されたアンテナからの情報によって、なくした物の居場所の特定が可能です。
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