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主なアシナガバチの種類と特徴を解説。遭遇した場合の対処法も紹介

最終更新日: 2022年05月31日

アシナガバチは市街地に巣を作るものや、攻撃性の高いものなどさまざまな種類がいます。

スズメバチに匹敵する毒性の強い種類もいるので注意が必要です。日本に生息する主なアシナガバチの種類や特徴などを紹介します。

アシナガバチってどんな蜂?

アシナガバチはおとなしい性格ですが、刺激を与えると強烈な毒針で人を刺す危険な面もあります。

特に危険なアシナガバチの種類は?

被害件数が最も多い「セグロアシナガバチ」と刺されたときの痛みが最も激しい「キアシナガバチ」は、特に注意が必要な種類です。

日本で見られるアシナガバチは3属11種類

葉っぱの上のアシナガバチ

アシナガバチは世界中に29属、約800種いるといわれています。そのうち3属11種が日本に生息しています。

日本で確認されているのは「アシナガバチ属」「ホソアシナガバチ属」「チビアシナガバチ属」の3属です。それぞれ属と種類は、以下の表のとおりです。

種類
アシナガバチ属
  • セグロアシナガバチ
  • キアシナガバチ
  • フタモンアシナガバチ
  • トガリフタモンアシナガバチ
  • コアシナガバチ
  • キボシアシナガバチ
  • ヤマトアシナガバチ
ホソアシナガバチ属
  • ヒメホソアシナガバチ
  • ムモンホソアシナガバチ
チビアシナガバチ属
  • ナンヨウチビアシナガバチ
  • オキナワチビアシナガバチ

九州から北海道南端まで広く分布

アシナガバチは九州から北海道南端まで、幅広く生息しています。寒さに弱いアシナガバチですが、種類によっては北海道にも生息しているのです。具体的には以下のように生息地域が異なります。

生息地域 蜂の種類
北海道、秋田県 トガリフタモンアシナガバチ
沖縄~北海道 キアシナガバチフタモンアシナガバチキボシアシナガバチ
沖縄~本州北部 セグロアシナガバチヤマトアシナガバチヒメホソアシナガバチ
九州~北海道 コアシナガバチ
九州~本州 ムモンホソアシナガバチ
沖縄 オキナワチビアシナガバチ
硫黄島 ナンヨウチビアシナガバチ

危険性の高いアシナガバチは?

アシナガバチの中でも、「セグロアシナガバチ」「キアシナガバチ」は攻撃性や毒性が強く、危険度が高いといわれています。

スズメバチではないからといって油断はできません。刺激を与えたり危害を加えたりしないよう気を付けましょう。

セグロアシナガバチ
セグロアシナガバチ
キアシナガバチ
キアシナガバチ

アシナガバチ属7種類

アシナガバチ

アシナガバチ属には以下の7種類がいます。

アシナガバチ属

セグロアシナガバチ

セグロアシナガバチ

生息地 沖縄~本州北部。平地に多い。
活動時期 4~11月
大きさ 21mm~26mm
黒い体に黄褐色の模様。あしの付け根が黒い。
毒性・攻撃性 毒性:高い
攻撃性:高い。7~9月は特に高い。
巣の特徴 営巣場所:家の軒下、木の枝下
大きさ:約15cm
働き蜂の数:約50匹
育房数:約200
幼虫のエサ アオムシ、バッタなど

セグロアシナガバチはアシナガバチの中でも体が大きく、毒性の高い蜂です。刺された痛みはスズメバチに匹敵するともいわれています。

7~9月に攻撃性が最も高くなり、巣を守るために人を刺してしまうことも。

人の多い市街地でも生息し、民家の軒下や屋根裏に巣を作ります。そのため被害件数が多いです。アシナガバチに刺された場合はまず、セグロアシナガバチを疑った方が良いでしょう。

関連記事:セグロアシナガバチの安全な対処法・巣の駆除方法!特徴や危険性も徹底解説|ミツモア

キアシナガバチ

キアシナガバチ

生息地 沖縄~北海道。低山地に多い。
活動時期 4~10月
大きさ 21mm~26mm
体は黒と鮮黄色。胸部に黄色い縦長の模様が2つある。
毒性・攻撃性 毒性:高い
攻撃性:高い
巣の特徴 営巣場所:森林、軒先
形:釣り鐘状
働き蜂の数:約50匹
育房数:300~400
幼虫のエサ アオムシ、バッタなど

キアシナガバチは、アシナガバチの中でも気性が荒く危険な種類といわれます。軒下や木の上など家屋付近でよく見られます。

巣に近づくと体を震わせて威嚇してきて、働き蜂だけでなくオス蜂や女王蜂も加勢してくるため厄介です。巣を見かけた際は業者に駆除を依頼するとよいでしょう。

参考:キアシナガバチ|森林生物データベース

フタモンアシナガバチ

フタモンアシナガバチ

生息地 沖縄~北海道
活動時期 4~11月
大きさ 12mm~18mm
黒い胴体に黄色いしま模様。腹部に黄色い円紋が2つある。
毒性・攻撃性 毒性:ふつう
攻撃性:低い
巣の特徴 営巣場所:軒下、壁面、木の枝
大きさ:10cm
特徴:垂直に営巣することがある
幼虫のエサ アオムシ、毛虫など

フタモンアシナガバチは街中でよく見かける小柄な蜂で、穏やかな性格をしています。

巣は家の軒下や壁によく作られます。庭木など比較的明るく開けた場所を好むので、巣を見かけることも多くあるでしょう。

おとなしい蜂とはいえ、産卵期の8~9月にかけては危険性が増すのでむやみに近づかないようにしてください。

キアシナガバチとは黄色い模様の位置や形が異なります

参考:フタモンアシナガバチ|森林生物データベース

トガリフタモンアシナガバチ

トガリフタモンアシナガバチ

生息地 北海道、秋田県
活動時期 5~9月
大きさ 14mm~19mm
黒い胴体に黄色いしま模様。腹部に黄色い模様が2つある。
毒性・攻撃性 毒性:ふつう
攻撃性:低い
巣の特徴 営巣場所:草むら、低木
特徴:繭で作られたフタが黒色
幼虫のエサ アオムシ、バッタなど

トガリフタモンアシナガバチはフタモンアシナガバチと似ていますが、営巣場所が異なります。トガリフタモンアシナガバチは民家に巣を作ることが殆どないです。

また巣を穴をふさぐ繭の色も異なるので、見分けがつきます。

参考:トガリフタモンアシナガバチ|森林生物データベース

コアシナガバチ

コアシナガバチ

生息地 九州~北海道
活動時期 4~10月
大きさ 11mm~17mm
黒い体に黄色と赤褐色の模様。腹部の第3、4節に黄模様がある。
毒性・攻撃性 毒性:高い
攻撃性:高い
巣の特徴 営巣場所:木の枝、軒下
大きさ:10cm
幼虫のエサ アオムシ、毛虫など

コアシナガバチの活動時期は、4~10月と比較的長めです。巣を放置しておけば刺される危険性が高くなるでしょう。

毒性、攻撃性共に高い蜂なので、コアシナガバチをよく見るようになったり、巣を発見したりした際はすぐに業者に駆除を依頼するのをおすすめします。

キボシアシナガバチと似ていますが、黄模様の有無や巣の穴をふさぐ繭の色が異なります。

参考:コアシナガバチ|森林生物データベース

キボシアシナガバチ

キボシアシナガバチ

生息地 沖縄~北海道
活動時期 5~10月
大きさ 12mm~18mm
黒い体に赤褐色の模様。
毒性・攻撃性 毒性:高い
攻撃性:高い
巣の特徴 営巣場所:低木の枝や葉の裏
働き蜂の数:数十匹
育房数:100
特徴:育房質のフタが黄色
幼虫のエサ アオムシなど

キボシアシナガバチの幼虫は、黄色い繭を吐き出し、それで巣の穴をふさぎます。毒性が高いうえに攻撃性も高いため、巣に近付かないよう注意しましょう。

コアシナガバチと似ていますが、腹部に黄色い模様がないので見分けられます。

関連記事:キボシアシナガバチとはどんな蜂?特徴や刺されたときの対処法を紹介|ミツモア

ヤマトアシナガバチ

ヤマトアシナガバチ

生息地 沖縄~本州北部
活動時期 4~10月
大きさ 15mm~22mm
腹部は褐色混じりの黄色。胸部に2~4つ黄色い縦紋がある。
毒性・攻撃性 毒性:低い
攻撃性:低い
巣の特徴 営巣場所:森林
働き蜂の数:約20匹
育房数:50~70
特徴:育房質のフタが黄緑色
幼虫のエサ アオムシ、バッタなど

ヤマトアシナガバチは低山地に生息する蜂で、毒性も攻撃性も高くありません。刺された場合は少し痛みが生じますが、短時間で解消されることが多いです。また攻撃性も低いです。

参考:ヤマトアシナガバチ森林生物データベース

ホソアシナガバチ属2種類

ムモンホソアシナガバチ
ムモンホソアシナガバチ

ホソアシナガバチ属は以下の2種類がいます。腹部が細くくびれているのが特徴です。

ホソアシナガバチ属

ヒメホソアシナガバチ

生息地 沖縄~本州北部
活動時期 4~10月
大きさ 11mm~16mm
体は淡い黄色、茶色の模様がある。顔の黒い模様が特徴。
毒性・攻撃性 毒性:低い
攻撃性:高い。一斉に襲ってくる
巣の特徴 営巣場所:葉の裏、木の枝下
育房数:500
特徴:下に垂れるような形

ヒメホソアシナガバチは、腹部が細くくびれています。毒性は低いですが、一斉に襲ってくるので注意が必要です。

ムモンホソアシナガバチとは頭部の模様で見分けられます。

ムモンホソアシナガバチ

生息地 九州~本州
活動時期 4~10月
大きさ 15mm~20mm
体は淡い黄色。茶色の模様がある。全体的に色が薄い。
毒性・攻撃性 毒性:引く
攻撃性:高い
巣の特徴 営巣場所:葉の裏、木の枝下
育房数:100
特徴:下に垂れるような形
幼虫のエサ イモムシなど

ムモンホソアシナガバチは、ヒメホソアシナガバチ同様、腹部が細くくびれています。ヒメホソアシナガバチの顔には縦に黒い模様が入っているのに対し、ムモンホソアシナガバチは入っていません。

参考:ムモンホソアシナガバチ|森林生物データベース

チビアシナガバチ属2種類

オキナワチビアシナガバチ
オキナワチビアシナガバチ

チビアシナガバチ属には以下の2種類がいます。

チビアシナガバチ属

ナンヨウチビアシナガバチ

生息地 硫黄島(外来種)
大きさ 14mm~15mm
濃い赤褐色。腹部には黄色い模様がある
巣の特徴 育房数:1,000
幼虫のエサ 小型の昆虫

ナンヨウチビアシナガバチは南アジアやマリアナ諸島に生息している外来種です。国内では硫黄島で繁殖しており、生態系破壊の危険があるため、総合対策外来種に指定されています

オキナワチビアシナガバチ

生息地 琉球諸島
大きさ 9mm~10mm
褐色の体に黄色い模様がある。
毒性・攻撃性 毒性:弱い
攻撃性:低い
巣の特徴 営巣場所:ススキ、サトウキビ、ソテツの葉の裏
働き蜂の数:約100匹
幼虫のエサ 小型の昆虫

琉球諸島に生息するオキナワチビアシナガバチは毒性が弱く、刺されてもあまり痛みを感じませんススキやサトウキビの葉の裏に営巣します。

参考: オキナワチビアシナガバチ| 森林生物データベース

スズメバチやミツバチとの見分け方

アシナガバチ、スズメバチ、ミツバチ
左からアシナガバチ、スズメバチ、ミツバチ

蜂は大きく分けてスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類です。それぞれの見分け方を解説します。

アシナガバチの特徴

アシナガバチは体長12〜26mmの比較的おとなしい蜂。くびれがあり足先は黄色く長いのが特徴です。

胴体が黄色のしま模様になっていたり、オレンジと黒のしま模様になっていたり、見た目の色合いはさまざまです。

毒針を持ちますが、スズメバチのように攻撃的ではありません。ハチや巣を刺激したり、直接危害を加えようとしたりしない限りは刺してこないでしょう。

活動時期は約4〜10月までで、特に夏季は活発に行動します。ただし6~8月頃は攻撃性が高まる時期なので、むやみに近づかない方が無難です

アシナガバチは長い後ろ足をだらんと垂らし、ふわふわと飛ぶ特徴があります。

軒下や庭の木付近など人間の生活圏を飛び回るので、洗濯物に紛れ込むなどして意図せず遭遇することもあるでしょう。攻撃的な性格ではないものの、刺激してしまい刺される被害は後を断ちません。

蜂本体の見分け方

見た目

アシナガバチはスズメバチより小さく、ミツバチより大きいです。胴体がくびれている点はスズメバチと同じですが、アシナガバチは後ろあしが長いので見分けられます。ミツバチはアシナガバチと異なりずんぐりとした太めの体型です。

飛び方

スズメバチやミツバチは真っすぐ飛ぶのに対し、アシナガバチはフワフワとゆっくり飛びます

攻撃性

アシナガバチはミツバチ同様おとなしいです。巣を攻撃したり刺激を与えたりしない限り刺されることはないでしょう。一方、スズメバチはとても攻撃的です。オオスズメバチは体が大きく毒性が強いので、特に気を付けましょう。

巣の見分け方

アシナガバチの巣

アシナガバチの巣

アシナガバチの巣は、六角形の穴がいくつも集まってできています。シャワーヘッドのような形をしており、六角形の部屋がむき出しの状態なのが特徴です。穴の中は白や黄色の繭でふさがっているものもあります。

またアシナガバチは女王蜂以外は越冬ができないので、冬になると巣は空になります。女王蜂は巣に戻ることなく、シーズンを終えた巣は翌年は使われません。

関連記事:アシナガバチの巣への対処方法!ハチの生態や被害が増える時期も解説|ミツモア
スズメバチの巣

スズメバチの巣

スズメバチの巣はしま模様をしたボール状で、六角形の部屋は硬い皮で覆われており、ハチが出入りする穴は一つだけなのが特徴です。80cmにもなる巨大な巣を形成する場合もあり、自力での駆除はかなり困難で危険です。

関連記事:スズメバチの巣の基礎知識 | 見た目の特徴、巣を見つけたときの対処法は?|ミツモア
ミツバチの巣

ミツバチの巣

ミツバチの巣は平らな板が垂れさがった形をしています。蜂蜜が沢山詰まっているため、自力での駆除が困難です。また女王蜂以外も越冬するので、1年中巣が使われるという特徴があります。

関連記事:ミツバチの巣は駆除した方がよい?起こり得る被害と対処法を紹介|ミツモア

ミツモアでアシナガバチの駆除を依頼する

アシナガバチに遭遇した場合

巣の上のアシナガバチ

アシナガバチに遭遇したら、応戦したり手で振り払ったりするのは危険です。うっかり巣に近づいてしまった場合や、アシナガバチが周辺を飛んでいる際の対処法を紹介します。

まずはゆっくり離れる

アシナガバチに遭遇した時は、まずゆっくりその場を離れましょう。急に動いたり、背を向けて走ったりするとかえって刺激を与えてしまいます。手や物で振り払うのは絶対にやめましょう。

蜂は大きな音に敏感です。離れる際はゆっくり離れるようにします。逃げる際は頭を低くして、後ずさりしながら離れてください。

もし部屋の中にアシナガバチが入ってきたら、部屋を暗くして窓を開けて逃がすのが得策です。蜂の明るい方に向かう習性を使いましょう。

刺されたときの症状と対処法

もし刺されてしまった場合は、すぐに病院に行きましょう。通常蜂に刺されると、刺された箇所が腫れてズキズキ痛むなどの症状が現れます。

加えて症状が重い場合、次第に息苦しくなったり口の渇きやしびれが起きたりすることがあります。これらの全身症状はアナフィラキシーショックの疑いがあり、最悪の場合は死に至ります。すぐに病院へ行きましょう。

応急処置として、刺されたらすぐ傷口を水で洗いましょう。蜂の毒は水に溶けやすいので、傷口から手で毒をしぼり出しながら水で洗います。口で吸い出すのは危険なのでやめましょう。

アシナガバチが巣を作ろうとしているときの対処法

アシナガバチの巣作り

家の周りでアシナガバチを見かけるようになったと思ったら、軒下や庭木、エアコンの室外機などに巣を作り始めていた…ということがあるかもしれません。

ほとんど人が立ち入らない場所であれば無理して駆除する必要はありませんが、生活している範囲で蜂が飛び回っている場合、刺されるリスクがあるので早めに駆除しましょう。

このとき、蜂の巣が10cmを超えている場合は蜂の巣駆除の専門業者に依頼することをおすすめします。巣が大きくなってくると、すでに働き蜂も含めて活発に活動をしており、集団で襲われる可能性があるからです。

アシナガバチの駆除は6,000円~と、他の蜂に比べると安価です。巣が大きくなると追加料金がかかるので、早めの依頼をおすすめします。

関連記事:蜂の巣駆除にかかる料金はどのくらい?費用相場や、安く済ませるポイントをチェック|ミツモア

ミツモアでアシナガバチの駆除を依頼する

自力で駆除する方法

巣の大きさが5cm前後で、周りにほとんど蜂が飛び回っていない場合は、自力で駆除することも可能です。

必要なもの
  • ハチ駆除用の殺虫スプレー2~3本
  • 防護服
  • ハサミや棒(巣を落とすために使用)
  • トング
  • 巣を入れる袋
  • 赤いセロハンをかぶせた懐中電灯
手順
  1. 巣から1~2m離れて殺虫スプレーを噴射し、蜂が飛び回らなくなるまで続ける
  2. 生きた蜂がいないことを確認する
  3. ハサミや棒を使って巣を落とす
  4. トングで巣と蜂の死骸を袋に入れる
  5. 袋の中に殺虫スプレーを噴射する

詳しい駆除の方法については以下の記事をご覧ください。

関連記事:蜂の巣駆除は作り始めの時期を狙おう!駆除方法と注意点を解説|ミツモア

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