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車のエアコンから臭いがする!改善方法と予防策をチェックしよう

最終更新日: 2021年06月01日

車のエアコンをつけたとき出てきた風が臭う問題はよくあります。嫌な臭いが発生するのは掃除が行き届いておらず、カビが発生しているのが原因です。快適なカーライフを楽しめるよう、カーエアコンの臭いを改善できる方法と予防策を紹介します。

車のエアコンがくさいのはなぜ?

カーエアコン

車内の温度調整のためにエアコンをつけたとき、出てきた風をくさいと感じるのはなぜなのでしょうか?カーエアコンが臭う原因を紹介します。

カーエアコンの仕組み

車に付いているエアコンの臭いは、カーエアコンの内部に水滴が付くと発生しやすくなります。エアコン臭の原因となる水滴ができるのは主に冷房使用時です。冷風を出すとき、カーエアコンは以下のような仕組みで稼働しています。

  1. 冷風の元「エアコンガス」がコンプレッサーによって高圧・高温の液体になる
  2. 液体になったエアコンガスはコンデンサーで冷やされる
  3. 冷やされた液体エアコンガスが細いバルブを通ってエバポレーターに吹き出される
  4. 吹き出された液体エアコンガスは急激に気化し、エバポレーターの熱を奪う
  5. 熱を奪われ冷やされたエバポレーターから冷気が発生する
  6. 発生した冷気をエバポレーター後ろのファンがダクトへ送り、車内へ放出される

カーエアコンから冷たい風が出るのは、液体が気化するときに周りの熱を奪う原理と同じです。エアコンガスによって冷やされたエバポレーターは外気との温度差によって結露が起こり、カーエアコン内部に水滴が発生します。

カビが臭いの元になる

カーエアコンの内部に発生した水滴をたまったままにしておくと、カビや雑菌の原因になります。悪臭の元になるのはカビです。

エアコン内部の水滴を除去しなければ湿度が高まり、カビにとって繁殖しやすい環境を作ってしまいます。カビ対策をしないと嫌な臭いがするだけでなく、胞子が冷風とともに車内へ放出され健康に影響をおよぼすのも心配です。

臭いによって具合が悪くなるのはもちろん、ぜんそくやアレルギーを引き起こす原因になるため早めの対策が必要です。

臭いを改善する方法三つ

車内

カーエアコンをつけて車内が適温になっても、悪臭が消えないと快適なドライブを楽しめません。一時的な対策だけでなく根本的な解決になる対処法も把握して、エアコン周りの環境整備に役立てましょう。

カーエアコン用消臭スプレーを使う

臭いを改善するひとつの手段として、カーエアコン用の消臭スプレーをエアコンの吹き出し口に吹きかける方法があります。スプレーするだけで臭いが解消できて手軽な方法です。

車の窓を開けカーエアコンを「内部循環」にしてから、カーエアコンとエンジンをオフにし、消臭スプレーのノズルを吹き出し口に向けて噴射します。再びカーエアコンを稼働させて5~10分を目安に換気すれば作業は完了です。

ただしカーエアコン内部のカビには効果がないため、あくまでも一時的な対策と考えましょう。カビ防止剤が含まれている消臭スプレーもありますが、すでに発生したカビを撃退する効果は期待できません。

フィルターを取り換える

エアコン臭を改善する方法で手軽かつ有効なのが、エアコンフィルターの交換です。エアコンフィルターは風を吹き出すときにゴミやホコリだけでなく、カビの胞子も除去してくれます。

フィルターは最低でも年に1回の交換が必要です。交換用のフィルターは車用品専門店で購入できます。

しかし車の取扱説明書に交換方法が記されており自力での交換も可能ではあるものの、自動車メーカーでは個人での交換をすすめていません。交換作業でパーツを破損してしまう恐れがあるため、車整備のプロやカーディーラーに任せたほうが安心です。

エバポレーターを洗浄する

スプレーやフィルター交換をしても臭いが取れない場合は、温度調整を行うパーツ「エバポレーター」の洗浄が必要です。冷房使用時に外気との温度差によってエバポレーターは結露しカビが発生しやすいため、定期的にメンテナンスしなければなりません。

エバポレーターを洗浄するにはまず、後ろにあるファンにクリーナーを注入します。ファンの力によってクリーナーをエバポレーターに送り届け、一定時間風を循環させれば作業完了です。

ただしエバポレーターを洗浄するためにはダッシュボードを外さなければなりません。素人が分解を行うのは困難なため専門業者に依頼するのがおすすめです。

業者選びに時間をかけたくない人は、無料で最大5社から見積もりを取れるミツモアを活用しましょう。

エアコンの臭いを予防する工夫

カーエアコン

エアコンパーツの交換や清掃をしても、メンテナンスする前と同じ環境で使っていると再び悪臭が発生してしまいます。余計な手間や出費を抑えるためにも、日常的に対策をとって臭いを予防する心がけが大切です。

暖房でエアコン内部を乾かす

冷房を使っている季節はカビの原因となる水滴が発生しやすくなります。水滴を除去するために有効なのが、暖房の熱を利用して内部を乾かす方法です。カビは乾いた環境では繁殖しにくいため、効果的に臭いを予防できます。

車から降りる前の時間を活用して、暖房をフル稼働させるのがおすすめです。最高温度と最高風速に設定したら、10分ほどエアコンを回しましょう。

まめに拭き掃除をする

カーエアコンは車内の空気を取り込むため、車内にホコリやタバコの臭いが残っているとそのままエアコン内部に入ってしまいます。

カビ以外の汚れもフィルターを汚したり、嫌な臭いを引き起こしたりする原因です。小まめに車内を拭き掃除しておくと、エアコンにも汚れが付きにくく循環する空気をきれいに保てます。

車内に手が届きにくく気になる部分が多い場合や掃除が面倒な人には、車のクリーニングを行っている業者に頼むのがおすすめです。ミツモアには車のクリーニングを請け負っているプロが登録しています。業者選びの手間を省きたい人は活用しましょう。

エアコン臭を除去して快適なカーライフを

運転席

せっかくのドライブもエアコンの臭いが気になると十分に楽しめません。臭いの元になるカビが原因で具合が悪く可能性もあるため、気になったら早めに対処しましょう。

消臭剤で一時的な対処をするのはもちろん、内部まできれいにしたい場合はディーラーや業者に依頼して、フィルターやエバポレーターのメンテナンスを行います。

カーエアコンの臭いを予防するには、暖房を活用する・小まめに掃除するといった工夫も必要です。

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