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お七夜ってどんな料理を用意するの?レシピと簡単な準備の方法も!

最終更新日: 2019年12月09日

お七夜は赤ちゃんが生まれて七日後に行われる儀式です。

お七夜の中では、家族や親族と食事をすることが慣例となっています。

でも、お母さんは出産直後で体調不良だったり、赤ちゃんの世話でなかなか時間がなかったり余裕のない時期でもありますよね。

そこで、特に準備に時間がかかる、お七夜で用意する料理の準備の仕方やおすすめのメニューを紹介します!

 お七夜とは?

赤ちゃんが産まれると行事やイベントがたくさん

お七夜(おしちや)とは、赤ちゃんが生まれた次の日を一日目と数えて生後7日目に行われる行事です。

お七夜では、家族や親戚を呼んで命名式や食事会が行われます。

では、そもそもこの「お七夜」の起源は何なのでしょうか。

お七夜の成り立ち

お七夜は平安時代から行われている儀式です。 

その当時は赤ちゃんが生後間もなく亡くなってしまうことが多く、節目と言われる7日目を赤ちゃんが迎えることのできたお祝いするために行われた行事だと言われています。

 お七夜って何をするの?

お七夜では、命名式や食事、手形・足型をとるといったことをします。

なかでも、お七夜の食事=「お祝い膳」で用意される料理はふさわしいと言われているものが多く、準備が大変です。

 

 お七夜の料理の準備方法には大きく2つの方法が!

お七夜のお祝い膳の準備方法は大きく分けて「手作り」と「宅配・ケータリング」という方法があります。

 メリットデメリット
手料理⑴低コスト
⑵好きな料理作れる
⑴時間がかかる
⑵クオリティに制限があることも
ケータリング⑴短時間で準備可能
⑵高クオリティ
⑶命名書セットもつく
⑴コストが高くなる
⑵好きな料理を用意できない

出産直後の時間のないタイミングでの行事でもあるため、事前にある程度の段取りをつけていきたいものですね。

そこで、この2つの準備方法を徹底比較します!

準備方法1:自分で用意!【手料理】

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お七夜の料理を用意する際にまず思いつくのは手作りでしょう。

もちろんコストを抑えたり、たまにしか作らない料理を作ってみたいという方もいらっしゃると思います。

そこで、自分でお祝い膳を用意する際のメリット・デメリットをご紹介します。

メリット①:コストが安く済む

まず大きなメリットはこれでしょう。全ての料理を自分で作ることができるため、購入するものは食材だけです。

こだわり派は料理をのせる漆器など、ちょっと値段が張るものを購入するかも知れませんが、繰り返し使えることを考えるとやっぱり外食よりは安く済むのではないでしょうか。

メリット②:好きなメニューが作れる

お祝い膳を自分で作る場合には自分の好きな料理を用意することができます。

量や種類を調節できるので、高齢のご両親向けに味をうすくしたり柔らかい料理を増やすなど、自宅ならではのお祝い膳が作れます。

デメリット①:準備に時間がかかる

手作りの一つ目のデメリットは準備に時間がかかることです。

料理の種類も多く、中には下準備が必要なものもあるため、準備には時間がかかります。

また、お七夜は正式には生後7日目に行われるものなので、当然お母さんは出産直後または退院直後の場合が多いです。

そのためにお母さんの体調によっては準備がままならないという場合もあるでしょう。

デメリット②:料理のクオリティが限られる

手作りだと筑前煮やお赤飯などの料理は比較的簡単にできますが、鯛の尾頭つきや刺身盛りなどのように、自分で準備をするのが難しい料理もあります。

そのため、想定していたよりも寂しいお祝い膳になってしまった…なんてこともあり得るかも。

それでも自宅でお祝い膳を作ってみたい!という方は、後ほど『お七夜の料理の準備を簡単にする裏技!』で紹介するケータリングを上手に使う方法もご一緒に確認してみてください!

準備方法2:料理はお任せ!【宅配・ケータリング】

 準備方法2:料理はお任せ!【宅配・ケータリング】
準備方法2:料理はお任せ!【宅配・ケータリング】

最近では、出産まもないお母さんのために、お祝い膳の宅配・ケータリングのサービスを行なっているお店が多くなりました。

ここでは、宅配・ケータリングのメリット・デメリットをご紹介します!

メリット①:料理の準備の時間を削減できる!

ケータリングでお祝い膳をお願いすれば、届いた物を並べるだけで済むので、料理の準備の手間が大幅に削減できちゃいます。

産後の体力回復が思わしくなくても、慌てずに料理の用意をできますね。

また、漆器なども購入する必要がなく、使う機会がほとんどないという方にはもってこいかもしれませんね。

メリット②:高いクオリティの料理ができる!

ケータリングだと、準備の手間が大幅に削減できる他にも、自分では準備するのが難しい料理を用意することが可能です。

鯛の尾頭つきや刺身盛りなど、自分では時間がなかったり難しかったりして作れない料理も用意することが可能です。

そのため、自分で用意する以上に豪華なお祝い膳を用意できるかもしれませんね!

メリット③:命名書セットのサービスも!

最近のお祝い膳ケータリングには命名書セットが無料でついてくるものもあります。

赤ちゃんが生まれてバタバタして命名書のことを忘れてた…なんてことも。

そうならないためにも、このようなサービスを利用すれば料理の準備時間も命名書の準備時間も減らせて一石二鳥ですね!

 デメリット①:コストがかかる

手作りと違って料理の準備をする時間は大幅に削減できますが、その分コストがかかってしまいます。

様々な料理がセットになっているものだと一人当たり3000〜6000円ほどかかるのが相場と言えるでしょう。

デメリット②:好きな料理を用意できないことも

お祝い膳のセットには、お七夜にふさわしいとされる料理が入っていますが、自分が好きなものが入っていないことがあるかもしれません。

そのような時、セットだと料理の内容を好きに変えられないことが多いので、満足に好きなものが食べられないということが起きるかもしれません。

お七夜の料理の準備を簡単にする裏技!

赤ちゃんを抱いた女性がスマホを使っている
スマホで撮った写真を可愛く加工しよう

普段はふつうにできることでも、出産後は思い通りに動けません。

買い物や長時間の料理なども、ちょっと不安だし心配になりますよね。

ここでは、そんなパパママに祝い膳の準備をスムーズにする裏ワザ3選をご紹介します!

①スーパーや魚屋さんのサービスを活用する

スーパーの鮮魚売り場やお魚屋さんでは、魚の下処理をしてくれるサービスがあります。

もし手作りの鯛の尾頭付きにするならば、下処理だけでもお願いしておくといいでしょう。

それだけでもかなり祝い膳の準備が楽になります。

お刺身の場合も、柵で買った物を、刺身用にカットしてもらうことも可能です。

②手間のかかる料理だけケータリングをする

鯛の尾頭付きのように、ご自宅の魚焼きグリルに入らない、オーブンがないなどの場合は、お祝い膳の尾頭付きとして注文しておくといいでしょう。

お寿司や天ぷらなどもケータリングにしたほうが、手間がかなり軽減できます。

あとはご自宅でお吸い物と煮物を用意すればばっちりです。

③祖父母に協力してもらう

里帰り出産されるママが多いことから、お七夜はママのご実家でおこなわれることも珍しくありません。

そうなるとお七夜の祝い膳のお料理だけではなく、準備そのものをおばあちゃんやおじいちゃんに協力してもらうママも多いようです。

もしママが準備をするとしても体調面などを考えて、おばあちゃんやおじいちゃんに手伝ってもらうといいでしょう。

【手作り派必見!】お七夜のお祝い膳とは?簡単レシピ7選!

【手作り派必見!】お七夜のお祝い膳とは?簡単レシピ7選!
【手作り派必見!】お七夜のお祝い膳とは?簡単レシピ7選!

やっぱり手作りにこだわりたいと考えるママ必見、お七夜の祝い膳を徹底解析します。

どのようなお料理を並べるのが一般的なのか、作るとすればどのようなメニューになるのかをご紹介しましょう。

産後のママの体と産まれて間もない赤ちゃんのためにも、手軽に作れる簡単レシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.鯛の尾頭付き

お祝い膳の要といえば、やはり鯛の尾頭付きです。

買って来た鯛のうろこを落して、内臓を取り除き水洗いします。

鯛の表面の皮に切り込みを入れて、両面まんべんなくお塩をこすり付けてください。

あとはアルミホイルに包み、魚焼きグリルなどで火が通るまで蒸し焼きにするだけでOKです。

このアルミホイルで包むところが簡単に仕上げるポイントです。

盛り付けるときは正面から見て頭が左、尾が右を向くように置いてください。

2.赤飯

赤いものは魔よけになることから、お赤飯も祝い膳の基本メニューです。

ケータリングにしたり、和菓子屋さんにお願いしたり、小規模の集まりであればレトルトのお赤飯を利用してもいいでしょう。

手作りする場合は、洗って水けをきったもち米と下ゆでした小豆(あれば「ささげ豆」が良い)、豆のゆで汁を炊飯器の内がまに入れ、普通のご飯と同じように炊くだけで手作りお赤飯の完成です。

炊飯器の性能によってはお赤飯を作るコースなどもありますので、うまく利用するといいでしょう。

3.お造り

お造りも祝い膳の定番メニューのひとつです。

祝い膳の場合、魚は出世魚が基本です。

ブリやボラなどがあげられますが、お造りにするならブリがいいでしょう。

縁起の良い紅白の物をという考え方でマグロやイカなどもオススメです。

4.天ぷら

簡単に天ぷらを作る場合、具材の水けをキッチンペーパーなどでよく切った後、小麦粉をまぶします。

そのあとに水で溶いておいた天ぷら粉にくぐらせ、市販の物でも構いませんので細かく砕いておいた天かすをまぶしていきます。

具材同士が重ならないように、耐熱性のお皿に並べ、電子レンジで500Wで3分加熱すればお手軽天ぷらのできあがりです。

具材によって火が通る時間が異なる可能性がありますので、様子を見ながらレンジの時間を調節してみてください。

5.煮物

煮物といえば切ったり煮込んだりが大変です。

簡単に作るのであれば、すでにカットしてある野菜を購入し、めんつゆで煮込むレシピはいかがでしょう。

煮物をおいしくするポイントは、冷めて味が染みる時間を作ることです。

たとえめんつゆで作っても、時間を置けば置くほど具材に味が染み込んでおいしくなります。

6.お吸い物

華やかなお祝い膳のお吸い物というとはまぐりなどの具材を連想をしますね。

しかし予算的にも厳しいケースもあるでしょう。

そのときは、無理に背伸びせずお豆腐やわかめのような、ご家庭にある具材でも問題ありません。

花麩や毬麩などを使うと、見た目が華やかで愛らしくなるのでオススメです。

お水に和風だしを入れて、煮立ったらしょう油と塩で味を整えれば完成です。

7.お七夜のケーキ

大勢でも家族水入らずでも、ケーキがあるだけでお祝いムードを盛りあげられそうです。

そのせいか祝い膳にケーキを用意する方も増えています。

ママが母乳育児の場合、可能であれば乳製品などを使用していないケーキが用意できれば、ママも一緒に食べることができていいですね。

使われる材料によっては、詰まりを起こして乳腺炎になってしまうこともあるからです。

華やかなデコレーションケーキもいいですが、せっかくのお祝いごとですから、みんなが食べられるケーキにしてもいいでしょう。

お七夜の記念写真を撮ろう!

お七夜の準備が整ったら、プロのカメラマンに写真撮影を依頼するのはいかがですか?

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