ミツモアメディア

蛇口直結型浄水器のおすすめ製品!メリットデメリットも紹介

最終更新日: 2024年02月28日

自宅の水道水を手軽に浄水したい方には、簡単に取り付けることができる蛇口直結浄水器がおすすめです。さまざまなタイプの商品が販売されているため、選び方やコストをしっかりと理解しておきましょう。蛇口直結型浄水器の特徴や注意点、おすすめの商品を紹介します。

蛇口直結浄水器の特徴

浄水機付きの蛇口で野菜を洗う

浄水器はいくつかの種類に分かれており、中でも蛇口直結型は最も手軽に使えるタイプです。蛇口直結浄水器の特徴や、ビルトインタイプとの違いを解説します。

蛇口に直接取り付けられる浄水器

蛇口直結型浄水器は、蛇口の先端に直接取り付けて使うタイプの浄水器です。蛇口から出た水は、浄水器のカートリッジで浄水されます。

工事なしで簡単に取り付けられる、手軽さが蛇口直結型の魅力です比較的安価な商品が多いため、コストを抑えたい人に向いています。

浄水器の置き場所の確保も不要です。場所を取らないので、狭いキッチンでも使いやすいでしょう。カートリッジは数カ月~1年程度使えるため、メンテナンスの手間やコストも抑えられます。

他のタイプの浄水器と比較

タンブラーに入った水

浄水器は蛇口直結型以外にも、いくつかの種類があります。浄水ポットタイプと据え置き型の特徴を理解し、種類選びの参考にしましょう。

冷蔵庫で冷やせる浄水ポットタイプ

ポットに水道水を入れて使う浄水器が、浄水ポットタイプです。水道水をそのままポットに入れておき、水を注ぐ際にカートリッジで浄水されます。

ポットタイプの大きなメリットは、冷蔵庫で冷やせることです。さまざまな大きさの商品が販売されているため、冷蔵庫に入るサイズかどうか確かめる必要があります。

水を飲む直前にカートリッジで浄水できることから、よりきれいな状態の水を飲める点も魅力です。浄水を大量に使う必要がない人にも向くでしょう。

ただしカートリッジの寿命が蛇口直結型に比べ短いため、交換に手間やコストがかかります。

ホースで蛇口とつないで使う据え置き型

据え置き型の浄水器は、蛇口と浄水器をホースでつないで使います。蛇口からホースを通って浄水器に入った水が、浄水器のカートリッジで浄水される仕組みです。

浄水能力や浄水スピードに優れており、蛇口直結型よりきれいな水を短時間で作れます。カートリッジの耐久力も高く、中には約3年間交換不要の商品もあります。

据え置き型のデメリットとしては、サイズが大きいため、キッチンの場所を取ってしまうことが挙げられます。本体価格も蛇口直結型に比べ割高です。

シンクに埋め込むビルトインタイプ

シンクのなかに浄水器が埋め込まれているため、外からは見えないタイプの浄水器です。

「アンダーシンク型」や「蛇口一体型」とも呼ばれます。

浄水器自体が一切見えないため、シンク周りをすっきり保って設置できる点がメリットです。優れた浄水効果を発揮しやすく、性能にこだわって浄水器を選びたい人に向いています。

一方で本体をシンクの下に設置しなければならないことから、導入コストは高めです。

蛇口直結型浄水器のメリット

水を飲む男性

蛇口直結型浄水器にはどのようなメリットがあるのでしょうか。他のタイプと比べた場合のメリットについて解説します。

取り付けが簡単で手軽に始められる

蛇口直結型浄水器のメリットとして、簡単に取り付けられることが挙げられます。蛇口の形状に対応していれば、手軽に始めることが可能です。引っ越しや多い人や、浄水器を初めて使う人でも使いやすいでしょう。

ビルトインタイプは基本的に設置工事を必要とするため、蛇口直結型のような手軽さはありません。据え置き型を使う場合も、導入時にシンクやカウンターに穴を開けなければならないケースがあります。

費用が比較的安い

比較的安価で入手できる点も、蛇口直結型浄水器のメリットです。安い商品なら数百円、高くても10,000円程度で購入できます。導入コストを抑えたい人におすすめです。

ホームセンターやスーパーで販売されている商品は、比較的安い傾向にあります。有名な浄水器メーカーの商品は高くなりますが、優れた浄水効果を期待できます。

ビルトインタイプや据え置き型の価格相場は、20,000~60,000円が目安です。商品によっては10万円を超えるものもあります。工事が必要な商品なら、別途工事費が発生します。

場所を取らず狭いキッチンでも使いやすい

蛇口直結型は据え置き型のように、置き場所を確保する必要がありません。狭いキッチンでも使いやすいことがメリットです。一人暮らしの人にも向いています。

ただし蛇口の先端に浄水器を取り付けるため、キッチンが手狭な場合は、蛇口とシンクの間が狭くなってしまいます。浄水器の大きさがキッチンに合うかどうかも、チェックしましょう。

知っておきたいデメリットもチェック

蛇口直結型浄水器は蛇口の形状によっては、使えない恐れがあります。取り付けできる形状とできない形状を知っておきましょう。

蛇口の形によっては取り付けできない

蛇口の形状はA~Dタイプの4種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

  • Aタイプ:先端が膨らんだ丸型蛇口

蛇口のイラスト

Dタイプと比べると先端が膨らんでいて、丸型の蛇口がAタイプです。

  • Bタイプ:泡沫水栓(外ネジ)

Bタイプ蛇口のイラスト Bタイプ の蛇口

蛇口の本体部分の外側にネジがついているのが、Bタイプです。

  • Cタイプ:泡沫水栓(内ネジ)

Cタイプの蛇口 Cタイプの蛇口

本体ではなく、キャップ部分にネジがついている蛇口がCタイプです。

  • Dタイプ:先端がストレートな蛇口

Dタイプの蛇口

Aタイプと同じ丸型蛇口ですが、先端がストレート(膨らみがない)になっています。

基本的にはどのメーカーの商品も、A~Dタイプの蛇口に取り付けられます。取り付け方法は各商品の説明書で確認しましょう。

以下に当てはまる場合、基本的には蛇口直結型浄水器を取り付けられません。

  • 先端の下がりが15mm以下
  • 22mm以外の泡沫キャップ
  • 蛇口の径が13mm未満25mm以上
  • 先端が角型や楕円形
  • シャワー付き・センサー付き蛇口

蛇口直結型浄水器を利用する注意点

青い水

蛇口直結型浄水器は定期的なメンテナンスを行う必要があります。浄水器を清潔に長く使い続けるためにも、カートリッジの交換時期や、寿命について理解しておきましょう。

定期的なカートリッジ交換が必要

蛇口直結型浄水器はカートリッジを定期的に交換する必要があります。交換時期が表示される商品なら、タイミングが分かりやすいでしょう。

ただし商品ごとの交換時期はあくまでも目安であり、実際には交換時期を待たずに、浄水能力が落ちている恐れもあります。カートリッジは水道水の不純物を除去しているのではなく、内部にため込んでいるからです。

洗浄能力が落ちていると感じたら交換時期を迎えていなくても、カートリッジを交換するのがおすすめです。清潔に使い続けるためにも、早めの交換を意識しましょう。

利用法によってカートリッジの寿命が短くなる

断水が発生したり自宅を留守にしたりと、数日間水道水を使わなかった場合、再度水を出したときに濁った水が出やすくなります。

浄水器にそのまま濁った水を通すと、カートリッジが余計に不純物をため込んでしまいます。

カートリッジの寿命が短くなってしまうので、二日以上水道水を出せなかった場合は、水を出す際に浄水器を外し、1分程度水を出しっぱなしにしましょう。水道水が透明になってから、浄水器を取り付けることで、カートリッジの寿命が短くなることを抑えられます。

蛇口直結型浄水器の選び方

水を飲む女性

蛇口直結型浄水器を選ぶときには、「浄水能力」「導入コストとランニングコスト」「カートリッジを交換するタイミングの分かりやすさ」をチェックしましょう。それぞれの具体的なポイントを解説します。

浄水能力は十分か

浄水器の主な目的は水道水に含まれる不純物を除去することです。除去対象として定められている物質の、80%以上を取り除ける商品が、JIS規格の認証を受けられます。

蛇口直結型浄水器を選ぶ際は、できるだけ多くの物質を除去できる商品を選ぶのがおすすめです。各メーカーがさまざまなタイプのフィルターを使用し、浄水能力を高めています。

水の味を左右するミネラルを、どれだけ残せるかもポイントです。除去可能な物質をできるだけ多く取り除きつつ、水のおいしさもキープできる浄水器が、理想といえるでしょう。

初期費用+ランニングコストで比較

浄水器にかかる費用は、本体を購入するときの初期費用だけではありません。定期的にカートリッジを交換しなければならないため、ランニングコストも頭に入れておく必要があります。

カートリッジの単価は4,000~8,000円が目安です。本体は高くても1万円程度で買えることから、意外にカートリッジのランニングコストがかかることが分かるでしょう。

カートリッジを交換するタイミングの目安は、3~5カ月です。4カ月おきに交換する場合、カートリッジの単価が4,000円でも年間10,000円以上のランニングコストがかかります。蛇口直結型浄水器を比較する際は、初期費用とランニングコストをあわせて考えましょう

カートリッジ交換タイミングのわかりやすさ

蛇口直結型浄水器には、カートリッジの交換時期を表示してくれる商品があります。交換時期を忘れたり、タイミングが分からなくなったりするのを防ぐためにも、交換時期表示機能が付いた商品を選ぶのがおすすめです。

交換時期を過ぎた商品を使い続けていると、浄水能力が落ちて水がきれいにならなくなります。カートリッジの目詰まりが進むと吐水量が少なくなり、水圧でカートリッジの破損につながりかねません。

カートリッジの交換時期表示機能は、浄水の使用量に従って、数字が減少していくタイプが主流です。交換目安がひと目で分かるので、水道水を使うたびに使用残量をチェックできます。

おすすめの蛇口直結型浄水器

水を飲む子供

蛇口直結型浄水器は各メーカーから、さまざまな商品が販売されています。初めて導入する人でも使いやすい、おすすめアイテムを紹介します。

【時短・高い洗浄能力】東レ トレビーノ 蛇口直結型浄水器 207SLX

「207SLX」は高い洗浄能力と、時短を両立した浄水器です。水のおいしさを維持しながら優れた除去性能を発揮する上、時短浄水により、きれいな水を短時間でたっぷりと出せます。

カートリッジは約5カ月間使用できる長持ち設計で、ランニングコストを抑えられます。大型で見やすいデジタルサインに、浄水の総使用量が1L単位で表示されるため、交換のタイミングも把握しやすいでしょう。

キャップは簡単に外して洗えることから、常に清潔な状態で使用できます。0.4mm径の極細原水シャワーを採用しており、食器洗い時の水はねを抑えられる点も魅力です。

【高コスパ】パナソニック TK-CJ12-W

コストパフォーマンスの良さで浄水器を探しているなら、パナソニックの「TK-CJ12-W」がいいでしょう。カートリッジの浄水能力が約1年持つため、維持費を大幅に抑えられます。

17物質をしっかり除去できる、安心の日本製です。カートリッジの交換時期表示はありませんが、付属のシールに交換日を記入しておけば、交換時期が分かりやすいでしょう。

水あかがたまりやすいシャワー部分は、取り外して簡単に汚れを洗い流せます。優れた浄水能力でおいしい水を作りたい人や、カートリッジ交換の手間を省きたい人に向いています。

【交換表示機能付】パナソニック TK-CJ22

パナソニックの「TK-CJ12-W」の機能に、カートリッジの交換表示機能を搭載したモデルが「TK-CJ22」です。ひと目で分かる液晶表示パネルが付いているため、交換時期を忘れません。

除去できる物質の種類は、TK-CJ12-Wと同じ17種類です。JISの試験法で規定された11物質と、浄水器協会で定められた6物質を取り除くことが可能で、不純物の少ないきれいな水を作ることが可能です。

カートリッジは約1年使用できます。使用可能期間1年は、1日あたり10Lの水道水を使った場合の目安期間です。ランニングコストを安く抑えたい人におすすめです。

【デザイン性】三菱ケミカル クリンスイ CSP801

浄水器のデザインにもこだわりたい人は、三菱ケミカルの「クリンスイ CSP801」をチェックしておきましょう。多数の賞を獲得しているプロダクトデザイナーが、デザインを手掛けています。

カートリッジの残量を液晶パネルでカウントダウン表示してくれるため、交換のタイミングを把握しやすいことが特徴です。交換時期になるとオレンジランプが点滅するのもうれしいポイントです。カートリッジは約3カ月使えます。

高性能カートリッジが搭載されており、合計15物質を除去します。適切な水量をランプで知らせてくれる機能で、浄水能力を最大限に発揮できます。

【コンパクトサイズ】三菱ケミカル クリンスイ CB073

三菱ケミカルの「クリンスイ CB073」は、CSP801に比べサイズがコンパクトになっている浄水器です。本体サイズが小さいため視界を遮りにくく、シンクを広々と使えます。

コンパクトサイズでありながら、カートリッジの残量を液晶で知らせてくれる点も魅力です。1日10L使用した場合、カートリッジの交換目安は約3カ月です。

優れた浄水能力により、計13種類の物質を除去できます。ミネラル成分が残りやすいため、水本来のおいしさを損ないません。きれいな水を料理に使いたい人におすすめです。

【1年間交換不要】クリタック ロカシャワーMX

導入コストを抑えたい人には、「ロカシャワーMX」がおすすめです。カートリッジの交換目安は約1年となっているため、ランニングコストも抑えられます。

水流の種類はストレート水流とシャワー水流から選べます。シャワー水流にした場合、使用流量を約40%節約することが可能です。節水を意識している人にも向いているでしょう。

カートリッジ内のろ材には活性炭が使われています。カルキ臭・カビ臭・鉄サビなどを除去できます。

【300円以下】クリタック クリペットF

「クリペットF」はリーズナブルに購入できる浄水器です。最低限の浄水機能を求める人や、お金をかけずに、できるだけきれいな水を作りたい人に向いています。

蛇口に差し込むだけで簡単に取り付けられる設計です。特殊フィルターが採用されており、水道水の細かいゴミや鉄サビを除去してくれます。

水流の種類はストレートのみですが、水はねを防止し、水音が静かになるように工夫されています。80℃以下ならお湯に使える点も特徴です。

蛇口直結型浄水器は手軽に使いやすい

水

蛇口直結浄水器は手軽に導入できる点が、最大のメリットです。導入費用やランニングコストを抑えられる上、場所を取らないため、狭いキッチンでも使いやすいでしょう。

商品を選ぶ際は浄水能力やコスト、カートリッジ交換時期表示の有無をチェックすることが重要です。ビルトインタイプや据え置き型など、他のタイプの浄水器とも比較し、自宅に合った浄水器を選びましょう。

浄水器の取付・交換のプロに見積もりを依頼しよう!

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

ミツモアでは豊富な経験と知識を持ったプロに浄水器の取付・交換の見積もりの依頼ができます。

簡単!2分でプロを探せる!

ミツモアなら簡単な質問に答えていただくだけで2分で見積もり依頼が完了です。

パソコンやスマートフォンからお手軽に行うことが出来ます。

最大5件の見積もりが届く

見積もり依頼をすると、プロより最大5件の見積もりが届きます。その見積もりから、条件にあったプロを探してみましょう。プロによって料金や条件など異なるので、比較できるのもメリットです。

チャットで相談ができる

お気に入りのプロがみつかったら、依頼の詳細や見積もり内容などチャットで相談ができます。チャットだからやり取りも簡単で、自分の要望もより伝えやすいでしょう。

浄水器の取付・交換業者に依頼するならミツモアで見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか?

ミツモアで浄水器の取付・交換業者に依頼する