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浄水器にはどんな効果がある?メリット・デメリットを解説

最終更新日: 2024年02月21日

健康や安全意識の高まりから、水道に浄水器を設置する家庭が増えています。しかし同時に「浄水器は本当に効果があるの?」と、疑問を持っている人も少なくありません。そこで浄水器にはどんな効果があるのか、メリット・デメリットともに解説します。

浄水器は本当に必要?

浄水機付きの蛇口

水道水をきれいにするというイメージがある浄水器ですが、世界的に見ても安全な日本の水道に、浄水器は本当に必要なのでしょうか?まずは浄水器の仕組みを説明します。

浄水器の仕組み

浄水器の仕組みは、「水道水をフィルターに通して、水に含まれた不純物を取り除く」ことが基本です

取り除かれる不純物は、フィルターの種類や通過させる水の流量によって変化するため、目的によって複数のフィルターを組み合わせて使用します。

日本の水道水は世界的に見ても、非常に清潔で安全性が高いとされており、そのまま飲んでも人体には問題はありませんが、水道管や貯水タンク内の物質や、消毒のための塩素を含んでいます。

浄水器を使えばそれらの不純物を取り除くことができ、より安全で美味しい水に変えることができるのです。

フィルターの種類と特徴

浄水機付きの蛇口で野菜を洗う

浄水器のフィルターには複数の種類があり、それぞれ性能が異なります。

活性炭フィルター

活性炭フィルターは、活性炭をフィルターに使った、浄水器の中で最もポピュラーな種類です。

粒状やブロック状などさまざまな形状があり、簡易型から大型まで多くの浄水器に使われています。不織布と合わせれば、さらに性能がアップします。

ろ過膜式(中空糸膜)フィルター

ろ過膜は細かい孔が空いた、繊維フィルターです。活性炭と同じ働きをしますが、より幅広い不純物を除去できます。

RO(逆浸透膜)フィルター

RO(逆浸透膜)はろ過膜式よりも細かい孔が空いたフィルターです。浄水性能は非常に高く不純物が多く飲めない水を、飲用可能にすることができます。

微細な物質を除去し水分子のみを通過させるため、非常に高い、ろ過性能を持っています。しかしながら高い浄水性能のため、ミネラルまで取り除いてしまうというデメリットもあります。

浄水器を使うメリットとは?

タンブラーに入った水

浄水器で水がきれいになると、生活のさまざまな場面で役立ちます。浄水器を使うメリットを具体的に解説します。

美味しくて安全な水を飲むことができる

日本では基本的に浄水器を使わなくとも、問題なく水道水を飲用できます。しかし地域や家庭によっては、カルキ臭やカビ臭が気になったり、不純物が健康に与える影響が気になったりする場合もあるでしょう。

そんなときに浄水器を使用すれば、カルキや塩素をはじめとする不純物を取り除けるため、より美味しく安全に水を飲むことができます

家の水道水を美味しく飲むことができれば、ペットボトルの水を購入する必要がなくなり、コストが削減できます。

維持コストが比較的小さい

浄水器のメリットは使うほど、維持コストが小さくなることです。ウォーターサーバーやミネラルウォーターの場合、水をその都度購入するため、水を飲めば飲むほど高くなりますが、浄水器の場合はカートリッジやメンテナンスの費用を考慮しても、比較的安く維持することができます。

例えばブリタのカードリッジでは1つあたり約900円で、約150Lの浄水ができます。ウォーターサーバーやミネラルウォーターのコストを見直したい方にも、浄水器はおすすめです

野菜のビタミンが分解されるのを防ぐ

野菜などを水道水で洗うと、水道水に含まれる残留塩素によって10〜30%のビタミンが失われるといわれています。せっかく栄養のバランスを考えて料理をしているにもかかわらず、洗っただけで多くのビタミンが失われてしまっては残念です。

浄水器を使用すれば、ビタミンを奪う残留塩素が除去されるため、食材の栄養を残したまま食べられます。また料理に使ったり、食器を洗ったりする水をきれいにできるのも、うれしいポイントです。

浄水器にもデメリットはある?

蛇口から出る水

浄水器を使うことで水道水をよりきれいにできますが、少なからずデメリットもあります。浄水器を使う際の注意点を確認しましょう。

長期保存には向かない

浄水器は残留塩素を取り除いてくれるため、水が日持ちしません。冷蔵庫に入れていても、24時間以内に消費した方がよいと言われています。

24時間を超える場合、容器に付着していた菌の繁殖を抑えられないので、飲まないようにする必要があります。

お湯は出せない

浄水器ではお湯を出すことができません。35度以上のお湯を出すとフィルターの活性炭に溜まった、水道水から取り除いた物質が流れ出します。そのため35度以上の場合、浄水器を通していても、ろ過していない状態と同じになってしまいます。

その後水を流せば、再び使えるようになりますが、お湯は浄水できないので注意が必要です。

カートリッジの交換やメンテナンスの手間がかかる

浄水器を取り付けた後は、定期的なメンテナンスや交換が必要です。

特にフィルターは消耗品のため、そのまま放置しておくと浄水効果が落ちるだけでなく、雑菌が繁殖してしまう可能性があります

フィルターの使用期限を確認し、定期的な掃除や交換を心がけましょう。また長期間使用しなかった場合は、10秒〜1分程度水を流し続ける「捨て水」が必要です。浄水器内部にたまっていた水が排出され、きれいな水を使用できます。

浄水器の種類

青い水

家庭で使用する浄水器には、いくつかの種類があります。タイプによってメリットとデメリットがあるため、自分に合った浄水器を選びましょう。

ポット・タンブラー型

ポット型浄水器はフィルターを取り付けたポットに、水を注いで使用する浄水器です。1度に浄水できる量に限りはあるものの、安価かつ手軽に使えます。独立して使用できるので、気軽な浄水器として人気です。

デザインも豊富で、持ち運びしやすいタンブラー型などもあるため、アウトドアでも使用できます。導入が簡単なことから、初めての浄水器に選ぶ人も多いでしょう。

ただしフィルターの交換頻度が比較的高く、適切な手入れをしなければ、雑菌が繁殖しやすいことがデメリットです。また浄水が完了するまでに時間がかかります。

蛇口取り付け型

蛇口取り付け型は水道の蛇口に取り付けて使用する浄水器です。モデルにもよりますが、ほとんどの場合自分で取り付けられるため、浄水器として広く普及しています。

また浄水器自体がコンパクトなため、キッチンの作業スペースを圧迫することもありません。価格も手頃なものが多く、「とりあえず浄水器を使ってみたい」人に手頃な浄水器といえます。

ただしサイズに比例して、それほど浄水効果は大きくなく、フィルターの交換頻度も高めです。

据え置き型

据え置き型はシンクに設置するタイプの浄水器です。浄水力が高く、より安全できれいな水を使えます

大きなカートリッジを使用しているため、交換の頻度も年に1〜2回と少なめです。水の性質を変えられる、整水器機能付きの高性能なモデルが多いのも特徴です。

ただし他のモデルに比べて価格が高く、設置の際はある程度のスペースが必要です。家族が多い場合や、より安心して水道水を使いたいときに検討するといいでしょう。

ビルトイン型

ビルトイン型はアンダーシンク型ともいわれ、浄水器本体をシンク下に設置して使用します。高性能なモデルが多く、カルキや塩素をはじめとする不純物の除去率が高いのが特徴です。シンクの下に設置されるので、キッチンの見た目もすっきりと整うでしょう。

1度設置してしまえばいつでもきれいな水を使用でき、フィルターの交換も1年に1回程度でメンテナンスの手間がかからないのも特徴です。

ただし設置には工事を行う必要があり、価格も非常に高価です。またシンク下にスペースが必要になるため、シンク下収納が狭くなるといったデメリットがあります。

少しでも工事のコストを抑えたいのであれば、たくさんの優良業者が登録している「ミツモア」を利用し、作業内容や費用を比較検討しましょう。

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自分にあったタイプを選んで、浄水器を活用しよう

おいしくお水を飲む女性

浄水器によって水道水に含まれる不純物が除去されれば、より安全できれいな水を使用できます

浄水器を選ぶ際は、まず自分に合う浄水器のタイプを確認し、メリットとデメリットを理解した上で、購入するとよいでしょう。

また導入の際に設置工事が必要な場合には、有料業者を選ぶことをおすすめします。同時にメンテナンスについても確認しておけば、導入後も安心です。

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