不要になった屋根瓦の処分方法が分からずに迷ってしまう人は多いのではないでしょうか。屋根瓦を処分するときの分類や、具体的な処分方法を紹介していきます。また屋根瓦の引き取りを依頼する場合に、信頼できる業者を選定する方法についても解説します。
解体で出た屋根瓦は業者に処分してもらう必要がある
解体工事で出た屋根瓦は「産業廃棄物」
東京都環境局によると、産業廃棄物の定義は下記の通りです。
事業活動に伴って生じた廃棄物のうち法で直接定められた6種類(燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類)と、政令で定めた14種類の計20種類を産業廃棄物といいます。
この「計20種類」の中に「がれき類」の項目があり、解体工事などで発生した屋根瓦が産業廃棄物の扱いになることが分かります。
自治体が処理を行ってくれる一般廃棄物と異なり、産業廃棄物は処理の責任が排出業者にあるのが特徴です。そのため一般廃棄物と同じようには処分ができません。
一方で解体工事などを伴わない屋根瓦は一般廃棄物として扱えます。屋根瓦を処分するときは正しい分類と処分方法をしっかりと把握しておきましょう。
屋根瓦を処分する方法
不要になった屋根瓦はどのような方法で処分すればよいのでしょうか。屋根瓦を処分する具体的な方法を5つ紹介します。
自治体に回収してもらう
家庭ゴミ(一般廃棄物)扱いの屋根瓦に関しては自治体に回収してもらえる可能性があります。
捨てる量に上限がある、粗大ゴミ扱いになる、手数料が必要など、処分の方法は自治体ごとに異なります。またそもそも回収サービスを実施していない自治体も多いため注意が必要です。
誤った方法で処分しないように、ホームページや電話窓口などで屋根瓦の回収サービスについてあらかじめ確認しておきましょう。
処理場まで運搬する
自治体の処理場まで自分で運搬すれば、処分が可能なケースもあります。時間と労力はかかるものの、回収してもらうよりも安価に処分できる場合もあるため、コストを抑えたいのであれば調べてみましょう。
また産業廃棄物に見なされる屋根瓦は、業者用の処理場と契約をするという処分方法もあります。ただし時間とコストを考えると、別の処分方法を考えた方が無難だといえるでしょう。
屋根瓦をリサイクルする
手間はかかるものの、屋根瓦は造園やガーデニングに利用するための瓦チップや砂利としてリサイクルが可能です。廃棄物を減らせるため、環境保護の観点からもおすすめの方法といえるでしょう。
素焼きの粘土を原料としている屋根瓦は、通気性に優れて水はけがよいという特徴があります。
ただし自力で屋根瓦を粉砕するためには、かなりの労力がかかります。専用機械を使った瓦の再利用を引き受けている業者も存在するため、相談してみてはいかがでしょうか。
もう少しハードルの低い方法として、庭の装飾やオブジェとして再利用するのもよいでしょう。
リサイクル業者に引き取ってもらう
不要な屋根瓦をリサイクル業者に引き取ってもらえる場合もあります。業者によっては即日で回収してくれるため、できるだけ迅速に処分がしたいときにもおすすめです。
状態や色・種類などにもよるものの、買取金額を支払ってくれたり工事費用の割引をしてくれたりするケースもあります。特に鬼瓦などの希少価値がある屋根瓦は、値段が付く可能性が高いでしょう。
不用品回収業者に引き取ってもらう
家具や家電・スポーツ用品など、ほかに処分したい不用品があるときは不用品回収業者にまとめて引き取ってもらうのが効率的です。
業者によっては即日で対応してくれる上に、リサイクル業者と違って再利用のできない不用品も関係なく回収してくれます。また不用品の数が多いと割安になるケースもあり、自治体に回収してもらうよりも安価に処分できるかもしれません。
相応の費用はかかるものの、できるだけ面倒をかけずに不用品を処分したいときには使い勝手のよいサービスといえるでしょう。
信頼できる業者を選ぶ方法
リサイクル業者や不用品回収業者の中には、回収品の不法投棄を行ったり法外な費用を請求してきたりする悪徳業者も存在します。
数あるリサイクル業者や不用品回収業者の中から、信頼できる業者を選ぶにはどのような方法が有効なのでしょうか。具体的な業者の選び方を解説します。
複数業者を比較することが大事
信頼できる業者を探すためには、複数の業者から見積もりを取って、料金やサービス内容を比較する「相見積もり」をすることが重要です。
たとえ業界に詳しくない人でも、複数の業者を見比べればおおよその相場感や一般的なサービス内容をつかめるでしょう。業者の良し悪しが判断がしやすくなり、より優秀かつ安価な業者を選択できるようになります。
また業者の検討をするときは過去の利用者の口コミもしっかりとチェックしましょう。トラブルの有無が確認でき、問題のある業者を回避できます。
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複数の業者から見積もりを取ったり口コミを調べたりするのが面倒に感じられるのであれば、利用してみてはいかがでしょうか。
不要になった屋根瓦を処分しよう
屋根瓦は産業廃棄物として分類されるため、家庭ゴミとしての処分はできません。工事などを伴わない一般廃棄物扱いの屋根瓦とは処分方法が異なるため注意しましょう。
屋根瓦は自治体に回収してもらう、処理場まで運搬する、造園やガーデニング用に再利用をするといった方法で処分ができます。またリサイクル業者や不用品回収業者など、業者に引き取ってもらうのも一つです。
信頼できる業者を選ぶためには、複数業者を比較する相見積もりが重要になります。一括見積もりサービスのミツモアなら効率的に優秀な業者を選定可能です。
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