「いらなくなった香水を捨てたいけど、処分の仕方が分からない」とお悩みではありませんか。
香水を捨てるときは香水の容器を分解し、自治体のルールに従う必要があります。
この記事では香水の正しい捨て方はもちろん、捨てずに処分する方法や中身を使い切るための工夫まで詳しく解説します。
スプレー部分が開かない香水の開け方は?
ビンを開けるための専用のオープナーを使うと開けることができます。またビンの部分にガムテープを巻き、ハンマーを使って軽く叩き割る方法もあります。
香水はトイレや洗面台に流しても大丈夫?
香水の液体はトイレや洗面台に流さず、不要な紙に染み込ませて捨てます。そのまま流すときつい香りで気分が悪くなるほか、排水管を傷める可能性もあります。
香水の正しい捨て方3ステップ
香水は以下の3つのステップに沿って捨てます。
- 香水の容器を分解する
- 液体を捨てる
- 容器とスプレー部分を捨てる
不要な香水は瓶と中身とを分けて処分しなければなりません。瓶はパーツごとに分解し、材質に応じて分別するのが正しい捨て方です。
香水を捨てる前には、以下の6つの道具を用意しておきましょう。
必要な道具 |
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事前準備として新聞紙を床に敷き、汚れを防止します。またケガ防止に軍手をはめておくと安心です。
①香水の容器を分解する
香水の容器は本体がガラス製の瓶でも、キャップやスプレーヘッド、スプレーチューブはプラスチック製が大半です。
分解の作業自体は難しくありませんが、香水によっては分解しづらいタイプもあります。その場合、マイナスドライバーやニッパーなどの工具を使用する必要があります。
スプレー部分を取り外す方法 |
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【スプレー部分が開かないときの開け方】
上記の手順を踏んでもスプレー部分が開かない場合、以下の手順を試してみるとよいでしょう。
スプレー部分をどうしても外せないときの方法 |
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香水の液体は叩き割った部分から取り出します。
また、瓶を開けるための専用のオープナーを使用してもOKです。
【分解が難しいと感じたら不用品回収業者に依頼する】
香水の瓶を分解するのが難しい場合、無理をせず業者を頼りましょう。不用品回収業者に依頼すれば、自分で分解・分別する必要がありません。また自宅まで回収に来てくれる点も楽ちんです。
②液体は不要な紙に染み込ませて捨てる
液体は、新聞紙やティッシュペーパーなどに吸収させてから処分します。香水を吸収させた紙類は密封できる袋に入れ、そのまま燃えるごみとして処分して問題ありません。
吸い込ませた香水がこぼれないように慎重に行いましょう。強い香りを発するため、換気も忘れないようにしてください。
③容器とスプレー部分を分別して捨てる
香水の容器は自治体ごとに捨て方のルールが異なります。そのため、お住まいの自治体では香水の容器がどう扱われるのか事前に確認し、ルールに沿った方法で処分しなければなりません。
以下でいくつかの自治体ごとの分類についてまとめてみました。
自治体 | 容器の分類 |
札幌市 | びん・缶・ペットボトル |
中野区 | 陶器・ガラス・金属ごみ |
世田谷区 | 不燃ごみ |
横浜市 | 瓶の場合:燃えないごみ
プラスチック製の場合:プラスチック容器包装 |
川崎市 | 普通ごみ(厚紙に包んで「びんキケン」などと表示する) |
さいたま市 | 燃えないごみ |
大阪市 | 資源ごみ |
東大阪市 | 空き瓶 |
不燃ごみは、自治体によって「燃えないごみ」や「燃やせないごみ」など呼称が異なります。お住まいの自治体の分別表を調べても分かりにくければ、役所の窓口に問い合わせてみましょう。
間違った3つの香水の捨て方
以下の3つは香水の間違った捨て方です。香水はアルコールを含むため、間違った方法で捨てると危険な事態を引き起こす可能性もあります。
- 中身を洗面所やシンクに流す
- 中身が残ったまま可燃ごみに捨てる
- 容器を分別せずそのまま捨てる
中身を洗面所やシンクに流す
中身の液体をトイレや排水口などに流すのは避けてください。揮発性が高いため、部屋中に香りが残ってしまい気分が悪くなる原因になります。
またアルコールが排水管を傷めるリスクもあります。下水道の通っていないエリアであれば、香水がそのまま河川に流される可能性も否定できません。
中身が残ったまま燃えるごみに捨てる
香水の液体が瓶に入った状態のまま捨てるのは避けましょう。香水にはアルコール分が含まれているため、引火性の高い危険物として指定されています。
また瓶が割れた場合、強い匂いが外に漏れ出て近隣やごみ回収業者に被害が及びます。
容器を分別せずそのまま捨てる
容器と中身、スプレー部分を分別せずに捨てるのもNGです。自治体によって、香水はパーツごとに捨て方が異なります。
燃えるごみではなく資源ごみや燃えないごみに分類されていても、分別せずそのまま捨てるのは避けましょう。
香水を捨てずに処分する3つの方法
奮発して買った香水の場合、不要でも処分するのをためらう人が多いでしょう。ブランドやその香水に需要がありそうなら、フリマサイトやリサイクルショップで売るのも1つの手です。
また容器の分解を面倒に感じたり、処分する香水が大量にあったりする場合は不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。
フリマサイト・リサイクルショップで売る
フリマサイトでは不要な香水を売ることができます。実際にフリマサイト内で検索してみれば、多くの香水が出品されていることが分かります。いらなくなった香水のブランド名や商品名で検索をかければ、その時点での相場から需要が把握できるでしょう。ただし出品から商品の説明、取引の対応まで全て自分で行う手間がかかります。
フリマサイトに出品するよりも早く換金できる点で人気なのが、リサイクルショップでの売却です。ただし、フリマサイトで売るよりも査定価格が低くなってしまう傾向にあるのがデメリットです。新品未使用であれば定価の10〜30%、高級ブランドであればより高値で売れるでしょう。
【高く売れる香水の条件・状態】
- 人気のブランド
- 新品未使用もしくは未使用に近い
- 外箱に入れられている
高く売れるかどうかはブランドや商品だけでなく、現物の状態にもよります。比較的状態のよいものであれば、中古であっても高値がつく可能性は高いです。
瓶やスプレー部分に汚れが付いている場合は、きれいに拭き取ります。外箱を保管していれば箱に入れ、できるだけ買ったときと近い状態にしておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
複数の香水をまとめて処分したい場合は、不用品回収業者を利用すると便利です。
回収費用は3,000〜6,000円が相場と見ておきましょう。香水の量や状態、回収業者によって異なるため、複数業者から見積もりをとることをおすすめします。
依頼する業者の選定には、利用者とプロをつなぐプラットフォームの利用がおすすめです。ミツモアなら手間をかけず、最大5名のプロから見積りを受け取れます。分解できない香水・大量の香水の処分に困ったときは、気軽に活用してみましょう。
香水の中身を使い切りたいときの活用術4選
香水の中身が残っており捨ててしまうのがもったいないと感じるなら、残った香水を有効活用してみましょう。香水の香りを再利用することで、部屋のさまざまな場所を華やかに彩ることもできます。
以下が香水の活用術4選です。
- リードディフューザーとして使う
- 浴槽に垂らしてバスアロマとして使う
- サシェを作る
- ヘアコロンを作る
リードディフューザーとして使う
残った香水はルームフレグランスとして人気の「リードディフューザー」として活用可能です。リードディフューザーとは、容器に入れたフレグランスを木でできた細い棒で吸い上げ、部屋中に拡散させるアイテムを指します。
中身だけでなく瓶もそのまま利用できる点が、リードディフューザーとして香水を再利用するメリットです。
瓶のスプレーヘッドやスプレーチューブをニッパーで外し、そこにランタンスティックを差し込むだけで、自作のリードディフューザーが完成します。ランタンスティックを竹串で代用すれば、手近なものだけで完成させることができますよ。
浴槽に垂らしてバスアロマとして使う
リラックスしたバスタイムを満喫したい人には、いらなくなった香水をバスアロマとして活用する方法がおすすめです。ただ浴槽に適量を垂らすだけでよいため、手間もコストもかかりません。香水の再利用術としては最もコスパのよい方法です。
浴室内の空間にスプレーするのも、残った香水でバスタイムを楽しむ方法としてあげられます。入浴前に数回スプレーしてからいつも通りに入浴しましょう。
ただしどちらの方法も、香りがいいからといって多く使いすぎると具合が悪くなってしまう可能性があります。量には十分に注意しましょう。
サシェを作る
香水を香り袋(サシェ)として活用すれば、バッグの中やタンスの中などを香りで満たして楽しめます。外出時や日常生活に香りを添えたいなら、再利用の方法として選択肢に入れてみましょう。
サシェの作り方はとても簡単。不要になった香水をコットンに含ませて、巾着袋などに入れれば完成です。
ただしコットンに含ませる量を間違えないように注意してください。あまりに多量の香水を含ませると、周囲にまで強い香りが広がってしまいます。あくまでも自分で楽しむためと考え、ほどほどの量を意識しておきましょう。
ヘアコロンを作る
ベビーオイルを用意すれば、残った香水と混ぜ合わせてヘアコロンを作れます。香水ならシャンプーよりも香りの持続性があります。身にまとう香りを長時間維持したい人にはおすすめの方法です。
「ベビーオイル:香水=3:1」程度の割合で混ぜましょう。香水の瓶を再利用して作ったヘアコロンを入れておくこともできます。
香りが強すぎると感じる場合は、精製水で薄めて「ほんのり香るヘアミスト」にしてみるのもおすすめです。精製水約200mlにベビーオイルと香水をそれぞれ2〜3滴プラスし、霧吹きに入れて混ぜましょう。
香水の劣化を防ぐにはどうすればいい?
香水は簡単に劣化するため、正しい保管方法を知っておくことが重要です。以下の2つのポイントを意識しましょう。
- 高温多湿な場所、直射日光が当たる場所は避ける
- フタをしっかり閉めて保管する
香水の使用期限は開封してから1年
香水は開封すると劣化が早まります。開封後の使用期限は約1年、開封前であれば製造後から約3年です。
「古い油のにおいがする」「液体が変色している」場合は劣化が進んでいるサインです。
香水の劣化を防ぐ2つのポイント
香水は高温多湿と直射日光を避けて保管場所を選びましょう。これらの場所に保管しておくと、使用期限内であっても劣化が早まる可能性が高いです。理想の温度は15〜25℃程度、場所は温度変化が小さい化粧棚の中などがおすすめです。また外箱に入れておくと紫外線から香水を守ることもできます。
香水のキャップを閉めて保管することも重要です。キャップでフタがされていないと、香水に含まれたエタノールが速いペースで揮発してしまいます。また直接外気に触れることになるため酸化が進み、変色が起きたり香りが変わったりする原因にもなります。
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