大阪市に住んでいる場合、布団を処分するにはどのような方法があるのでしょうか?ごみとして回収に出すときの、詳しい手順を紹介します。また不用品回収業者の利用のような、自治体にごみとして出す以外の処分方法も解説します。
大阪市で布団を処分する方法
寿命を迎えた布団を処分するときには、まず粗大ごみや燃えるごみとして、自治体の回収に出す方法を検討します。大阪市の場合それぞれのごみは、どのように出せば良いのでしょうか?
粗大ごみとして処分
大阪市のルールで粗大ごみは、最も長い辺が「30cm」を超えるもの、もしくは棒状で「1m」を超えるものです。布団のサイズはシングルでも、横幅が約100cmのため、そのまま処分するなら、粗大ごみで問題ありません。
粗大ごみに分類されるのは、家庭から出たごみです。日頃自分で使用していた布団や、お客様用として用意していたけれど不要になった布団などは、粗大ごみに分類できます。
一方事業用として使っていた布団を家庭に持ち帰り、粗大ごみとして捨てることはできません。
燃えるごみとして処分
最も長い辺を30cm未満にできれば、布団でも燃えるごみとして処分できます。燃えるごみに出すには、布団を細かく切る必要があります。
布団を切断したら中身の見えるごみ袋へ入れ、布団の素材が飛び散らないよう、しっかり口を縛ります。そして燃えるごみの収集日に合わせ、午前収集なら8:30までに、午後収集なら12:30までに収集場所へごみを出せばOKです。
大阪市には有料の指定ごみ袋はありません。そのため布団の処分に費用をかけたくないと考えている人には最適な方法でしょう。
ただし布団の解体には手間がかかるため、時間をかけられない人や、複数枚の布団を処分したい人は、他の方法を検討した方が良いでしょう。また切断時には中身の綿やほこり、ダニが飛び散るリスクが大きいため注意が必要です。
布団の解体方法
布団を解体するには、まず外側のカバーを裁縫用の「裁断ばさみ」で切ります。綿の布団であれば中身を30cm未満になるよう切り、ごみ袋へまとめましょう。
羽毛布団の場合には、少しずつ中身の羽根を取り出し、ごみ袋へ入れていきます。外側のカバーも30cm未満になるよう切って、ごみ袋へ入れれば完了です。ごみ袋にまとめたら、燃えるごみとして回収に出します。
解体が終わると、おそらく部屋は布団の繊維だらけでしょう。そのため片付けには手間がかかります。また細かな繊維を吸い込まないよう、作業中はマスクを着用すると安心です。
大阪市の粗大ごみの処分方法
粗大ごみとして布団を処分するときには、どのような手順で出せば良いのでしょうか?予約の仕方や回収に出すときのポイントを知ることで、スムーズに布団を処分できます。
予約方法や処分までの流れ
大阪市に粗大ごみとして布団の回収を依頼するには、予約が必要です。予約をするには、以下の方法があります。
予約方法 | 連絡先 | 受付時間・備考 |
電話 | 固定電話(通話無料):0120-79-0053
携帯電話(有料):0570-07-0053 |
月曜~土曜、9:00~17:00
※12月29日~1月3日は休み |
インターネット | 大阪市粗大ごみ収集受付システム | 24時間365日 |
FAX | 0120-53-4153(通話料無料)
06-7639-1432(有料) |
※聴覚・音声機能・言語機能障がいなどのある方 |
はがき | 住んでいる地域の環境事業センター |
予約をしたら「粗大ごみ処理手数料券」を購入し、収集日の8:30までに収集場所へ出します。
収集場所へ自力で出すのが困難な、一人暮らしの65歳以上の方や障がいのある方は、無料のごみ持ち出しサービスを利用可能です。
粗大ごみを処分するポイント
布団を粗大ごみとして回収に出す場合、大阪市では、粗大ごみ処理手数料券を購入しなければいけません。布団の場合は以下の種類であれば、サイズを問わず、どのような組み合わせでも4枚まで「200円」です。
- 掛け布団
- 敷き布団
- 毛布・電気毛布
- こたつ布団
- ざぶとん
- 枕・敷パッド
- タオルケット
- ベビー布団
また回収に出すときのたたみ方は自由ですが、できるだけコンパクトに縛ると邪魔になりません。敷き布団は端から丸め、筒状にしてから3カ所ほどひもで縛るといいでしょう。
掛け布団は短い方の辺が1/3になるよう縦に折り、長い方の辺も1/3になるよう折ったあとにビニールひもで、きつく縛るとコンパクトになりますよ。
自治体以外で布団を処分する方法3つ
粗大ごみや燃えるごみとして、大阪市の回収に出す以外にも、「販売店」や「引っ越し業者」の引き取りを利用したり、「不用品回収業者」へ依頼したりできます。それぞれの方法について知り、便利な処分の仕方を選ぶと良いでしょう。
販売店に回収してもらう
買い替えによって古い布団の処分を考えているなら、新しい布団を購入する店舗へ、回収を依頼する方法があります。購入した布団の受け取りと同時に、不要になった布団を引き取ってもらえるため、処分の手間がかかりません。
店舗での回収はそれぞれの店が実施しているサービスのため、ルールはさまざまです。無料で回収している店もあれば、有料のところもあります。また購入枚数と同じ枚数回収のこともあれば、布団の種類も同じでなければいけないケースもあります。
購入店を決めるときに、回収サービスの実施やルールについて確認しておくと、スムーズに処分可能です。
引っ越し業者に引き取ってもらう
引っ越しのタイミングで布団の処分を検討しているなら、引っ越し業者の引き取りサービスを利用する方法もあります。荷物を運び出すときに、布団を引き取ってもらえるため、新居に余計な荷物を持ち込まずに済む方法です。
ただし全ての引っ越し業者が、引き取りに対応しているわけではありません。中には引き取りを行っていない業者もありますし、費用がかかるケースもあるでしょう。費用もいくらかかるかは業者次第です。
そのため引っ越し業者には事前に、引き取りサービスの有無や料金、布団が対象かを確認しておくと良いでしょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者へ依頼し、布団を回収してもらう方法もあります。自治体の回収では日時の都合がつかない場合でも、不用品回収業者であれば、希望の日時に合わせて回収を依頼可能です。
業者や予約状況によっては、依頼した当日に回収してもらえるケースもあるでしょう。布団を急いで処分しなければいけないときに向いています。
また処分する布団がたくさんある場合や、他にも不用品がある場合に、まとめて回収を依頼できるのもメリットです。引っ越しのタイミングで不用品を一掃したいときや、家財整理のタイミングにも活用できます。
不用品回収業者を選ぶポイント
布団の処分を不用品回収業者へ依頼するときは、優良な業者を選ばなければいけません。中には悪質な業者もあるため、注意が必要です。優良な業者を効率よく探す方法を解説します。
許可を取って営業しているか
まず確認するのは「古物商許可を、取得しているか」です。不用品回収業者を営むには、許可を得なければいけません。しかし中には無許可で営業している、悪質な業者がいます。
また許可を得ている業者であっても、産業廃棄物処理業の許可の場合、一般家庭から出た不用品の回収はできません。そのため業者のホームページを確認し、古物商許可を得ていることを、確認しましょう。
無許可で営業している業者は、高額請求や不法投棄を行う恐れもあります依頼する予定の業者が許可を得ているか、確認しておくと安心です。
料金が明確か
不用品回収業者のホームページを確認し、料金もチェックしましょう。優良な業者であれば、料金が分かりやすく明記されています。
悪質な業者の場合、料金体系が分かりにくく、誤解を招くような記載をしていることもあります。チェックして分かりにくいと感じるなら、利用を避けた方が良いでしょう。
また相場とかけ離れた料金になっていないことも確認します。不用品回収の相場は以下の通りです。
- 軽トラック1台:1~2万円
- 2tトラック1台:3~4万円
複数社の見積もりを比較し、相場の範囲内であることを確認した上で、依頼します。また無料回収とうたっている業者に依頼すると、高額請求されるというケースも報告されているため、要注意です。ミツモアを利用すれば、最大5件の業者から見積もりと提案を受けとることができるので、業者ごとの料金を簡単に比較することができますよ。
実績や口コミもチェック
優良な業者であればホームページにはこれまでの作業実績が、詳しく掲載されています。どのような品目をいくらで回収したのか、実例を示しながら確認できるので安心です。
実績が掲載されていない、極端に少ない場合、悪質な業者かもしれません。またあわせて口コミも確認すると良いでしょう。業者のホームページに掲載されている口コミはもちろん、地域情報サイトでも確認します。
良い口コミが多ければ優良な業者であることがわかり、悪い口コミばかりであれば、他の業者をあたる方が良さそうだと判断できるので安心して依頼することができるでしょう。
布団を買い替える目安とは?
布団には寿命があります。処分を検討している布団は寿命を迎え、買い替えた方が良い状態なのでしょうか?処分方法を詳しく解説する前に、まずは布団の寿命を知るための、目安を解説します。
布団の寿命は3~5年
素材や製法によっても異なりますが、布団の寿命は掛け布団は5年、敷き布団は3年が一般的です。布団の代表的な素材である綿・羊毛・ポリエステルであれば、この年数を目安にすると良いでしょう。
ただし綿は打ち直しによって、新品同様の質感に戻ります。打ち直しても質感が戻らない状態になるまで、長ければ数十年は使用可能です。
また羽毛は5~10年が寿命ともいわれています。定期的にクリーニングをしながら使うことで、長く使い続けられる素材です。
他にもウレタンは5~10年・低反発素材は3年・樹脂素材は7年が寿命の目安といわれています。
寿命を判断するポイント
布団の寿命は素材ごとに目安がありますが、必ずしもその期間で使えなくなるわけではありません。使い方や日頃のお手入れの仕方によっては、目安より早く傷んでしまう可能性がありますし、反対に長持ちする可能性もあります。
そのため実際に布団が寿命を迎えているかどうかは、布団の状態を確認し、判断しましょう。判断のポイントは以下の通りです。
- 布団を使用しても寒い
- 寝心地が固く底付き感がある
- においや汚れがある
保温性は布団の重要な機能です。長年使用していると素材のへたりによって、布団をかけているのに寒いと感じることがあります。また敷き布団の場合は固く、体が痛くなることもあるでしょう。使用感に変化が生じたら買い替えどきです。
大阪市のルールを守り布団を処分
大阪市で布団を処分するなら、まずは粗大ごみや燃えるごみに出す方法を検討すると良いでしょう。ルールを守って処分しましょう。
買い替えのタイミングなら購入店での回収を、引っ越しのタイミングなら引っ越し業者の引き取りを、利用する方法もあります。また不用品回収業者であれば、都合の良い日時に合わせた回収を依頼可能です。
ただし悪質な業者に依頼し、トラブルに巻き込まれることがないよう、必ず一般産業廃棄物収集運搬の許可を得ている業者を選びます。ミツモアを利用すれば、手軽に複数の業者を比較できるため、納得の業者へ依頼しやすいでしょう。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。
- 見積もり金額
- 口コミ評価
- 対応の丁寧さ
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ルールを守ってサービスを提供していることがあらかじめわかるので安心です。
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「相場より金額が高すぎたり安すぎたりしないか」「悪い口コミが集まっていないか」など、複数の観点で事業者を比べられますよ。
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