万両（マンリョウ）の剪定時期は？剪定の方法や植え替えタイミングを解説

最終更新日: 2024年11月26日

万両は小さくて赤い実をたくさんつけるのが特徴の庭木です。誰でも育てることができるため、初めて庭木を育てる人にも人気な植物です。

本記事では万両の剪定時期や方法、お手入れの仕方について解説しています。

見出し

万両の剪定時期は4～5月

万両は基本的に剪定をする必要がない庭木です。ただ長期間育てていると万両が伸びすぎたりして、見栄えが悪くなってしまうことがあります。その際は実が成り終わった4～5月に剪定しすぎないように注意しながらお手入れしましょう。

万両の枝は細く簡単に剪定できます。そのため手袋と剪定バサミがあれば最低限の剪定はができるでしょう。

万両にトゲなどはないですが、葉はギザギザとしており、手袋なしで剪定をすると葉によって切り傷ができてしまうなどの危険性があります。なるべく安全に剪定の作業を進めるためにも手袋や長袖の服を着用することで、対策してから剪定を始めましょう。

万両の細い枝を剪定するなら剪定ばさみが便利です。ペンチのような形をしており、切る際に握りこんで使う形状が多く、力が伝わりやすいように設計されているので、女性の方でも軽く握るだけで剪定できます。

握りの部分やサイズは多種多様にあるため、手の大きさに合わせて選ぶと良いでしょ

う。

万両の剪定をするか否かは慎重に判断しましょう。万両がひょろひょろと伸びすぎてしまったなどして、樹形が大幅に崩れたときのみ剪定するのがオススメです。

切り戻し剪定は長い枝や伸びすぎている不要な枝を根元か3分の2以上切る剪定方法です。例えば、徒長枝やひこばえ、ほかの枝と交差している枝等は不要な枝と判断し樹形が整うように剪定します。

なるべく万両に負担をかけないよう細心の注意を払いながら必要な部分のみ剪定することが重要です。自信がない場合はプロに頼んで剪定してもらうのもよいでしょう。また単に剪定を行うだけではなく取り木などで増やしながら剪定する方法もオススメです。

万両は基本的に剪定をする必要がないので、強剪定や芯止め等を行う必要もありません。ただし剪定をする際に1つ注意点があります。

万両の魅力の1つは小さくて赤い実が成ることですが、剪定をしてしまうと万両に少なからずダメージを与えてしまうため3年近く実を付けなくなってしまうことがあります。あらかじめ実が成らなくなることを理解したうえで剪定を行いましょう。

万両は初心者でも育てやすく、地植えであれば水やりや肥料も基本的に与える必要がありません。ただし鉢植えの場合は植え替えが必要になります。

万両を地植えではなく鉢植えで育てている場合は2～3年に1度植え替えをする必要が出てきます。植え替えは剪定の適期同様4～5月がオススメです。植え替えをするときは根を傷つけてしまわないように気を付けましょう。

取り木とは樹木に傷を付け、新たな根を生やさせることで増やす方法です。成功すれば万両の数が増えてたくさんの万両を育てることができるでしょう。

手順としては以下の通りです。

挿し木は剪定した枝を挿し木用土で日陰にて水をたっぷり与えながら育てます。根が出たら取り木と同様に植えて育てましょう。

剪定を業者に依頼する場合、費用の算出方法は2パターンあります。

日当制の場合は職人の単価×日数で金額が計算されます。日当制の相場は1日あたり1万5000～2万円です。職人のレベルや経験によって単価は大きく異なるのでチェックしておきましょう。

単価制の場合1本あたりの木の大きさで料金が変わります。たとえば高さ3m以下なら1,000～5,000円、4～7mであれば8,000～2万円が相場です。

「万両をたくさん育てていて管理できない」「剪定のしすぎで枯らしてしまわないか心配」といった人はプロに任せて剪定してもらうのがオススメです。依頼者は労力と時間の節約になるうえ、万両の樹形を美しい状態に戻してくれます。

安くてクオリティの高い業者を選ぶならミツモアを使ってみましょう。簡単な質問に答えるだけで、近くにいる優良な業者の見積もりが最大で5件届きます。見積もりを出した業者の口コミも見ることができるので安心して依頼を任せられるでしょう。