幼稚園から大学まで、卒業式は人生で4~5回ほどあります。ご両親としては息子・娘のハレの日を記念して、写真に残したいはず。当事者である子供たちも、離れ離れとなる友達と一緒に思い出の写真を撮っておきたいですよね。
この記事では卒業式の記念写真を自分で撮影するときのコツと、カメラマンに撮影を依頼するときの費用などを紹介します。
卒業式の写真を自分で撮るコツ
卒業式の写真を自分で撮るときのコツは以下。
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写真映えするように意識するポイントは、露出の調整。体育館などを式場にしていると、どうしても少し薄暗くなってしまいがちなので注意しましょう。
自分の子供の顔が写るように、卒業式授与のときに階段を降りる側から撮影しましょう。保護者席から遠くても表情が写せるように、望遠レンズを使うのがオススメ。
ただし他の親御さんも、息子・娘の写真を撮りたい気持ちは同じ。三脚を高く構えたいときは後方に移動するなど、迷惑になってしまわないように注意しましょう。
保育園・幼稚園の卒業式
保育園・幼稚園の卒園式は約1時間ほどで終わることが多く、以下のようなプログラムで進むのが一般的です。
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撮影のベストタイミングは、卒園証書授与のときや、お別れの言葉・歌のときです。それ以外の時間は基本的に座りっぱなしなので、子供に動きがあるタイミングを狙うのがコツ。
卒園式が終わったあとは、先生や友達と一緒に写真を撮るのもオススメ。カメラの充電が切れないように、バッテリーの替えは充電しておきましょう。
小学校~高校の卒業式
小学校~高校までの卒業式は、長ければおよそ2時間ほどかかります。ビデオ撮影もする場合は、カメラの充電がなくならないように気を付けましょう。
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校長やPTA会長の祝辞は、バッテリー交換のタイミングになります。ビデオ撮影をする場合は、この時間で充電を確認して、卒業生の歌や退場までしっかり写せるようにしましょう。
シャッターチャンスは卒業証書授与のときと、卒業生退場のとき。我が子の立派な表情をしっかりカメラに収めましょう。
式典の模様だけでなく、思い出の校舎や教室、下駄箱でも記念撮影しておくと、アルバム作りがはかどります。
大学の卒業式
大学の卒業式では、式典の内容を撮影することはあまりありません。そもそも親の出席率もかなり低く、卒業生同士だけで記念写真を撮ることも多いですよね。
ご両親も一緒に記念写真を撮るなら、式の前後に「〇〇大学 卒業式」と書かれた看板の前や、大学の門の前などで撮影するのが一般的。
卒業アルバムを作成するかどうかは、大学や学部・学科などによっても異なるので、確実に記念写真を撮りたいなら自分で撮影したりカメラマンに依頼したりしておく必要があります。
また高校までとは違って、袴姿で式に出る方もいちだんと多いでしょう。そんな息子・娘の晴れ姿をしっかり残したいのであれば、出張カメラマンに撮影を依頼したり、卒業記念写真の前撮りをしておくのがオススメです。
卒業式写真を出張カメラマンに依頼する費用とメリット
卒業式当日に、プロのカメラマンが出張撮影をしてくれるサービスがあるのをご存じでしょうか。出張カメラマンに依頼する場合の料金相場やメリットを解説します。
出張撮影のメリット
卒業式写真の出張撮影を依頼するときの、おもなメリットは以下。
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カメラマンが撮影機材を持参してきてくれるので、写真の仕上がりはもちろんプロレベル。
家族写真を撮るときも、ほかの家族に頼んだりセルフタイマーを使ったりする必要がなくなります。自分での撮影用にスマホだけ持っていけばいいので、身軽になるのもメリット。
自分では気づかなかった素敵なロケーションやポーズなども提案しつつ、プロ目線で“映える”写真を撮ってくれることでしょう。
卒業式の写真の出張カメラマンの料金は?
出張撮影の料金相場は、撮影時間、撮影枚数、撮影人数などによって多少相場は異なってきます。
1時間程度の撮影であれば、1人あたり5,000~10,000円前後で十分な撮影をお願いすることは可能です。たくさんの友達と撮影したい場合は、「何人まででも2~3万円」というプランを用意しているカメラマンもいるので探してみましょう。
カット数も100枚前後ほど撮れるので、自然な写真から、キメ写真まで様々な表情やポーズの写真を撮ってもらえるでしょう。
また、写真の納品方法としてはデータのみ、プリント、アルバム作成なども選べるので、その納品方法によってもさらに料金が異なってきます。
データのみ受け取るプランで自分でプリントしたり、ご家族にデータを送るだけならかなり格安です。プリントやアルバムにすれば、素敵な写真を綺麗に保管しておくことも可能。
多少お金はかかりますが、せっかくプロに撮ってもらった写真なので、プリントやアルバム作りもいい記念になることでしょう。
ミツモアなら、プロのカメラマンから最大5件の見積もりが無料で届きます。以下のページで利用者の口コミや、他の方はどんな風に依頼をしているのかを見ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
卒業式当日の姿をプロのカメラマンに撮ってもらおう!
プロのカメラマンには卒業式当日に依頼してみましょう。卒業式当日は時間が限られているので、事前にカメラマンとの打ち合わせも綿密にしておくことをおすすめします。
当日にスムーズな撮影ができれば、より素敵な写真が多く残せるでしょう。自分専属のプロカメラマンが卒業式当日に撮影してくれるなんてすごく特別感がありますよね。
あらかじめ撮りたいシチュエーションやポージングなど細かい依頼も、出張カメラマンならではの対応をしてくれますよ。イメージ写真や思いは事前にカメラマンに伝えておきましょう。
スタジオで前撮り撮影するのもおすすめ
卒業式当日は何かとバタバタ時間に追われることが予想されます。もっと余裕をもって撮影したい方には、事前に卒業式の前撮り撮影もおすすめです。
スタジオでのゆったり撮影なら、自然な表情や細かなポージング、スタイリングなどもまとめてプロの方からの指示を仰げることでしょう。
スタジオで前撮りするメリット
スタジオで卒業写真を前撮りするメリットは、雑誌の撮影のような本格的な撮影が余裕を持って行えることです。
また、スタジオにはカメラマンの他に、スタイリストやヘアメイクが常駐しているので、モデルさながらの撮影が可能です。
スタイリングやメイク直しなど撮影の途中にも、よりあなたを輝かすためのプロの手が加わることで、思いがけない1枚に。
昔ながらのスタジオ背景紙での撮影だけでなく、最近ではハウススタジオも増えてきたので、おしゃれな空間での様々な写真が撮れます。
衣装チェンジやヘアメイクチェンジサービスなど様々なオプションがあるスタジオもあるので、チェックしてみてくださいね。
前撮り撮影のおすすめ時期
卒業式の前撮り写真をスタジオで撮る場合は、繁忙期を避けましょう。11月の七五三、1月の成人式シーズンは写真スタジオが忙しくなってしまうので、あまりゆったり撮影ができない可能性があります。
卒業式直前の2~3月あたりは写真スタジオも落ち着いている時期なので、狙い目となるのはこの時期です。予約するタイミングは、余裕をもって1カ月前ほどには済ませておきましょう。
また卒業式当日に着用する袴やメイクなども、写真スタジオで予約できるかもしれません。美容室や着物専門店にこだわりがない方は、あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
スタジオ撮影の料金は?
気になるスタジオ撮影の料金ですが、撮影時間やカット数によっても異なりますが、撮影単体だと5,000~10,000円前後が相場です。
ただしアルバム作成や写真プリントはオプションになっていることが多く、また衣装をレンタルする場合にも別途費用がかかります。そのため込み込みで20,000~30,000円ほどだと思っておきましょう。
もちろん写真館や撮影プランによって料金には差があるので、複数の見積もりを取ってみるのがオススメです。
卒業式に着ていく服装やメイクは?
卒業式の服装に厳格なルールがあるというケースはまれですが、一般的には以下のような服装で卒業式に出ます。
男子の服装 | 女子の服装 | |
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卒園式 小学校 |
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中学校 高校 |
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大学 |
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中学校・高校が制服登校であれば、基本的には卒業式にも制服を着て参加します。私服登校の学校であれば、男女ともにセミフォーマルを意識したスーツを着用しましょう。あまり華美なデザインだと悪目立ちしてしまうので注意してください。
大学の卒業式は、男子ならスーツ、女性なら袴(はかま)がメジャーです。袴は明治~昭和時代初頭まで、女性の先生が着たり女学生の制服だったりしたことに由来すると言われています。
気合を入れるなら、もちろん男子でも袴を着てOKです。卒業式当日に着るのが恥ずかしければ、写真撮影のときだけ着用してもよいでしょう。
また女性の場合は、成人式のときに着た振袖でも問題ありません。マナー違反に当たるわけでもないので、自分の好きな格好を選びましょう。スーツを着る場合はセミフォーマルなものを用意するのが無難です。
卒業式の衣装はレンタルでもOK
卒園式・卒業式の衣装は、必ずしも自分で購入する必要はありません。とくに子供用のスーツは着用できる期間が短いので、レンタルで済ませるのもオススメです。
卒業式で着るスーツ・ワンピースは、園児用も大人用も最安値はおよそ6,000~13,000円ほどでレンタル可能。近年は楽天市場など、ネットでの手続きでもレンタルすることができます。
袴レンタルは、着物のグレードによって料金はピンキリですが、約30,000~40,000円前後までで好きな衣装を選べるでしょう。安いものであれば1万円台でのレンタルも可能です。
袴のデザインや選ぶ小物によって値段も大きく変わるので、予算もあらかじめ決めておきましょう。
着物レンタル会社を利用する場合には、1年前〜半年くらい前から予約しておけば、自分の好みを確実にレンタルできます。卒業シーズンはそれぞれの学校で卒業式が重なるので、早めの予約をしないと自分好みの袴を選べない場合もあるので注意しましょう。
写真スタジオでもレンタルできる
フォトスタジオでも、袴などの衣装をレンタルすることもできます。衣装のレンタルだけを請け負ってくれるスタジオもありますが、せっかくならスタジオで記念撮影もするのがオススメ。
卒業式の前日にスタジオ撮影+当日の衣装レンタルで、あわせて3万~5万円ほどが料金相場です。
スタジオ撮影の場合は、スタジオに専属の着付師さんがいる場合がほとんどなので、卒業式当日に衣装が崩れたときの対処法なども聞いておくと安心です。
袴に合わせるメイクはどうする?プロに任せる?セルフで?
卒業式の写真を素敵に残すなら、メイク・ヘアセットにもこだわりたいですよね。
普段のナチュラルメイクでは、袴や振袖の豪華さに顔が負けてしまいがち。いつもより少し派手さを意識したメイクにするのがポイントです。
メイクに自信があるならセルフでも問題ありませんが、せっかくならプロの美容師に依頼してみてはいかがでしょうか。プロの美容師なら着物との相性を考慮したうえで、高い技術でメイクすることができます。自分では難しい編み込みの髪型なども可能です。
父親・母親の服装は?
卒業式に着ていく服装に迷ってしまうのは両親も同じですよね。卒業式に参加する父親・母親の服装の選び方を解説します。
黒・ネイビー・グレーのフォーマルスーツを選ぼう
卒業式は「卒業証書授与式」という正式名称です。教育課程を修了したことを認定する式典なので、実はきちんとした「式典」にあたります。そのため服装もフォーマルな格好が最適です。
基本的には黒・ネイビー・グレーいずれかの色のフォーマルスーツを選びましょう。
父親の場合は、下に着るシャツは白、ネクタイはシルバーやグレーを合わせるのが無難です。
母親の場合はワンピーススーツが定番ですが、パンツスタイルでも問題ありません。ただしいずれの場合も、きちんとジャケットを羽織って「略礼装」を意識しましょう。
アクセサリーや小物は?
アクセサリーは、派手過ぎないシンプルなパール系のネックレスが定番です。もちろん普段から身に着けているシルバーアクセサリーでも問題ありませんが、フォーマルな場にふさわしいかどうかはきちんと判断しましょう。
バッグなどの小物も、着用するスーツの色と合わせながら、ブラックやベージュ系などの色を選ぶのが無難です。手提げタイプにもできるクラッチがオススメ。
いずれにしても「主役は子供」ということを忘れず、キレイめでシンプルな格好を意識しましょう。
まとめ ちょっと特別な卒業式写真を撮ろう!
携帯やスマホでの自撮り写真が簡単に撮れる時代ですが、プロのカメラマンに卒業式の晴れ姿を写真に納めてもらうのも素敵ですよね。
ご家族やご友人と共に青春の1ページをぜひ素敵に残しませんか。
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