人生で1度の成人式。記念写真を前撮りしておくときには、どんな時期がオススメなのか、また予約の時期や当日のスケジュールなど、さまざまな疑問を徹底解消していきます。
成人式の前撮りがオススメの理由
成人式当日は忙しい!
かつては成人式の当日に写真撮影もおこなうのが主流でしたが、近年は前撮りをしておくのが主流です。もっとも大きい理由は、成人式当日のあわただしさにあります。
成人式当日は着付け、メイク、髪型のアレンジをして朝早くに出かけます。そのうえ式典に参加して、着替えてから同窓会や二次会へ移動。ここに写真撮影が入り込むとゆっくり撮影する時間がとれず、納得がいかない写真になってしまうこともしばしば。
とくに近年は、地元から離れた大学に通っている方も多く、帰省するだけでも疲れてしまいますよね。万全の体調で、時間にゆとりをもって撮影できる前撮りがオススメです。
成人式当日のリハーサルになる
成人式当日にも振袖を着る場合、普段と違って歩きにくかったり、すぐに着崩れして対処できなかったりというトラブルが考えられます。
前撮りのタイミングで、振袖に慣れてリハーサルすることができます。当日に帯がきつかったり、髪型が崩れたりしたときの対処法も、あらかじめプロに聞いておくことができるので安心です。
撮影時期やロケーションを選ぶことができる
撮影時期やロケーションを選ぶことができるのも前撮りのメリット。成人式当日は1月になるので、出張撮影だとどうしても寒々しい印象になりがちです。
しかし前撮りなら3~4月の暖かい時期に桜をバックにして写真を撮影したり、10~11月の紅葉がキレイな時期にロケーション撮影をしたりすることができます。
時間にもゆとりがあるので、撮影場所や季節の美しさを活かして「こんな写真を撮りたい!」という要望をかなえやすいのがメリットです。
地域によっては振袖姿を着るチャンス
「成人の日」は毎年1月の第2月曜日(祝日)です。全国的にはこの日に成人式が行われますよね。
しかし人が集まりにくい地域だと、帰省が重なりやすいお盆やゴールデンウィークに式をすることもしばしば。
とくにお盆は振袖を着るとかなりの暑さになってしまうので、成人式にはドレスやフォーマルスーツで向かう方も多いでしょう。
となると振袖を着る機会がそもそも限られてしまいます。前撮りなら、式の日程に左右されずに撮影できるので、振袖を着て記念写真を撮るチャンスです。
成人式の前撮り時期はいつ?オススメは3~4月
成人式の前撮りは、「この時期に撮るべき」という決まりはありませんが、オススメは成人式前年(19歳の年)の3~4月です。春先は気温もちょうどよく、桜をバックにロケーション撮影すれば華々しい1枚になります。
1~2月【当日撮影で予約が埋まる】
自分の成人式から1年前だとしても、1月にはその年の成人式参加者による当日撮影の予約でいっぱいになることが多いです。予約を取るにはかなり前からの準備が必要で、写真スタジオや振袖レンタル店も込み合いやすいので避けるのが無難です。
2月には繁忙期を過ぎるので予約が取りやすくなります。ただし外はまだ寒さが残っているので、ロケーション撮影をしたい場合は暖かくなってくる3~4月を待つのがよいでしょう。
3~4月【オススメ】
3~4月には全国的に桜などの花々が満開を迎える時期。桜の木や菜の花畑を背景にしてロケーション撮影をすれば、華やかで一生の記念にふさわしい出来栄えにできます。振袖との相性もばっちりです。
振袖は厚着なので、夏場に着ると汗をかきやすく、メイクも崩れやすいもの。しかし春先であればその心配がないので、撮影時期としても本番の予行演習としてももってこいの時期です。
新学期が始まる時期でもありますが、写真スタジオは比較的空いているので予約は取りやすいでしょう。
5~6月【家族で集まりやすい】
5月にはゴールデンウィークがあるので、家族で集まりやすいのがメリット。成人式の前撮りと合わせて、集合写真を撮りたい方にオススメです。地域によってはまだ桜も咲いているかもしれないので、ロケーション撮影を依頼してもよいでしょう。
6月には「ジューンブライド」で結婚式シーズンに入ります。そのため写真館が忙しくなり、4月、5月よりは予約が取りにくいかもしれません。6月に前撮りをするのであれば早めに予約を取りましょう。
またロケーション撮影をしたい場合は、梅雨に入らないうちに撮影できるよう、6月の上旬を選ぶのがオススメです。
7~8月【日焼けに注意】
7~8月の撮影は、お盆や夏休みで撮影しやすいのがメリットです。振袖での前撮りは暑いので閑散期になりますが、そのぶんお得なサマーキャンペーンが充実することも。安く済ませるにはねらい目の時期です。
ただし以下のデメリットに注意しましょう。
- 日焼けした状態での撮影になってしまうかも
- ロケーション撮影には不向き
屋外スポーツやプール遊びなどで日焼けしてしまうと、普段の自分とは違う顔の写真を残してしまうことになるので注意しましょう。
また屋外でのロケーション撮影は、汗でメイクが崩れたり、熱中症になる可能性も。振袖を一式着用するとかなり厚いので、スタジオ撮影にオススメの時期です。
9~10月【気候が落ち着く】
9~10月ごろは、暑い夏が過ぎ去って振袖を着るのにもちょうどいい時期になります。まだ木々が枯れる前なので、ロケーション撮影もよいでしょう。地域によっては、紅葉の風景のなかで写真を撮れるかもしれません。
ただし10月の中旬以降は、七五三の繁忙期に差し掛かってきます。写真館によっては予約が取りにくくなるので、早めに問い合わせておきましょう。
11~12月【七五三や前撮りで繁忙期】
11~12月に振袖の前撮りを予約するのは、避けた方が無難です。11月は七五三の予約がピークを迎え、12月は成人式の記念写真で最も込み合います。気温も低くなるので、ロケーション撮影にもあまり向いていません。
また成人式直前の場合、前撮りのアルバムを成人式当日までに受け取りたくても、アルバム作成に2~3か月ほどかかるので間に合わない可能性もあります。
撮影の準備はいつ頃から?予約から撮影、アルバム受け取りまでの流れ
「撮影にオススメの時期は分かったけど、いつから予約が始まるの?」など、まだまだ疑問がある方もいるのではないでしょうか。
成人式2年~1年半前 |
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成人式1年半 |
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成人式1年~~半年前 |
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アルバム・写真データが届く |
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成人式後 |
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一般的には上記のようなスケジュールが理想とされています。
高校卒業の春、成人式の案内が届きだす
高校を卒業と同時に成人式用の振袖レンタル会社、呉服屋・着物屋さんからハガキなどが届き始めます。高校卒業の直後は「成人式なんてまだまだ」と思い、案内状を確認しない人もいるかもしれません。
ですが成人式の1年半前ごろには成人式の準備を始めるので、「前撮りの時期をいつにするか」「振袖はレンタルにするか購入するのか」「メイクはどうするのか」など高校卒業あたりのタイミング少しずつ考えておく必要があります。
成人式2年前~1年半のうちに振袖をレンタル予約・購入
成人式へ向けての準備は2年前(高校卒業の年)の1~3月から始めるのが一般的。新作振袖を狙っている場合は、高校3年生の夏ごろには動き始めましょう。
そして卒業して1年目の夏(大学生であれば1年生の夏休み)には、振袖のレンタル予約または購入を済ませておくのが理想的です。その理由は以下。
<レンタルの場合>
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<購入の場合>
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レンタルの場合は、成人式まで1年を切ってしまうと、ほとんど希望する振袖を選ぶことができなくなってしまいます。また早期予約の割引や特典も受けられなくなってしまうのです。
振袖を購入する場合も、仕立てるのに最長半年くらいかかることもあるので、成人式前年の3~4月に前撮り撮影をしたい場合は早めに済ませておく必要があります。その年の新作振袖を狙う場合は、成人式1年半前の8~9月に購入するのがオススメです。
前撮りや着付け・メイクなどの予約時期
前撮りの予約 |
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着付け・メイク |
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オールインプランの場合 |
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前撮り撮影の予約時期には、とくに明確なルールはありません。写真館の予約に空きさえあれば、1週間前の予約でも問題ないケースもあります。
しかし前撮り撮影自体は大丈夫でも、問題なのは振袖レンタルやメイク・着付けなどの準備が間に合わないかもしれないということ。とくに振袖レンタルは事前の予約が必要で、貸出期間も定まっているので注意しましょう。
成人式当日の着付け・メイクは、半年前にあたる6月ごろから予約が埋まりはじめます。このタイミングで予約できれば時間帯を選べることが多いですが、出遅れてしまうと当日の朝4~5時に着付けやメイクをする羽目に。せっかくバッチリ決めても、式典が始まるまでに着崩れやメイク崩れしてしまうかもしれません。美容院によっては早朝割り増し料金になることも。
オールインプランをぶ場合は、前撮り予約のタイミングで当日の着付け・メイクも予約できるでしょう。
前撮りのアルバム・写真データが届く時期
アルバムや写真データが届くのは、一般的に以下のタイミングです。
アルバム | 前撮り撮影から2~3か月後 |
写真データ | 前撮り撮影から2~3週間後 |
撮影した写真のレタッチ、アルバムデザインの作成、製本などの手順を踏むので、アルバム作成には意外と時間がかかります。
そのため11~12月に前撮りを撮影すると、成人式当日までにはアルバムを受け取れない可能性が高いです。せっかくなら間に合わせたいという方は、前撮りの時期を調整しましょう。
写真データであれば比較的早く受け渡しできますが、「友達と一緒にフォトブックを作成して楽しみたい」という場合などはやはり撮影時期を早めに調整しておくのがよいでしょう。
後撮りという選択肢もアリ
「前撮りの予約が間に合わなくて、好きな衣装が選べない」「帰省の時間が取れなくて、前撮りするのが厳しい」という方は、後撮りもオススメです。
前撮りにしても後撮りにしても、いちばん大切なのは「成人したことを祝う」ということです。記念写真を撮るのが遅れたとしても、自分にとって納得できる「20歳の年」にしましょう。
後撮りをする場合はいつ?
「後撮り」は、成人式のあとに記念写真を撮影することを指します。前撮りと同様に、とくに決まった時期はありません。
目安は21歳になる前までに撮影することですが、極端な話をすれば、21歳になってからでも問題ありません。大切なのは、これまでの成長と成人したことを祝って、記念することです。
撮影時期のオススメは、前撮りと同じく3~4月ごろ。気温が落ち着いている9~10月ごろもよいでしょう。
ただし前撮りと違って、早期予約の割引や、お得なセットプランなどは用意されていないことも。もちろんスタジオやカメラマンによっても対応は違うので、後撮りにも対応可能なところに問い合わせてみましょう。
関連記事:成人式の後撮りはいつまで?行かない人は21歳で写真撮影だけもあり? | ミツモア
成人式の前撮りにかかる料金の相場はいくら?
成人式の前撮り撮影をするとき、料金相場をまとめると以下のようになります。
【撮影・衣装の料金相場】 | |
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スタジオ撮影 (着付け・ヘアセット・メイク付き) |
3~7万円 |
ロケーション撮影 (着付け・ヘアセット・メイク付き) |
6~12万円 |
振袖レンタル | 3~10万円 |
着付け・メイクのみ (美容院で行う場合) |
約2万円前後 |
【写真・データの料金相場】 | |
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6切写真プリント (203mm×254mm) |
6,000~1万円/1枚 |
撮影データ (オプション料金の場合) |
6,000~1万円/1カット |
アルバム作成 (オプション料金の場合) |
2~3万円/1冊 |
着付けやメイクなどは自分でおこなって、撮影だけする場合の料金は最安値で約3,000円~10,000円ほど。しかし1時間当たりの料金なのか、撮影するカット数ごとの料金なのかによっても変わります。また着物の持ち込み量が5,000円ほどかかる場合も。
写真館にすべてまとめて依頼できるプランだと、撮影や着付け・メイク、レンタル振袖もすべてあわせて15~30万円ほどが相場です。
前撮り撮影の料金にかんしてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。料金だけでなく、撮影プランごとの着目ポイントも紹介しています。
関連記事:成人式の前撮り料金は? | ミツモア
成人式の前撮り当日の流れ
成人式の前撮りをするときは、基本的にまる1日のスケジュールを押さえておきましょう。
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どんなふうに準備・撮影が進んでいくかを紹介します。
予約の15分前を目安に受付
まずは受付をして、当日のスケジュールがどのように進んでいくか、軽く打ち合わせすることがあります。予約時間より10~15分ほど早くスタジオに着くように、余裕をもって行動していればスムーズです・
メイク・ヘアセット(1時間~1時間半)
メイクやヘアセット込みのプランを選んでいる場合、写真スタジオでプロのスタッフがメイクアップしてくれます。
メイクの雰囲気や髪飾りなどの要望があれば、あらかじめ写真を用意しておいて見せると希望が伝えやすくなります。
インスタグラムでいい写真を見つけたり、雑誌などを見て参考にしてみましょう。もし自分でメイクしたいという方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:成人式のメイクのポイント!セルフで振袖メイクに挑戦 | ミツモア
振袖の着付け(30~40分)
振袖は羽織って着用するので、メイクやヘアセットの後でおこないます。着付けする人の技量やどれくらい調整が必要かにもよりますが、およそ30~40分ほどで着替えが完了。
振袖を着用するときは帯を締めるので、おなか回りが苦しい場合は遠慮なく伝えて調整しましょう。
また締め付けでが悪くなってしまわないように、事前にご飯を抜いたり、逆に食べすぎたりしないように注意してください。
写真撮影(30分~1時間)
写真撮影にかかる時間は、2~3枚の写真を選ぶプランで約30分~1時間ほど。これが大手スタジオではもっとも一般的です。
「50~100カット撮影」などの最低保証が付いているプランの場合は、およそ1時間~1時間ほど撮影します。
ロケーション撮影もする場合は、プラスで1~2時間は見ておきましょう。ずっと立ちっぱなしで意外と疲れるので、前日の体調管理は万全に整えておくのがポイントです。
2着目の着替え&撮影(1時間~1時間半)
2着以上の衣装で撮影する場合は、もう1回着替えて撮影します。着替えと撮影とをあわせて、やはり1時間~1時間ほどかかるのが目安です。
衣装チェンジでオススメなのは、振袖とドレス姿の両方を撮影しておくこと。あとあと見返したときに「振袖の写真がちょっと古くさく感じる……」という失敗談はよく耳にします。
ドレスなら現代人にもなじみ深いので、後から写真を見返したときにもモダンな印象を保てるのではないでしょうか。
私服に着替えて写真選び(1時間~1時間半)
撮影が終了したら、あとは実際にアルバムに使う写真を選んでいきます。ここがイチバン大切なので、納得いくまでいい写真を選定しましょう。
基本的にはプランによって選べる枚数が決まっていますが、オプションで写真を追加することも可能です。「どうしても残り1枚削るのが難しい」という場合は検討してみましょう。
アルバムは、撮影から2~3か月ほどで出来上がるので、楽しみに待ちましょう。アルバムに加えて通常の写真としてプリントすることも可能なので、あわせて検討してみてください。
成人式の前撮り直前はどうすればいい?必要な準備
成人式の前撮り当日には、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか?
撮影前に顔を剃っておく
男女問わずですが産毛から髭まで整える、もしくは剃るようにしておきましょう。プロの機材はとても高画質なので産毛やヒゲも目立つ可能性があります。また女性はお化粧のノリも変わってきますよね。
ただし顔つきが普段と変わってしまいすぎないよう、眉毛やもみあげ、生え際などは手を入れすぎないように注意してください。万全の状態にしておくために、前日には美容院などに行っておくのもオススメです。
前開きの服で来る
撮影当日の流れで紹介したように、基本はメイク・ヘアセットの後に着付けを行います。
Tシャツなどプルオーバータイプの服を着てきてしまうと、メイクや髪型を崩さないように脱ぐのが大変です。
できればボタン付きのシャツやブラウスなど、前開きの服でスタジオへ行きましょう。下着を着脱することも多いので、ホックタイプや足元から脱げるタイプを着用するのがオススメです。
基本的にアクセサリーはつけない
昔ながらの風習的な意味合いもありますが、昔は成人式の日にアクセサリーはタブーとされてきました。振袖は正式な礼装なので、着用するにもマナーがあるのです。
しかし近年では成人式も個性的でおしゃれをする時代ともなってきました。個人の自由という部分も増えてきていますので、指輪やピアスを付けている方も見受けられます。ただ、まだまだ正式なマナーとしては「アクセサリーはつけない」というのが基本のようです。
むくみ・睡眠不足に気を付けよう
せっかく前撮りをするのですから、もっとも自分らしい状態で写真を残しておきたいですよね。そのためには「前日の飲酒」「睡眠不足」などに要注意です。
飲酒や水分不足は「顔のむくみ」のもとです。いつもより早起きして撮影に向かう場合は、普段の飲酒量でも影響が大きくなることもあります。
また睡眠不足でクマができてしまったり、着付けで苦しくなって体調を崩したりするケースもあるので注意しましょう。
当日は軽食を済ませておく
「少しでもスリムに美しく映りたい」と、撮影前のごはんを抜こうと考えている方もいるのではないでしょうか。
振袖の着付けでは帯をしっかり締めるので、お腹まわりが苦しくなって、体調を崩してしまうこともあります。
もちろん食べすぎもよくありませんが、まったく食べないで撮影に臨むのも避けた方がよいでしょう。
また朝ごはんを食べることで体温が上がり、顔の血色がよくなる効果も考えられます。
成人式の前撮りを予約するときのチェックポイント
前撮りは室内でのスタジオ撮影、屋外でのロケーション撮影があります。それぞれの特徴をご紹介します。
スタジオ撮影かロケーション撮影か
スタジオ撮影では、背景セットと最適な空調のなかで撮影できます。季節や天気に左右されず、安定した環境で撮影できるのがポイントです。
ロケーション撮影は雨や風、雪などの天候に左右されますが、四季折々の美しい風景をバックにした写真は成人記念にふさわしい1枚になるでしょう。生まれ育った場所、通っていた学校、小さいころ遊んだ公園など思い出の場所で撮影ができるのもメリットです。
スタジオ撮影とロケーション撮影、どちらも選ぶこともできます。その場合の料金は2~4万円ほど上乗せになるのが一般的ですが、せっかくならたくさん写真を残しておきたい方にはオススメです。
振袖はレンタルか購入か
成人式で振袖を着る場合、近年の主流はレンタルです。一生のうちで着る機会が少ないなら、コスト面ではレンタルの方がお得と言えます。
ただ購入する場合も、「子や孫に受け継ぐことができる」「初詣や結婚式の衣装にできる」「普段着としてアレンジできる」などのメリットがあります。
振袖を購入する場合のデメリットとして長期保管の難しさがありますが、着物屋さんでの保管サービスを利用することも可能です。
レンタルする場合、料金相場は3~10万円が一般的ですが、着物のグレードによってはさらに値段が上がることも。購入する場合はもっとピンキリですが、一般的な相場は20~30万円台です。
家族や友人と撮影するのもアリ
成人を迎える方だけでなく、家族で撮影しておくのもよいでしょう。スタジオでプロのカメラマンに家族写真を撮ってもらう機会というのは、めったにありませんよね。せっかくなので、みんなで記念撮影してみてはいかがでしょうか。家族の一員であるペットと一緒に撮影できるスタジオもあります。
また仲のいい友人と一緒に撮影してもOKです。スタジオによっては、友人と一緒に申し込むことでお得になるプランもあります。
撮影データを受け取れば、友達と一緒にフォトブックを作成して楽しむこともできるので、一生の思い出に残るでしょう。
ネイルも成人式用に
ネイルも成人式用にすると、より綺麗な前撮り写真が取れますよ。成人式用のネイルはピンクや赤の和風柄が人気です。ネイルは3日くらい前に済ませておくと、伸びすぎや、剥げが気になりません。
普段ネイルをしなくても、特別な日は爪もおしゃれにすると気分が盛り上がります。ネイルサロンの予約も忘れずにしておきましょう。
ドレスでの記念写真もオススメ
撮影プランにもよりますが、2着目の衣装を無料で選べることがあります。その場合、振袖だけでなくドレスを選ぶのもオススメです。
振袖とはガラッと印象が変わるので、アルバムにもバリエーションを持たせることができます。
とくに撮影できるカット数が多いプランの場合は、振袖だけでなくドレス姿も残しておくことで、より楽しみながら写真を振り返ることができるでしょう。
関連記事:成人式の前撮りはドレスもいかが?振袖とドレスで迷ったら両方撮る | ミツモア
両親が知りたい成人式前撮りQ&A
娘さんの成人式の前撮りについて、いろいろと疑問が出てくると思います。とくに疑問に思うポイントについてQ&Aにまとめましたので、参考にしてくださいね。
Q:前撮りをする場合、一番混み合う時期はいつですか?
A:桜、紅葉は場所の取り合い、という撮影場所もありますが日本家屋の貸切では庭があり雨も心配なく人も写りこまないという利点がありますがベタな観光地は間違いなく紅葉や桜時期でなくとも真夏以外はいつでも込む傾向にあります。(回答:小坂 くみ 京都府京都市)
Q. 自分が着た振袖を娘に着せたいのですが、振袖を持ち込んでスタジオで前撮りはできるのでしょうか?
ほとんどのスタジオでは、母親が着た振袖を持ち込んで着付けを行ってくれる「ママ振袖プラン」などがあります。足りない小物はすべて貸し出してくれるスタジオもあるので、成人式の前撮りをお願いしたいスタジオに相談してみましょう。また、母親の振袖を今風にコーディネートしてくれるサービスを行っているスタジオもあります。
Q. 娘の前撮りをしたいけれど、一番安い方法は?
成人式の前撮りをする一番安い方法は、着付け、ヘアメイクを自宅で準備して撮影は格安のフリーカメラマンにお願いする方法です。
この方法の場合、「振袖や着付けに必要な小物をすべて持っている」「着付けのできる家族がいる、もしくは無料で着付けをしてくれる人がいる」「撮影に映えるヘアメイクができる」が条件になります。
フリーカメラマンの撮影料金によっても異なりますが、格安ですと2万円以内で前撮りができるかもしれません。また、大手のスタジオでは、振袖、小物、着付け、ヘアメイク込みで2万円ちょっとで前撮りができるところもありますので、振袖を持っていないのであれば大手スタジオなどの前撮りプランを探してみるといいでしょう。
フォトグラファーの小坂くみさんは、京都市左京区下鴨神社の近くで、隠れ家の様なアトリエを営んでいます。近隣の下鴨神社や鴨川、四季折々の植物園ロケも好評です。主に着物写真撮影、土地の利を得てロケーション撮影を得意としているので、成人式の着物撮影にはピッタリです。その他には、洋装やお一人様のウエデイングフォト、中高年の大人世代にの撮影もしています。京都のおしゃれな場所で、ぜひ着物写真撮影を依頼してみてはいかがでしょうか。
成人式の前撮り出張撮影はミツモアで!
この記事では成人式の前撮りについて、撮影のおすすめ時期やスケジュールなどを詳しく紹介しました。
成人式の前撮りをお考え中の方は、ぜひミツモアでプロのカメラマンを探してみてはいかがでしょうか。
ミツモアなら、「撮影時期の目安」「アルバムは何冊作りたいか」など簡単な質問に答えていくだけで、最大5件の見積もりが無料で届きます。
料金だけでなく、口コミや実績も比較しながらプロのカメラマンを探すことが可能です。成人式の前撮り出張撮影は、ぜひミツモアをお試しください!