雑草を駆除する方法は、生えている範囲によって下記の方法があります。
一部に生えた雑草 |
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全面に生えた雑草 |
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鎌や草刈り機で雑草を刈ると、またすぐに生えてくる可能性があり、根絶するなら根っこから雑草をむしるか、除草剤で枯らす方法がおすすめです。
「なるべく薬剤を使いたくないけど根本から駆除したい」「ペットや子供がいて除草剤の影響が気になる」人は、業者に草むしり作業を依頼しましょう。
雑草駆除を始める前に必要な準備と注意点
雑草を駆除するとき、事前に準備をしたうえで始めることが大切です。安全に作業をするためにも、服装や時間帯に注意したうえで作業を始めましょう。
雑草を駆除する作業に適した服装
服装は肌が露出しないものが最適です。肌が出ていると、鎌で雑草を刈っているときにけがをすることがあります。
草の中にはマダニをはじめとした害虫が潜んでいる可能性もあるため、肌の露出は避けましょう。長袖や長ズボンを着用することはもちろん、熱中症や日焼け対策に帽子を被るのも大切です。
あわせて足元が汚れることもあるため、長靴を履くほか、ゴム手袋や手のひら部分がゴムコーティングされている軍手を使用すると、作業中のけが予防につながります。
早朝に雑草駆除を行う
雑草駆除は夏場の暑い時期に行うことが多いため、比較的気温が低い早朝の時間帯に作業するのがおすすめです。日中に行うと暑さで体力が奪われ、余計に疲労が蓄積するほか、長時間作業すると、熱中症のリスクも高まります。
夕方の時間帯も可能ですが、日中に太陽光で浴びた雑草が成長して駆除しにくくなる可能性があるため、注意が必要です。
一部分に生えた雑草を駆除する方法
生え始めて間もない雑草であれば、自分で駆除できます。代表的な方法について紹介します。
手で雑草をむしり取る
小さな雑草であれば、根元をつかみ引き抜くことでむしり取れます。ただし根を深くまで伸ばしているものや、地下茎で横に広がっているものは、手でむしり取っただけでは駆除できません。
加えて雑草の中には、鋭い葉を持ち手が切れてしまうものもあるため、軍手を使って雑草をむしり取りましょう。
ねじり鎌を使って雑草を刈る
「ねじり鎌」という種類の鎌を使って雑草を刈ると、根元部分の土を削り取りやすく、根から引き抜きやすくなります。
ただし手前に引いて使うとき、鎌で手元を傷つけないようにしましょう。あわせて土を削るように使用すれば、根からきれいに抜き取れます。最後に雑草の根に付いた土を払えば完了です。
雑草に熱湯をかける
手で抜きにくい場所に生えている雑草なら、熱湯をかけて駆除するのも効果的です。たとえばコンクリートの隙間から生えている雑草にたっぷりの熱湯をかけると、根まで取り除きやすくなります。
ただし効果が見られるのは熱湯がかかる部分のみです。根の部分までは枯死させられないことが多く、完全に駆除するのは難しいので注意しましょう。
生い茂った雑草を駆除する方法
大きく成長した雑草が生い茂っている場合、機械や薬剤でできる限り手間をかけず、駆除することが大切です。具体的に雑草を駆除する方法について解説します。
草刈り機を使う
スピーディーに広範囲の雑草を駆除するには「草刈り機」を使いましょう。動作方式や刃の種類・ハンドルの形状などによってさまざまな種類があるため、使いやすいものを選ぶことが大切です。
ただし、使い方を誤ると事故につながります。15m以内に人がいないことを確認してから安全に操作しましょう。
エンジン式と電動式の違い
草刈り機には「エンジン式」と「電動式」の2種類があります。パワーを重視するならエンジン式が向いていますが、取り扱いが難しい点に注意しましょう。
より手軽に扱えるタイプを選ぶなら電動式がおすすめです。軽くて取り扱いやすいことはもちろん、充電をすれば家庭でも簡単に使用できます。
除草剤をまく
「除草剤」をまいて生い茂った雑草を駆除するのも選択肢のひとつです。根本から駆除したい場合は、根まで枯死するタイプを選びましょう。雑草だけ駆除できる「選択性」の商品がある一方で、全ての植物を枯れ死させる「非選択性」の商品があります。
雑草の駆除に効果的な除草剤
使用後2〜3日で効果が表れる「グリホサート系」の除草剤は、葉や茎から薬剤が雑草内部に入り込み、根まで届いて枯らします。葉や茎にかかった植物は全て枯れますが、木の根や幹など木質化した部分には効果が出ません。
業者に雑草の駆除を依頼するときの注意点
自分で雑草を駆除しようとすると時間がかかります。時間をかけず、スピーディーに処理したいときは業者に依頼しましょう。その際、下記3点に注意が必要です。
1.適切な時期に雑草の駆除を依頼すること
業者に雑草駆除を依頼する際、できるだけ効果的な時期に実施しましょう。
たとえば3月までに実施すると、雑草が取り除きやすくなって手入れの手間が省けます。加えて梅雨が入る前に依頼すると、雨の影響で雑草が伸び始める前に駆除できます。
2.雑草の駆除にかかる料金相場を把握すること
雑草駆除にかかる料金の相場は業者によって異なります。一例を表にまとめると以下のとおりです。
草むしり(1㎡あたり) | 1,000~2,000円 |
機械で刈る(1㎡あたり) | 350~500円 |
ほかにも1時間単位で雑草の駆除料金が決まるところや、人数で決まる業者があります。依頼するときは、複数の業者から見積もりを取って料金相場を把握しておきましょう。
3.連絡先や明確な作業内容が記載されているか確認すること
業者に雑草の駆除を依頼するにあたり、信頼できる業者か見極めることが大切です。具体的にはサイトで連絡先などの情報が掲載されているか確認したり、料金形態や作業内容がわかりやすくまとめられているかチェックしましょう。
加えて雑草が生えてこないような対策を依頼するとき、利用する業者で対応しているか確認するのもおすすめです。
たとえば雑草が生えてこないように防草シートと砂利を敷いてもらえる業者なら、雑草駆除とまとめて依頼できます。
ミツモアで雑草駆除ができる業者を探そう
自力で生い茂った雑草を刈り取るには限界があり、生えてこないようにするには豊富な経験やノウハウを持ったプロに駆除を依頼することが大切です。造園業者や便利屋など、さまざまな業者で対応してもらえますが、1社だけでなく、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。
ミツモアなら、雑草駆除の方法や広さなど、簡単な質問に答えるだけで最大5つの業者から見積もりが届きます。金額はもちろん、口コミや作業内容などを比較したうえで決められるので、安心して依頼できます。