抜いても生えてくる雑草の処理に、頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか?
「面倒な作業だ」と放置してしまいがちですが、害虫の発生を抑えるためにも草刈りは必要です。スムーズに草刈りを進めるコツや、方法について解説します。
草刈りの方法は主に3種類
草刈りの方法は主に3種類あります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分にとってやりやすい方法を選びましょう。
手作業で刈る
誰にでも簡単にできる方法は、手作業で刈ることです。「草を刈る」「根を掘り返す」「処理した雑草を集めて処分する」を、ひたすら繰り返すだけの単純作業です。
道具がなくても始められますが、鎌やくわがあれば楽に作業できます。
草刈り機を使う
草刈り機を使う方法もあります。草刈り機が向いているケースは以下の通りです。
- 広いスペースの場合
- 背が高く、頑丈な雑草がたくさん生えている場合
- 体力的に自信がない場合
草刈り機なら立ったまま草刈りができ、手作業に比べれば時間もかかりません。雑草が元気になる春〜夏も、作業が短時間で済みます。
ただし草刈り機本体にはそれなりの重量があるため、力が弱い女性や高齢者の場合は余計に疲れてしまう可能性もあります。また使いこなすためには、コツが必要です。
業者に依頼する
自分の手を煩わせることなく草刈りを済ませたいのであれば、業者に依頼するのが一番です。自分で草刈りをするよりもきれいに仕上がり、貴重な時間や体力を奪われることもありません。
道具をそろえる必要もなく、膨大なごみの処理もお任せできます。広い庭や敷地の手入れを考えているのであれば、業者に依頼することも検討してみましょう。
ただしどの業者を選ぶかによって、満足度に違いが出てきます。そのため、業者の比較検討が大切です。
手で刈るときのコツ
手作業での草刈りは特別な準備も必要なく、誰にでも手軽にできる方法です。より安全でスムーズな作業をするために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
肌の露出を控える
草刈りをするための服装に決まりはありませんが、肌の露出をできるだけ控えるのが基本です。
雑草の中には害虫がいることも多く、虫刺されやとげ、草刈りの道具などで肌を傷つける可能性があるからです。
暑い季節は熱中症を心配し、薄着になりがちですが、手足を露出するような服装は避け、長袖・長ズボンを着用するようにしましょう。
つばの広い帽子で日差しを遮り、手には軍手などの手袋をすると安心です。さらに長靴やゴーグルもあれば、目や足元もしっかりと保護できます。
必要な道具と下準備
手作業で草刈りをするとき、以下の道具があると便利です。
- 鎌/くわ
鎌には「ねじり鎌」「草刈り鎌」など、さまざまな大きさや種類があるので、使いやすいものを選びましょう。
- 三角ホー
三角ホーは柄が長いため、しゃがんで作業をする必要がありません。
- 剪定ばさみ
剪定バサミがあれば長い雑草の処理に役立ちます。
- 草刈りイス
しゃがんだままの作業が負担になるようであれば、タイヤのついた草刈り椅子を使うのもおすすめです。道具入れを兼ねているものもあるので、使うと便利でしょう。
他にも、処理した草を入れるごみ袋や熊手、熱中症予防に水筒や冷たいタオル・保冷剤を事前に準備しておけば、途中で余計な中断をすることなく作業に没頭できます。
また草刈りを始める前に、まずは害虫や危険なものの有無を確認しましょう。邪魔になるものがあっても事前に取り除けば、よりスムーズに作業がはかどります。
草刈り機を使うときのコツ
草刈り機は便利な道具ですが、上手に使うためにはコツが必要です。安全のためにも草刈り機の使い方をよく理解し、安全に配慮しながら使いましょう。
草刈り機の基本は右から左
草刈り機をうまく使うための最大のポイントは「右から左」に動かすことです。これは草刈り機の刃が左回転しているためです。
左から右に戻すときには草を刈ることはできないので、切る出発点や進行方向を考えて作業していくとよいでしょう。
また草刈り機はそれなりに重量があるので、手先で動かすというよりも「体をしっかり安定させる」ように心がけると、刃が安定してきれいに刈れます。
地面スレスレではなく、少し浮かせるようにして刈っていけば、小石などの異物が飛んできたり、刃を痛めたりする心配もありません。
斜面は下から上へ
斜面での草刈りは「右から左」に動かすだけでなく、「斜面の下から上」に向かって行い、長さのある草は30cmを目安に複数回に分けて刈りましょう。
斜面での作業は滑らないように、いつも以上に注意をしておく必要があります。足元は特に注意し、スパイクのような「滑り止めのある靴」を履くと事故のリスクを軽減できます。
初めて斜面の草刈りをするのなら、斜面がさらに滑りやすくなるため、雨上がりやその翌日は避けた方がよいかもしれません。
また「はやく作業を終わらせたい」との思いから、急ぎ過ぎないことも大切です。
草刈り機を安全に使うために
草刈り機は重量があるため、自分の身長に合わせてショルダーストラップなどのベルト類を調整し、サイズを合わせます。
電源のオンオフには、特に注意が必要です。からまった草の除去や刃の取り替えで刃の周りを触る場合には、必ず電源がオフになっていることを確認してからにしましょう。一歩間違うと大けがのもとになります。
エンジンを動かす前には周りにも注意を配り、人や動物はいないか、危険なものがないかもしっかりと確認しましょう。
草刈り業者に依頼するときのコツ
草刈りはなかなかの重労働なため、無理せず業者に依頼するのも賢い方法です。しかし多くの業者がいるため、業者選びに困ってしまうかもしれません。そこで業者に依頼する際のコツについて解説します。
まずは見積もりを取って業者を比較
納得できる業者選びのために、まずは見積もりを取って業者を比較してみましょう。
複数の見積もりを取ることで、依頼の相場も分かります。
見積もりを受け取ったら、金額だけでなく内訳についても詳しく見ておきましょう。業者によってはごみ処理代金や出張料など、別途必要になる場合もあります。安いからと飛び付かず、内容についてもじっくり検討したいものです。
いくつもの業者に依頼するのが面倒であれば、ミツモアを利用することで一度に複数の業者から見積もりが取れます。
信頼できる業者かどうかを基準にして選ぶ
依頼に際して「金額」は大きな判断材料ですが、同時に担当者や作業員の対応にも注目してみましょう。担当者や実際に作業する作業員のマナーが悪いと、依頼をしてたのに「損をした」と感じるかもしれません。
特に初めて依頼する際には、いろいろと分からないことが多いはずです。質問した際の対応がよい業者であれば、気兼ねなく相談でき、安心してお任せできます。
また作業のスピード感も大切です。「予定に間に合わなかった」という失敗がないよう日程についても確認し、スケジュールも判断基準の一つにするとよいでしょう。
ポイントを押さえて安全に草刈りしよう
草刈りは一年に数回は必要になる作業です。自分なりのやり方を見つけるのもよい方法ですが、業者に任せてしまうのも賢い方法かもしれません。いずれにせよ、安全には十分に配慮し、安全に安心に草刈りを行いたいものです。
草刈りのプロ探しはミツモアがおすすめ
個人での草刈りが難しいと感じる場合や、草刈りの時間が取れない場合は、プロの業者に作業を依頼してみてはいかがでしょうか。
ミツモアで簡単な質問に答えて見積依頼
ミツモアならサイト上で予算、スケジュールなどの簡単な質問に答えるだけで見積もりを依頼できます。複数の業者に電話を掛ける手間がなくなります。
最大5件の見積もりが届く
無料で最大5件の見積もりを比較することが可能です。レビューや実績も確認して、自分に合った業者を選ぶことができますよ。
チャットで見積内容の相談ができる
気になった業者とはチャットで相談することができます。チャットなら時間や場所を気にせずに相談ができるので忙しい人にもぴったりです。