除草剤には色々な種類があり、用途に応じて本当に細かく商品が分かれています。
間違えて選んでしまうと、
- 「効果が高い」と人気のものを買ったけれど、自分が枯らしたい雑草に対応していなかった
- 近くにあった大切な植物まで枯らしてしまった
なんてことにもなってしまいかねません。効果の高さ・即効性・安さなど、単一の指標だけで選んではいけないのです。
そこでこの記事では、前半で「どうやって除草剤を選べばいいのか」を解説。それをもとに後半で「こんな人はこれ!」という目的別のおすすめ除草剤を紹介していきます。
除草剤の種類と選び方!大前提となる3つのタイプを確認しよう
除草剤には色々な種類があり、どんな目的で使うのかによって選ぶべきものがガラリと変わります。そのため除草剤のおすすめを紹介する前に、まずは選び方から解説します。
まず大前提となるのが以下3種類の分類です。
A:液体タイプ(茎葉処理型)
B:顆粒タイプ(土壌処理型)
C:ハイブリッドタイプ
3つのいずれかを選んだ後、さらに細かい条件をもとに絞り込みをしていきます。
この3つの違いは以下の通り。
タイプ | 目的 | 特徴 |
A液体タイプ | 今ある雑草を素早く枯らす | ・葉や茎などの緑色部分に塗布して枯らす
・除草後すぐに別の植物を植えられる |
B顆粒タイプ | 将来の雑草を予防する | ・植物の根元周辺の土に染み込んで、雑草の発生を防ぐ
・今生えている雑草を枯らす効果は低い |
Cハイブリッドタイプ | 今ある植物を枯らせて将来の雑草を抑える | AB両方の特徴を持つ |
AとBは「葉にかける」か「地面の中に浸透させる」かといった点が異なります。それによりさまざまな違いが生じます。
【効果の比較】
タイプ | 枯れるまでの時間(即効性) | 持続時間 |
A液体タイプ | ○
数日程度 |
× |
B顆粒タイプ | △
1~2週間程度 |
○
3~6カ月程度 |
Cハイブリッドタイプ | ○
数日程度 |
○
3~6カ月程度 |
※顆粒タイプは地中に浸透させるため、効果の範囲を限定しにくいでしょう。近くに枯らしたくないものがある場合に顆粒を使うと、その部分まで巻き込まれる可能性があるので注意してください(斜面になっていると流れてしまうこともあります)。
【A液体タイプがおすすめの人】
- なるべくすぐに雑草を枯らしたい
- 現在雑草がかなり生い茂っている
- 除草後に別の植物を植えたい
- 除草剤を撒きたい場所の近くに、枯らしたくないものがある
【B顆粒タイプがおすすめの人】
- 現在雑草があまりない(そもそも少ない・草刈り後に撒くなどの場合)
- 除草後も別の植物を植える予定はなく、除草効果が長く続いてほしい
- 広い範囲に使いたい
※顆粒タイプは今ある雑草を枯らす効果が低いので、雑草が20cm以上伸びている場合はあまり効果を発揮しないこともあります。
【Cハイブリッドタイプがおすすめの人】
- 現在雑草が生い茂っているが、顆粒タイプを使いたい(今ある雑草を効率的に枯らし、かつ将来も雑草が長い時間生えないようにしたい)
※顆粒タイプのデメリットを許容できることが前提です。
以上をもとにABCのいずれかを選んだら、以下の通り最適な除草剤を絞り込んでいきましょう。
最適な除草剤を絞り込むための4つのポイント
上で紹介したABCを前提として、以下のような4つのポイントを考えるといいでしょう。
①農薬登録や適用作物【どんな場所で使いたいの?】
②適用雑草【どんな雑草を枯らしたいの?】
③選択性【近くに枯らしたくない植物はある?】
④金額【いくらがいいの?】
順番に見ていきましょう。その後ABC別に、おすすめの除草剤を紹介します。
絞り込み①:農薬登録や適用作物【どんな場所で使いたいの?】
まず除草剤を使っても良い場所は「農地や芝生」か「それ以外」の2つに分かれています。
農地や芝生に生える雑草対策では「農薬」として登録されている商品を使わなくてはなりません。農薬は「使った範囲で育てた作物を、人や動物が食べても体に影響がないか」「土など環境汚染の心配がないか」を厳しく検査された薬剤。国によって使用量も決められています。
一方「それ以外(駐車場など)」の場所では、人体に影響がある劇薬も使えることになります。まずは使う場所によって薬剤を変える必要があると知っておきましょう。
また除草剤には「適用作物」があります。これは「この作物の雑草に対してなら使えますよ」というもの。例えば芝生に生えている雑草を枯らしたいのであれば、適用作物に芝が記載されている除草剤を選ぶ必要があります。
絞り込み②:適用雑草【どんな雑草を枯らしたいの?】
適用雑草とは、その除草剤で枯らすことのできる雑草のこと。たとえば「スギナ」「竹」「コケ」などを枯らしたい場合は、適用雑草に「スギナ」「竹」「コケ」と記載されているものを選びましょう。
適用雑草には「一年生雑草」「多年生雑草」「広葉雑草」などと書かれていることも多いでしょう。
- 一年生雑草:毎年新しい種子から発芽して成長し、冬に枯れて終わる雑草
- 多年生雑草:一度発芽すると冬に枯れても地中で越冬し、春にまた芽を出す雑草
- 広葉雑草:クローバーのように葉が広い形をしている雑草
- イネ科雑草:稲のように葉が細い形をしている雑草
「多年生広葉雑草」のように表記されていることもあります。枯らしたい雑草がどの種類なのかを調べてみてください。
絞り込み③:選択性【近くに枯らしたくない植物はある?】
除草剤には「選択性」と「非選択性」があります。
- 選択性:特定の植物に対して効果がある
- 非選択性:全ての植物に効果がある
枯らしたい雑草の近くに、枯らしたくない植物がある場合は「雑草のみに効果がある選択性の除草剤」を選びましょう。
たとえば庭の花壇で「花は枯らしたくないけれどクローバーは枯らしたい」といった時には、選択性でクローバーに効果のある商品が良いですね。
芝生の雑草を選択的に枯らす除草剤が多いですよ。
絞り込み④:金額【いくらがいいの?】
以上のような最低限必須の絞り込みをしたら、残ったものの中で金額を比較してみましょう。
この時注意すべきは、除草剤の中には希釈して使うものがあるということ。水で希釈するタイプであれば商品ボトルに入っている量の何倍にもなるので、実質の金額が変わります。
- 原液のまま使う除草剤5L:1万円
- 希釈して使う除草剤5L:1万2,000円
なら実質の料金は後者の方が安くなるでしょう。一般的に原液タイプの方は100倍に薄めて使うため、少量で広範囲に撒くことができコストパフォーマンスが高くなります。
どうやって使う除草剤なのかを考慮してから金額を比較しましょう。
安く抑えるためにはジェネリック商品がおすすめ
効果的な除草剤をより安く手にするには、ジェネリック商品を使ってみても良いでしょう。
ジェネリックとは「後発薬」のこと。新薬で登場した薬剤の特許が切れた後なら、効能・用法・用量が全く同じの別の薬を他社が作ることも可能です。ジェネリック商品であれば新薬を作るための莫大な研究費などがかからないので、コピー元の商品よりも安価で販売されるのです。
除草剤の場合も同じで「効果は元の製品とほとんど同じなのに、安い除草剤」がジェネリックとして売られているんです。
例えばとても有名な除草剤の1つ「ラウンドアップ」の特許成分は「グリホサート」。グリホサートは特許期限が切れているため、複数のジェネリック商品が販売されています。「サンフーロン」や「エイトアップ」ですね。
価格を比較すると以下のようになります。
- ラウンドアップマックスロード(新薬):5.5Lで約1万円
- サンフーロン(ジェネリック):5.5Lは約6,000円
単純計算で4割も安くなっていますね。
ただし注意点として、ジェネリック除草剤は同じ特許成分を使っていても、その濃度が違うケースがあります。
たとえば「ラウンドアップ」のジェネリック商品の1つ「コンパカレール」は、成分の濃度が7%低いんです。そのため植物が枯れるスピードが本家に比べて数日遅くなるんですね。微妙な違いですが、それが困るという方は本家を使った方が良いでしょう。
ここまで読んで難しいと思ったら
ここまでの内容を読んで除草剤選びが難しいと思ったら、除草作業を丸ごとプロにお任せするのも1つの手です。プロであれば安全面や法律・その他の作物への影響などを考え、適切に除草剤を撒いてくれますよ。除草剤(農薬)の散布依頼だけでなく、薬剤を使わない依頼も可能です。
費用は状況により大きく変わるので、一度無料の見積もりを取ってみることをおすすめします。
「どこで見積もりを取れば良いか分からない」という方は、ぜひミツモアを利用してみてください。ミツモアはあなたの地域や求める条件などを入力するだけで、複数の業者からおおまかな見積もりが無料でもらえるサービスです。
各社の金額や口コミなどを無料で比較して、より安く信頼できるところに依頼できますよ。疑問点などはチャットで質問することもできるので、ぜひ利用してみてください。
【A液体タイプのおすすめ除草剤】5商品の効果や値段を比較!
現在生えている雑草に対し有効な除草剤。希釈か原液かによってコスパが変わるので、その点にも注目しましょう。
以下の5商品が人気です。
商品名 | ラウンドアップマックスロード(日産化学) | サンフーロン液剤(大成農材) | お酢を使った除草液
(カインズ) |
ターンアウト液剤
(住友化学園芸) |
シバキープエース液剤(レインボー薬品) |
農薬登録 | あり | あり | なし | あり | あり |
適用作物 | 多い | 多い | – | ・樹木
・林木 など |
・日本芝
・樹木 |
適用雑草 | ・一年生
・多年生 ・スギナ ・マルバツユクサ |
・一年生
・多年生 ・スギナ |
・広葉草
・スギナ ・オオバコ ・ドクダミ ・ツユクサ ・コケ類 ・シダ類 |
・一年生
・多年生 ・ササ類 ・スギナ ・竹類 |
・一年生
・多年生広葉 |
選択性 | なし | なし | – | なし | あり |
価格
(2021年現在) |
5L
約1万円 |
5L
約6,000円 |
2.5L
約900円 |
300ml
約1,400円 |
200ml
約1,200円 |
販売形態 | ・原液タイプ
・希釈タイプ |
・原液タイプ
・希釈タイプ |
・希釈タイプ | ・希釈タイプ | ・希釈タイプ |
液体タイプは葉のみにかけます。そのため選択性がなかったとしても、周りの植物にかからなければ影響はありません。そのことを踏まえて選んでみましょう。
ラウンドアップマックスロード【とにかく人気!雨でも使える】
ラウンドアップマックスロード 5.5L 1万179円
液体タイプの除草剤を代表するような製品。適用雑草は豊富なうえ、希釈して広い範囲で使うことも可能です。
また散布後1時間たてば雨が降っても効果が出るというメリットもあり、使いやすいと人気です。
葉や茎にかけると根まで確実に枯らしますが、土の中に浸透してしまっても根からは吸収しません。周囲の植物を安心して育てたい方におすすめですよ。
サンフーロン液剤【コスパ最強のジェネリック製品】
サンフーロン液剤(大成農材) 5L 6,062円
「ラウンドアップ」のジェネリック除草剤としてかなり人気の商品です。適用雑草は豊富で、かつ希釈して広い面積に散布可能。
ラウンドアップマックスロードは5Lであれば約1万円かかりますが、サンフーロン液剤は約6,000円と費用を抑えられます。
サンフーロン液剤は100倍希釈で使うのが一般的(頑固な植物には濃度を濃くする場合もある)。そのため5L商品であれば総計5,000㎡まで使用可能です。
費用を抑えつつも確かな効果を求める方には、最もおすすめの除草剤です。
お酢を使った除草液【安全性抜群で庭にもおすすめ】
お酢を使った除草液(カインズ) 2.5L 880円
ホームセンターのカインズが作っている除草剤。
主成分が食品のお酢なので、万が一かかってしまっても人体には影響がありません。蓋を開けるとじょうろのようになっているため、そのまま本体を傾けて使えますよ。薬剤をかけると最短50分で効果が出るというのも魅力的。
安全性を最も重視する方にはおすすめです。
適用作物の記載はありませんが、公園・駐車場・道路・運動場などで使うことを想定して作られています。
ターンアウト液剤【大型雑草への対策もOK】
ターンアウト液剤 300ml 1,430円
ススキや笹など、しつこい大型の雑草もしっかり駆除できます。竹林や荒れ果てた土地の雑草整理をしたい方におすすめの除草剤です。
シバキープエース液剤【芝生で雑草のみを枯らしたい方に最適】
シバキープエース液剤(レインボー薬品) 200ml 1,220円
選択性除草剤で農薬登録されており、芝生や農地に生えた一年生のイネ科雑草やクローバーなどの多年生雑草に効果的。「芝生の中でスズメノカタビラだけを枯らしたい」といった場合におすすめです。
希釈タイプなので、1本で最大200㎡まで使用可能。
ただし笹・ススキなどの大型雑草には効果が落ちること、西洋芝には使用しないことなどの注意点があります。
【B顆粒タイプのおすすめ除草剤】4商品の効果や値段を比較!
顆粒タイプは液体タイプとは違い、地面の中から広範囲の植物を枯らすので注意して選びましょう。また効果が出るまでの時間・効果の持続時間も確認してみてください。
以下の4商品が人気です。
商品名 | シバニードアップ粒剤
(住友化学園芸) |
ダイロン微粒剤(住友化学園芸) | ネコソギエースV粒剤
(レインボー薬品) |
シバキープⅢ粒剤(レインボー薬品) |
農薬登録 | あり | あり | あり | あり |
適用作物 | ・日本芝
・ツツジ類 ・ツバキ類 |
・樹木
・柑橘類 など |
・樹木 | ・日本芝
・観賞用ジャノヒゲ |
適用雑草 | ・一年生
・多年生広葉 ・スギナ |
・一年生
・ゼニゴケ |
・一年生
・多年生イネ科 ・スギナ |
・一年生
・多年生 |
選択性 | あり | なし | なし | あり |
価格
(2021年現在) |
1.4kg
約1,500円 |
300g
約1,000円 |
3kg
約4,000円 |
3kg
約4,200円 |
効果が出るまでの時間 | 約5~10日 | 約1~2週間 | 約1~2週間 | 約3週間前後 |
効果持続期間 | 約3カ月 | 約3~4カ月 | 約4~6カ月 | 約4カ月 |
シバニードアップ粒剤【顆粒にしては強力!芝生で人気】
シバニードアップ粒剤(住友化学園芸) 1.4kg 1,500円
芝生の中で、雑草に対してのみ選択的に効果を発揮します。
顆粒タイプにしては効果が出るまでの時間が早いという特徴があります。その反面効果の持続時間が他の製品より若干短いのがデメリット。
芝生の雑草を枯らしたい方や、1kg程度の比較的少量を購入したい方におすすめです。
ダイロン微粒剤【少量格安!コケにも有効】
ダイロン微粒剤 300g 968円
植物の上からふりかけるだけで一年生雑草の葉から根までを枯らし、しつこいゼニゴケも始末します。
少量を格安で購入したい方や、コケ類の雑草で悩んでいる方におすすめです。選択性はないので注意してください。
ネコソギエースV粒剤【コスパが良い】
ネコソギエースV粒剤(レインボー薬品) 3kg 3,554円
ネコソギエースV粒剤は3kg商品で、効果範囲は最大約600㎡とお得な除草剤。粒を撒けば約1週間で枯れ始め、効果は約6カ月持続します。
選択性はありませんが、空地や駐車場などの広いところでスギナ類を枯らしたいという方には最適。コスパが高いので、条件が合う方はぜひ利用してみてください。
シバキープⅢ粒剤【芝生でおすすめ】
シバキープⅢ粒剤(レインボー薬品) 3kg 4,228円
シバニードアップ粒剤と同じように、芝の中で雑草のみを枯らしてくれる選択性の除草剤です。
シバニードアップ粒剤よりも枯らすまでの時間は長いことがデメリット。ただし適用作物や適用雑草が少し異なるので、合う方を選ぶのがおすすめです。
【Cハイブリッドタイプのおすすめ除草剤】5商品の効果や値段を比較!
ハイブリッドタイプは、即効性と持続性を両方兼ね備えた除草剤です。
基本的には選択性がなく、あらゆる植物を枯らすものが多いでしょう。液体タイプとは違って土の中から広範囲に影響するので注意してください。
また「枯れるまでの時間」「持続時間」も確認しておきましょう。
以下の5商品が人気です。
商品名 | アースカマイラズ草消滅
(アース製薬) |
芝生用除草剤 MCPP液剤
(丸和バイオケミカル) |
ラウンドアップマックスロード AL III
(日産化学) |
ネコソギロングシャワーV8
(レインボー薬品) |
庭師さんのミネラル除草液
(プロイデア) |
農薬登録 | あり | あり | あり | あり | なし |
適用作物 | 樹木 | ・日本芝
・西洋芝(ブルーグラス) |
樹木 | 樹木 | – |
適用雑草 | ・一年生
・多年生 |
・広葉
・スギナ |
・一年生
・多年生 ・スギナ |
・一年生
・多年生 ・笹 ・ススキ ・コケ類 ・イシクラゲ |
・一年生
・多年生広葉 |
選択性 | なし | あり | なし | なし | – |
価格
(2021年現在) |
4.5L
約3,000円 |
500ml
約5,600円 |
4.5L
約3,400円 |
5L
約3,300円 |
2L
約2,000円 |
効果が出るまでの時間 | 2~3日 | 2~3日 | 翌日には枯れ始める | 2~14日 | 3~5日で効果が表れる |
効果持続期間 | 約5~8カ月 | 約4~6カ月 | 約6カ月 | 約5~8カ月 | 約3カ月 |
アースカマイラズ草消滅【とにかく強力!持続時間は最長10カ月】
アースカマイラズ草消滅 4.5L 3,300円
素早く雑草を枯らしながらも、最長10カ月間(通常5~8カ月間)も効果が持続する除草剤。
選択性がなく、基本的には公園・駐車場・運動場などに使用するためのものです。これらのような場所で、とにかく即効性と持続性が欲しい方におすすめの製品です。
広範囲に散布しやすいジョウロヘッドなので、手も汚さずに済みますよ。
芝生用除草剤 MCPP液剤【芝生の除草剤に最適】
芝生用除草剤 MCPP液剤(丸和バイオケミカル) 500ml 5,640円
公園や工場などの芝生用除草剤として人気がある商品。「芝生を枯らさずに、クローバーやタンポポなどの広葉雑草を枯らしたい」というような方に最適です。
最初に紹介した「アースカマイラズ草消滅」に比べるとコスパは劣りますが、そもそも使用用途が異なるので状況に応じて選びましょう。
イネ科の植物には効果が発揮されないため、ススキなどを枯らすことはできません。
ラウンドアップマックスロードALⅢ【とにかく人気!】
ラウンドアップマックスロードALⅢ 4.5L 3,400円
有名なラウンドアップマックスロードシリーズの長期持続タイプです。散布翌日には枯れ始め、2週間後には根まで枯らして半年間は新しい雑草を抑制。とにかく長期間雑草を生やしたくないという方におすすめです。
選択性がないので注意してください。
ネコソギロングシャワーV8【ススキやコケにも有効】
ネコソギロングシャワーV8(レインボー薬品) 5L 3,340円
人気の「ネコソギ」シリーズの1つ。キャップを開けるとそのままシャワー口から雑草にかけられるタイプの商品です。
持続期間や即効性は「ラウンドアップマックスロードALⅢ」と同じくらい。選択性もありません。しかしこの製品は適用雑草も多いのが特徴です。
そのためススキやコケ類などを枯らしたい方には最適ですよ。
庭師さんのミネラル除草液【安全性の高い無農薬ハイブリッド除草剤】
庭師さんのミネラル除草液(プロイデア) 2L 2,027円
天然成分100%なので農薬ではありませんが、雑草に対してハイブリッド除草剤のような効き方をします。しっかりと雑草を枯らすうえ、最長で3カ月程度抑草効果が持続する商品です。
適用作物の表示はありませんが、空地や駐車場のような場所で使うことを想定して作られています。
無農薬・無臭で手が触れても大丈夫なので、ペットや子供がいても安心。直接使用できるシャワーキャップつきで、思い立った時に雑草にかけるだけで済みますよ。
除草剤の効果を最大にするためには
せっかく使用するのですから、はっきりと効果を感じたいですよね。続いては除草剤の効果を最大にするためのポイントを2点紹介します。
1、草刈りをしてから散布する
茎葉処理型の除草剤であれば、たとえばススキのように大きく伸びる雑草を対処できるものもあります。しかし一般的には伸びすぎた雑草には効果が出にくいもの。
特に顆粒タイプの場合は、まず膝下くらいまで雑草を刈り取って短くし、それから除草剤を使用しましょう。基本的には20cm未満の長さにするのがおすすめです。
2、無風で晴れた日を選ぶ
除草剤のタイプが液状か粒状かは関係なく、風が強い日に使用すると遠くまで飛んでしまう恐れがあって危険です。特に家の庭などで使う場合、除草剤が他の家へ飛んでいくとトラブルになる可能性も出てきます。
さらに梅雨など雨が断続的に降る時には、除草剤を使ってもあまり効果は期待できません。成分が流れてよその土地へ入ってしまうことも考え、晴れた無風の日を選びましょう。
草刈り・芝刈り・除草(機械刈り)業者に見積もりを依頼しよう
ミツモアでは豊富な経験と知識を持ったプロに草刈り・芝刈り・除草(機械刈り)の見積もりの依頼ができます。
ミツモアで草刈り・芝刈り・除草(機械刈り)のプロに見積もり依頼をしてみましょう。