ミツモアメディア

庭に敷く人工芝の費用相場はいくら?DIYと業者施工の料金を比較

最終更新日: 2025年06月18日

「天然芝の手入れが大変で困っている」
「1年中美しい緑の庭を維持したい」

人工芝はホームセンターで1×10mあたり17,800~20,800円前後で販売しています。人工芝を施工業者に依頼したときの平均費用は18,050~198,000円です。

そこで人工芝施工の料金シミュレーションから、過去300件以上の見積もりをもとにした平均料金まで、一目で把握できるようにまとめました。さらにDIYと業者施工の料金比較や、人工芝施工業者の選び方も一緒に見てみましょう。

無料で人工芝施工の料金をチェック

※ミツモアにおける「人工芝施工」サービスの成約価格より算出(2024年1月1日~12月31日)

人工芝施工の費用シミュレーション




施工費用概算
合計費用
0円

※ ミツモアにおける「人工芝施工」サービスの成約価格より算出(2024年1月1日~12月31日)
※ シミュレーションの人工芝施工の料金は、実際の見積もり価格とは異なる場合があります。

人工芝施工の正確な料金をチェック

庭に敷く人工芝施工の費用相場

人工芝の施工費用一覧です。人工芝は芝丈が長いほど1㎡あたりの費用が高くなります。一方で施工した面積が広いほど、価格は下がっていく特徴があります。

項目 平均費用 料金相場
芝丈約10mm(パターゴルフ用の芝) 1,967円 1,500~2,000円
芝丈約20~35mm(一般的な芝) 1,963円 1,500~2,200円
芝丈40mm~(クッション性が高い芝) 3,096円 2,500~3,500円
古い芝剥がし 1,191円 950~1,500円
防草シート施工 1,051円 700~1,200円

※ ミツモアにおける「人工芝施工」サービスの成約価格より算出(2024年1月1日~12月31日)

人工芝の注意点

相場より極端に安い人工芝は避けましょう。品質が低く、継ぎ目が目立つ、劣化が早い、手触りが固いなどの問題が起こる可能性があります。

人工芝施工の料金を無料で比べる

人工芝施工の費用を安くするコツ

1. 相見積もりで最適な業者を選ぶ

3社以上から見積もりを取り、価格と施工内容を比較します。同条件でも5万円程度の差が生じることがあるため、見積書の内訳を確認し、防草シートや残土処分費などの条件の違いを把握して価格交渉します。

2. 人工芝は自分で購入する

業者依頼時でも、人工芝を自分で購入すれば材料費を20〜30%削減できます。ホームセンターや専門店で実物サンプルを確認し、毛足の長さや密度、触感を確かめます。通販は色味や質感が期待と異なるリスクがあります。

3. 簡単な下地処理はDIYでする

雑草取り、小石除去、整地作業は週末2日程度で可能です。人件費1日15,000〜20,000円を節約できます。ただし、30cm以上の掘削やコンクリート撤去など重機が必要な作業は専門業者に依頼します。

人工芝施工業者の料金を比べる

DIYと専門業者の人工芝施工の費用を比較

人工芝の施工には「自分で人工芝を敷くDIY」と「専門業者に依頼する方法」があります。費用だけでなく、手間や仕上がりの品質も考慮しましょう。

広さ DIY 専門業者
1㎡ 2,000円前後 1,500~3,500円
10㎡ 2万円前後 15,000~35,000円
50㎡ 10万円前後 75,000~175,000円

※ ミツモア調べ(2025年6月時点)

DIYで使用する人工芝はホームセンターで買えます。価格は1×10mロール1本で17,800~20,800円で販売しています。

店名 芝丈 大きさ 販売価格
コメリ 20mm 1×10m 17,800円
コメリ 35mm 1×10m 19,800円
カインズ 20mm 1×10m 17,800円
カインズ 35mm 1×10m 19,800円
コーナン 35mm 1×10m 19,580円
ナフコ 20mm 1×10m 20,800円

※ ミツモア調べ(2023年6月時点)

DIYと専門業者のメリット・デメリットを比較すると、次の通りです。DIYのほうが費用は安いですが、仕上がりへの不安や手間はかかります。

項目 DIY 専門業者
費用 〇 割安 ✕ 割高
仕上がり ✕ 技術次第でムラが出る可能性 〇 プロの技術で美しく均一
必要な時間 ✕ 数日~1週間 〇 1~2日
作業の手間 ✕ すべて自分でする 〇 すべておまかせでラク
道具の準備 ✕ 道具・材料調達・知識習得 〇 不要
失敗のリスク ✕ 経験不足による失敗の可能性 〇 ほぼなし
保証 ✕ なし 〇 施工保証あり

DIYで人工芝を施工する手順

1. 道具を用意する

DIYで人工芝を施工するときに準備する道具です。

材料・道具 費用相場
人工芝 1㎡2,000円前後
  • スコップ
  • カッター
  • デッキブラシ
  • レンガやブロック
約5,000円
ジョイントテープ 1mあたり400円
防草シート 1㎡あたり300円
固定用U字ピン 1本35円
底砂用の砂 1kg150円
仕上げ用の砂 1kg120円

人工芝の施工で最も費用がかかるのは防草シートです。安価な製品は品質が低く、雑草が突き抜けやすいため避けるべきです。

2. 場所を整地して防草シートを敷く

小石を除去し、水はけが悪い土壌には砂をまきます。整地が不十分だと水たまりができます。防草シートは雑草の発生を防ぐため、隙間なく敷きます。

3.人工芝を敷く

自然な仕上がりを実現させるには、シートが同じ向きになるように敷いていきましょう。

植木や柱など施工部分に障害物がある際には、少しずつカッターで切り込みを入れましょう。サイズが小さくなり過ぎないように注意が必要です。

4.仕上げする

つなぎ目を確認後、周囲を50cm間隔でU字ピンで固定します。つなぎ目の裏はテープで固定し、ピンで補強します。必要に応じて珪砂をまき、デッキブラシでパイルを立たせます。珪砂使用時は最後に水まきをします。

人工芝の施工をプロに依頼するメリット・デメリット

メリット:仕上がりがキレイで安心感がある

業者は施工費に見合った、美しい仕上がりを約束してくれます。アマチュアでは手が届かなかったり、気づかなかったりする部分もきちんと対応してくれるでしょう。

もしDIYをした場合、シートをきちんと敷けなかったら水を吸えませんし、まんべんなく整地しなければ芝生がでこぼこしてしまいます。

その点、業者はミスをすることなく人工芝の施工をしてくれるので、自身にDIYの知識が全くないとしても問題ありません。

施工費用に含まれる作業

「値段ははっても仕上がりにこだわりたい」「DIYが不安」という方には業者がおすすめです。人工芝本体に加え施工費用がかかるものの、プロの力でよりきれいな仕上がりが期待できます。10坪の庭で13〜16万円ほどかかると見ておくと良いでしょう。

施工費用には以下の作業が含まれています。

  • 敷く場所の雑草抜きや石の除去
  • 土壌改良や表面のならし作業
  • 防草シート張り作業
  • 人工芝を敷く
  • 芝目を整えるなどの仕上げ作業

ただし以下に当てはまる場合、業者によっては追加料金がかかるので注意が必要です。

  • 雑草がひどく整地に時間がかかる
  • 施工場所が遠い
  • 階段搬入がある

業者が施工に入る前に庭の草刈りや整地を行っておくと、費用を安く抑えられるでしょう。

人工芝の施工を業者に依頼する

メリット:自分で準備・作業をする必要がない

人工芝を敷くと一言でいっても、まずは道具をそろえなければなりません。

一から十までご自身でおこなうということは、道具を買ったり手順を調べたりする必要があるということです。これはかなりDIYの経験が豊富な方でないと、なかなか手を出しにくいのではないでしょうか。

そこで頼りたいのがプロの業者です。業者に依頼すれば、面倒な準備や下調べを一切せずにキレイなお庭づくりをしてもらえます

「せっかく準備したけれど、やっぱり全然できなかった……」ということも防げますし、信頼できる業者に頼むのがおすすめです。

驚くほどスムーズに手際よく施工してくれますし、満足のいく仕上がりになることは間違いありません。

デメリット:DIYよりも費用がかかる

業者に依頼すると、大きなメリットをたくさん得られます。ただし業者に依頼する場合はDIYよりも施工費用がかかってしまうというデメリットがあります

もちろん業者によって費用は違いますし、安く見積もってくれるうえに理想通りに仕上げてくれるケースもとても多くあります。

理想通りに施工してくれる優良業者に出会うためには、相見積もりをすることがおすすめです。

相見積もりで人工芝の施工業者を探す

人工芝施工業者の選び方3つのポイント

人工芝の施工を業者に依頼するときには、3つの注意点があります。

どの業者に頼んでも同じだろう、と思って目についた業者に依頼することのないよう、ぜひ以下の注意点に気をつけてください。

相見積もりをする

重要なのは「相見積もり」をすることです。

「相見積もり」とは、複数の業者から同時に見積もりを出してもらうことを指します。

相見積もりをすれば、最適なプラン・価格で施工してくれる業者を選ぶことができ、お得かつ質の高いサービスを受けられます。

異なる条件を提示すると見積もりの相場が分からなくなるため、相見積もりの際は必ず同じ条件を提示するようにしましょう。

補償内容を確認する

依頼する前には、必ず補償内容も確認しておきましょう

業者によっては、アフターフォローを全くおこなっていない場合もあります。もし不備があった場合でも、きちんと対応してくれる業者選びが重要です。もちろん施工中のトラブルに関する補償も確認しておきましょう。

依頼内容は人によって異なりますが、臨機応変に、柔軟に対応してくれる業者でなければ信頼できるとは言えません。

安すぎる業者への依頼は避ける

安かろう悪かろうという言葉があるように、安ければなんでもいいというわけではありません。

たしかに安い業者に依頼したいと思うのは当然です。ですが、あまりにも相場からかけ離れた安さを売りにしている業者は、クオリティーの低い施工しかしてくれない可能性が高いです

施工の内容を説明してもらい、「この業者なら信頼できる」と確信してから依頼することが大切です。

芝と天然芝の比較

人工芝を敷くうえで知っておきたいのが、天然芝との違いです。「人工芝の方がいいのでは?」と考えていらっしゃるかもしれませんが、ここで改めて天然芝の特徴もおさえておきましょう。

そうすると、より人工芝のよさを知ることができますよ。

人工芝と天然芝の違い

人工芝の材料は、ポリエチレンやウレタンなどの合成樹脂です。

ツヤを消したり色合いを変えたりすることで、自然な見た目を保つことができるのが特徴です

また、芝の長さは二種類あります。

短いものは寝転ぶのにぴったりなので、庭でピクニック気分を味わいたいという方におすすめです。

長いものはふかふかしているため、お子さんやペットと一緒に遊ぶのに適しています。

一方で天然芝は、その名の通り自然に生えている芝を移植するものです。

本物の草や土のにおい・質感を楽しむことができ、青々しさを感じたい方におすすめです

庭に敷くにはどちらが優れているか

結論から言うと、人工芝の方が敷きやすいでしょう

人工芝は最初にご自身が好きな長さで敷けば、その後刈り取る必要はありません。

日当たりが悪い場所にも敷けるので、日陰ができている部分でも問題なく敷けるのが大きなメリットです。

天然芝は日なたと日陰で伸び具合に差が出てしまいますし、芝がまばらに伸びていくので見た目があまりよくないというデメリットがあります。

人工芝と天然芝の取り扱いの違い

人工芝は取り扱いが比較的カンタンです。芝の間から雑草が生えてこないので、見た目や手触りなどを気にしなくてもいいというメリットがあります。

もちろん水やりが不要で、毎日経過を観察したり手間をかけたりしなくてもかまいません。

一方で天然芝は青々しさを保つために、雑草の刈り取りや定期的な整地などが必要なのがデメリットです

手間をかけずにキレイなお庭を保ちたい方には、人工芝が最適です。

人工芝のお手入れ方法

人工芝 庭

せっかく敷いた人工芝ですから、キレイな状態を保っておきたいですよね。

ここでは、敷きたてのような人工芝を保つためのお手入れ方法をご紹介します。

日頃から掃除をする

なかなか時間が取れないかもしれませんが、日頃から掃除をするようにしましょう。忙しいときは、目立つゴミを片づけるだけでも見た目がよくなりますよ。

細かいゴミやホコリを取るには、掃き掃除が適しています。水やりをしなくていいぶん、人工芝にはホコリがたまってしまうこともあるので、できる限り取り除くようにしましょう。

週に一度は必ず掃除をするようにして、見た目のよさを維持してください

重いものを長時間置かない

同じ場所に重いものを置き続けていると、芝が汚く倒れてしまいます。コンテナなどを置きたい場合は、芝が生えていない場所を選びましょう

また、車の走行はできるだけ控えてください。タイヤの跡が芝生についてしまい、敷きたての状態を保てなくなってしまいます。

芝を施工する前に、車が通る道筋をあらかじめ決めておいて、そこを避けるように敷くのも重要です。

芝が寝てきたらブラシで起こす

歳月が経つと、芝は寝てきてしまいます。ぺったりと倒れてしまうと、見栄えがよくありませんよね。

そんなときは、ブラシを使って芝を起こしましょう。芝が生えている方向をそろえるように注意してください。

芝が生えている方向は重要で、向きが揃っているとお庭がとても綺麗に見えます。逆にばらばらになっていると統一感がなく、人工芝の持つ美しさが損なわれてしまいます。

芝を起こすお手入れも、掃除と同様に定期的におこないましょう。

草むしりや水やりはしなくてい良い

人工芝の下には、雑草が突き抜けてくるのを防ぐシートが敷かれています。そのため草むしりをする必要はありません。

合成樹脂を使っていますから、もちろん水やりもしなくて良いです。基本的には掃き掃除をしたり、ブラシで芝を起こしたりするなど、表面の手入れが重要です。

芝張り・芝生の手入れに悩んだらプロに依頼を

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

「芝生を張りたいけど自分では難しそう」「芝生を手入れする時間がない」「枯れてしまった芝生をなんとかしたい」という方は、プロに依頼するのがおすすめ。

「ミツモア」なら芝張りや芝生の手入れの経験が豊富なプロをすぐに探せます。

質問に答えるだけで最大5社から見積もりが届く

スマホやパソコンからかんたんな質問に答えると、自動で条件にぴったりのおすすめ事業者から最大5件の見積もりが届きます。

手作業で条件や日程が合う事業者を1件ずつ探す必要はありません。

料金・口コミ評判を比較して選べる

見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。

口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。

チャットで事前に仕事内容の相談ができるので安心

契約前にサイト内のチャットで事業者と直接メッセージのやり取りをすることも可能。事前に見積もり内容に関する質問や相談ができるので、不安を解消した上でお仕事を依頼できます。

芝張り・芝生の手入れのプロを探す