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人工芝施工の費用相場は?DIYと業者に頼む場合の費用と手間を比較

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最終更新日: 2023年09月27日

庭に人工芝を敷きたいと思った時、気になるのは費用面ですよね。あまり費用をかけずにキレイな庭を作りたいのであれば、DIYか業者依頼のどちらを選ぶかも重要なポイントです。

この記事では、人工芝を敷くために必要な費用や、業者に依頼する際の見積もり方法をご紹介します。

人工芝の施工費用は1㎡あたり5,000〜10,000円

費用の計算に使う電卓

人工芝の施工費用は「人工芝本体の費用」「施工やその他材料にかかる費用」の2つで決まります。

人工芝本体の費用はシートの長さ、施工・その他材料にかかる費用は施工方法によって変わってきます。

人工芝本体の費用 2,000〜4,500円
施工・その他材料にかかる費用 3,500〜7,000円

人工芝本体の費用

DIYか業者への依頼かにかかわらず、人工芝の施工には使用する人工芝シートの費用が必ず発生します。

販売店や商品の質などによっても金額は変わりますが、1㎡当たりのおおよその金額は以下の通りです。

シートの長さ 1㎡当たりの費用
2cmまで 約1,700円
3〜4cm 約4,000円
5cm以上 約7,000円

一般的にパイルが長くなるほど価格は高くなります。

「費用を安く抑えたい」という理由で、上記の相場よりも安い値段の人工芝を選ぶのは避けましょう。低価格の人工芝だと品質が劣っている場合が考えられます。長い目で見ると「継ぎ目が分かりやすく景観が悪くなる」「劣化が早まる」「手触りが固い」といった問題が発生する可能性があるのです。

施工やその他材料にかかる費用

人工芝本体以外にかかる費用は、施工方法によって大きく変わります。DIYの場合は材料費、業者に依頼する場合は施工費用がかかります。

DIYでかかる材料費 約4,500円/㎡
業者に依頼したときの施工費用 約3,500〜7,000円/㎡

一方、業者に依頼する場合は施工費用がかかります。業者にもよりますが、1㎡当たりの施工費用は3,500〜7,000円ほどです。施工場所や土壌状態によっても施工費用は変わってきます。

人工芝と天然芝の比較

人工芝

人工芝を敷くうえで知っておきたいのが、天然芝との違いです。
「人工芝の方がいいのでは?」と考えていらっしゃるかもしれませんが、ここで改めて天然芝の特徴もおさえておきましょう。
そうすると、より人工芝のよさを知ることができますよ。

人工芝と天然芝の違い

人工芝の材料は、ポリエチレンやウレタンなどの合成樹脂です。
ツヤを消したり色合いを変えたりすることで、自然な見た目を保つことができるのが特徴です。

また、芝の長さは二種類あります。

短いものは寝転ぶのにぴったりなので、庭でピクニック気分を味わいたいという方におすすめです。
長いものはふかふかしているため、お子さんやペットと一緒に遊ぶのに適しています。

一方で天然芝は、その名の通り自然に生えている芝を移植するようなものです。
本物の草や土のにおい・質感を楽しむことができ、青々しさを感じたい方におすすめだと言えます。

庭に敷くにはどちらが優れているか

結論から言うと、人工芝の方が敷きやすいです。

人工芝は最初にご自身が好きな長さで敷けば、その後刈りとる必要はありません。
日当たりが悪い場所にも敷けるので、日陰ができている部分でも問題なく敷けるのが大きなメリットです。

天然芝は日なたと日陰で伸び具合に差が出てしまいますし、芝がまばらに伸びていくので見た目があまりよくないというデメリットがあります。

人工芝と天然芝の取り扱いの違い

人工芝は取り扱いが比較的カンタンです。
芝の間から雑草が生えてこないので、見た目や手触りなどを気にしなくてもいいというメリットがあります。

もちろん水やりが不要で、毎日経過を観察したり手間をかけたりしなくてもかまいません。

一方で天然芝は青々しさを保つために、雑草の刈りとりや定期的な整地などが必要なのがデメリットだと言えます。

手間をかけずにキレイなお庭を保ちたい方には、人工芝が最適です。

人工芝の施工をプロに依頼するメリット・デメリット

業者 庭

ここでは人工芝を施工するとき、業者に頼む場合のメリットとデメリットについて解説していきます。
DIYをする場合との比較もご説明していきますので、ぜひご参考にしてくださいね。

メリット:仕上がりがキレイで安心感がある

業者は施工費に見合った、美しい仕上がりを約束してくれます。
アマチュアでは手が届かなかったり、気づかなかったりする部分もきちんと対応してくれます。

もしDIYをした場合、シートをきちんと敷けなかったら水を吸えませんし、まんべんなく整地しなければ芝生がでこぼこしてしまいます。

その点、業者はミスをすることなく人工芝の施工をしてくれるので、もしDIYの知識が全くないとしても問題ありません。

施工費用に含まれる作業

「値段ははっても仕上がりにこだわりたい」「DIYが不安」という方には業者がおすすめです。人工芝本体に加え施工費用がかかるものの、プロの力でよりきれいな仕上がりが期待できます。10坪の庭で13〜16万円ほどかかると見ておくと無難です。

施工費用には以下の作業が含まれています。

  • 敷く場所の雑草抜きや石の除去
  • 土壌改良や表面のならし作業
  • 防草シート張り作業
  • 人工芝を敷く
  • 芝目を整えるなどの仕上げ作業

ただし以下に当てはまる場合、業者によっては追加料金がかかるので注意が必要です。

  • 雑草がひどく整地に時間がかかる
  • 施工場所が遠い
  • 階段搬入がある

業者が施工に入る前に庭の草刈りや整地を行っておくと、費用を安く抑えられるでしょう。

ミツモアで人工芝の施工を依頼する

メリット:自分で準備・作業をする必要がない

人工芝を敷くと一言でいっても、まずは道具をそろえなければなりません。

一から十までご自身でおこなうということは、道具を買ったり手順を調べたりする必要があるということです。

これはかなりDIYの経験が豊富な方でないと、なかなか手を出しにくいのではないでしょうか。

そこで頼りたいのがプロの業者です。

業者に依頼すれば、面倒な準備や下調べを一切せずにキレイなお庭づくりをしてもらえます。

「せっかく準備したけれど、やっぱり全然できなかった……」ということも防げますし、信頼できる業者に頼むのがおすすめです。

驚くほどスムーズに、手際よく施工してくれますし、満足のいく仕上がりになることは間違いありませんよ。

デメリット:施工費用がかかる

業者に依頼すると、大きなメリットをたくさん得ることができます。

しかし、少しデメリットがあることもおさえておきましょう。

それは、DIYよりも施工費用がかかってしまうということです。

もちろん業者によって費用は違いますし、安く見積もってくれるうえに理想通りに仕上げてくれるケースもとても多くあります。

では、そのような優良業者に出会うためにはどうすればよいのでしょうか。

答えは、「相見積もり」をすることです。

「相見積もり」については後ほどご説明しますので、なるべく安くキレイな人工芝を敷いてもらいたいという方はぜひご参考にしてくださいね。

人工芝の施工をDIYするメリット・デメリット

人工芝 DIY

業者に依頼せず、DIYで人工芝を敷きたい方もいらっしゃいますよね。

ここでは、DIYで人工芝を施工する場合のメリットとデメリットについてご説明していきます。

メリット:費用があまりかからない

DIYで施工する場合の最大のメリットは、費用をおさえられることです。

どうしてもお金をかけたくない、できるだけご自身だけで施工を完結させたい、という方にとってはとても大きいメリットでしょう。

もちろんこの場合は、ご自身で最初から最後まで施工をしなくてはならないので、あらかじめさまざまな下準備をしておく必要があります。

それでも費用をなるべくカットしたい場合は、DIYにチャレンジしてみてもいいかもしれません。

デメリット:手順が細かく複雑である

人工芝を敷くためには、材料だけではなく知識とスキルも必要です。

芝を買ってきて庭に敷けば完成、というわけではもちろんありません。

小さな石も全て取り除かなければなりませんし、下に敷く防水シートもヨレがないように慎重にピン止めすることが求められます。

とくに敷地面積が広いお庭だと、一人で施工するのは困難です。

手順を一つ一つ間違えていないか確認し、次の作業に移るという繰り返しは予想以上に大変なものだと言えるでしょう。

デメリット:準備するものが多い

DIYで人工芝を施工するときに準備する道具は、以下のものです。

施工に必要な材料・道具 費用相場
スコップ

カッター

デッキブラシ

レンガやブロック

合わせて約10,000円
ジョイントテープ 約400円/m
防草シート 約300円/㎡
固定用U字ピン 約35円/本
底砂用の砂 約150円/kg
仕上げ用の砂 約120円/kg

ご自宅にあり、すでに使える状態のものがあればよいのですが、どうしても買い足さなくてはならないものもあるでしょう。

上記の中で費用が高くなるものは「防草シート」です。

注意点としては、相場よりも安価なものを選ぶのは避けましょう。

低品質で長持ちしない場合が多いため、人工芝を突き抜けて雑草が生えやすくなる可能性があります。

高額な道具をたくさん準備するのはお財布に優しくありません。

DIYに相当な自信を持っている方でなければ、あまりおすすめできないと言えます。

人工芝の施工にDIYと業者にかかるそれぞれの費用

施工方法 1㎡当たり費用相場
DIY 7,000〜9,000円
業者 6,000〜12,000円

相場としては、ぜひ上記の表を参考にしてください。

こうして見ると、業者に依頼する場合とDIYで施工する場合とでは、そこまで大きな費用差はないことがわかります。

もちろんDIYの方が多少費用をおさえることはできますが、安心さ・手軽さを求めるのであれば業者に依頼する方が手っ取り早く施工できるでしょう。

人工芝の施工費用を安くおさえるコツ

「人工芝を敷きたいけれど、どうしても費用をおさえたい」という場合のコツもご紹介します。

コツをおさえておけば、業者依頼・DIYの両方で費用をおさえることができますよ。

業者に頼む場合:人工芝を自分で購入しておく

業者に依頼する場合は、全てお任せするのではなく、あらかじめ人工芝だけを購入しておくのがおすすめです。

人工芝はホームセンターなどで購入することができるので、ご自身が敷きたいと思ったものを購入しておきましょう。

こうすると、人工芝の費用を業者に請求する必要がなくなります。

ただし、あまりにも安すぎるものは不安が残るので、慎重に選んでくださいね。

DIYをする場合:質のいい人工芝を購入する

DIYをする場合は、なるべく高品質な人工芝を購入しましょう。

人工芝の中には、下に敷かなければならないシートを省けるものもあります。

ポイントは、必ず自分の目で見て、実際に感触を確かめることです。

人工芝は通販サイトでも購入できますが、質感はわかりません。

写真では青々しかったのに、届いたらくすんだ緑だったというケースも多々あります。

ふかふかのお庭にしたかったのに、思ったより芝が短かったということもあるため、必ずご自身で確かめてから購入してくださいね。

人工芝をDIYする方法

人工芝 DIY

人工芝をDIYしたいという方に、より詳しい手順をご紹介いたします。
もしDIYのスキルがあって、この機会にお庭に手を入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

人工芝を敷く場所を整地する

人工芝は日当たりに関係なく、どこでも好きな場所に敷ける点が特徴です。

まずは敷きたい場所を確保して下地を整地します。
整地とは地面を平らにすることです。

でこぼことした地面に敷くと、雨が降ると水たまりができやすくなったり、人工芝がきれいに敷けなくなったりします。
取り除けない石がある場合には、砂をまいて平らにします。

砂には土壌の水はけを良くする効果もあるため、水はけの悪い土壌にもおすすめです。

下地がやわらかいと、人工芝を敷いても使用するにつれて沈んでしまうので注意しましょう。

防草シートを敷く

防草シートは日光を遮断して、土壌に雑草を生えにくくするガーデンアイテムです。

隙間から下地へ日光が入りこむと雑草が生えやすくなります。小さく切り過ぎないように注意しましょう。

人工芝を敷く

自然な仕上がりを実現させるには、シートが同じ向きになるように敷いていきましょう。

植木や柱など施工部分に障害物がある際には、少しずつカッターで切り込みを入れましょう。サイズが小さくなり過ぎないように注意が必要です。

仕上げする

人工芝のつなぎ目がまっすぐになっていることを確認してから、周囲を50cm間隔でU字ピンを用いて固定します。
つなぎ目部分の裏を固定用のテープで固定するとずれにくくなります。
それぞれの人工芝をまたぐようにピンで固定しましょう。

必要に応じて珪砂(けいしゃ)をまき、デッキブラシでパイルを立たせれば完成です。
珪砂には人工芝の伸縮を抑える役割と、剥がれ防止効果があります。
珪砂をまく場合には、最後に水まきをして落ち着かせましょう。

関連記事:人工芝の正しい敷き方とは?DIYの方法やつなぎ目のポイントを紹介|ミツモア

人工芝のお手入れ方法

人工芝 庭

せっかく敷いた人工芝ですから、キレイな状態を保っておきたいですよね。
ここでは、敷きたてのような人工芝を保つためのお手入れ方法をご紹介します。

日頃から掃除をする

なかなか時間が取れないかもしれませんが、日頃から掃除をするようにしましょう。
忙しいときは、目立つゴミを片づけるだけでも見た目がよくなりますよ。

細かいゴミやホコリを取るには、掃き掃除が適しています。
水やりをしなくていいぶん、人工芝にはホコリがたまってしまうこともあるので、できる限り取り除くようにしましょう。

週に一度は必ず掃除をするようにして、見た目のよさを維持してください。

重いものを長時間置かない

同じ場所に重いものを置き続けていると、芝が汚く倒れてしまいます。
コンテナなどを置きたい場合は、芝が生えていない場所を選びましょう。

また、車の走行はできるだけ控えてください。
タイヤの跡が芝生についてしまい、敷きたての状態を保てなくなってしまいます。

芝を施工する前に、車が通る道筋をあらかじめ決めておいて、そこを避けるように敷くのも重要です。

芝が寝てきたらブラシで起こす

歳月が経つと、芝は寝てきてしまいます。
ぺったりと倒れてしまうと、見栄えがよくありませんよね。

そんなときは、ブラシを使って芝を起こしましょう。
このとき、芝が生えている方向をそろえるように注意してください。

芝が生えている方向は重要で、これがそろっているととてもキレイなお庭に見えますよ。
ばらばらになっていると統一感がなく、人工芝の持つ美しさが損なわれてしまいます。
これも掃除と同様に、定期的におこないましょう。

草むしりや水やりはしなくていい

人工芝の下には、雑草が突き抜けてくるのを防ぐシートが敷かれています。
なので、草むしりをする必要はありません。

合成樹脂を使っていますから、もちろん水やりもしなくて大丈夫です。
基本的には掃き掃除をしたり、ブラシで芝を起こしたりするなど、表面の手入れが重要だと考えてください。

業者を選ぶときの注意点

人工芝

人工芝の施工を業者に依頼するときには、3つの注意点があります。
どの業者に頼んでも同じだろう、と思って目についた業者に依頼することのないよう、ぜひこれらの注意点に気をつけてくださいね。

相見積もりをする

重要なのは「相見積もり」をすることです。

「相見積もり」とは、複数の業者から同時に見積もりを出してもらうことを指します。

これによって、最適なプラン・価格で施工してくれる業者を選ぶことができ、お得かつ質の高いサービスを受けられるのです。

「相見積もり」をするときには、必ず同じ条件を提示するようにしましょう。

異なる条件を提示すると、見積もりの相場がわからなくなってしまいます。

「相見積もり」によって相場感を知り、最適な業者を選びましょう。

保証内容を確認する

保証内容の確認も重要です。

業者によっては、アフターフォローを全くおこなっていない場合もあります。
もし不備があった場合にも、きちんと対応してくれる業者選びが重要です。

もちろん施工中のトラブルに関する保証も確認しておきましょう。
依頼内容は人によって異なりますが、臨機応変に、柔軟に対応してくれる業者でなければ信頼できるとは言えませんよね。

依頼する前には、必ず保証内容も確認しておきましょう。

安すぎる業者への依頼は避ける

安かろう悪かろう、という言葉があるように、安ければなんでもいいというわけではありません。

たしかに安い業者に依頼したいと思うのは当然です。

ですが、あまりにも相場からかけ離れた安さを売りにしている業者は、クオリティーの低い施工しかしてくれない可能性が高いと言えます。

施工の内容を説明してもらい、「この費用なら信頼できる」と確信してから依頼することが大切です。

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