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【音声あり】ネズミの鳴き声はチューじゃない?声の種類やネズミかどうかの判断方法・鳴く理由

最終更新日: 2023年09月27日

家の屋根裏などから「キュキュキュ」という鳴き声が聞こえるなら、ネズミが棲みついているのかもしれません。

この記事では「うちにネズミがいるのかな?」という方に向けて、ネズミの鳴き声について詳しく解説していきます。よりしっかりと理解するために、動画も用意してあります。またネズミが鳴く理由や鳴き声以外の判断方法も紹介。

ネズミとよく似た鳴き声を発する動物もいるためそれらの鳴き声も確認し、あなたの家に棲みついているのがネズミかどうかを判断してみてください。

この記事では、ネズミ・コウモリ・ハクビシン・イタチ・テンの姿が映った動画を引用しています。

ネズミが出す鳴き声は「チュー」よりも「キー」

ネズミの鳴き声といえば「チューチュー」を思い浮かべる方が多いかと思います。ですが実際の鳴き声は「キーキー」「キューキュー」「キュッキュッ」といった高い声を出します。

ネズミの赤ちゃんは大人のネズミよりやや高い声で鳴きますが、鳴き方はさほど変わりません。

ネズミが鳴くときはどんな理由があるのか

ネズミは基本的に「驚いたとき」に鳴きます

家に棲みつくネズミは主に以下の3種類です。ネズミによって鳴くタイミングや頻度が異なるため、それぞれの特徴を確認してみましょう。

ネズミの種類 鳴くタイミング・頻度
ドブネズミ ・かご罠や粘着シートなどのトラップで捕まったとき

・脅かされたとき

・捕まったとき

クマネズミ ほとんど鳴かない

※欧米系のクマネズミは、脅かされるとよく鳴く

ハツカネズミ ほとんど鳴かない

ネズミが出す鳴き声以外の生活音も確認しよう

ネズミは鳴き声以外にも、以下のような生活音を出すことがあります。

音の種類 ネズミの行動
ガリガリ・カリカリ 壁や柱などをかじっている
トトトトトト・・・ 天井などを走り回っている
ガサガサ・カサカサ 断熱材のある屋根裏を走り回っている

前述の通りネズミは鳴かないこともあります。鳴き声が聞こえなくても、もし天井裏やエアコンなどからこのような生活音が聞こえてきたら、ネズミのしわざを疑ってみましょう。

ネズミと似た鳴き声を持つ動物!聞き間違い注意

ここまでネズミの鳴き声や生活音について解説しましたが、家に棲みついているのがネズミであるとは限りません。

ネズミ以外の動物が棲みついている可能性もあるため、他の動物の鳴き声も確認してみましょう。

下記は今回解説するネズミの鳴き声に近い動物です。

  • コウモリ
  • ハクビシン
  • イタチ
  • テン

コウモリの泣き声

コウモリの中でも家に棲みつく可能性が高いのは「アブラコウモリ」です。アブラコウモリは
小柄な体格のため、ほんの少しの隙間からでも家の中に侵入できます

アブラコウモリは「ギギギッ」「チチチッ」といった鈍い響きの声を出します。ネズミよりもやや太く、こもるような音です。

また鳴き声以外にも羽を羽ばたかせる音が聞こえてきたら、コウモリである可能性が高いでしょう。

関連記事:コウモリ撃退には何が効果的?生態やおすすめの対処策を解説|ミツモア

ハクビシンの泣き声

ハクビシンは木登りが得意なため、木を伝って屋根裏に侵入していることもあります。

成獣のハクビシンはネズミほど高音では鳴きません。「ピーピー」とやや低めの音で鳴きます。

ハクビシンの子供は声が高く、ネズミの鳴き声とやや似ています。しかし「ピ~~」と少し長く鳴くこともあるので、そこから判断することもできるでしょう。
関連記事:ハクビシンの特徴と駆除方法!今すぐ自分で追い出す方法・ハクビシンが嫌がるものとは?|ミツモア 

イタチの泣き声

イタチの体長は30cmほどで、小柄な体格を生かし小さな穴から家の中に侵入します。

イタチは「キッキッ」という鳴き声で、声が高いためネズミと間違えられることもあります。ネズミよりも少し鳴き声が強いと感じる場合はイタチを疑ってみましょう。

イタチが頻繁に鳴き声を上げることは基本的にありません。ですが鳴き声をあげる理由として求愛行動が考えられるため、放っておくと出産して数が増える可能性もあります。

関連記事:イタチの駆除・予防方法!自分で簡単に追い出す方法ややってはいけない注意点などを解説|ミツモア

テンの泣き声

テンは体長44~55cmほどのイタチに似た動物です。

テンの鳴き声は少し特徴的で「フィヤフィヤー」といった鳴き声を出します。

威嚇時には少し低めで「ギュー」といった音になります。

家の害獣がネズミ以外だった場合「鳥獣保護法」に注意が必要!

「鳥獣保護法」と呼ばれる法律によって国に保護されている動物がいます。政府に無断で対象の動物を捕獲・殺傷すると罪に問われる場合があるので注意が必要です。

下記は鳥獣保護法で管理されている動物です。

  • アナグマ
  • アライグマ
  • イタチ(雄)
  • イノシシ
  • タヌキ
  • シマリス
  • テン
  • ハクビシン

ネズミは鳥獣保護法の対象外のため、駆除できます。ですがその他の動物については業者に一度相談した方が良いでしょう。

鳴き声や音以外でネズミかどうかを判断する方法

鳴き声だけではネズミがいるかどうか判断できない場合もあるでしょう。そんなときは「ラットサイン」を探してみてください。ラットサインとは、ネズミが家にいることを示す痕跡のことです。

今回紹介するラットサインは以下の4つです。

  1. フンが落ちている
  2. ものをかじった跡がある
  3. 足跡や通った跡がある
  4. ダニが発生している

1つずつ確認しましょう。

痕跡1 フンが落ちている

ネズミのフンが落ちていた場合、家に棲みついている可能性が高いでしょう。

ネズミのフンは4~20mm程度の大きさですが、ネズミの種類によって異なります。見た目も変わるため、下の表でそれぞれの特徴を確認しましょう。

ネズミの名前 フンの大きさ フンの色・形 よくフンが落ちている場所
ドブネズミ 10~20mm 太く丸みがある ・キッチン

・床下

・配管の周り

・ゴミ捨て場など

クマネズミ 6~19mm ・黒っぽい色

・細長く不ぞろい

屋根裏

※広範囲に散らばっていることが多い

ハツカネズミ 6~10mm 先がとがっている ・屋外倉庫

・ガレージ

・広い場所

関連記事:ネズミのふんを見つけたときの対処法は?駆除の方法や注意点を紹介ミツモア 

痕跡2 ものをかじった跡がある

ネズミはものをかじる習性があります。壁や柱・コード・柔らかいものなど、さまざまなものを傷つけます。

少しでもかじられた痕跡があれば、ネズミの存在があると疑いましょう。

痕跡3 足跡や通った跡がある

ネズミが通った場所には、黒い汚れ(こすり跡)がついていることがあります。ネズミの身体には汚れが付着しているため、侵入口や壁・床などの通り道に汚れがつきやすくなるのです。

ネズミがよく通る場所は色が少しずつ濃くなるので、注意して観察してみましょう。

痕跡4 ダニが発生している

ダニが発生するのも、ラットサインの1つです。

宿主であるネズミが死んだ際や、巣についているダニの数が増えたときには、宿主を変えるために移動します。人間やペットに寄生する場合もあるので、ダニの存在を感じたら同時にネズミの存在も疑いましょう。

ラットサインを発見しやすい場所

ラットサインは基本的に、ネズミがよく通る侵入口につきやすいといわれています。ネズミの種類によって侵入口は異なりますが、主に下記の場所にラットサインがつく傾向があります。

  • 家の基礎と土台の隙間
  • 壁のひび割れや穴
  • 配管
  • 換気扇
  • 通風口
  • 排水管

ネズミの存在を確認したい場合は、上記の場所を中心に確認してみると良いでしょう。

家に発生しているのがネズミだったら?駆除方法を解説

ネズミ捕り粘着シート

前述の通り家に発生している害獣がネズミであれば、鳥獣保護法は気にせず駆除してしまっても大丈夫です。

ネズミの駆除方法としては、以下のようなものが挙げられます。

・不要なものを処分する

ネズミの巣の材料にならないように、段ボールやゴミは家に放置せず捨てるようにしましょう。

・食べ物を密閉する

食材を密閉または冷蔵庫に保管するなどして、ネズミに触れさせないようにしましょう。食べ物を与えなければ数日で餓死させられることがあります。

・燻煙剤(くんえんざい)を使う

燻煙剤を使ってネズミを追い出します。その後戻ってこないようにネズミの侵入経路をふさぐことが必須です。

・殺鼠剤(さっそざい)を使う
エサに毒を混ぜて死滅させる方法。ただし小さい子やペットが間違えて食べないように注意する必要があります。

ネズミの駆除方法は別の記事で記載しています。詳しく知りたい方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。

関連記事:【簡単】ネズミの駆除・撃退方法5選!自分でできる効果的な対策と、業者に依頼する場合の費用|ミツモア

安全にネズミを駆除したい場合は、専門の業者に依頼するのがベストです。ネズミの駆除はプロに依頼するのが安心・安全

前章でネズミの駆除方法を紹介しましたが、万が一ネズミに触れると感染症を移されかねません。またネズミはさまざまな経路から家に侵入するため「駆除できたと思ったのに再発してしまった」なんてこともよくあります。

ですがプロに依頼すれば建物や状況に合わせてネズミを駆除し、さらに侵入経路をふさいで再発防止もしてもらえます。

確実かつ安全にネズミを駆除したいなら、プロに依頼すると良いでしょう。

ネズミ駆除業者の費用相場

ネズミの駆除にかかる費用は一概には言えません。駆除する建物の状況や作業方法によって、費用が異なってくるからです。

おおよそにはなりますが、一般的なマンションや戸建ての広さであれば1万~5万円程度で収まる可能性もあります。ただし広い範囲のネズミを徹底的に駆除するとなると、10万円は必要になるケースもあるでしょう。

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関連記事:ネズミ駆除にかかる費用の相場は?失敗しない業者の選び方も|ミツモア

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ネズミが家に棲みつくことで起こる被害

ネズミが家に棲みつくとさまざまな被害を引き起こす可能性があります。駆除するか迷われている方は、ネズミがどのような被害を出すか一度確認してみましょう。

  1. 食材を食べられる
  2. 感染症をうつされる
  3. 経済的負担が大きい
  4. 火災の原因になる

1つずつ見てみましょう。

被害1 食材を食べられる

ネズミが家に棲みつくと、食材を食い荒らされる可能性があります。ネズミは雑食のため、刺激物や匂いの強いもの以外は基本的になんでも食べます

下記はネズミが食べる食材の例です。

  • 穀物
  • 野菜
  • 果物
  • イモ類
  • 種子

自宅の食材が荒らされていた場合、ネズミの可能性があります。衛生的に良くないため食材は冷蔵庫などに隠しておきましょう。

関連記事:食べ物を使ったネズミの駆除方法。やり方と注意点を詳しく解説|ミツモア

被害2 感染症をうつされる

ネズミの身体には、たくさんの菌や害虫がいます。誤って噛まれたり触ったりすると下記の感染症を引き起こしかねません。

感染症名 概要
鼠咬症(そこうしょう) ・ネズミに噛まれたところから菌が入ることで発症する感染症

・肺炎や肝炎、胃潰瘍につながる危険性がある

レプトスピラ症 ・ネズミの排泄物が水や土壌に入り、人間の皮膚や粘膜につくことで感染する病気

・黄疸(おうだん)や出血、腎障害に発展する可能性がある

サルモネラ症 ・ネズミの排泄物がついた食品を口にすることで感染する病気

・腹痛、嘔吐、下痢などの症状が出る

ハンタウイルス感染症 ・ネズミの排泄物に触れたり、排泄物を含んだほこりを吸い込んだりすることによって感染する病気

・高熱や出血などの症状を引き起こす

ネズミを見かけたとしても、すぐに触らないでください。きちんとネズミを駆除する準備を行なってから、ネズミに関わるようにしましょう。衛生面が心配なら業者に駆除を依頼するのが最も安全でおすすめです。

関連記事:ネズミは汚い以外にもリスクあり。すぐに駆除が必要な理由とは|ミツモア

被害3 経済的負担が大きい

ネズミは柱や壁・プラスチックなど家にあるものをかじるため、それらの修繕費がかかります。

ネズミは齧歯(げっし)類に属しており、歯が伸び続ける動物です。歯が伸び過ぎると餌を食べるときに支障があるため、固いものを噛んで歯を短くするのですね。

「大切なものを傷つけたくない」「修繕費を抑えたい」と思っている方は、ネズミを駆除することを検討しましょう。

被害4 火災・停電の原因になる

ガス管やコードをかじられることで火災に発展する可能性があります。前述の通りネズミにはものをかじる習性があります。ガス管やコードのような固いものでも噛みつくため、大変危険です。

ネズミがいる可能性を感じたらガス管やコードがかじられていないか確認し、大事になる前に対処法を検討しましょう。

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