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ネズミを自力で駆除する方法!効果的なアイテムやプロに頼む料金も解説

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最終更新日: 2024年06月28日

自宅でネズミを見つけてしまったら、一刻も早く駆除したいところ。ネズミは賢い上に繁殖力が強いので、巣を作ってすっかり棲みついてしまった場合には根絶が困難です。

自分で市販の駆除アイテムを試しつつ、被害が減らない場合はネズミ駆除の専門業者への依頼も検討すると良いでしょう。

カンタンに手に入るネズミ駆除アイテムはおもに以下の4種類です。

アイテム 概要
捕獲カゴや粘着シート ・確実につかまえたことが分かる
・ネズミの死骸を処理する必要がある
殺鼠剤(毒エサ) ・ネズミの姿を見ずに駆除できる
・どこで死ぬか分からず、死骸を放置することになる
忌避成分の入った駆除剤 ・ネズミの姿を見ずに駆除できる
・慣れると効かなくなるので効果が一時的
超音波・電磁波の出る駆除器 ・ネズミの姿を見ずに駆除できる
・慣れると効かなくなるので効果が一時的

超音波の駆除器や忌避剤の利点は、ネズミの姿を見ることなく追い払えること。ただしネズミが慣れてしまうと再び現れることも多く、永続的な効果が期待できません。

毒エサを食べさせることに成功すれば駆除はできますが、死骸が手の届かないところで腐敗してしまうと、悪臭が発生したり、病原菌や害虫がわいたりするリスクもあります。

ネズミの死骸を処理することに耐えられるのであれば、捕獲器や粘着シートを使ってつかまえるのが確実でしょう。

ネズミ駆除アイテムを効果的に使うコツ

ネズミは賢い生き物なので、駆除アイテムを使うときはうまく引っかかるように工夫する必要があります。

気を付けるべきポイントは以下の通りです。

  • ラットサインがある場所にアイテムを仕掛ける
  • 設置してしばらくは動かさない
  • 複数のアイテムを併用する
  • 秋から冬にかけて対策を行う

ラットサインがある場所にアイテムを仕掛ける

ラットサインは尿やフン、足跡などのネズミが残した痕跡のことです。

駆除アイテムはネズミが全く通らない場所に仕掛けても効果がありません。このラットサインを目印に、ネズミの活動範囲を特定しましょう。

ネズミの尿には蛍光物質が含まれているので、周辺を真っ暗にしてブラックライトを当てると跡が見つけやすいです。

関連記事:ネズミのふんを見つけたときの対処法は?駆除の方法や注意点を紹介|ミツモア

設置して数日は動かさない

ネズミは警戒心が強く、見慣れないエサをすぐに食べてくれることはなかなかありません。

設置してからしばらくは動かさずに見守りましょう。

複数のアイテムを併用する

ネズミは警戒心が強く学習能力があるので、駆除グッズを避けて通っていくことも多いですが、2つ同時になると判断が鈍り、ひっかかる可能性が高くなります。

粘着シートを敷いた近くに殺鼠剤(毒エサ)を置いておくなど、駆除アイテムをうまく組み合わせれば、効果アップが期待できます。

ただしネズミを追い払うアイテムと、ネズミを引き寄せて殺すアイテムを同時に使うと、効果がバッティングして意味がないので注意しましょう。

秋から冬にかけて対策を行う

ネズミは秋から冬にかけて食欲が増します。そのため特に秋から冬の時期に毒エサを仕掛けると、駆除効果が期待できます。

ネズミの侵入口や通り道を特定するポイント

駆除アイテムを仕掛ける場所を決めるには、ネズミの行動を把握することが大切です。

ネズミが侵入した箇所や家の中の通り道を見つけるポイントを紹介します。

ラットサイン(ネズミが通った跡)を見つける

「ネズミがいるのでは?」と思ったら、まず「ラットサイン」と呼ばれるものを探しましょう。

ラットサインとは、ネズミが移動時に残す体液のことです。ネズミは尿などを流しながら動き回るので、その時に床や壁にシミができます。

ラットサインが食べ物の近くにある場合、ネズミがいる可能性は非常に高いと言えるでしょう。

不自然なシミができていないか、注意深く観察してみてください。

ネズミが通れるすき間がないか確認する

「すみずみまで掃除しているのにネズミがいる」という場合は、知らないうちに侵入口ができている可能性が高いです。

とくに古くなってきた住宅には、小さい穴が開いてしまっていることがあります。

人間が見れば小さい穴でも、ネズミはするりと潜り抜けて家に侵入してしまうので、これは必ずふさがなくてはなりません。

また、倉にネズミが出るという方も、穴が開いていることを疑ってみてください。

駆除方法①捕獲カゴや粘着シートで直接つかまえる

最も確実に駆除できるのは、ネズミ捕りや粘着シートを使って物理的につかまえる方法です。

毒や薬剤を使わないので、子どもやペットがいる家庭でも比較的安心して使えます。

ただし、つかまった状態のネズミを自分で処理しなければならないのが難点です。どうしても直接ネズミの死骸を見たくない方は、別の方法を取りましょう。

またペットを飼っている家庭では、ペットが粘着シートや捕獲器に引っかからないように注意する必要があります。

捕獲方法①:エサでおびきよせて捕獲カゴに閉じ込める

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捕獲カゴの中にエサを置いておびきよせ、ネズミを閉じ込めて捕らえる方法です。

ネズミが踏み板を踏むと同時にカゴの扉が閉まり、ネズミが出られなくなるという仕組みになっています。

ネズミの通路になっていそうな物陰に置きましょう。ネズミの警戒心を解くためにも、数日間は設置したままにしておくのがコツです。

また新聞紙などでカゴをおおって、ネズミに罠だと気づかれないように使うのも効果的です。

どの種類のネズミも雑食性がありますが、以下のように食べ物の好みがあります。

ネズミの種類が分からなかったり効果が出なかったりする場合は、いくつかのエサを設置してみてください。

クマネズミ 穀類(米、とうもろこし、植物の種子など)
ドブネズミ タンパク質類(チーズ、ソーセージなど)
ハツカネズミ 植物類(花、種子、野菜、果物など)

捕獲方法②:粘着シート

 粘着シートはネズミの駆除グッズの中でも特に多く使われています。

粘着性の高いシートの上にネズミが乗ると、体が張り付き身動きができなくなる仕組みです。

構造がシンプルなので、ネズミ駆除が初めてという人でも使いやすいでしょう。
1箱10枚入りで1,000円程度のものが多いので、コスパが良いのがメリット。

シートごとに捨てることができるので処理もお手軽です。
粘着シートはなるべくたくさん、そして隙間なく設置していきましょう。

ネズミはジャンプ力が高いので、1つだけ設置していても軽々と跳び越えられてしまう可能性があります。

 入り込んだネズミを下の階に落として、粘着シートで捕獲するタイプもあります。

粘着シートに絡まったネズミは、逃げようともがくため皮膚などが破れてしまうことがあります。

また呼吸ができず、そのまま死んでしまうことや変わり果てた姿になっていることもあるので、ネズミが苦手な方には特におすすめしません。

捕まえたネズミの処分方法

捕獲器や粘着シートでつかまえたネズミは、殺処分してゴミに出すか、屋外で逃がすことになります。

①殺処分してゴミに出す方法

少しかわいそうではありますが、つかまえたネズミを殺処分してゴミに出す方法が最も確実でしょう。

殺処分は以下の手順で行います。

  1. マスクと手袋を着用する
  2. 水を張ったバケツにネズミを入れる
  3. 10分ほど待ち、ネズミが動かなくなったのを確認する
  4. ゴミ袋に入れて可燃ゴミとして処分する

家に現れるネズミは病原菌やダニを多く持っています。噛まれないように厚手の手袋をして、注意して扱いましょう。

もしネズミがすでに死んでいる場合、死骸の周辺に次亜塩素酸系の消毒液をかけた上で処理してください。周りに雑菌や害虫が集まっている可能性があります。

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ネズミを殺処分するのが嫌だからと言って、生きたままのネズミをゴミに出してはいけません。歯でゴミ袋を食い破って外に出てしまう可能性があります。

捕まえたネズミを逃がす

どうしてもネズミを殺処分できない、という方は逃がすのも手段のひとつ

家の近くや庭に放つと戻ってきてしまうことが考えられるので、なるべく山林などに捨てるようにしましょう。

また山林であっても他人の敷地内である場合が多いので、土地勘がない場所でネズミを放つのは避けてください。

駆除方法②殺鼠剤(毒エサ)を食べさせる

ネズミ

4つ目の駆除方法は、殺鼠剤を使うことです。エサに殺鼠剤を含ませて設置しておき、ネズミが食べに来るのを待ちます。

自分でできる方法の中では最も簡単かつ効率の良い駆除方法でしょう。

殺鼠剤には様々なタイプがありますが「警戒して食べてくれない」では意味がありません。殺鼠剤単体で使うよりも、ネズミの食害にあっている食べ物に混ぜて使うことをおすすめします。

関連記事:食べ物を使ったネズミの駆除方法。やり方と注意点を詳しく解説|ミツモア

殺鼠剤の選び方

殺鼠剤には「蓄積毒剤」と「急性毒剤」の2種類があります。蓄積毒剤は4〜7日ほどネズミに連続して食べさせることにより、毒が蓄積されて死ぬ仕組みです。

蓄積毒剤には即効性がないので、殺鼠剤を選ぶときには注意しましょう。「ワルファリン」という成分が使われていれば蓄積タイプです。

オススメの殺鼠剤

デスモアプロ トレータイプ [ネズミ駆除剤 15gX4トレー]|Amazon
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 自分でエサを用意する必要もなく、製品をそのまま簡単に設置することができます。ネズミの出入りが気になる場所の壁際や奥まった場所に設置しましょう。

殺鼠剤を使うコツ

警戒心が強いネズミは、殺鼠剤を食べるまでに時間がかかることがあります。
そのため殺鼠剤の近くに粘着シートなどの捕獲器を併用し、2重トラップを仕掛けるのがオススメです。

あまりエサを食べている様子がなければ、根気強くしばらく待つ必要があります。
ネズミが好むピーナッツバターなどを混ぜたりしながら、エサに慣れさせましょう。

またネズミが殺鼠剤を食べてから死ぬまでのタイミングが分からないため、ネズミの死骸を探して処分しなければいけません。

ネズミの死骸を見つけられずに放置すると、悪臭や害虫が発生する恐れがあります。
エサが減っているかを定期的にチェックして、家の周りに死骸がないかを確認しておきましょう。

お子様やペットがいる場合は細心の注意が必要

殺鼠剤は毒物のため、お子様やペットがいる場合は細心の注意が必要です。

万が一食べてしまうと健康に影響がでたり、最悪の場合死に至ることもあります。

お子様やペットがいる場合はできる限り毒物を使わない、超音波・電磁波や捕獲する方法で駆除した方が安心です。

殺鼠剤を置く場所を工夫する

キッチン

殺鼠剤を置く場所にも工夫が必要です。

殺鼠剤は、とくに台所に置くと効果があります。

冷蔵庫の裏や流し台の下、食器棚の隅や天井裏などによく出没するので、そこを狙って殺鼠剤を置きましょう。

狭くて暗い場所や、食べ物のにおいがする場所などに寄って来る習性を利用して、効率よく駆除するのをおすすめします。

駆除剤が効かない「スーパーラット」がいる

またクマネズミの場合、蓄積毒剤のような弱めの成分に対して耐性を持っていることがあります。
スーパーラットと呼ばれているこのタイプのネズミには、即効性のある殺鼠剤が有効です。

もしネズミの種類が分からなければ、スーパーラット用に開発された強力な殺鼠剤を設置しておきましょう

駆除方法③ネズミが嫌いな成分入りの駆除剤で追い払う

2つ目は「忌避剤」と呼ばれる、ネズミが嫌いな成分が入ったアイテムを使う方法です。

ネズミに対して有効な忌避剤には、おもに「スプレー」「設置タイプ」「くん煙剤」の3種類があります。

関連記事:ネズミの嫌いな匂いはこれ。忌避剤の作り方や使用方法を紹介|ミツモア

ネズミ用忌避スプレー

忌避スプレーは、ネズミの嫌がるニオイを散布するので、ネズミを寄せ付けなくする効果が期待できます。

ネズミが現れやすい場所に定期的に散布するか、ネズミに直接スプレーすることで、寄り付かない環境を作ることができるのです。

ただしニオイに鈍感なネズミや薬剤耐性があるネズミの場合、効果が表れにくいのがデメリットです。

また人間にとってもきつく感じやすいニオイとなる場合もあるので、日常的に過ごすリビングやキッチンでの使用には不向きかもしれません。

ネズミの出現頻度によって散布の期間を調節することで、ご自身がニオイに苦しまない対策をとることも大切です。
オススメの対策場所

  • ネズミの出入り口
  • 換気口
  • エアコンの配管穴
  • ゴミ箱周辺
  • 雨戸の戸袋

スプレーを噴射することで、上記のように手が届きにくいこまかな場所までネズミ対策できるのがスプレーのメリットです。

また普段よくネズミを見かける場合は、直接スプレーしてネズミを追い払うことも可能です。
農業の作業小屋などでのネズミ対策なら、スプレーを1本備えておいてもよいかもしれません。

設置タイプの忌避剤

松栄 業務用ネズミ逃げる (2個セット) |Amazon
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ネズミが嫌がるニオイを放つ忌避剤を設置するタイプです。
忌避剤を置く以外にも、壁面に貼りつけられるタイプもあります。

スプレーや燻煙剤に比べると持続期間が長いのが特徴で、ネズミが通りそうな場所に設置するだけなのでお手軽に使えるのが嬉しいところです。

ただし風通しがよい場所だと、忌避効果のあるニオイが拡散してしまう可能性があるので注意しましょう。
また、一度追い払ったネズミを侵入させないという用途が期待できます。

すでに棲みついているネズミに対しては、捕獲器や毒餌、スプレータイプの忌避剤など別の駆除方法を試すのがよいかもしれません。

オススメの対策場所

  • 天井裏
  • 床下
  • シンク下
  • 物置
  • 倉庫

特に天井裏や床下など、奥まっていて目が届きにくい場所などに忌避剤を設置するのがオススメです。

また物置や倉庫などにあらかじめ設置しておくと、ネズミの侵入予防にもつながります。

燻煙剤(くんえんざい)タイプの忌避剤

燻煙剤(くんえんざい)とは、ゴキブリ対策で使われる「バルサン」などのように煙に乗せて薬剤を充満させるグッズのことです。

ネズミ用の燻煙剤は即効性が高いのがメリット。
忌避効果は数日〜数週間続く製品が多いので、こまめなネズミ対策にも向いています。

ただし、「火災報知器や家電をカバーして保護する必要がある」「燻煙剤の使用中は人・ペットが出入りできない」という点に注意しましょう。

手間がかかるぶん、強力な効果が期待できるタイプの忌避剤です。

オススメの対策場所

  • 天井裏
  • 床下
  • 倉庫

燻煙剤は煙が届く範囲全体に忌避効果が行きわたるので、広い場所や隙間が多い場所にオススメです

一方で、普段から過ごしている部屋だと、特有のニオイが残ってしまったり、家電などにカバーをかける手間があったりと手間がかかる面もあります。

ですが、倉庫などのように、罠を設置していると時間がかかってしまいそうな広い空間には向いているでしょう。

駆除方法④超音波・電磁波で追い払う

超音波を嫌がるネズミ

ネズミが嫌がる音を使って過ごしにくい環境を作り、駆除します。

超音波や電磁波は音を使ってネズミを駆除するため、薬剤を使用しません。そのため小さなお子様やペットがいる家庭でも安心して使用することができます。

関連記事:ネズミの嫌いな音とは?何をどう流せばいいの?効果や注意点・駆除方法を解説!|ミツモア

超音波・電磁波駆除器の使い方

ネズミが通ると思われるエリアで、以下の条件を満たす場所に駆除器を設置します。

  • 超音波や電磁波が行き渡りやすい場所
  • (超音波の場合)音が吸収されない場所
  • コンセントがある場所

屋根裏や天井裏、キッチン、リビングに設置すると効果が表れやすいです

超音波・電磁波の機械を設置したとしてもすぐに効果が現れるわけではありません。

多くの製品は1~2カ月後から効果が安定するとうたっています。

超音波・電磁波での駆除は忌避剤や殺鼠剤と組み合わせたほうが、より早く効果が現れ、ネズミを長期的に駆除することが可能です。

超音波・電磁波機器の選び方

超音波・電磁波の機器を選ぶ際は3つの点を確認しましょう。

①コンセント式か乾電池式か

設置したい場所の近くにコンセントがない場合は乾電池式がおすすめです。

電池が切れてしまうと効果がなくなるので、電池を変える手間を省きたい方にはコンセント式のほうが向いているでしょう。

②有効範囲

有効範囲とは超音波・電磁波が届く範囲のことです。

有効範囲が300㎡あれば家全体をカバーすると言われています。

住宅の大きさにあわせて、必要であれば有効範囲が広いものを選びましょう。

③ペットへの影響

超音波・電磁波の音がペットに影響を与えることがあるので注意が必要です。

飼っている動物に安全であることが認められた製品を選んだほうが安心です。

自分で駆除できないときは業者に相談しよう

ネズミは薬剤への耐性がついたり、捕獲の仕掛けを学習してしまうため、駆除の難易度が高い動物です。

自分で駆除することが難しそうであれば、なるべく早く専門業者に相談しましょう。

ネズミの駆除は難易度が高い

ネズミは家に住みついていたり、すでに耐性ができている場合も多く、駆除の難易度が高いです。

そのため初心者が自分で駆除しようとすると駆除しきれず、ネズミが残っていたり、追い払ったのに戻ってくることもあります。

ネズミの駆除に不安がある場合は、できるだけ早く業者に相談しましょう。

専門の方法で駆除してもらえるので安心

ネズミの駆除業者に依頼すれば、専門の方法で迅速に駆除してもらうことができます。

ほかにも駆除した際の死体処理の必要がない、駆除後には再発防止対策を実施してくれるなどのメリットも。

ネズミを触らず駆除できるので、ネズミが苦手な方や自分で駆除してみたけどあまり効果がなかったという方には業者への依頼がおすすめです。

しかし業者への依頼は費用が高くなります。できるだけ安く抑えるためには、複数業者から見積もりをとって比較することが大切です。

関連記事:ネズミ駆除の費用相場|安く抑えるポイントや業者の選び方も解説|ミツモア

駆除後はネズミを侵入させない対策を

ネズミを駆除した後は、再びネズミが入ってこられないように侵入対策を行いましょう。

ネズミはわずか1.5cmくらいの穴や隙間でも侵入してきます。

侵入経路になりそうな隙間を探して物理的にブロックして、侵入を妨害してください。

穴が開いている箇所を塞ぐ

ネズミが侵入してくる主な原因は壁や穴にドアが開いているためです。
再びネズミが入ってこないようにするためには、穴が開いている箇所を防がなくてはなりません。

ネズミの侵入経路になりがちな場所は以下の通りです。

  • 床下や屋根の通風口
  • 家の周囲にある排水溝
  • 雨戸の戸袋
  • エアコンの配管穴
  • 建物の劣化による隙間や穴、ヒビ

これらをふさぐ主なアイテムとして「防鼠パテ」「防鼠板」「防鼠金網」「忌避テープ」などがあります。

防鼠パテ

防鼠パテは建材の穴埋めに使われる「パテ」という材料に、カプサイシンなどの忌避成分を混ぜたものです。
粘土状のパテを穴や隙間の形に合わせて埋めていけば、施工できます。

手で直接パテを触れると忌避成分が付着するので、必ずゴム手袋などを着用したうえで使用しましょう。

防鼠板・防鼠金網

EMAGEREN ステンレスメッシュ 3枚セット|Amazon
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ネズミの侵入を防ぐために、板や金網を設置するのもメジャーな方法です。

ステンレスやアルミ製の素材が多いですが、屋外に設置するなら錆びにくいステンレス製がいいでしょう。

金網の場合は、ボール状にまとめて通風口などのパイプに入れることもできます。
通気性を保ちつつ、狭い通路からのネズミの侵入を防ぐことが可能です。

また、防鼠板や防鼠網を設置するときは、スプレーなどのネズミ忌避剤を吹きかけておくことで、さらにネズミを寄せつけにくくすることができます。

忌避テープ

エスコ 19mmx20m ビニールテープ(ねずみ避け)|Amazon
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ネズミ用の忌避テープであればネズミが嫌がるニオイがついているので、嚙みちぎろうとしたネズミが寄り付かなくなります。

防鼠用の製品でなくても、テープを使って隙間や穴をブロックすることは可能です。
しかしネズミ駆除を考えるのであれば、忌避テープの方が高い効果が期待できます。

また忌避テープを使うときは2〜3重に重ねて貼ると、噛みちぎられにくくなりますよ。

忌避剤も同時に使うのがおすすめ

これらのアイテムと同時に超音波・電磁波機器や忌避剤も使うのがおすすめです。

超音波・電磁波機器や忌避剤にはネズミが嫌がる音や臭いがあるので、予防にも効果があります。

パテのなかに忌避成分が入っていたり、テープに嫌がる臭いがついていますが、同時に使うことでより高い予防効果を得られますよ。

ネズミが棲みついたまま放置することのリスク

ここでは、ネズミを放置しておくとどのような害に苦しめられるかについてご説明します。
もちろんご自身で駆除することもできますが、ここでご紹介するような被害にあう前に、本格的に除去する必要があるということも押さえておきましょう。

もし、すでに被害にあっていたり、ご自身での除去に限界を感じている場合は、一刻も早く業者に依頼することを検討してみてください。

病原菌を持ち込むことによる衛生的な被害

ネズミはさまざまな病原菌を持っています。重度の食中毒や腎不全のように、長く苦しめられる病気の原因になる菌です。

また、まき散らされた尿やフンには、ハエやダニがたかるため、不衛生な状態が続いてしまいます。

掃除をしてもネズミが何度も排泄を繰り返すと、虫がどんどん集まってくるので、終わらないいたちごっこになってしまうでしょう。

直接的な健康被害としては、ネズミに指などをかじられてケガをするというものが挙げられます。

特に赤ちゃんやご高齢の方などが被害にあうことが多く、治癒力が低いと跡が残ってしまうことも考えられる危険がある害のひとつです。

住宅や食料が食べられることによる経済的な被害

ネズミは住宅にも害を及ぼします。

電気系統のケーブルをかじる習性があるので、火事につながる可能性が非常に高いです。
ケーブルがむき出しになっていたり、断線していたりすることに気づかないで、火花が散ってしまうのも危険だと言えるでしょう。

ケーブルだけではなく、家の柱をかじるのもネズミの習性のひとつです。
とくに注意したいのは木造住宅で、家の支柱をかじられ続けると、ぐらつきに繋がってしまいます。

根本的に家がぐらついていると、地震の際に倒壊の危険が高まるため、地震対策をしていても効力が弱まってしまうでしょう。

その他にも生活に危険が及ぶ原因になる

家をおびやかすのはネズミだけではありません。

ネズミは、ヘビやイタチの捕食対象です。ヘビやイタチが、ネズミを食べるために近寄ってくるという危険も考えられます。

ネズミに困っているのに、さらにヘビやイタチにまで苦しめられることになったら、そちらにも対策を考えなければならなくなってしまうでしょう。

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