大阪市では、自治体が仏壇の回収を行っています。そのほかの処分方法や、費用相場も知っておきましょう。遺品整理業者にも依頼が可能です。また仏壇を処分する前には、宗派による違いや供養の方法も確認しておきましょう。
大阪市で仏壇を処分するには?
大阪市では、粗大ごみとして仏壇の処分ができます。別途供養は必要ですが、処分自体を安くすませたいときは、自治体のサービスを活用しましょう。
大阪市の仏壇処分の依頼先と費用相場
大阪市の粗大ごみ受付状況を確認すると、「仏壇」の項目があります。事前に「魂抜き」などの供養をすませる必要はありますが、自治体による処分が可能です。
仏壇の一般的な粗大ごみ処理手数料は1,000円となります。なお、供養を行う際は付き合いのあるお寺に依頼することになるでしょう。
供養を行うために、20,000〜50,000円程度をお布施として支払います。処分手数料は安いものの、お布施はお寺への気持ちでもあるため、一般の家具より多めに費用を見積もっておきましょう。
自治体の回収以外で仏壇を処分する方法と費用相場
自治体に依頼する以外で、仏壇を処分する方法もあります。お寺に依頼するか、仏具店・遺品整理業者の利用を検討しましょう。費用相場は依頼先によって変化します。
以下の記事ではそれぞれの方法で処分する流れまで詳しく説明しているので参考にしてください。
菩提寺に依頼する
先祖のお墓や位牌がある「菩提寺」に依頼すると、仏壇の処分に必要な「供養」から引き取りまで可能です。
仏具の取り扱いをよく知るお寺なら、安心して処理を任せられるでしょう。
しかしお寺によっては、仏壇の引き取りに対応していないこともあります。引き取りを断られる場合は、処分のみ自治体に依頼するのもよいでしょう。
お寺に依頼するときは、お布施として10,000~50,000円程度を渡します。寺院ごとに目安が異なるため、仏壇の処分を依頼したことがある周囲の檀家に確認してみましょう。
仏壇販売店に依頼する
仏壇の販売店でも、仏壇の処分に対応しています。引き取りができるかどうかは、販売店に問い合わせましょう。
出張買取や必要な供養方法は、店舗によって異なります。自分で自治体の粗大ごみとして処分するよりも、運搬料金はやや割高です。
供養料を含めて、20,000〜70,000円程度を想定しておきましょう。合同で供養されることが多いですが、供養ができないときは別途お寺に依頼する必要があります。
仏壇の買い替えを考えている人や、購入した仏具店が引き取りに対応しているときは検討する価値があるでしょう。
遺品整理業者に依頼する
故人の遺品を処分する「遺品整理業者」は、仏壇の処分も行っています。仏壇以外の遺品をまとめて整理したいときは、業者への依頼を考えましょう。
遺品を専門的に取り扱う業者では、供養も合わせて対応できることがあります。一般の不用品回収業者と比べると、仏壇の取り扱いにも安心感があるでしょう。
「ミツモア」なら、遺品整理業者の相見積もりができます。簡単な質問に答えるだけで、最大5社から相見積もりを取得できて便利です。寺院や販売店で引き取ってもらえないとき、急ぎのときは活用してみましょう。
処分するときの注意点
仏壇を処分するときは、事前にお寺で必要な供養をすませましょう。宗派によっても内容が異なるため、お寺への確認は欠かせません。また処分前には忘れ物がないよう、中身の確認もすませておきましょう。
お寺に「魂抜き」を依頼する
仏壇には、先祖の魂が宿っているとされています。購入時に「魂(たましい)入れ」を行い、処分のときには「魂抜き」を行うのが一般的なためです。
魂抜きはお寺で対応しています。僧侶がお経を読み、先祖の魂を供養してもらうのです。
魂抜き以外に、宗派によって「御霊(みたま)供養」や「閉眼供養」と呼ばれることもあります。名前は異なりますが、仏壇処分には欠かせない儀式と考えておきましょう。
自治体での処分前に、先祖に感謝を込めて魂を供養することが大切です。
処分方法は宗派のやり方を守ろう
仏壇を含む仏具は、宗派によって細かい取り扱い方法が異なります。菩提寺がある場合は、処分前にルールや行うべき手続きを相談しておきましょう。
あまりお寺と付き合いがない人でも、自分の宗派を知ることは重要です。仏壇の買い替えの際も、宗派によって中身が異なります。
また宗派によっては、魂という観念を持たないため魂抜きの供養をしない場合もあります。正しい手順で仏壇を手放せるよう確認が必要です。
仏壇の中身を確認する
仏壇の処分前には、他の家具と同様に中身を取り出します。
処分前に仏壇に何が入っているのか確認しておきましょう。引き出しの中身や仏具も、別途処分が必要です。
処分してしまってから中身を取り戻すのは困難です。大切な物や仏具が入っていないか、確認しておきましょう。特に遺品整理で他の家族が使っていた仏壇を処分するときは、中身が残っていないか厳重に調べておきましょう。
通帳や印鑑といった重要な物が入っている可能性もあります。
仏壇だけでなく、一部の仏具にも魂抜きが必要です。故人にかかわる位牌や遺影は、仏壇と合わせて供養を済ませておきましょう。
仏壇を処分するなら正しい方法で行おう
仏壇は、先祖の魂を宿す大切な道具です。手放すときにも、宗派で定められた正式な手順で手続きをしましょう。
大阪市では自治体が仏壇の回収を行っているため、処分は難しくないはずです。
また魂抜きなどの供養は菩提寺やご縁のあるお寺に依頼できます。そのほか、信頼できる遺品整理業者に任せれば、他の仏具もまとめて回収してもらえるでしょう。
ミツモアで遺品整理を依頼しよう!
ミツモアは地域のプロを探せるお仕事マッチングサイトです!
お近くの遺品整理業者のプロをミツモアで探してみませんか?
簡単!2分でプロを探せる!
ミツモアなら簡単な質問に答えていただくだけで2分で見積もり依頼が完了です。
パソコンやスマートフォンからお手軽に行うことが出来ます。
最大5件の見積もりが届く
見積もり依頼をすると、プロより最大5件の見積もりが届きます。その見積もりから、条件にあったプロを探してみましょう。プロによって料金や条件など異なるので、比較できるのもメリットです。
チャットで相談ができる
お気に入りのプロがみつかったら、依頼の詳細や見積もり内容などチャットで相談ができます。チャットだからやり取りも簡単で、自分の要望もより伝えやすいでしょう。
遺品整理をプロに依頼するならミツモアで見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか?