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【生前整理】断捨離のやり方は?業者依頼の費用も解説!

最終更新日: 2018年11月28日

生前に遺品整理を行い、老後に備える人が増えています。親が高齢期に突入した世代の人にとっても頭が痛い問題なのではないでしょうか。しかし、突然の病気や不幸が起きてからでは、精神的にも肉体的にも大きな負担となってしまいます。親の体力がある元気なうちに、ご本人の意思を尊重した「理想的な生前整理」を考えてみませんか?

生前整理の必要性と考え方

生前整理に必要な考え方
生前整理の必要性と考え方

生前整理とは、家族などに迷惑をかけないように生きてるうちに身の回りのことを整理することです。生前整理を「終活」のひとつとして捉える考え方が定着していますが、決してそれだけが目的ではありません。本当に大切なものだけを保管して、用途が曖昧なものを処理する「断捨離」を行うことは、老後の生活をより暮らしやすいものにするメリットがあります。今回は、生前整理の必要性とメリット、上手な行い方と業者に依頼した場合の費用について詳しくご紹介いたします。

生前整理はなぜしておいた方が良いのか?

生前整理を行うことで得られるメリットは、大きく分けて以下の3点です。

生前整理メリット1:親が亡くなった後の遺族の負担軽減

生前整理で片付けを行う最大のメリットは、ご本人が亡くなった後に残された遺族への負担が大幅に軽減されることです。財産分与や形見分け、また部屋の掃除などは、遺族の哀しみが癒えないうちに行わなければならないことが多く、心身に大きなストレスを与えてしまいます。親が生前整理を行うことで遺品整理の費用負担や事務的な作業が減るので、身体的な負担を大幅にへらすことができます。必要な作業を簡単に済ませ、心静かに思い偲ぶことができるでしょう。

生前整理メリット2:相続トラブルの回避

ご本人に万が一のことがあった場合、避けて通れないのが相続問題です。法律で財産分与の割合の大枠は決められていますが、故人が残した遺品それぞれを誰が相続するのかは都度相談して決める必要があります。生前整理でエンディングノートや遺言を残しておけば、ご本人が残した意思に従いスムーズに相続を進めることができるので、親族間の相続トラブルを事前に回避することが可能です。

生前整理メリット3:余生の生活を快適に送ることが可能

生前整理には、老後生活をより快適なものにできるというメリットがあります。持ち物の中から、今後の生活に必要なものと遺族に残したいものだけを保管することで、身軽で快適に暮らせるようになります。急な引っ越しや、病気による入院などの場合でも、家族がスムーズにサポートすることが可能です。生前整理を行うことは、余生の生活に大きな安心感を与えます。

若い内から始める生前整理

生前整理についての考え方が定着した近年では、働き盛りの30代~50代から始める人も増えています。心身共にしっかりしている健康的な人が多い世代なので、生前整理は早すぎるのではないかと疑問に思う人も少なくないようです。しかし、万が一の場合に備えるのは決して無駄なことではありません。生前整理は重労働を含みますので、体が健康な内にこそ着手するべき行為です。また、働き盛りの元気な人に突然不幸が訪れてしまったら、残された遺族は計り知れないほど深い哀しみの中で大きな負担を強いられることになるのです。30代~50代は生活習慣病リスクが高まる年代でもあるので、急な病気への対応策として備えておけば、いざという時に家族への負担を減らすこともできます。

生前整理で片付けをするコツ

生前整理片付けのコツ画像
生前整理で片付けをするコツ

生前整理を始めようと思っても「何から手を付けて良いのかわからない」と悩んでしまう人が多いのではないでしょうか。おすすめは、小さなものから捨て始め、そののち、あまり使わない部屋に保管してあるものの整理を進める方法です。ものの大きさや使用頻度を判断しながら、生前整理を行っていきましょう。

小さいものから整理する

生前整理を始めるときは、片付けやすい小さなものを分けて整理し、不必要なものを処分することから行っていきます。生前のうちに自分で判断しながら整理することが望ましいのは、写真や手紙などの思い入れが深い小さなものです。邪魔にならないからと思い貯め込んでしまいがちですが、本当に全て必要なものなのかを改めて判断しながら分けていきましょう。1枚ずつ見ていくのは大変な作業ですが、大雑把にまとめて破棄せずきちんと確認しながら分けることをおすすめいたします。ご本人しか区別できないものが多いので、時間があるときに少しずつ整理していきましょう。

他には、人生の中で強く印象に残った「思い出の品」でサイズの小さなものも確認してみてください。いざ見てみると、全く思い出せないものが大量に眠っていることがあります。今後、思い出と共に大切に保管しておきたいものだけを残し、印象が曖昧なものは捨ててしまいましょう。他人に見られたくないものは、できれば処分しておいた方が無難です。胸の中だけに思い出としてしまっておきましょう。

使っていない部屋から整理する

生前整理を行うとき、手を付けやすいのが「使っていない部屋」です。亡くなった人が使っていた部屋などがある方は、まず手を付けてみてください。今は取りあえず使わないと思ったものを、納戸や押入れなどの見えないスペースに保管していませんか?このようなことを繰り返していると、いつの間にか中身不明のダンボールが山積みになってしまうなんていうことにもなりかねません。時間のあるときに、保管場所にしまってあるダンボールや入れ物を開けてみてください。今では古くて使えないものや、とっくの昔に捨てたと思っていたものが意外と多く見つかることがあります。時代の流れに取り残された不要品の数々が出てきた場合は、特に思い出深いもの意外は処分してしまいましょう。

長年使っていないものを整理する

生前整理を始めると目に付くのが「もしかしたら使うかもしれない」と思って保管している曖昧な物品です。何年も使っていないインテリアや洋服の中から、価値のないものは迷わず断捨離することをおすすめいたします。今使う予定がなくて何となく保管しているものは、ほとんどの場合、将来的に再び使うことはありません。それが高価な洋服や装飾品であっても、時代遅れでいつ身に着けるかも不明な場合は、買取査定に出して現金化する方法がおすすめです。

子供が小さい頃の洋服や玩具なども、今後使う予定がなければ処分の対象とします。ただし、自分以外の人が愛用していたものが出てきた場合は、必ずご本人に確かめてください。他の人には価値がないものに見えても、ご本人にとっては人生に大きな影響を与えた宝物かもしれないからです。もしかしたら、亡くなった後に形見として残したいと考えている大切なものかもしれません。長年使っていないものの中には、今後使う可能性が限りなく低いものもあれば、家族への形見となるほど大切なものもあります。生前整理を行うご本人と一緒にひとつずつ確認しながら進めていきましょう。

デジタル遺品の整理も忘れずに

現代は、デジタルデータで書類や記録を残すことが主流となっています。生前整理をするときは、パソコン・携帯電話・タブレット・カメラ・電子媒体などの内容も断捨離していきましょう。使っていないデータの削除、見られたくないデータのロック、遺族に残したいデータの整理など、意外と時間のかかる細かい作業が多くなります。SNSやブログなど、インターネットを利用したサービスについても使っていないものは登録解除しておきましょう。特に、金融取引や有料サービスを利用している場合は注意が必要です。ご本人に万が一のことがあったときは、遺族が登録解除作業を行わなければなりません。サービス名・アカウント・パスワードを探すために膨大な時間と労力を費やすことになるので、後で解説するエンディングノートに残しておくことをおすすめいたします。

生前整理で作成するべきもの

生前整理の具体的な流れ画像
生前整理で作成するべきもの

生前整理はいらないものを捨てるだけでなく、残される人々の負担を減らすために、財産の状況や自分の思いを残される人たちに残すことが重要です。終活の一環として重要な作業が多く含まれていますので、ご本人が亡くなった後のことも含めてしっかり進めていきます。ひと目でわかる財産の残し方や手順など、遺族への配慮を考えた生前整理の行い方を覚えておきましょう。

財産目録の作成

生前整理をするに当たり、ご本人の財産を書類やデジタルデータにしてわかりやすくまとめておくことは、今や常識となりつつあります。財産目録とは、現段階でご本人が所有している財産の詳細を書き記した一覧表です。記載するのは、土地や家屋などの不動産、預貯金・株式・有価証券などの金融資産、保険、保管している現金など、ご本人の財産であるもの全てが該当します。ローンなど借入金がある場合も同様です。

財産目録があれば、ご本人が亡くなった後だけでなく、病気や怪我などで財産を動かすことができなくなった場合などに、親族が迷うことなく把握できるようになります。個人資産の財産目録は自由な様式で作成してかまいませんが、財産ごとに見やすく分類して作成するのが一般的です。不動産、金融資産、保険、その他の財産等、親族がわかりやすい順に書き出していきましょう。不動産登記簿や通帳など、財産の必要書類等が保管してある場所についても必ず記載しておきます。

エンディングノートの作成

エンディングノートは財産目録や遺言書のように形式ばったものではなく、遺族に伝えたいことを自由に書き残しておくためのものです。住所・氏名・財産分与・重要書類の保管場所についてだけではなく、残された家族やペットについてのことなど、伝えておきたいことを読みやすく書いていくだけなので難しくはありません。不慮の事故や病気などで意思の疎通ができなくなった場合に備え、希望する治療方針などについて書き記しておくのも良いでしょう。万が一のことが起きた場合でも、家族が迷うことなく弔えるように、遺影や葬儀についての希望を残しておくこともできます。

その他、家族や友人知人へ伝えたい感謝の気持ちなど、自由に綴っていきましょう。故人が残したメッセージを文字で受け止めることで、託された人が生きる励みになることも少なくありません。エンディングノートの作成は、ご本人のメッセージを読める形で伝えることにより意思を尊重することが可能であり、残された人への配慮まで行うことができます。ただし、エンディングノートには法的拘束力がありません。あくまでも、ご本人の意思や伝えたい情報を残すための手段として覚えておきましょう。

遺言書の作成

生前整理の締めくくりとも言えるのが、遺言書の作成です。遺産として残すものがないから作成しないという人も多いのですが、土地・家屋・車両などは全てご本人の資産となります。亡くなった後に遺言書がなければ法で定められた基準により遺産分割が行われるのが一般的です。でも、細かい内容については相続権のある遺族が会議を行い決めていかなければなりません。このとき、いわゆる「相続問題」が発生しやすいのです。遺言書の作成を行っておけば、相続問題でのトラブルを避けながら円滑に進められるようになります。

生前整理の一環として作成する遺言書は3種類あり「自筆証書遺言書」「秘密証書遺言書」「公正証書遺言書」のいずれかを選択することが可能です。最も書きやすいのはご本人だけで作成できる自筆証書遺言書ですが、定められた書式通り作成しなければ無効となってしまうことがあります。確実に遺言を残したい場合は、弁護士に相談し公正証書遺言書を作成するのが一般的です。いずれにしても、遺言書には定められた書式がありますので、プロに相談してから作成することをおすすめいたします。秘密証書遺言書は、遺書の内容を秘密にしたい特殊なケースなので、一般的には考えなくて良いでしょう。

生前整理は業者に依頼することも可能

生前整理を手伝ってくれる業者画像
生前整理は業者に依頼することも可能

生前整理を良心的なプロの業者に依頼すると、ご本人や家族だけでは難しかったこともお願いできるようになります。大きな家具を処分したり、片付けた部屋をきれいに清掃したり、かなりの重労働でも手伝ってもらうことが可能です。体への負担が大きい大変な作業は、プロの業者にお任せしましょう。ご本人と家族は、様子を見ながら指示していくだけで良いので安心です。

生前整理専門業者のサービス内容

生前整理の専門業者は、単純に家の中を片付けるのではなく、人生で積み上げてきたものを整理するという心構えを持って対応してくれます。依頼者にとって大切なものは丁重に扱い、手を出して欲しくない場所での作業は行いません。ひとつずつ手作業で丁寧に進めていくので、安心してお任せすることができます。また、整理を行った部屋の清掃や原状回復、家族の元へ届けたい物品の配送、失くしたものを探すお手伝いまで依頼できるオプションサービスもあります。ご本人や家族にとって利用した方が良いと思うサービスが目に止まったら、専門スタッフに相談してみましょう。

生前整理専門業者の選び方

生前整理専門業者は、専門知識のあるプロが在籍している経験豊富な業者を選びましょう。作業にかかる費用は、室内の大きさや数だけでなく、作業内容の質も大きく影響します。当然のことながら、慣れていない業者に任せてしまうと、費用に見合った納得のいくサービスが得られるはずがありません。おすすめなのは、良心的な優良専門業者を簡単に見つけることができるサービスを提供している会社を利用する方法です。地元の業者を一件ずつ調べるより、はるかに効率的で大切な時間を無駄にしません。生前整理の内容についても詳しく相談できるので、より早く確実に業者を見つけることができます。

生前整理業者の料金相場

生前整理専門業者に依頼した場合にかかる料金の相場は、部屋数と作業スタッフの人数によって変わります。例えば、ごく小規模なら1Kで作業スタッフが1人として35,000円くらい、家全体で考えると3LDKで作業スタッフが5人として180,000円くらいが相場となっています。これはあくまでも目安に過ぎませんので、生前整理専門業者を紹介してくれるサービス会社で調べてもらう方が確実です。生前整理したい部屋の数や広さ、必要な作業スタッフの人数などを伝え、相談することをおすすめいたします。

生前整理を業者へ依頼する前に準備すべきこと

生前整理前にやるべきこと
生前整理を業者へ依頼する前に準備すべきこと

生前整理を業者へ依頼する前に、ある程度のことをあらかじめ準備しておくと、さらにスムーズに進めることができます。価値のありそうなものを分けたり、明らかにゴミとわかるものを捨てたり、簡単にできる範囲内のことは行っておきましょう。整理する部屋の数や作業スタッフ数を減らすことが可能なので、業者に支払う費用の節約に繋がります。

買取査定に出す物を事前に分けておく

貴金属・骨董品・ブランド品など、買取査定に回したいものは1箇所に分けておきましょう。信頼できる業者があるのなら別途査定に出しても良いですが、良心的な生前整理専門業者ならば適正価格で買い取ってもらうことも可能です。あらかじめ準備しておくことで、作業スタッフが見つける度に確認する手間を省くことができます。貴重品を分けておけば、作業が短縮できるだけでなく、ご本人の精神的負担も軽減されるはずです。もし、見落としていた貴重品が見つかった場合でも、速やかに落ち着いて対応することができます。

自分でできる範囲の整理はやっておく

業者に依頼する前に、簡単に済ませられる範囲内のみ整理しておくことをおすすめいたします。書類や小物類など作業負担が軽いものを整理し、古い書物や雑誌を処分するなど、気付いたとき気軽に行える生前整理は意外と多いものです。用途が決まっていても動かすことが難しいものがある場合は、把握しやすいようにメモしておくと良いでしょう。メモのコピーを作っておき、作業が始まる前や部屋に入ったときに作業スタッフへ渡しておけば、円滑に作業を進めていくことができます。

親に生前整理することを伝えておく

生前整理を行う前に必ずしなければならないのが、親(ご本人)に作業日時を伝えておくことです。何の連絡もなく突然業者が訪ねてくれば、誰だって戸惑います。その日、在宅しているかどうかも確認しなければならないので、必ずご本人と整理を手伝う人のスケジュールが合う日時を決めておきましょう。そうすれば、いつ業者が来ても良いように準備しておくことができます。当日になって慌てることがないので、作業に入るときもスムーズです。

まとめ:生前整理の見積もりはミツモアで可能

生前整理の業者依頼はミツモアで可能
生前整理の見積もりはミツモアで可能

生前整理をご本人と家族だけで全て行うには、膨大な時間と労力が必要です。細かいことまで考えると、精神的にも肉体的に大きな負担がかかります。ご本人が高齢で初めて生前整理を行う場合は、大きなストレスを伴うことも忘れてはいけません。家族だけで簡単に済ませられる断捨離だけを行い、労力や手間がかかる面倒な処理や清掃等は、生前整理専門業者にお任せした方がスムーズに進められます。

ミツモアなら、専門知識が豊富なプロのスタッフのサポートで、ご本人とご家族のニーズに合ったサービスを提供できる業者を紹介することが可能です。インターネット上で簡単に生前整理の見積もりが可能なので、気軽に利用してみましょう。