大きさに関わらず蜂を見ると不安に思う人は少なくありません。刺される危険性や駆除方法が分からなければ、対処の判断も難しくなります。
この記事では小さい蜂の種類や対策を紹介します。取り上げている駆除方法も参考に、安心できる空間を作りましょう。
小さい蜂の種類は何?
小さい蜂は「ミツバチ」と「アシナガバチ」が一般的です。それぞれの特徴を確認しましょう。蜂のように見えても違う虫の場合もあるため、蜂に似た虫の種類も覚えてきましょう。
ミツバチやアシナガバチが代表的
ミツバチは体長1cmほどで黄色の模様が特徴の蜂です。他の蜂と比べると穏やかな性格をしていますが、巣に近づこうとすると攻撃性が高くなります。特に冬は蓄えた食料を守るために、攻撃性がより高まるため注意が必要です。
刺激されると仲間をおびき寄せるフェロモンを出して、集団で襲ってきます。ミツバチの毒は強くないものの、一つの巣に数万匹潜んでいることもあり集団で襲われると全身刺される場合もあります。
アシナガバチは体長2cmほどで黄色い体をしており、長い後ろ足を垂らしながらと飛ぶ姿が特徴的です。
種類によってはスズメバチに負けないほどの猛毒があり、痛みや腫れが強く出るため危険です。特に7~9月の巣を拡大する時期は攻撃性が高くなるので、刺激しないようにしましょう。
蜂でない虫の可能性も
小さい蜂だと思っても「蜂に似た違う虫」の場合もあります。よく間違われる種類の特徴を知って、蜂と見分けましょう。
ハエの仲間であるハナアブは体長4~25mmほどで、見た目は蜂によく似ています。見分けるポイントは羽の枚数です。蜂は4枚の羽を持ちますがハナアブには2枚しかありません。益虫と考えられているので駆除する必要はないでしょう。
カミキリムシの一種であるトラフカミキリは、体長17~26mmほどで黄褐色と黒色の毛がしま模様になっています。キイロスズメバチに擬態しているとされており、遠目からだと区別が付かないかもしれません。
スカシバガ科の虫も蜂に姿を似せている昆虫で、種類によって似ている蜂の種類は違うものの黄色と黒の体を持っています。
蜂に刺されないためのポイント
蜂が生息しそうな場所に行く際は、刺されないように細心の注意が必要です。蜂の生態を理解して、刺激しないように心掛けましょう。被害予防に効果的な対策を三つ紹介します。
明るい色の服を選ぶ
黒色のものを襲う蜂がいそうな場所に出かけるときに、黒色の服は厳禁です。アシナガバチやスズメバチの視界は白黒で映ります。青や茶色などの濃い色も、黒と認識されるため避けましょう。
ただし山のレジャーに着ていく服を選ぶ場合は、安全を確保できるように自然に溶け込まない色を選ぶのがポイントです。
雪山で白の服を着ると擬態してしまい、遭難のリスクが高まります。自然の中で目立ちやすい水色やピンク・黄色・明るいオレンジの服がおすすめです。
黄色や明るいオレンジは紅葉の時期でなければ遠くから識別できるため、遭難のリスクを回避しやすくなります。蜂の目から見ても暗い色ではなく、刺される危険も少ない色です。
ニオイのするものを身に着けない
蜂は嗅覚が非常に発達しており、仲間が出したフェロモンのニオイや敵のニオイをかぎ分けられます。蜂が潜んでいそうな場所に行く際は、身に付けるもののニオイに注意しましょう。
香水や整髪料・制汗剤・洗剤・ジュースやお菓子などなど、さまざまなニオイに反応して寄ってきます。汗のニオイにも反応するので、体臭にも気を付ける必要があるのです。制汗剤や洗剤は香りの付いたものは避け、無香料の物を使用しましょう。
蜂を刺激する行動は避ける
襲ってくる蜂は警戒している状態なので、大きな音や激しい動きをすると敏感に反応します。蜂は危険を察知するとフェロモンを放出して、仲間を呼び寄せるため刺激すると危険です。
遭遇したときに手で追い払ったり、大声で叫んだりすると蜂が驚きます。近くに蜂が来ても慌てず、大きな音を立てないように気を付けましょう。
蜂が近くに寄ってきたら落ち着いてゆっくりとしゃがみ、そのまま後ずさりをしながら蜂との距離を開けていくのが適切な対処です。
蜂の巣を駆除したいときは?
蜂の巣を放っておくと刺されるリスクが高くなります。ほとんどの場合は駆除が必要だと思っておきましょう。駆除を考えるときに大切なポイントを紹介します。
巣が小さいうちに対処しよう
5cmほどの小さな巣は自力で駆除できる場合もあります。しかし「防護服をはじめとする身を守る対策を行えること」「蜂の数が少ない巣であること」が条件です。
蜂の数が少なくても攻撃してくると危険です。身を守る対策は必ずしておきましょう。巣が大きくなるとすみかを守る防御反応が大きくなり、攻撃されやすくなるため大変危険です。みかんほどの小さな巣の場合のみ、自力での駆除も選択肢に入れます。
ただし高い位置にある巣を駆除するのは落下の危険も伴うため、殺虫スプレーが届く範囲に巣がある場合のみ行いましょう。
放置すると大量発生の危険も
ほとんどの蜂は女王蜂が1匹で巣を作り始めるので、最初のうちは巣が小さく危険性はあまり高くありません。巣作りを進めて産卵するスペースができると、働き蜂の卵を産みながらさらに巣を大きくします。
働き蜂が増えて女王バチから巣作りをバトンタッチされると、女王蜂は産卵に集中するためどんどん蜂が増えていきます。蜂が増えると近隣住宅への危険性も高まるため、放置せずに早めに駆除するのが無難です。
業者に駆除を依頼するのが安全
巣の大きさに関わらず駆除には危険が伴うので、専門の駆除業者に依頼するのがおすすめです。
自力で駆除するためには殺虫剤や身を守るための防護服などを準備する必要がありますが、業者に依頼すれば手間も刺されるリスクもなく駆除できます。巣が大きくなるほど料金が高くなるため、早めに駆除を依頼しましょう。
ミツモアに登録している業者は業種ごとに設けられた審査を通過しており、安心して依頼できます。
小さい蜂でも危険性はある
小さい蜂はミツバチやアシナガバチが代表的です。蜂によく似た虫と見間違う可能性もあるので、蜂特有の巣がないかもチェックしておきましょう。
小さくても刺されるリスクが小さいとは限らないため、蜂の巣にはむやみに近寄らないようにしましょう。蜂がいそうな場所に行くときは、服装やニオイに注意が必要です。蜂を警戒させない行動が身を守ります。
巣を見つけた場合は大量発生しないように早めに駆除しましょう。5cmを超える大きさになった巣を自力で駆除するのは危険です。少しでも不安があるなら、業者に依頼するのがおすすめです。
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