スズメバチのオスにはどのような役割があるのか、気になっている人もいるでしょう。オスとメスの違いを知っておけば、知識として役立てられます。
オスの役割やメスとの相違点、スズメバチに遭遇した際の対処法を紹介します。
スズメバチのオスの役割
スズメバチのオスとメスには、いくつかの明確な違いがあります。群れの中で担うオスの役割を知っておきましょう。
繁殖のための交尾が役割
スズメバチのオスは、繁殖のみの目的で存在しています。女王蜂と交尾し、子孫を残す役割だけを担っているのです。
女王蜂のように巣作りや子育てをしたり、働き蜂のようにエサを探したりすることもありません。普段は巣の中でゆっくりと過ごし、繁殖期に交尾した後は死んでしまいます。
群れ全体に占めるオスの割合は、多くても1割程度です。秋の繁殖期までオスは誕生しません。交尾後に生き残ったオスも、群れに必要ないため追い払われてしまいます。
メスとの違いと見分け方もチェック
スズメバチのメスが持つ役割を紹介します。オスには針がないことや、オスとメスの見分け方もチェックしましょう。
スズメバチのメスの役割
スズメバチは役割により、女王蜂・働き蜂・オス蜂の3種類に分けられます。女王蜂と働き蜂は全てメスです。
女王蜂はひとつの巣に対し1匹のみ存在しています。巣作り・産卵・子育ての役割を担い、越冬しながら3~4年生きるのが一般的です。
メスのみで構成される働き蜂は、巣作り・子育て・エサ探しなど、産卵以外のさまざまな仕事を行います。群れの中で働き蜂が増えてくると、女王蜂は産卵に専念します。
スズメバチのオスには毒針がない
巣を外敵から守り、必要なら相手を攻撃するのも、メス蜂の役割です。女王蜂や働き蜂は毒針を持っている上、スズメバチは基本的に1匹が何度でも針を刺せます。
一方、オスには毒針がありません。蜂の毒針は産卵管が変化したものであるため、スズメバチに限らずほとんどの蜂のオスには毒針がないのです。
針を刺すような行為を行うオスも存在しますが、針がないため実際には刺せません。オス蜂の腹の先には、針の代わりに交尾器が付いています。
オスとメスの見分け方
スズメバチのオスは針を持たないため、腹の先が平たくなっています。毒針を持つメスは、腹の先が尖っているのが特徴です。
顔の大きさにも違いがあります。オスの顔が小さいのに対し、メスの顔はオスに比べ大きく、全体的に丸みを帯びています。
メスの触角は、オスに比べてやや長めです。ただし、触角の長さに関しては個体差があるため、総合的に判断する必要があります。
スズメバチと遭遇したときの対処法
スズメバチは蜂の中でも危険度が高い種類の蜂です。不用意に行動して刺されてしまわないように、遭遇した際の対処法を覚えておきましょう。
刺激しないでゆっくりと離れる
スズメバチを見かけたら、そのままスズメバチの方向をみながら姿勢を低くし、後ずさりしてゆっくりとその場を離れましょう。しゃがむことでスズメバチの視界に入りにくくなります。
巣が近くに見あたらなくても、スズメバチがカチカチと警戒音を出していたりホバリングしていたりするなら、近くに巣がある可能性が高いため危険です。
大声を出したり手で追い払ったりすると、余計な刺激を与えて攻撃を受けやすくなります。万が一攻撃を仕掛けられたら、とにかく急いで逃げましょう。
決して巣を揺らさないこと
スズメバチは自分の巣に危険を感じたときに攻撃性が高くなります。スズメバチの巣をみつけても、決して巣に刺激を与えてはいけません。
不用意に巣を揺らしてしまうと、なかにいる蜂や周囲を飛んでいる蜂から攻撃を受けやすくなります。巣に近づいたり、巣の近くで大声を出したりする行為も危険です。
黒い服やにおいの強いものも、蜂に刺激を与えやすいといわれています。巣をみつけたら、スズメバチに遭遇したときと同様、静かにその場を離れましょう。
刺されたときの手当てについて
注意して行動しても、スズメバチに刺されてしまうことがあります。スズメバチに刺されると深刻な状態にも陥ってしまいかねないため、適切な応急処置が必要です。
スズメバチに刺されたら、まずは傷口を水道水でよく洗い流しましょう。口で毒を吸い出そうとすると、口から体内に毒液が入ってしまうため、傷口を指でつまんで毒液を絞り出すように洗うのがポイントです。
傷口を洗い流したら、抗ヒスタミン系成分を含む軟膏を塗りましょう。蜂刺されに効くといわれるアンモニアは、ほとんど効果がないとされています。
氷や保冷剤で患部を冷やすのも有効です。血管が収縮され、毒液が体内に巡るスピードを抑えやすくなります。傷みや腫れを緩和する効果も期待できます。
応急処置を終えたら病院に行きましょう。皮膚科を受診すれば適切に対応してもらえます。
巣を見つけたらミツモアで駆除業者を探そう
スズメバチのオスは毒針を持たないため、刺される危険性はありません。一方、女王蜂や働き蜂は毒針を持つメスであり、蜂や巣に刺激を与えると攻撃してくることがあります。
スズメバチの巣を見つけたら、自分で処理しようとせず、駆除業者に依頼しましょう。ミツモアの一括無料見積もりを利用すれば、希望に沿った業者を見つけることが可能です。
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