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草焼きバーナーで雑草を手軽に駆除しよう!商品選びのポイントを紹介

最終更新日: 2024年04月22日

この記事では草焼きバーナーの活用方法や選び方、おすすめ商品や使い方を紹介します。草焼きバーナーをうまく活用して、雑草に悩まない環境を手に入れましょう。

草焼きバーナーとは?草を焼くのは違法?

草焼きバーナーは、雑草を焼き払って面倒な除草を簡単に実現できる便利なアイテムです。草焼きバーナーは次のような方におすすめです。

  • 薬品を使わずに雑草処理したい方
  • 広範囲に生えた雑草を処理したい方
  • 雑草と一緒に害虫も駆除したい方

草焼きバーナーを効果的に使用するために、どのような道具なのかを確認しておきましょう。

除草用の園芸用品

草焼きバーナーは、その名前のとおり「雑草をバーナーで焼いて除草する道具」です。除草剤を使わなくても除草ができるうえに、草刈り機が入れないような場所や傾斜部分でも使用できます。

大きさは小型のものから大型のものまで幅広く、使用する方や用途に応じて使い分けることができます。

大型の草焼きバーナー
  • 広範囲の雑草を効率よく除去できる
  • 業務用としても活用できる
小型の草焼きバーナー
  • ピンポイントに除草できる

農業以外の使用は違法

草焼きバーナーを農作業以外の用途で使用するのは違法です。自治体によって草焼きバーナーの利用制限が異なるため、購入前に確認してください。

BBQの火起こしに使用したり、融雪するために使用したりすることはやめましょう。大火事や器物破損など取り返しのつかない事故につながります。

草焼きバーナーの選び方4つのポイント

草焼きバーナー

草焼きバーナーを選ぶときは、「燃料のタイプ」「火力」「連続使用時間」「使いやすさ」の4つのポイントに着眼するとよいでしょう。

その①:燃料のタイプで選ぶ

草焼きバーナーの燃料には、3つの種類があります。

  • 「カセットボンベ式」

値段 3,000円前後
メリット
  • 準備/扱いやすさが手軽
  • 狭い場所の雑草駆除に便利
デメリット
  • 火力は控えめなものが多い

家庭用の草焼きバーナーの中で最もメジャーなのが、カセットボンベ式です。小さい庭で使うといったシチュエーションを主と考えましょう。

カセットボンベはコンロなどでも使える汎用品でOKな商品もありますが、専用品が販売されている場合もあります。また、専用品のみしか使えない草焼きバーナーもあるため、購入前に確認するのが重要です。

  • 「灯油式」

値段 10,000~15,000円
メリット
  • 広範囲の除草に便利
  • ある程度強い火力を出せる
デメリット
  • 引火を招きやすいため、一層注意が必要

タンクが備わっており、そこに灯油を入れて使用するタイプが「灯油式」の草焼きバーナーです。

  • 「プロパンガス式」

値段 15,000円~20,000円
メリット
  • かなり火力が強い
  • 短時間で除去が可能
デメリット
  • 火力が強いため、専門業者以外が安易に使うべきでない

プロパンガスとホースで繋いで使用する「プロパンガス式」の草焼きバーナーもあります。

こちらのタイプはそもそもほかの2つと比べて商品の数が少なく、一般の方が使用するというよりは業務用として扱うタイプの草焼きバーナーです。

その②:火力で選ぶ

草焼きバーナーは燃料のタイプによって火力が異なります。狭い場所で使う場合、火力は弱めのバーナーで十分です。広い範囲に使いたいときは、火力が強いものを選ぶとよいでしょう。

また、草焼きバーナーを店頭または通販で見てみると、商品説明に「kcal/h」という単位が用いられていることがあります。これは草焼きバーナーの火力を示す単位です。

家庭で使う小型用 約4,000~20,000kcal/h
広範囲で使う本格用 約15,000~40,000kcal/h

数値が高いほど火力が高いということなので、火力を比べる際には単位に注目するとよいでしょう。

その③:連続使用時間で選ぶ

草焼きバーナーには、それぞれ決まった使用時間があります。連続で使用し続けられる時間は、短いものであれば10分程度、長いものであれば1時間程度と覚えておきましょう。

連続使用時間は燃料タイプで異なるのではなく、その製品のスペック次第で変わるものです。サイズなども関係ありません。

そのため、大きいものであれば長く使えると勘違いするケースもあります。どのくらい連続で使用できるか、購入時にしっかり確認して比較検討しましょう。

その④:使いやすさで選ぶ

草焼きバーナーは様々な大きさ・種類があり、使い勝手も異なります。自分にとってどのくらい使いやすいかを基準に選ぶ、というのもひとつの選択肢でしょう。

たとえば草焼きバーナーを使ったことがない方や、男性と比べて腕力の弱い女性などは、サイズが小さく持ちやすい製品を選ぶと、使いやすさを実感できます。

ある程度経験があり、効率的に作業を行いたいという方は、サイズ感よりも火力や燃料タイプで選ぶとよいでしょう。

草焼きバーナーの重量などは製品情報を確認するほか、店頭で実際に持って確認すると失敗を減らせます。

家庭用におすすめの草焼きバーナー5選

草焼きバーナー

家庭用の草焼きバーナーのおすすめ商品を5つ紹介します。火力や重量など、使用したい場所に適しているものを選んで、雑草に悩まない生活を実現してみてはいかがでしょうか。

新富士バーナー「草焼きバーナー KB-210L」

  • 値段:10,340円(2022年3月現在)
  • 重量:2.7kg
  • 発熱量:30,000kcal/h
  • 燃料タイプ:灯油式

新富士バーナー「草焼きバーナー KB-210L」は、灯油式の草焼きバーナーです。

灯油式のため火力があり、広い範囲にも使うことができます。発熱量は30,000kcal/hとかなり強力なスペックを持ち、連続で40〜50分ほど使用可能です。

タンクと一体型で、なおかつ重量は2.7kgあるため、腕力がない方だと長時間の使用は腕に負担がかかるかもしれません。

新富士バーナー「草焼きバーナー CB カセットボンベ ちょろ焼きくん KB-110」

  • 値段:2,764円(2022年3月現在)
  • 重量:980g
  • 発熱量:4,200kcal/h
  • 燃料タイプ:カセットボンベ式

同じく新富士バーナーから発売されている、「草焼きバーナー CB カセットボンベ ちょろ焼きくん KB-110」はカセットボンベ式の草焼きバーナーです。

火力は4,200kcal/hと控えめですが、カセットボンベを除いた本体部分のみの重量は410gと大変軽く、不慣れな方や女性でも扱いやすいでしょう。

カセットボンベタイプなのでほかのタイプよりも危険性は少なく、先端にプロテクターもついているため安全に作業を行えます。Amazonの口コミ数も多く、「扱いが楽」という声が多いです。

新富士バーナー「草焼きバーナー ねじ込み式ハンディ KB-800」

  • 値段:1,569円(2022年3月現在)
  • 重量:153g(本体のみ)
  • 発熱量:2,800kcal/h
  • 燃料タイプ:カセットボンベ式

新富士バーナーの「草焼きバーナー ねじ込み式ハンディ KB-800」は、専用のカセットボンベを本体にねじ込むことで草焼きバーナーが完成するという組み立てタイプです。

火力は2,800kcal/hと弱いですが、燃焼時間は約80分と長持く利用できます。本体はもちろん、専用の容器も非常に軽いので持ち運びに便利でしょう。

ニチネン「火焔EX ハンディタイプ NB-001 草焼きバーナー」

  • 値段:7,360円(2022年3月現在)
  • 重量:700g
  • 発熱量:14,000kcal/h
  • 燃料タイプ:カセットボンベ式

ニチネンの「火焔EX ハンディタイプ NB-001 草焼きバーナー」は、カセットボンベ式の草焼きバーナーです。

一番の特徴は、ロングタイプのハンディバーナーであることです。立ったまま除草作業ができるので、腰を痛める心配がありません。

火力は14,000kcal/hとかなり強力ですが、燃焼時間は10~20分と他の製品より短めな点に注意してください。

榮製機 「SF 楽楽草焼 KYC-300 5423aj」

  • 値段:3,264円(2022年3月現在)
  • 重量:295g
  • 発熱量:5,000kcal/h
  • 燃料タイプ:カセットボンベ式

榮製機(さかえせいき)から販売されている「SF 楽楽草焼 KYC-300 5423aj」も、カセットボンベタイプの草焼きバーナーです。火力は5,000kcal/hほどで、本体のみの重量は295gととても軽量です。

長いノズルは楽な姿勢で草を焼くことができ、体への負担を抑えてくれます。また、グリップの形状が持ちやすいように工夫されており、長時間の作業も楽に行いやすい設計です。

火力はカセットボンベタイプなので控えめですが、作業時の快適さを実感できるため初心者の方にも適しているでしょう。

草焼きバーナーを使用する4つのメリット

雑草

草焼きバーナーを使った除草ならではのメリットは次の通りです。

  • 抜きにくい雑草も駆除できる
  • 雑草の種も焼き払える
  • 害虫駆除が簡単にできる
  • 殺虫・殺菌により土壌の活性化につながる

その①:抜きにくい雑草も駆除できる

草焼きバーナーを使えば、抜きにくい雑草も駆除できます。手作業の除草では手強い雑草も、焼くだけで気軽に処理できるのがメリットといえるでしょう。

そのため抜けない雑草に手をこまねいたり、除草剤を頻繁に散布したりする必要もありません。「除草剤の散布は有害性の観点からも避けたい…!」という方にもおすすめです。

また草焼きバーナーなら、草刈り機が入れないような狭い場所での除草も可能です。

その②:雑草の種も焼き払える

草焼きバーナーは雑草と一緒に、地面近くに存在する雑草の種も焼き払えます。すでに生えている雑草の駆除だけでなく、これから生えてくる雑草の予防にも効果を発揮してくれるのです。

また落ち葉を焼き払うことで処理の手間が減ります。雑草が生えがちな春だけでなく、秋〜冬にも大いに活躍してくれるでしょう。

その③:害虫駆除が簡単にできる

草焼きバーナーは、害虫駆除にもぴったりのアイテムです。雑草に潜んだ害虫をしっかりと焼却できるので、育てている植物の健康を維持しやすくなります。

また草焼きバーナーで雑草を焼くことで、害虫だけではなく、その卵も一緒に除去できる点も大きなメリットといえるでしょう。虫が苦手な方でも安心して駆除できるのがうれしいですね。

駆除剤など薬品を使わずに対処でき、小さい子どもやペットのいる家庭でも使用しやすいことも支持されている理由です。

その④:殺虫・殺菌により土壌の活性化につながる

草焼きバーナーは地面を熱することで、殺虫・殺菌の効果も期待できます。

菌が繁殖している状態を放置しておくと、土壌に悪影響を及ぼす可能性もあります。雑草処理と同時に土壌改善の効果が見込めるのはうれしいポイントです。

草焼きバーナーを使用する3つのデメリット

雑草

草焼きバーナーは便利に除草できる反面、デメリットも存在します。

  • 燃料コストがかかる
  • 火事になるおそれがある
  • 騒音が発生する

その①:燃料コストがかかる

草焼きバーナーは燃料を使って火を燃やすため、どうしても燃料コストがかかってしまいます。

家庭用でよく用いられるカセットボンベのものだと1,000円前後が価格相場です。灯油タイプのものを使用する際にも、予想以上に燃料を消費することもあるでしょう。

その②:火事になるおそれがある

草焼きバーナーを使用する際に間違った使い方をすると、火災につながるおそれがあります。使用する際は次の3点に注意しましょう。

①風が強い日は使わない

風が強い日に使用すると、草焼きバーナーの炎が風に揺られて飛び火したり、燃やした草が飛散して燃え移ってしまったりする可能性があります。

②燃料をしっかりセットする

使用前には本体と燃料がしっかりとセットされているかも確認します。燃料の入れ過ぎや無理な接続に注意して、安全な使用を心がけてくださいね。

③使用後の点検を行う

使用後はゴミや灰が付着していないかどうかを確認するようにしましょう。思わぬ事故を防ぐためにも、使用後は簡単な掃除をしておくのがおすすめです。

その③:騒音が発生する

草焼きバーナーは炎の噴射時に「ゴーッ」と大きな音が発生します。使用する時間帯や場所に考慮し、近隣住民への配慮を忘れないようにしましょう。

昼の明るい時間に使用したり、事前の許可を経たりして、トラブルを未然に防ぐことが大切です。

草焼きバーナー以外の除草方法

草焼きバーナー

「草焼きバーナーを使うのはやっぱり怖い」「使いこなせるか不安」という方のために、別の除草方法を紹介します。

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【雑草を取る】除草剤

除草剤を使えば、広範囲の雑草を効率よく駆除することができます。

液状の除草剤や粒剤の除草剤など、除草剤は種類が豊富です。用途に合わせて使ってみましょう。

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【雑草を取る】カマなどの道具

ホームセンターやネット通販で、便利な除草道具を購入することが可能です。例えば、以下の道具があります。

  • 根元から綺麗に刈り取ることができるカマ
  • 電動の草刈り機
  • 立った状態で使える長柄のハサミ

シンプルな機能だと1,000円以下の商品もあるので、気軽に試すことができるでしょう。

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【雑草が生えないようにする】防草シート

雑草が生えづらくなる対策を取ることで、草むしりの手間を軽減することが可能です。

黒い防草シートを敷くことで、雑草が日光を浴びて成長することを防いでくれます。防草シートと砂利を併用することで、より防草の効果を高められますよ。

関連記事:防草シートで砂利の雑草対策!よいシートの選び方や施工手順を解説|ミツモア

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草焼きバーナーの使い方

焼かれた雑草

草焼きバーナーの使い方は下記の通りです。雑草が伸びていないうちに使うのがポイントですよ。

  1. 燃料をセットする
  2. バーナーを横に向けながら着火する
  3. 地表に触れる高さで炎を当てていく

着火時は真上や真下に向けないように注意しましょう。生ガスと呼ばれるガスが発生してしまい、火事を引き起こす原因となってしまいます。

また明るいところでは炎が見えにくいので注意してくださいね。

草焼きバーナーで雑草に悩まない庭づくりを

草焼きバーナーにはカセットボンベタイプ、灯油タイプ、プロパンガスタイプの3種類があり、それぞれ火力や使用範囲、扱いやすさが異なります。

プロパンガスは業者向けですので、一般家庭で使うとすればカセットボンベタイプか灯油タイプのものがよいでしょう。

草焼きバーナーは雑草だけでなく害虫も同時に駆除できる優れものですが、火を取り扱うため、安全に充分配慮して使用する必要があります。

庭の手入れを楽に行うため、草焼きバーナーを導入してみてはいかがでしょうか。

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