鎌はタイプによって形や特徴に違いがあります。それぞれ状況に応じて使用する場合が多く、一つの種類を持つよりも複数のタイプを持っているほうが便利です。鎌の種類や手入れ方法、さびてしまった場合の対処方法についても解説します。
主な鎌の種類を知ろう
鎌にはいくつか種類があります。刈る対象物の硬さなどにより、使用する種類を変えると効果的です。主な鎌の種類を紹介します。
草刈りに使う「三日月鎌」や「小鎌」
草刈りに使用するのであれば、三日月鎌や小鎌が使いやすいでしょう。
三日月鎌は刃先が三日月状にカーブした鎌で、最もスタンダードな種類です。草刈りや稲刈りに最適で、草の硬さによって刃の厚さを選択するとよいでしょう。
小さな花壇などで扱いやすいのが小鎌です。刃渡りが10cm程度なので、背の低い小さな草を刈るのに向いています。軽くて振りやすく家庭菜園などでよく使用される鎌です。
三日月鎌と小鎌は用途が幅広いので、自宅に1本あると便利でしょう。
固い植物も刈れる「ノコギリ鎌」
ノコギリ鎌はカーブを描いた刃先に、ギザギザした刃がついたものです。ノコギリのように前後に動かすことで、硬い植物でも刈り取れます。草だけでなく低木や小枝などであれば、これで切り落とせるでしょう。庭の手入れなどにも活躍します。
ただし定期的な刃の手入れは必要で、メンテナンスしなければ切れ味も悪くなってしまうでしょう。三日月鎌などと併用すればとても便利です。硬くて刈りづらい植物があれば、ノコギリ鎌を試してみるといいでしょう。
鎌の正しい研ぎ方
鎌は使用しているとさびが出たりして、切れ味が落ちてしまうことがあります。長く使用するためにも、定期的に研いでメンテナンスしましょう。鎌の正しい研ぎ方を紹介します。
三日月鎌には砥石を使用
三日月鎌を研ぐ際は砥石を使用します。以下の手順で進めてください。
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うまく研ぐと裏面に「かえり」ができます。かえりとは指で触れた際に引っかかる部分のことです。このかえりも研ぐ必要があるため、裏面も丁寧に研いでいきましょう。
ノコギリ鎌にはダイヤモンドシャープナー
ノコギリ鎌を研ぐ際には一般的に砥石は利用しません。まんべんなく研ぐのが難しくなるためです。
刃を研ぐために使う道具は、「ダイヤモンドシャープナー」が適しています。これは棒状のやすりで、刃の溝にぴったりとはまる形状です。
やすりを使う際は刃の溝に当てて研いでいきます。溝の大きさに合わせたものを利用しましょう。表と裏の両面を押すようにしてやすりを動かすと、きれいに研げます。ムラが出る場合があるため、しっかり丁寧に研ぎましょう。
出先で鎌を研ぐ方法
畑仕事をしている最中などのように、出先で鎌を研ぐときのおすすめ用品は、携帯用の砥石です。またはポケットシャープナーを持ち歩くと便利でしょう。
用水路など出先に水があれば、いつでも鎌を研げます。使い方は通常の砥石などと同様のため、使いづらいことはないでしょう。用水路や水道が近くになければ、ペットボトルに水を入れて持ち歩く方法もあります。
いつでも鎌を研げる状態にしておくと、いざというときに非常に便利です。
鎌はどうやって手入れする?
鎌を長持ちさせたいのであれば、定期的なメンテナンスは必須です。鎌を長く使うポイントや、さびてしまった際の対処方法を紹介します。
鎌を長持ちさせるポイント
鎌を手入れする適切なタイミングは、使用した後すぐです。そのまま放置しておくと、さびの原因になってしまいます。一旦さびてしまうと元に戻すのは難しいため、なるべく予防しながら使用するようにしましょう。
手入れの方法は簡単で、水で洗って拭くだけでメンテナンスできます。拭き残しがあるとさびてしまうため、天日干しすると安心です。保管する場合は新聞紙に巻いておけば、水気を吸収してくれます。湿気対策にも効果的なので、おすすめの保管方法です。
鎌がさびてしまったら
もし鎌がさびてしまったら、手で触れないように新聞紙などで保護しましょう。体内にさびが入ってしまうととても危険です。
鎌がさびてしまったら、さび落とし液使います。以下の手順で進めてください。
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さびがひどいようであれば、新しい鎌を購入するのも一つの手段です。
鎌を研いで切れ味を戻そう
鎌にはいくつか種類がありますが、一般家庭で使いやすいものは三日月鎌や小鎌です。家庭菜園などに向いており、誰でも扱いやすい特徴があります。
少し硬めの枝などを切り落とす場合は、ノコギリ鎌を利用するとよいでしょう。三日月鎌などと併用すると便利です。
鎌を長持ちさせるためには、使用した後すぐにメンテナンスすることが重要です。ただ水で洗って乾かすだけですが、さび防止になり長持ちします。定期的に研ぐなどして鎌を大切に扱いましょう。
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