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除草剤の効果的、正しい使い方!確実に枯らすための撒き方のコツを徹底解説!

最終更新日: 2021年01月19日

「除草剤を使って雑草を楽に処理したいけど、どうやって使えば良いのか分からない」。このような方も多いのではないでしょうか?

せっかく除草剤を使うなら効果を高めたいですよね。また、除草剤は農薬なので、正しい使い方も事前に知っておきたいところです。

この記事では、除草剤の使い方を具体的に紹介。散布のタイミングや手順などを詳しく解説していきます。逆に「こんな使い方をすると効果がイマイチ出ないかも!」というNG例もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

除草剤の基本的な使い方(種類別)

除草剤

除草剤には大きくわけて「液体」と「顆粒」の2種類があり、それぞれ使い方が少し異なります。

  • 液体タイプ:葉にかけ染み込ませることで効果を発揮
  • 顆粒/粉タイプ:土に撒き、根から吸収させることで効果を発揮

用法用量や撒く手順が違うので、それぞれのタイプに分けて説明していきます。

撒く場所

液体タイプは場所を限定して使えることが大きな特徴です。枯らしたい植物の葉に振りかけて染み込ませることで、その植物だけに影響を与えられます。浸透が早く効果も高いので「この場所だけ除草したい!」というところにピンポイントで撒きましょう

一方、顆粒・粉タイプは土に染み込むことで、長時間かけてじっくりと効果を発揮するものです。雨に流されて思いもよらぬ場所まで影響することがあります。そのため、撒くのに適した場所は、建物の隙間や駐車場・周囲に畑がない庭などです。

また、顆粒タイプは雑草の予防をしたいところに撒くのも効果的です。

駐車場

散布量

液体タイプの散布量は、葉の表面が軽く濡れる程度でOK。土を濡らしても土の中の根には効果がありませんので、緑色の葉部分にしっかりかかるように散布します。

顆粒・粒タイプは大体1㎡に対し10~40g撒きます(雑草の種類や量によっても変わります)。計量容器がついていなければ、自分の手ではかりましょう。個人差はありますが、成人が手袋をした両手でお椀を作ると20g~30g程度。処理する場所に必要な量をはかり、ボウルのようなものに入れておきます。

顆粒・粉タイプの除草剤は、最初から丁寧に撒くと途中で薬剤が不足してしまうこともあります。少量でも効果がある商品が多数ですので、処理する範囲全てに除草剤が行き渡るように考えながら撒きましょう。

希釈方法

液体で原液タイプの除草剤は、希釈して使います。一般的には50倍に薄めて使いますが、振りかける植物によって希釈濃度が変わります。「これを枯らしたい」という対象の植物があれば、何倍に希釈すべきかを先に調べておきましょう。さまざまな植物が生えている場所を、全面的に除草したいというときは50倍にするのがおすすめです

希釈するときには、噴射機があればそれに原液と水を入れましょう。なければジョウロやバケツで代用するのがおすすめです。50倍に希釈するのであれば、原液の50倍の量に当たる水道水を入れます。ただしこのとき、水が多めになると効果が減ってしまいます。心配であれば、ちょっと濃い目に水と原液を混ぜ合わせてください。

ちなみに、用水路の水や泥水は使わないようにしてくださいね。濁った水では成分が上手に混ざらず、効果にムラが出るからです。

顆粒・粉タイプの場合は、希釈せずにそのまま撒いてしまって大丈夫ですよ。

除草剤の正しい撒き方の手順やコツ

除草剤の撒き方の手順は以下の通りです。

【液体タイプの場合】

  1. 1m以上に伸びている雑草があれば刈っておく
  2. 翌日に雨が降らない日の午前中を選ぶ
  3. ジョウロや噴射機を用意する
  4. 除草剤を水で希釈する
  5. 枯らしたい植物に撒く
  6. 1週間後あたりでチェックし、枯れ残りがあれば再度除草剤を撒く

枯らしたい植物が狭い範囲内に生えている場合、全体が濡れるように撒きましょう。広い範囲に生えている場合は「S」の字を書くように撒くのがおすすめ。横に移動しながら撒いたら一歩後ろへ下がり、また端から端まで移動しながら撒くのを繰り返すイメージです。撒いた箇所はできるだけ踏まないようにしましょう。

また、非選択性の除草剤を使っている場合は、大切な植物の周辺には撒かないことをおすすめします。

関連記事:【顆粒/液体】除草剤のおすすめ種類と特徴・選び方!場所や雑草別に効果的なタイプを紹介|ミツモア

【顆粒・粉タイプの場合】

  1. 草刈りをした直後か、まだ雑草が生えていない状態にする
  2. 雨上がりや雨が降った翌日を選ぶ
  3. 粒剤を撒く

1度目は縦方向に除草剤を撒き、終われば次は横方向から撒くようにすればムラなくできますよ。

粒剤はボトルから直接撒けるものもあります。キャップを外してボトルを逆さにし、ボトルを左右(もしくは上下)に振って顆粒を撒きましょう。手で行う場合は必ずビニール手袋をしてくださいね。

除草剤の効果をより引き出すため気にすべきポイント2つ

青空

基本的かつ正しい使い方を理解したら、続いては効果をしっかりと出すためのポイントをみていきましょう。以下の2つに気を付けることで効果向上が狙えます。

  1. 散布のタイミング
  2. 天候や気温

ポイント1:散布のタイミング!時期や回数・時間帯を意識

除草剤はタイプによって散布のタイミングが違います。

  • 液体タイプ・・・4月~10月の草が生い茂ったとき
  • 顆粒・粉タイプ・・・2月~3月と9月~10月の草刈りを終えたあと

液体タイプはまだあまり育っていない状態の植物に撒いても、さほど効果が出ません。草が生い茂ってきたら、葉の表面を濡らす程度に撒きましょう。

雑草があまり育っていない場所に撒きたいのであれば、顆粒タイプの方が適しているかもしれません。

顆粒・粉タイプは撒けば土の中に染み込んで、雑草が生えるのを抑制したり、幼根が成長するのを阻害したりします。そのため、育った雑草を刈って土地を綺麗にしたあとに撒くと、効果が出やすいです。1年間で春先と夏終わりの2回撒くのがおすすめです。

ポイント2:天候や気温によって効果が出やすくなる

除草剤を撒く際は天候を気にする必要があります。

液体タイプの除草剤は、炎天下では蒸発してしまう可能性があります。夏は特に気を付けるようにして、朝晩の涼しい時間帯に散布してください。

風が強い日は、液体・顆粒タイプのどちらであっても避けるのが吉。風で思ったよりも遠くへ飛散して周囲の植物に影響を与える可能性があります。

最後に、最も気にすべきは雨です。「雨が降ると除草剤の効果はどうなる?」と疑問を持つ方も多いですよね。雨の影響は商品のタイプによって異なります。

  • 液体タイプ:雨で流れてしまうのでNG
  • 顆粒・粉タイプ:雨で土に染み込みやすくなるのでOK

液体タイプは雨に強い商品も登場していますが、一般的には雨降りの前は避けましょう。もしも撒いた後に雨が降ってきた場合、散布後1時間~2時間程度経っていれば問題ありません。除草剤を撒いたすぐあとに雨が降ってきたという場合は、再度散布する必要があります。雨が上がってから2日程度日を置き、葉が乾いた状態で再度使用しましょう。

逆に顆粒・粉タイプは、雨との相性は抜群。散布前後に雨で土が濡れると、効果が出やすくなります。じっくりと土に染み込ませることで効果を発揮する薬剤だからです。ただし、前述したように大雨であれば話は別です。除草剤が思わぬ場所まで流れてしまうこともあるため、周囲に畑や育てている草花がない場所へ散布しましょう。

このように、タイプごとに適切なタイミングを見極めてみてください。

除草剤の散布後いつからいつまで効果が出る?

除草剤散布で枯れたスギナ

除草剤の効果がいつからいつまで出るかを見ていきましょう。

タイプ いつから いつまで
液体 約2~3日後 すぐに終わる
顆粒・粉 約2週間後 3カ月~半年程度

液体タイプの方が即効性があります。散布後染み込むまでは1時間~6時間。その後効果が出てから切れるまでが早いので、同じ場所に別の植物を植えることも可能です。液体タイプは振りかけた植物のみを枯らし、土の中の根までは枯らしません。そのため掘り起こさずに放置しておけば、2週間程度でその根からまた雑草が生えることもあります。

対する顆粒タイプは即効性がなく、持続時間が長いという特徴があります。散布後染み込むまでは10日前後。長いと半年くらい持続します。その周辺にある植物にまで影響するので、注意してくださいね。

除草剤の効果が出ない?間違った使い方とは

NG

除草剤の間違った使い方も紹介しておきます。

  1. 除草剤のタイプを確認せずに使う
  2. 日を置かずに何度も撒き直す

順に見ていきましょう。

間違った使い方1:除草剤のタイプを確認せずに使う

用途に合わない除草剤を使うと、効果が出ない可能性があります。除草剤には液体と顆粒タイプがあることを説明しましたが、それぞれ特徴が違います。

液体タイプは現在生えている雑草の葉の表面に振りかけることで効果を発揮。土に触れると効果がなくなるため、これから生える雑草には効果がありません。予防には適さないので、注意してくださいね。

逆に、顆粒タイプは「今生えている雑草」を枯らすことはできません。主に予防目的で使うようにしましょう。

間違った使い方2:日を置かずに何度も撒き直す

撒いた後に効果が出ないからと言って、何度も撒き直すのはNGです。除草剤は商品によって効果が現れる時間が異なることもよくあります。

例えば即効性がある液体タイプの除草剤でも、今日撒いて明日枯れるものもあれば、数日間はかかるというものもあります。パッと見は葉に何の変化もなく、まだ青々としているという場合でも、植物の中にはしっかりと薬剤が染み込んでいるはずです。1週間程度は待ちましょう。

効果が見えないからと何度も除草剤を撒き直すと、除草剤が無駄になるだけでなく土に負担がかかります。

除草剤を使う前・使った後に注意すべき4つのポイント

注意

除草剤を使うときには、以下4つのポイントに注意が必要です。

  • 服装
  • 他の植物への影響
  • 近隣への影響
  • 除草剤の処分の仕方

注意点1:服装

最近の除草剤は人間に対しては安全です。しかし強力な薬剤であることに違いはないので、目や皮膚などに触れると、炎症を起こすことも考えられます。

除草剤を使用する際は、長袖・長ズボン・マスク・手袋を着用。液体タイプのときには目を保護するためにゴーグルやメガネも用意しましょう。

注意点2:他の植物への影響

除草剤を撒く際は、他の植物への影響も注意すべきです。前述したように、顆粒・粉タイプは撒いたところ全体の土に染み込んで無差別に枯らします。さらに液体除草剤では、風の強い日に散布すると液体が飛ばされて他の植物にかかってしまうことも。他の植物への影響を考慮しながら散布してください。

枯らしたい雑草の近くに大切な植物がある場合は、選択性の除草剤を使うのがおすすめ。雑草のみを枯らすことができますよ。

注意点3:近隣への影響

「自宅の庭に除草剤を撒いた結果、隣の庭にも影響を及ぼしてしまった」なんてことはよくあります。特に距離が近い家であれば、土の中に染み込んだ薬剤が隣の敷地に入り込んでしまう可能性は高いですよね。

  • 隣の家がガーデニングや自家栽培などをしている
  • 庭で遊ぶ小さな子供や犬がいる

このような場合、万が一影響があれば大変です。後々の近所付き合いまで問題が発展しますので、隣家が近いところでは顆粒・粉タイプの除草剤は使わない方が良いでしょう。

また、雑草が生えているのが急な斜面である場合も、除草剤の使用はおすすめしません。どの商品でも雨によって下の土地へ流れてしまう恐れがあるからです。急な斜面の雑草は、できるだけ草刈りをして対処しましょう。

注意点4:除草剤の処分の仕方

除草剤を使い終わったら水道水でゆすぎ、有用植物を育てていない畑や庭先の土に捨てましょう。土中の微生物が分解してくれます。除草剤は薬剤なので、水道に流すのは環境的にNGです。空の容器はしっかりと洗い、自治体の決まりに従ってゴミに出してくださいね。

もし原液が大量にある場合は、役所に相談しましょう。余ったからといって川や池、下水道などに捨てることは違反行為です。絶対にしないようにしてください。

顆粒タイプも同じく用法通り土に捨てましょう。

除草剤の使い方は植物や商品によって違いがある?

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さまざまな除草剤が発売されていますが、どれも基本的な使い方は同じです。ただし、植物によっては濃度を変える必要があります。

例えば以下のようなイメージです。

  • スギのような丈夫な植物には50倍
  • 普通の一年生雑草には100倍
  • 普通の多年草雑草は200倍

一般的には上記のような濃度で大丈夫ですが、はっきりと「この植物を枯らしたい」と分かっているのであれば、まずは調べてみてください。それでもわからない場合、商品のメーカーに問い合わせる方法もあります。最も適切な濃度や使い方を教えてくれますよ。

ちなみに、強い効果を求めるからといって希釈せずに除草剤を使うのはNGです。これは危険ですので、絶対にやめてください。

除草剤は生命力の強い雑草を枯らす、強力な薬剤です。最近の商品は研究が進んで子供やペットに影響がでないように作られていますが、土には負担が大きいもの。原液のまま使うと、土の中にいる虫や微生物などにも影響を与え、周囲の自然環境に悪影響を及ぼします。

希釈がめんどくさい方は、最初から希釈されているタイプの除草剤を購入するのがおすすめですよ。

おすすめの除草剤(液体・顆粒別)

庭仕事をする女性

最後におすすめの除草剤をそれぞれのタイプで紹介しておきます。

液体タイプ:日産化学「ラウンドアップ マックスロードAL」

除草剤 原液タイプ ラウンドアップマックスロード
希釈する必要がなく、そのまま使えるシャワータイプ。手間がかからないため初心者には特におすすめです。

また、雨との相性が良いのも嬉しい点。効果が出るのが早く、散布した翌日から枯れ始めます。根までもしっかりと枯らしますが、土への悪影響はほぼありません。

顆粒・粉タイプ:フマキラー「カダン除草王」

カダン除草王シリーズ オールキラー粒剤
さまざまな雑草に効果があり、効果持続は約半年と長めです。1㎡あたり30gが適量。つまり少量で済むため、広範囲に撒くのに向いています。

既に生えている場所のみならず、予防目的にも有効です。

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