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除草剤の種類ごとの特徴・選び方!目的別におすすめ紹介

最終更新日: 2024年06月28日

防草シートで砂利の雑草対策!よいシートの選び方や施工手順を解説|ミツモア

除草剤の種類は?

除草剤の種類は大きく分けて「液体」(茎葉処理型)と「粒剤」(土壌処理型)の2種類。どちらも除草の効果が違うので、使用目的に合わせて選びましょう。両者の効果をあわせもつ「ハイブリッド」もあります。

使ってはいけない除草剤って?

植物を育てている場所には、農耕地用として農林水産省の登録をしている除草剤しか使えません。無登録(非農耕地用)の除草剤は、家庭菜園や観賞植物の周辺に使用することが禁止されているので注意してください。

除草剤の種類まとめ

農薬

そもそも「除草剤」とは、雑草を防除するためにつくられた農薬です。虫、動物、病原菌にはほとんど作用せず、植物のみに効果を発揮します。

除草剤が雑草を除去することができるのは、以下のメカニズムがあるからです。

  • 光合成を阻害
  • 植物の成長ホルモンを撹乱
  • アミノ酸生合成を阻害
  • 脂肪酸生合成を阻害
  • 細胞分裂を阻害

除草剤は効果やメカニズムによって「液体」「粒剤」「ハイブリッド」に分かれます。また特定の植物にだけ

また効果とは別に「農耕地用」「非農耕地用」「無登録」という3種類があって、使用できる場所が限られている点にも注意してください。

【効果別】除草剤の種類

除草剤の種類と効果・特徴を以下にまとめます。「液体」か「粒剤」かで効果や使い方が違うので注意してください。

除草剤の種類 効果・特徴
液体除草剤(茎葉処理型)
  • 即効性(最短1日)
  • 雑草の茎葉から薬剤を吸収させる
  • いま生えている雑草にのみ有効
粒剤除草剤(土壌処理型)
  • 遅効性(1週間~10日)
  • 土に薬剤をまくことで根から薬剤を吸収させる
  • これから生える雑草を予防する効果がある(6~9カ月)
  • すでに大きく育った雑草には効かないことがある
ハイブリッド除草剤(茎葉+土壌)
  • 液体除草剤の強化版
  • 茎葉から薬剤がかかることでいま生えている雑草を枯らし、土壌から根をとおして枯らす効果もある
  • 即効性に加えて長期間の持続効果も見込める(6~9カ月)

このように除草剤の種類によって効果が違います。いま生えている雑草がすでに育っている場合は液体除草剤、まだ生えかけの段階であれば粒剤除草剤が適しているでしょう。

ただし粒剤とハイブリッドは薬剤が土中に残ってしまうので、これから農作物や植物を育てたい場所や、畑の近くなどの場所では使用しないほうがよいとされています。

【使用できる場所別】除草剤の種類

もしも除草剤を農薬として使う場合、つまり「植物の栽培・管理を目的として使用する」という場合は、かならず「農薬取締法」にもとづく登録を受けている「農耕地用除草剤」を使用しなくてはいけません。

家庭菜園や自宅の花壇等であっても、植物の栽培・管理を目的とする場合は農薬として登録されていなくてはいけません。

除草剤の種類 使用できる場所
農耕地用除草剤(登録) 畑、田んぼ、果樹園など食用の農作物を育てている場所。

花、木、芝などを育てている場所。家庭菜園や庭など。

非農耕地用除草剤(無登録)  駐車場、運動場、道路、個人宅の庭など有用な植物・農作物がなくて雑草のみの場所。

「非農耕地用」という名前で売られることが多いので勘違いされやすいですが、「農耕地でない場所ならどこでも使える」というわけではありません。

また農耕地で育てている「農作物等」の定義には、稲や果物・野菜だけでなく、観賞用の花木、芝、庭の芝、盆栽、街路樹なども含まれています。

もしも農作物にたいして無登録の除草剤を使ってしまうと罰則対象になってしまうので、くれぐれも注意してください。

特定防除資材(特定農薬)なら家庭菜園でも使いやすい

特定防除資材(特定農薬)とは、明らかに安全だと分かっている成分の除草剤のこと。

農薬登録を義務付けることで、過剰規制にならなってしまわないように設けられている仕組みです。

たとえば重曹や食酸などを使った除草剤であれば、花壇や家庭菜園でも安心して使用することができます。

上画像のアースガーデン「おうちの草コロリ」は食酢100%の除草剤で、「特定防除資材」として花壇や家庭菜園で使用可能な製品の代表例です。

選択性除草剤なら特定の雑草に有効

一般的な除草剤は「非選択性除草剤」で、散布した場所の植物をすべて枯らしてしまいます。

一方で「選択性除草剤」は特定の植物だけを枯らすように開発されているので、目的に応じて使用すると便利です。

例えば水稲用の選択性除草剤は、稲を枯らすことはありませんが、稲周辺に生えやすいノビエなどの雑草を枯らすことに特化しています。

たとえばおもにスギナ(つくし)を枯らすものや、おもに苔(コケ)に有効なものなどいろいろな種類があるので、特定の雑草を防除したい場合には探してみましょう。

【パターン別】除草剤の選び方

除草剤は用途別に使い分けるのが鉄則です。用途を間違えると、雑草以外の草木が枯れてしまったり、野菜に農薬が残留してしまったりと、思わぬ問題が生じます。

子どもやペットのいる家庭では、できるだけ人体への影響が少ないタイプを選びましょう。

駐車場や庭砂利に使う場合

駐車場や庭砂利など、ほかの植物を育てていない場所に生えた雑草には液体除草剤(茎葉処理型)を使いましょう。

非農耕地用の除草剤も使うことができるので、土壌に成分が残るハイブリッドタイプを使うと、雑草の予防効果を高めることができます。

家庭菜園や花壇に使う場合

仮定菜園や花壇に使用する除草剤は、かならず「農耕地用除草剤」か「特定農薬」(特定防除資材)として販売されているものを使用しましょう。

育てているのが果物や野菜であれば、それぞれに適した選択性除草剤を探してみるのがオススメです。

より安全性の高い除草剤を使用したい場合は、食酸や重曹などの成分を100%使用した特定農薬がよいでしょう。

庭の芝生に使う場合

除草剤は非選択除草剤が多く、散布場所に生育するすべての雑草を枯らしてしまういます。

芝生までもを枯らしてしまうため、選択性の「芝生専用」とされている除草剤を使いましょう。

芝生専用の除草剤は「イネ科雑草」である芝生には影響がなく、主に「広葉雑草」を枯死させます。

子どもやペットがいる場合

市販されている除草剤は基本的に、人体や環境への配慮がなされていますが、子どもやペットがいる家庭では、農薬成分が含まれた除草剤を使うのはやや心配です。

安全性を重視したい場合は、「食物由来」や「天然由来」の成分がメインの除草剤を使いましょう。

代表的な除草成分としては、お茶や柑橘類に含まれる「ペラルゴン酸」「食酢」「重曹」「塩化マグネシウム」「塩化ナトリウム(塩)」が挙げられます。

おすすめの除草剤

茎葉処理型といわれる液体タイプの除草剤は、現在ある雑草をすぐに枯らすことを目的とした薬剤です

土に除草剤の成分が残らないので、また同じ場所に別の植物を植えられます。

【茎葉処理型】ラウンドアップ/日産化学工業

費用 5Lあたり12,000円前後
対象 一年草、多年草、スギナ
効果持続期間 3か月程度
有効成分 グリホサート
農耕地への使用 可能

特に日産化学工業の「ラウンドアップ」は効果が高いことで有名な商品ですね。大抵の売り場に置いてあるので、見たことがある方も多いのではないでしょうか?イネ科・広葉雑草のどちらもしっかり枯らしてくれます。

【茎葉処理型】サンフーロン/大成農材

費用 5Lあたり6,000円前後
対象 一年草、多年草、スギナ
効果持続期間 3か月~半年
有効成分 グリホサート
農耕地への使用 可能

大成農材が製造している「サンフーロン」も人気の商品。ラウンドアップのジェネリックという位置づけで、安く購入できます。効果はラウンドアップとほとんど同じなので、コストを抑えたい方におすすめですよ。

ただし、両方とも非選択性の除草剤(詳しくは後述)です。農作物にかかると枯らしてしまうことがあるので気を付けてくださいね。

【茎葉処理型】バスタ液剤/バイエルクロップサイエンス

費用 5Lあたり15,000円前後
対象
効果持続期間 散布直後まで
有効成分 グルホシネート
農耕地への使用 可能

「バスタ液剤」は人に対する安全性も高く、有名な除草剤。生育中の雑草を速やかに枯らします。散布後すぐに効果が現れ、処理をしたあとには作物の植え付けが可能です。

一年生であればイネ科・広葉雑草のどちらにも効果がありますが、多年生の場合は両方への効果が減少。多年生は根が残るため、放置していればまたすぐに再生してしまいます。

【土壌処理型】カダン 除草王シリーズ/フマキラー

費用 3kgあたり2,500円前後
対象 一年草、多年草、ササ類、イネ科雑草
効果持続期間 6か月
有効成分 カルブチレート
農耕地への使用 可能

「カダン除草王」は非常に効果が強い顆粒除草剤。散布後約2週間程度で雑草が枯れ始め、効果は半年持続します。

人に対して安全性が高いうえ、ヨモギやスギナなどの強靭な雑草も根こそぎ枯らすので、年に2回散布すれば地面がかなり綺麗になりますよ。

【土壌処理型】ネコソギトップW/レインボー薬品

費用 3kgあたり4,000円前後
対象 一年草、多年草、ササ、ススキ
効果持続期間 5~9か月
有効成分 アミカルバゾン、ブロマシル
農耕地への使用 可能

数ある除草剤のなかでも特に効果の持続期間が長く、最長で9か月も雑草の発生をおさえることができます。

粒剤タイプは基本的に伸びすぎてしまった雑草には使えませんが、ネコソギは40cm程度までであれば効果を発揮します。

【選択性除草剤】スギナ(つくし)退治に特化したバイオケミカル

「スギナ」は「ツクシ」という呼び名でも有名な雑草です。ぶちぶちと切れやすいですが、根ごと再生するため完全な除去が難しく、悩みを抱える方も多いですね。

このスギナには選択性除草剤である「MCPP薬剤」がおすすめ。植物のホルモンの働きを攪乱させ、成長を阻害させることによって枯らします。

効果は散布して3日後程度から現れ、約2週間でスギナを全滅させることができますよ。

【選択性除草剤】芝生に使えるシバニードシャワー

芝生に使える選択性除草剤は住友化学園芸が製造している「シバニードシャワー」がおすすめ。撒くと芝生は枯らさず、ドクダミやスギナ(つくし)などの雑草だけを枯らしてくれます。

竹や笹

生命力が高い竹や笹を枯らすのにおすすめな除草剤は、大成農材の「サンフーロン」。竹には直接穴をあけて原液を流し込み、笹には30倍に希釈したものを振りかけましょう。

竹には6月~8月の生育期に、笹には9月中旬~12月の生育の遅い時期に薬剤を使うようにしてください。なお、竹は効果が出るまでに数か月かかることもあります。気長に待ちましょう。

苔は一般的な雑草とは違うため、通常の除草剤では効果がありません。種類によっては繁殖力も非常に強いので、機会を逃すと大群落を形成してしまうこともあります。

おすすめなのは、パネフリ工業が製造している「コケそうじスプレー」。非選択性薬剤ですが、中性なので苔を枯らしたその下地を傷める危険性はほとんどありません。下地がコンクリートやタイル、サイディングなどでも使用可能です。

除草剤の使い方

除草剤をまく女性

液剤(茎葉処理型)の使い方

液剤タイプの基本的な使い方は以下の通りです。

  1. 腰丈(約100cm)以上に雑草が伸びていれば刈り取っておく
  2. 除草剤の撒く量を決めて水で希釈し、噴霧機やじょうろに入れる
  3. 茎や葉など緑色の部分が軽く濡れる程度に散布していく
  4. 2日程度放置。再度確認して枯れていないところがあれば、同じように再散布する

まいてからしばらく日光に当てると効果が最大限に発揮されるので、晴れた日の午前中に散布するのが望ましいです。

粒剤(土壌処理型)の使い方

粒剤タイプの基本的な使い方は以下の通りです。

  1. 足首丈(約20cm)以上に雑草が伸びていれば刈り取っておく
  2. 容器を上下左右に振りながら、全体的に均一になるように撒きながら歩く
  3. 1㎡に対し10~40g程度を撒く

ハイブリッド型の使い方

ハイブリッド型除草剤の基本的な使い方は以下の通りです。

  1. ふくらはぎ丈(約30cm)以上に雑草が伸びていれば刈り取っておく
  2. 除草剤の撒く量を決めて水で希釈し、噴霧機やじょうろに入れる
  3. 茎や葉など緑色の部分が軽く濡れる程度に散布していく

除草剤の効果を高めるポイント

除草剤使用

十分な除草効果を得るためには、除草剤の選び方だけではなく、使い方にもポイントがあります。

使い方が悪ければ、せっかく効き目の高い除草剤を買っても効果を引き出せないかもしれないので気を付けましょう。

  • 晴れの日に使用する
  • 適切な濃度・密度を守る
  • 尿素を配合する

晴れの日に使用する

除草剤をまくのに適しているのは「風が吹いていない晴れの日」です。

液体タイプの除草剤は、まいてすぐに雨が降ると流れてしまって十分に効き目があらわれない可能性があります。

さらに粒状タイプは固形なので、雨や風によって隣地へ吹き飛んでしまうリスクが高いです。

適切な濃度・密度を守る

除草剤は必ずメーカーの推奨する希釈量を守りましょう。

もったいないからといって薄めすぎてしまうと十分な除草効果が得られません。

とはいえ、しっかり除草したいからといって推奨濃度より濃くしても、得られる効果はあまり変わらないのです。

尿素を配合する

農耕地用の除草剤(農薬)に「尿素」を混ぜると効果が高まると言われています。それは、尿素が植物の葉の表面にある細胞をゆるめ、農薬を浸透させやすくするから

農薬20Lに尿素を一掴み程度混ぜると、効果に即効性が出ます。また、希釈を薄くしても尿素によって効果が強化されるため、除草剤の原液の使用量を抑えることができます。大量に除草剤を撒く必要がある農家では、ぜひ試していただきたい方法です。

除草剤をまくときに使うアイテム

除草剤

除草剤は適量を均一に散布してこそ高い効果を発揮します。広い土地や散布しにくい場所で使う場合は「散粒器」や「噴霧器」を上手に活用しましょう。素早く散布できるので、疲労の軽減にもつながります。

散粒器

「散粒器」は、粒状の除草剤を均等にまくための道具です。ホームセンターや園芸店、ネット通販などで購入ができます。散粒器の種類は主に以下の3つに大別されます。

  • ハンディ式
  • 手動式
  • 電動式

ハンディ式は容器の中に除草剤を入れて傾けると、穴から放射状に顆粒が散布される構造です。穴の大きさや数を切り替えられるタイプを選べば、場面に応じて顆粒の量が調節できるでしょう。

手動式は横のハンドルを回して散布する仕組みで、ハンドルの回し方で散布量が調節できます。ハンディ式よりも腕が疲れにくいのがメリットです。

広い農地や芝生に散布する際は、ボタンひとつで自動散布できる「電動式」を選びましょう。腕が疲れないうえに散粒板の回転ムラがなく、より均一でスピーディな散布が可能です

噴霧器

噴霧器は液体タイプの除草剤をスピーディかつ均一に散布するための道具です。液体が霧状になるため、農地や芝生などの広範囲の散布に適しています。

  • ハンディ式
  • 手動式
  • 電動式

「手動式」は霧吹きのようにレバーを手で動かして散布します。広範囲の使用には不向きですが、家庭で使う分にはちょうどよいでしょう。

「電池・充電式」はスイッチひとつでラクに散布ができるのが特徴です。ただ、バッテリーの残量に限りがあるため、長時間の作業には不向きでしょう。

広範囲にわたる長時間の作業には「エンジン式」がおすすめです。エンジンとポンプが台にセットされた形のものは「セット式動力噴霧器」と呼ばれ、主に農作業で使用されています。

除草剤を使うときの5つの注意点

除草剤使用

除草剤を使うときは、以下に気をつけましょう。

  • 急斜面では使用しない
  • 川や用水路に流れないようにする
  • 隣地に配慮する
  • 長袖の作業着を着用する
  • 使用後はうがいや手洗いをする

それぞれの注意点について、理由とともに紹介します。

急斜面では使用しない

急斜面での除草剤の使用は厳禁です。雨で流れて下の土地に薬剤の影響を与える可能性があること、そして雑草の根絶によって土壌流出の危険性があることが理由です。

下に他人の土地や田畑・花壇などがある場合には、除草剤は使わずに草刈りで処理をしましょう。

川や用水路に流れないようにする

近くに川や用水路などの水場がある場合は、除草剤が流れていかないように注意しましょう。

水質汚染につながるほか、流れた先で思わぬ影響を与えてしまうかもしれません。

水場から少なくとも2メートル以上は距離をとって使用しましょう。

隣地に配慮する

また隣近所に対しても配慮が必要です。近隣の方が大切にしている樹木や田畑、花壇などを枯らしてしまわないように、隣地から2メートルまでは使用しないようにしてください。

どれだけ人体に影響がない薬剤であっても、除草剤そのものに不安を感じる方はいます。そのため、使用前に近隣の方には効果や安全性について伝え、使用の許可を取ることが賢明です。無用なトラブルを招かないようにして作業に入りましょう。

長袖の作業着を着用する

除草剤には、生命力の強い雑草を数日で弱らせてしまう力があります。正しい使い方をすれば問題はありませんが、皮膚や粘膜に付着すると、何らかの異常が出るおそれもあります。万全の準備をして作業を行いましょう

作業時は夏でも「長袖」「長ズボン」「手袋」を着用しましょう。「雨ガッパ」を羽織るのもおすすめです。

除草剤は、目・鼻・口などの粘膜や皮膚から吸収され、身体に影響を及ぼす場合があります。特に、液体タイプを噴霧器で散布する際は「ゴーグル」「マスク」「帽子」を忘れずに着用しましょう。

散布は風の強い日は避けるのがベターです。雑草以外の草木や池、他人の庭などに飛んだり、目に入ったりするおそれがあります。

使用後はうがいや手洗いをする

作業後、後始末は確実に行います。子どもやペットが触れない場所に器具や除草剤を片付け、屋内に入る前に着用していた衣類や靴をすべて脱ぎましょう。

液体タイプを噴霧した場合、顔を含む全身に薬剤が付着しているため、手洗い・うがい・洗顔を念入りに行います。

身体に何らかの異常を感じた場合は、医師の診断を受けることをおすすめします。

除草剤以外の雑草対策

庭の手入れをする男性

雑草はどれだけ刈ってもしぶとく生えてきます。

草むしり・草刈り

シンプルな雑草対策としてまず挙げられるのが草むしりや草刈りです。

雑草を根こそぎ引き抜けば、繁殖はだいぶ抑えられます。ただ、多くの雑草は種子が飛来して増えるため、定期的に作業しなければまた生えてきてしまいます。

草むしりのメリットは費用がほとんどかからない点でしょう。用意するものは、鎌・軍手・帽子など、自宅にあるものでまかなえます。

一方で、屋外での草むしりは根気と時間が必要な重労働です。夏場は日射病や熱射病のリスクもあります。

雑草の生えた範囲が広い場合は、機械や除草剤を使用したほうが効率的でしょう。

防草シート、砂利

これから生えてくる雑草の予防として、防草シートを張ったり、砂利を敷き詰めたりする方法があります。

これらは合わせて敷くのが最も効果的です。庭の一部分であれば自力で敷くこともそこまで難しくありません。

防草シートや砂利の敷き方については以下の記事も参考にしてみてください。

雑草を放置するとどうなる?

雑草を伸ばし放題にしておくと、外観が損なわれるだけでなくさまざまなリスクがあります。

  • 花粉症の症状(かゆみ、くしゃみ、肌荒れなど)を誘発することがある
  • 雑草に害虫や害獣が棲みつくことがある
  • 人の出入りが少ないとみなされ、空き巣に狙われやすくなる
  • 雑草や枯草は燃えやすく、火災につながりやすい

このように、雑草を放置していてもあまりいいことがありません。対処しきれなくなるほど伸びる前に、きちんと対策を行いましょう。

【ちなみに】ジェネリック除草剤は効果ある?

ガラス容器

除草剤を探していると、似たような成分でも金額が大きく違うことがありますよね。「高い商品の方が効果は高いのかな?」と疑問に思う方も多いことと思います。

結論からお伝えすると、含有成分や薬剤タイプが同じであれば、金額による効果の差はほぼありません

金額の差は、以下2つの違いが関係しています。

  • 含有成分の種類と量の違い
  • 開発費や登録費の違い

当然、除草に効果のある成分が多く入っているほど高価になります。

しかし中には、含有成分の種類や量が多いけれど、価格が抑えめの商品もありますよね。その多くは、先発の製品を模倣してつくられた「ジェネリック薬剤」です。

例えば有名な除草剤「サンフーロン(ハイブリッド)」は「ラウンドアップ(ハイブリッド)」のジェネリックとして人気です。

ジェネリック除草剤は、後発で開発費がかかっていない分、安く提供できるんです。逆に「農薬・選択性除草剤」で「新商品」、さらに「希釈が不要で便利」な液体薬剤は高額になる傾向があります。

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さまざまな除草剤の種類や選び方を紹介してきました。たくさんの除草剤があって、特定の場所に使用できない無登録の除草剤などもあるので、「ちょっと面倒くさいな」と感じた方もいるのではないでしょうか。

そんなときは除草や草刈りを専門的におこなっているプロに依頼するのがオススメ。約1~3万円ほどの相場でキレイに除草してもらうことができます。

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