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除草剤の効果的な使い方は?散布時期から注意点まで徹底解説

最終更新日: 2021年02月09日

除草剤の効果を最大限に引き出すためには、種類に応じた散布時期やまき方を知ることが重要です。あると便利な道具や、覚えておくべき注意点と併せて、効果的な除草剤の使用方法を紹介します。

まずは除草剤の種類別に効果を見てみよう

除草剤をまく男性
除草剤にも目的別に種類があります

除草剤と一口に言っても、液剤タイプや粒剤タイプなどの種類に分かれており、効果も異なります。どんな効果を期待しているのかによって除草剤を使い分ける必要があり、適切な選び方が大事です。

液剤タイプは今生えている雑草が対象

液剤タイプの除草剤は、「今雑草が多くて困っている」という悩みを持った人に最適です。除草効果が現れるのが早い、という点が特徴だからです。

この液剤タイプの除草剤はさらに「接触型」と「移行型」に細かく分類されます。薬剤がかかった部分だけ枯れるタイプは接触型、雑草全体を枯らすのは移行型です。特定の場所をピンポイントですぐに枯らしたいときは接触型を、広範囲を枯らしたいときは移行型を使うとよいでしょう。

粒剤タイプは生え始めや予防に最適

粒剤タイプの除草剤は、「これから雑草が伸びてくるからそれを止めたい」という場合に適しています。効き目が直ちに現れるわけではありませんが、効果が長持ちするのです。

効果の持続期間は、短いものでも3ヵ月、長くて半年ほどが目安です。ちなみに効果が現れるまでは、1週間ほどかかります。

こちらの粒剤タイプは、土壌に作用することから土壌処理型と呼ばれています。

除草剤の効果的な散布方法

薬剤
用法、用量を守って適切に使用しましょう

除草剤の種類ごとに適切なシチュエーションが分かっていても、散布方法が間違っていたら期待した効果は得られません。正しい濃度やまき方をしっかりと把握しましょう。

濃度はメーカー推奨希釈で

除草剤をまく時は、過剰に薄めずそのメーカーが推奨する希釈でまきましょう。理由は単純で、規定以上に薄めてしまうとその分効果が発揮されなくなるためです。

また、推奨希釈よりも濃くすることも避けるべきです。「濃度を濃くすればするほど効果が大きくなるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、効き目と濃度の濃さには関係がありません。

たとえば、散布する水量が1リットルで倍率が150なら、液量は7ミリリットルが適正です。推奨濃度から大きく乖離した濃度に希釈することはやめましょう。

ボトル、または散布容器を使う

一般的なまき方としては、散布容器(あるいはボトル)を準備してそれを用いることが多いです。

散布容器の中には計量機能つきのものもあるので、購入の際にチェックしておくようにしましょう。ネット通販の場合、安いものであれば1,000円台から購入できます。

散布容器を使用した後は、念入りな洗浄が必要です。容器が空になったら、水で2,3回繰り返し洗いましょう。

まく時は均一になるように

除草剤のまき方によっても、効果の現れ方が異なるのはご存じでしょうか。

雑草が生えている場所に多めに散布しようとしがちですが、除草剤をまく際には、できるだけ均一になるよう心がけることで効果が大きく期待できます。特に芝生の雑草処理をする場合は、部分的に多く除草剤をまいてしまうと、その場所の芝生に悪影響を及ぼす恐れがあるので注意しましょう。

効果的な散布のタイミングは?

スケジュール
除草剤の種類ごとに散布に適した時期があります

せっかく除草剤を買ってまき方を覚えても、いつ使えばよいのかを知らないと効果を最大に発揮させることはできません。散布するタイミングはいつが適切なのでしょうか。

種類によって散布時期は違う

液剤タイプ(茎葉処理型)の除草剤の場合、葉っぱや茎から薬剤が吸収されて作用するため、雑草が育ってから使用する方が効果的です。季節で言えば春から秋、4月から10月あたりを目安にするとよいでしょう。

粒剤タイプ(土壌処理型)であれば、逆に雑草が生えていない状態での散布が最も効果的です。こちらは秋の終わり頃と冬、10月と2月(あるいは3月)あたりに年2回散布すると効果がしっかり現れます。

天候も要チェック

除草剤は、晴れているときにまきましょう。「除草剤をまくのに天気が関係あるの?」と不思議に思う人もいるかもしれません。しかし、雨の日に除草剤を使うと、その雨でせっかくの除草剤が浸透しないまま流れてしまう恐れがあります。液剤タイプの場合は、散布した後6時間ほど日光に当てて乾かすことが望ましいです。

また「作業前日の天気も気をつけた方がよいか」という疑問も浮かぶでしょう。基本的には、雨上がりに散布しても効果を得られます。粒剤タイプを使用する場合、前日に雨が降って地面が湿っていれば、薬剤が吸収されやすくなりむしろ効果的です。

参考記事:除草剤は雨でも効果あるの?雨の日に除草剤を使用する方法を解説!|ミツモア

散布時の注意点

除草剤をまく人
強力な薬剤ゆえに、使用時には配慮が必要です

除草剤は大変便利な道具ですが、安全対策が取れているかどうかや近隣への配慮ができているかなど、使用する時に注意しなければいけない点がいくつかあります。

安全対策は万全に

除草剤を使用する時は、なるべく皮膚を晒さないようにすることが安全対策の第一歩です。必ず長袖の服を着るようにしましょう。暑くなるからといって、半袖で作業するのは推奨できません。

また、メーカーによっては安全性の高さをうたっている除草剤もありますが、全ての除草剤が高い安全性を持っているわけではありません。そもそも、雑草というのは生命力に長けている植物ですので、その雑草を枯らすことができる薬剤だと考えれば、その成分が強力であることは容易に想像できます。

除草剤が皮膚にかからないよう注意を払い、万が一皮膚に除草剤がかかってしまった場合には直ちに洗い流すことが大切です。

近所への配慮を忘れない

除草剤は便利な道具ですが、使い方によっては近隣に影響を及ぼす可能性があるため、使用の際には配慮が重要です。隣の家の草木を枯らしてしまったり、洗濯物を汚してしまったりといったトラブルが起きないよう、散布方法や天候に注意しなければいけません。

また、仮に安全性の高さを売りにしている除草剤を使った場合でも、人によっては「近隣に害があるのではないか」と心配するかもしれません。風邪やウイルスが流行しているときに咳き込んでいると、マスクをしていても警戒されるのと同じです。事前に除草剤を使うことを伝え、了承を得ておくと安心でしょう。

その土地や周囲の環境を確認する

トラブルを防ぎ、除草剤の効果をしっかり発揮させるためには、使う場所や環境を確認することも大事です。

たとえば、急な斜面で除草剤を使うとどうなるかをイメージしてみましょう。平坦な土地であれば薬剤がその場に留まりやすいですが、土地の傾きが大きいほど、薬剤が下の方へ流れやすいため、周囲への影響を考える必要があります。

除草剤散布時の服装や便利な道具

除草剤
必要な道具をそろえましょう

除草剤を扱う際におすすめの服装や、作業に役立つ道具を解説します。特に除草剤を均一に散布するのに使用する機械は、除草剤の種類によって異なるため、よく確認しましょう。

散布する際の服装やアイテム

作業時にはどのような服装をすればよいのでしょうか。ポイントを簡潔にまとめると「なるべく肌を出さない」の一言に尽きます。前述の通り、薬剤が皮膚に直接触れるのを防ぐため、長袖の服を身に着けるようにしましょう。

他に準備が必要な小物として、手袋やマスクなどが挙げられます。首にまきつけたり、時には汗を拭いたりするときにも使えるので、タオルがあるとなおよいでしょう。作業時は思っている以上に体を動かすため、汗をかくことも少なくありません。作業後の着替えをあらかじめ用意しておくとさらにスムーズです。

靴は動きやすければ特に縛りはありませんが、足首が出やすいローカットのスニーカーなどは避け、長靴のような足をしっかり覆うタイプの靴を履いた方が安心です。作業後の衣類や靴には薬剤が付着しているため、しっかり洗濯をしましょう。

均一に散布するための機械

除草剤を均一に散布したい時に便利な道具として、噴霧器と散粒機の二つがあります。噴霧器は液剤タイプの除草剤に、散粒機は粒剤タイプの除草剤に用いる機械です。

噴霧器には、安価ですが自力でハンドルを回す必要がある「手動式」、軽くて体への負担が少ない「電池式」、電池や燃料が不要な「充電式」、そしてコンセントにコードを差して動かす「電動式」などの種類があります。

散粒機にも同様に「手動式」「電動式」がある他、手で振ることで散布するタイプの「ハンディ式」もあります。噴霧器と散粒機いずれも、電動の方が楽ですが手動よりも高価で一長一短です。

除草剤の効果がない時に考えられること

雑草
正しく使わないと、効果が十分に発揮できないことがあります

用途やタイミングに問題がないにもかかわらずあまり効果が現れないという場合は、他の原因が考えられます。

きちんと散布できていない

原因の1つとして挙げられるのが、散布がしっかりとできていないということです。

たとえば、場所にマッチしていない薬剤を使っているケースです。液剤タイプは葉っぱの部分に使うことで効果が得られるのに対して、地面に使っているパターンがこれに当てはまります。反対に粒剤タイプは地面にまくことを想定して作られたものですが、葉っぱに使っている場合は効果が得られません。

除草剤の種類に合った場所に散布するということを意識しましょう。

葉や希釈水の汚れも原因に

2つ目に考えられるのが、除草剤を薄める水や、除草剤をまく葉っぱや土の汚れです。

不衛生な水や濁りのある水を使った場合、葉っぱや土が埃で汚れている場合は、薬剤がその汚れに吸着してしまうため、十分に枯れさせることができないケースがあります。

効果的に使ってしっかり除草しよう

雑草
目的にあったタイプの除草剤を正しく使いましょう

除草剤を使うときは、まず用途に合ったタイプの除草剤を選ぶことが大切です。今茂っている雑草を枯らせたいのか、これから生える雑草を防ぎたいのかという目的によって液剤タイプ・粒剤タイプを使い分けましょう。散布時期や場所も考えつつ、適切な濃度で均一になるよう散布すれば、望んだ効果が得られるはずです。

庭の手入れに困っている方や、除草剤を使ったことがない方は、ぜひ参考にしてみてください。