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新築の家にもゴキブリは出る?入居前にしておきたい虫対策を解説

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最終更新日: 2024年03月11日

「新築の家はごみや汚れがなくきれいだから、ゴキブリは出ないのでは」と考えるのは間違いです。ゴキブリなどの害虫は新築の家にも入り込むため、対策しなければなりません。新築に入居する前や引越し時、入居後の虫対策を解説します。

新築でもゴキブリなどの害虫が出ることがある

新築だからといって、ゴキブリなどの害虫が出ないとは限りません。理由は人間が住んでいない分、ゴキブリの好む環境になっているためです。

ゴキブリは都市部や森、住宅街など、どこにでも生息しています。10mm程度のすき間があれば侵入できるので、エアコンのドレンホースや排水口などから新居に入り込みます。

暗くて湿気が多い場所を好むゴキブリにとって、電気が通っておらず、換気もされていない入居前の住居は快適な環境です。さらには攻撃してくる人間がいないため、ゴキブリが住みやすい環境といえます。

新築への入居前・引越し時にやっておきたい害虫対策

新築の家でもゴキブリなどの害虫に侵入され、住みつかれてしまいます。入居前・引越しのタイミングでやっておきたい害虫対策を紹介します。

  • 害虫の侵入経路をふさぐ
  • 毒エサタイプの駆除剤を設置する
  • 段ボールをすぐに処分する
  • バルサンなどのくん煙剤には防虫効果がないので注意

害虫の侵入経路をふさぐ

ゴキブリなどの害虫はドレンホースや配管のすき間、排水口など、家の外や床下につながっているすき間を通って、家に侵入します。侵入を防ぐためには、害虫の侵入経路をふさぎましょう

エアコンのドレンホースをふさぐ場合、市販の『防虫キャップ』をドレンホースの先に取り付ける方法があります。配管のすき間はパテで埋めるとよいでしょう。パテはホームセンターやインターネットなどで購入できます。

洗面所や浴室、キッチンの排水口にも注意が必要です。害虫が嫌うハーブや防虫剤を近くに設置し、予防するとよいでしょう。

毒エサタイプの駆除剤を設置する

ゴキブリが侵入した場合に備えて、毒エサタイプの駆除剤を設置するのも有効です。暗くて湿気がこもりやすい、ゴキブリが好みそうな場所に設置しましょう。

毒エサタイプの駆除剤をゴキブリが食べると、毒エサに含まれている殺虫成分をゴキブリが巣に持ち帰るため、他のゴキブリも連鎖的に駆除できます。毒エサに即効性はないので、入居前に設置しておくのがおすすめです。

ペットや幼児がいる家庭で毒エサを設置する際は、注意が必要です。ペットや幼児が触らない場所に置きましょう。

なお毒エサには有効期限があります。パッケージに記載されているタイミングで交換しましょう。

段ボールをすぐに処分する

ゴキブリなどの害虫対策として、引越しに使用した段ボールをすぐに処分する方法が挙げられます

入居する際は荷物を運ぶために、大量の段ボールを新居に持ち込むでしょう。段ボールは保湿性・保温性が高いため、ゴキブリに好まれ、住みつかれる可能性があります。

また段ボールにゴキブリの卵が付着していて、旧居にいたゴキブリを新居に連れてきてしまう可能性もあります。段ボール内部の波型になっている『中芯』は、暗くて快適なのでゴキブリの幼虫が育ちやすい環境です。

ゴキブリは雑食性なので、段ボールをエサにするケースもあります。こういった理由から、引越しに使った段ボールはすぐに処分する必要があるのです。

バルサンなどのくん煙剤には防虫効果がないので注意

住居の害虫退治といえば、煙を発する『くん煙剤』を思い浮かべる人もいるでしょう。しかしくん煙剤には防虫効果がないため、侵入予防にはなりません

くん煙剤はすでに家の中に生息している害虫を駆除する目的で使うものです。新築住居の場合、すでに入り込んでいる害虫は駆除できますが、効果が残りにくいため防虫対策にはなりません。

また家具や荷物を運び込んでからくん煙剤を焚いても、害虫がすき間に隠れてしまうケースもあります。

くん煙剤を焚く場合は、防虫効果がない点を踏まえた上で、荷物を運び込む前に焚くとよいでしょう。

入居後も害虫を寄せ付けない生活習慣を続ける

新築住居に入居する際に害虫対策を万全にしていても、その後に侵入されてしまっては意味がありません。害虫を寄せ付けない生活習慣を意識しましょう。

  • 害虫を家の中に侵入させない
  • 家の中に害虫が好む環境を作らない

害虫を家の中に侵入させない

害虫が外から家の中に入ってこないよう、生活習慣において気を付けるべきポイントを紹介します

害虫が洗濯物に卵を産みつける可能性があるため、夜の間は外に洗濯物を干すのをやめましょう。卵が付着した洗濯物を取り込むと、害虫が家の中に侵入してしまいます。

ベランダや窓、玄関など、窓やドアの開閉で虫が侵入しやすい場所に、虫よけ効果があるハーブや、市販の虫よけグッズを設置するのも効果的です。

虫よけ効果があるハーブとして、ミント、ラベンダー、ローズマリー、レモングラスなどが挙げられます。ハーブが難しい場合は、ハーブのエッセンシャルオイルを活用するのもよいでしょう。

家の中に害虫が好む環境を作らない

害虫を家の中に侵入させないのも大切ですが、害虫が住みやすい環境を作らないことも重要です

害虫が発生したり住みついたりしないように、ごみ捨てを徹底しましょう。生ごみだけでなく油汚れも、害虫が寄ってくる原因になるため、こまめな掃除が必要です。

段ボールだけでなく新聞や雑誌なども、害虫にとっては居心地がよい環境のため、すみかにされます。段ボールはすぐに処分し、古新聞や古雑誌もため込まないようにしましょう。

押し入れ、クローゼット、下駄箱など、日当たりが悪く湿気が多い場所は、害虫に好まれます。害虫が集まらないように、換気をする、除湿器を稼働する、除湿剤を使うなど、湿気対策を施しましょう。

新築への入居前も入居後も害虫対策をしよう

新築住居でもゴキブリなどの害虫は、すき間から入り込みます。入居前の家は暗く、換気がされていないのでジメジメしています。害虫にとって居心地がよいため、新築でも害虫が住みついてしまうのです

新築に害虫を寄せ付けないために、入居前と引越し時には駆除剤を設置し、引越しで使用した段ボールはすぐに片付けましょう。また入居後は害虫を寄せ付けない生活習慣を続ける意識が必要です。

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