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バラの種類・品種一覧!色や樹形・香りの特徴やガーデニングに人気のおすすめ品種を紹介!

最終更新日: 2021年04月19日

バラの種類は原種から毎年生み出される品種までを入れると、なんと約2万以上もあります。「バラを育てたいけどどの種類がいいのだろう」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ぱっと見るとどれも同じように見えますが、実はバラには以下のような違いがあるんですよ。

  • 樹形(つるを伸ばすのかなど)
  • 大きさ
  • 花の形
  • 香り
  • 育てやすさ

この記事ではバラの種類や分類を分かりやすく解説し、それぞれどのような特徴があるのかを説明していきます。初心者でも育てやすい品種・色別におすすめの品種などもあるので、バラ選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

バラには切り花用とガーデニング用がある

ピンクのバラ

自宅で栽培する時に知っておきたいのは、バラには切花用とガーデニング用があるということです。

切花用のバラはプロの生産者向け。花の形は大きめで揃っており、色も変化が少なく病気に強いという特徴があります。ただし花屋で販売されている切花用バラの品種を、自宅で育てることはできません。栽培をする時はガーデニング用のバラから選ぶことになります

ガーデニング用のバラは生産目的ではないので、年中咲いているわけではありません。春しか咲かない「一季咲き」や春以外はあまり咲かない「返り咲き」なども含まれます。花数はあまり多くありませんが、花の色や形が美しく香りが強いものが多いです。開花時期はとても楽しめますよ。

※返り咲き:春に開花したあと萎れてしまった花を取り除くと、そこから枝が伸びて夏や秋に花を咲かせることがある

ガーデニング用のバラはホームセンターや園芸店で販売されていますので、次から紹介する樹形でお好みのものを選んで購入してくださいね。

バラの分類と樹形を紹介!種類によって何が違うの?

バラ

バラはすべての植物の中で最も種類が多いと言われている植物です。違う系統同士をかけ合わせて新種を作り出す喜びがあるため、毎年世界中で新しい品種が生まれています。

バラは生まれた時期によって大きく2分され、樹形によって大きく3つに分類されます。その中からさらに系統(グループ)が分かれ、そこから個別の品種に分かれるというイメージです。

分類によって見た目が変わってくるので、それぞれを詳しく説明します。その後おすすめの品種などを紹介していきますね。

バラは生まれた時期によって大きく2種類に分かれる

バラは生まれた時期によって分類されます。古代からある原種か、それ以降にできたものかで分けるため、分類としては2つ。「オールドローズ」か「モダンローズ」です。

【オールドローズ】

古代からある原種を含めたバラの品種で、つる性(詳しくは後述)です。多くは春だけに開花する一季咲きで、香りが強いものが多いのが特徴。代表品種には赤バラの祖先である「ガリカ」があります。

【モダンローズ】

1867年以降、人工交配の園芸品種が誕生したあとのバラの品種がモダンローズです。そのため近年新しく誕生したバラの品種は、すべてモダンローズに分類されます。代表品種は人工交配種の1号目「ラ・フランス」。ピンク色の花を持つバラで、花は大きく病気に強い品種として非常に有名です。

さらに樹形によって大きく3種類に分類される

園芸店などでバラを選ぶ時の選び方はいくつかありますが、まずは樹形から選ぶのが一般的。バラの樹形は以下の3種類です。

【木立性四季咲き】

春以外にも花を咲かせ、木と同じく直立する種類のバラ。四季咲きとは言っても冬がある日本での開花時期は、春から秋までであることが多いです。木立性四季咲きの中に花の大きさが違う「大輪」「中輪」「小輪」の3つの系統があり、その中の「小輪」がミニバラの品種です。

【半つる性】

半つる性は「シュラブ」と呼ばれることもあります。木立性のバラよりも高く成長しますが、つる性のバラほどには枝が伸びない品種です。仕立て方によって直立風にもつる風にも育てられるという特徴があり、花の色やサイズは様々です。

【つる性】

枝がつるのように横へと伸びていくバラの品種。古代からある原種・オールドローズは多くがこの樹形です。枝がつるのように柵などにつたうため、美しい目隠しに利用することもできます。

バラのアーチ

自分の庭でどういった風に育てたいか、じっくり想像してください。基本的には以下のように選ぶのがおすすめです。

  • 鉢植えで育てたい:枝がつるのように伸びない木立性四季咲き
  • 大きな花を持つバラを育てたい:木立性四季咲きの大輪品種
  • 小さくて可憐なバラを育てたい:木立性四季咲きの小輪品種/ミニバラ
  • 背の高さくらいまでのアーチに這わせたい:つる性/半つる性

樹形別!有名なバラの系統・品種を5種類紹介

バラ

バラは樹形ごとに系統(グループ)がいくつかあり、その中にたくさんの品種が分類されています。同じ系統のバラであれば、ある程度花の大きさや香りなどの性質が分かるようになっています

代表的な系統・品種を一覧で紹介していきますね。

樹形 系統名 代表・人気品種
木立性四季咲き大輪 ハイブリッド・ティーローズ ラ・フランス
木立性四季咲き中輪 フロリバンダローズ アイスバーグ
木立性四季咲き小輪 ミニチュアローズ(ミニバラ) テディベア
半つる性 シュラブ カクテル
つる性 クライミング スパニッシュビューティー
ランブラー キング

木立性四季咲き大輪:ハイブリッド・ティーローズ(系統)

ハイブリッド・ティーローズは、観賞用のバラとして人工交配で誕生した系統。木立性四季咲きで、樹高は1.5mほどになるものが多く、花は15㎝ほどの大輪になります。

代表品種の「ラ・フランス」はティーローズ系の第1号。栽培は比較的難しいため、バラ園などでプロが栽培していることが多いです。

木立性四季咲き中輪:フロリバンダローズ(系統)

フロリバンダローズはハイブリッド・ティーローズと、丈夫な別の品種とを交配させてできた系統です。木立性で樹高は1m程度とコンパクトなものが多く、1本の花枝の先に複数の花を咲かせる「房咲き」です。

他の系統に比べると丈夫で育てやすいでしょう。中輪の花を長い間楽しめるため、自宅の花壇や鉢植えで気軽に栽培できます。

人気品種の「アイスバーグ」は、別名「白雪姫」と呼ばれる真っ白なバラ。「世界バラの殿堂入り」を果たしている品種です。薄いピンクの花ができるブラッシング・アイスバーグや、濃い赤紫のバーガンディー・アイスバーグなどの種類があります。

木立性四季咲き小輪:ミニチュアローズ(系統)

ミニチュアローズは小さい原種同士を交配させて開発した品種。木立性四季咲きで樹高は15㎝から40㎝と低く、小さな花をたくさん咲かせます。

あらゆるバラの中で病害虫に最も強いという特徴があります。初心者でも簡単に栽培可能なので、初めて栽培するバラとして人気です

人気品種の「テディベア」は、落ち着いたオレンジ色のミニバラ。花が咲いてから日が経つごとに赤みを帯びていき、茶色く変化していきます。早咲きでどんどん開花していくうえにもちも良いため、長く楽しめますよ。

半つる性:シュラブ(系統)

シュラブ系は他のどの系統にも属さない、半つる性の品種をまとめた呼称です。そのため性質や花色・咲き方も様々で、仕立てによってつる性らしくも木立性らしくもできます。

ちなみに、イギリスで誕生した新しい系統の「イングリッシュローズ」もシュラブの一種です。現在100以上の品種が生まれているんですよ。

人気品種の「カクテル」は日本名。正式名は「コクテール」で「世界バラの殿堂入り」を果たしたバラです。花は鮮やかな赤色で、中心は黄色の華やかな見た目をしています。春から秋まで繰り返し咲き、目を楽しませてくれますよ。

つる性:クライミング(系統)・ランブラー(系統)

【クライミング】

クライミングはつる性バラの代表的品種。数メートルも伸びるつる性の枝が最大の特徴で、花のサイズや色は様々です。つる性といえばクライミングというほど圧倒的な数を誇ります。

人気品種の「スパニッシュビューティー」は、どのバラよりも早く咲くことで人気です。花はピンク色で、フリルのように花びらが波立っており香りも良いですよ。

【ランブラー】

ランブラーはつる性バラで小輪の房咲き、一部を除いて基本的には春のみの開花です。枝がしなやかで花付きが非常に良いため、壁面などの広い部分を覆いたい時などに向いていますよ。

人気品種は「キング」。濃いピンク色の花が房咲きでたくさん咲き、トゲが少ないという特徴があります。

ガーデニング初心者におすすめのバラ3選!

基本的にはミニバラ(木立性四季咲きの小輪)が最も育てやすく、初心者にもおすすめできる種類です。先ほど紹介したオレンジ色のバラ、ミニチュアローズ系統の「テディベア」などですね。

他にも育てやすいバラをいくつか紹介します。ミニバラ以外の系統もあるので、これからバラ栽培に挑戦してみたい方は参考にしてください。

  1. マジックキャローセル(ピンク)
  2. スカーレットボニカ(赤)
  3. ブラッシュダマスク(ピンク)

それぞれ見た目が違うので、気に入るものがあったら挑戦してみてはいかがでしょうか。

初心者におすすめ①:マジックキャローセル

マジックキャローセル

マジックキャローセルはミニバラの一種で病害虫に強く、初心者でも簡単に栽培できます。枝にはトゲがなく、白地の花にピンクの覆輪が入る美しい品種です。四季咲きで花もちが良くミニバラにしては大きく育つため、鉢植えでも十分楽しめますよ。

初心者におすすめ②:スカーレットボニカ

スカーレットボニカ

スカーレットボニカはその名の通り真っ赤な花がゴージャスな品種。木立性四季咲き中輪房咲きのフロリバンダローズ系統の中でも大変育てやすいバラで、あまり手入れをしなくても絶え間なく花が咲きます。病気にも非常に強いため、ガーデニング初心者でも気軽にトライできるでしょう。

香りはふんわりと香る程度ですが、真っ赤で幾重にも重なった花びらが目立つので、庭を鮮やかに彩ってくれますよ。

初心者におすすめ③:ブラッシュダマスク

ブラッシュダマスク

ブラッシュダマスクは木立性四季咲き中輪房咲きで、オールドローズを代表するダマスクローズの一種。ダマスクローズはクレオパトラが愛したバラとして有名ですね。花は小輪から中輪で、薄く繊細なピンク色の花びらを牡丹のように重ねます。耐寒性が強く病気にも強いため、育てやすい品種として人気です。

珍しい種類もあり!たくさんの色の人気バラ品種を紹介!

バラ

バラは花色で選びたいという方もいるでしょう。色別に人気の品種を紹介しますね。

  • 赤:クリムゾンスカイ
  • 黄色:シンプリーヘブン
  • 白:アルバセミプレナ
  • 青:レイニーブルー
  • ピンク:ブライダルピンク

どれも比較的育てやすいバラです。詳しく見ていきましょう。

赤いバラ:クリムゾンスカイ

クリムゾンスカイはクリムゾン(濃く明るい赤色)という名前の通りに、鮮やかな赤色をしています。

初心者でも気軽にトライできる育てやすい品種で、おすすめは軒下などの雨が凌げる場所での地植え。つる性なので、柵や網などを立ててやると勢いよく成長していきます。建物の壁面やアーチなどによく使われています。

黄色いバラ:シンプリーヘブン

シンプリーヘブンは1992年にイギリスで誕生した品種。半つる性で、基本的には一輪咲きですが、稀に房咲きになることもあります。

樹勢が強く生命力に溢れているため、初心者にも育てやすいですよ。薄い繊細な黄色が美しく、国際コンクールでも金賞を受賞しています。

白いバラ:アルバセミプレナ

アルバセミプレナはオールドローズの系統で、純白の花が特徴。白バラの祖先と言われています。

オールドローズ系統は丈夫で病気に強いため、初心者にもおすすめ。レモンを思わせる爽やかな香りがあります。ただ、樹勢は旺盛ですので剪定が必要です。

青いバラ:レイニーブルー

かつては青いバラは不可能と言われてきましたが、2000年代になってから初心者でも育てられる品種が誕生。その中の1つであるレイニーブルーは、つる性の四季咲きでひらひらとした可憐な花びらが魅力的です。

樹勢がよく丈夫で育てやすいですよ。

ピンクのバラ:ブライダルピンク

ブライダルピンクはフロリバンダローズ(系統)の人気品種。花びらは美しく繊細なピンク色をしており、形が大変整っています。

花壇用品種として優れているため育てやすく、失敗する心配はほとんどありません。四季咲きで長い間花を楽しめます。

バラにそっくり?ラナンキュラスとの見分け方

ラナンキュラス

花屋さんや園芸屋さんなどで「これってバラ?」とよく質問がある花は、ラナンキュラスであることが多いです。

バラに様々な品種があるように、ラナンキュラスにも様々な咲き方や色があるため、混乱してしまう方が多いようです。確かによく似ていますので、見分け方は花ではなく葉や茎を観察しましょう。

植物 バラ ラナンキュラス
見た目 葉は3枚1組で、茎にはトゲがある 葉はヨモギのような細長いもので、茎にはトゲがなくうっすらと毛が生えている
開花時期 5月~ 春のみ
種類 バラ科の木 キンポウゲ科の草花

バラは木なので花の下にも葉が出ます。対するラナンキュラスは草花。下部に草が生え、茎が長く伸びた先に花をつけるのです。春先にプランターや花壇で咲いているのはラナンキュラスです。

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