福岡市で不要なテレビを処分する方法を紹介します。粗大ゴミとして自治体に回収してもらうのではなく、回収協力店である家電量販店や不用品回収業者に引き取りを依頼することになるでしょう。リサイクル料金や指定引取場所についても解説します。
テレビを粗大ゴミに出すことは可能?
テレビはそれなりの大きさがある家電です。そのため、一見すると粗大ゴミに該当するように思えるのではないでしょうか。
でもテレビは粗大ゴミとして出すことができない家電なのです。
テレビは家電リサイクル法の対象品目
テレビは「家電リサイクル法」の対象品目のため、粗大ゴミとして自治体に収集を頼むことができません。
家電リサイクル法は、家庭などから出される家電製品をリサイクルすることにより、資源を有効利用するための法律です。テレビをはじめ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目が対象となっています。
ほとんどの市区町村には、これら4品目の家電を解体処分できる設備がありません。そのため有効活用できる資源を回収することで、廃棄物の削減や環境への配慮を図るのです。
このような背景から、テレビについては粗大ゴミとして出すのではなく、特別に許可を受けた業者への引き渡しが必要となっています。
リサイクル料金と収集運搬料金が必要
家電リサイクル法の対象品目であるテレビは、処分に際してリサイクル料金が発生します。このリサイクル料金は、処分したいテレビのメーカーや大きさ、ブラウン管か液晶・プラズマ式かなどによって異なります。以下は料金目安です。
テレビ15型以下 | 1,836~3,148円 |
テレビ16型以上 | 2,916~3,688円 |
リサイクル料金の支払いには、家電量販店や不用品回収業者などに引き取りを依頼する場合以外は、専用の郵便局券を使用します。最寄りの郵便局の郵便窓口などで受け取れる郵便局券を使って振り込みましょう。
処分対象のテレビを自分で運搬する手段がなく、自宅までの出張引き取りを依頼する場合は、リサイクル料金とは別に収集運搬料金も必要です。
福岡でテレビを処分するには?
粗大ゴミとして自治体に引き取ってもらうことができないのなら、不要なテレビを手放すにはどうすればよいのでしょうか。福岡市でテレビを処分する方法を紹介しましょう。
家電量販店に引き取りしてもらう
テレビを買い替える予定がある場合、新しいテレビを購入する家電量販店に、古いテレビの引き取りを依頼するのが最もスムーズでしょう。買い替えの予定がない場合も、処分したいテレビを購入した家電量販店に引き取りを依頼することができます。
リサイクル料金の支払いも同時に行えるので、郵便局に郵便局券をもらいに行く手間もかかりません。
買い替えの予定がある場合もない場合も、リサイクル料金は定額ですが、収集運搬料金は家電量販店ごとに異なります。どの程度の費用が必要になるのか、事前にきちんとチェックしておきましょう。
回収協力店に依頼する
買い替えの予定がない場合や以前に購入した店舗が分からない場合、回収協力店であるベスト電器に処分を依頼しましょう。
ベスト電器に古くなったテレビの回収を依頼する際は、リサイクル料金とは別に収集運搬料金として1,650円(税込)が必要です。
また、買い替えによる商品発送時ではない訪問引き取りの場合や、配送先住所と引き取り先住所が異なる場合には、訪問回収費として2,750円(税込)かかります。
運搬料金は離島などの一部地域や店舗によって料金が変動する場合があります。詳細については、事前にお住まいの地域の店舗に問い合わせておきましょう。
指定引取場所に持ち込む
処分したいテレビを自分で指定場所まで運搬できる場合、この方法が一番安く処分できます。郵便局でリサイクル料金を払い込んでから、指定引取場所に持ち込みましょう。
指定引取場所に持ち込む際は、引取場所となっている施設に必ず事前に連絡を入れてください。受付時間については、引取場所によって異なります。
また処分対象となるテレビには、郵便局で受け取った家電リサイクル券を忘れずに貼り付けておきましょう。
福岡市周辺の指定引取場所の一部は以下のとおりです。
指定引取場所 | 住所(連絡先) |
西鉄運輸(株) 福岡支店 | 糟屋郡志免町別府北1-2-8
(092-626-8622) |
久留米運送(株) 福岡支店 | 糟屋郡粕屋町大字仲原2675
(092-611-2151) |
(株)西原商事 福岡西営業所 | 福岡市西区大字太郎丸799-1
(092-807-8855) |
参考:福岡市 家電リサイクル |
不用品回収業者に依頼する際の注意点
自分で搬出する必要がなく、引き渡し時間の指定にも自由が利く不用品回収業者の利用は、忙しい社会人にとっては便利なテレビの処分方法です。そんな不用品回収業者を選ぶ際に、注意すべきポイントを紹介します。
悪質な業者が増えている
不用品回収業者の中には悪質な業者も存在します。
無料回収といわれて依頼したら、不用品の積み込み後になって急に料金を請求されることや、チラシや見積書で提示した金額よりもはるかに高額な料金を請求されるといった被害報告もあるのです。
一般家庭から出る不用品を回収する業者には、「一般廃棄物収集運搬業許可」の取得が義務付けられています。不用品回収業者を選ぶ際は、この許可を受けているかどうかを確認しましょう。
企業HPなどをチェックしても許可の有無が分からない場合は、許可業者であるかどうかを自治体に問い合わせることで、トラブルを回避することができます。
優良回収業者を選ぶには?
不用品回収業者の中には、搬出作業中に家財道具を傷つけてしまった場合などに備えて、損害賠償責任保険を設けている業者もあります。優良な業者を探す際は、そういった保険や保証の有無についても念頭に置いておきましょう。
また、なるべく安い費用で確実に仕事をこなしてくれる業者をみつけるためには、相見積もりの依頼が欠かせません。
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テレビの不法投棄は絶対にやめよう!
家電リサイクル法の対象品目に該当するテレビは、粗大ゴミとして自治体に回収を依頼することはできません。処分するには、リサイクル料金や回収料金を払って、家電量販店などに引き取りを依頼する必要があるでしょう。
お金がかかるからといって、適当な場所に無断で捨ててしまう行為は不法投棄にあたります。れっきとした犯罪ですので、絶対にやめましょう。
古くなったテレビの処分には、不用品回収業者の利用もおすすめです。自分のライフスタイルに合った処分方法を選びましょう。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
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