ミツモア

宣材写真とは?撮り方のコツ・気になる撮影の値段を徹底解説!

ぴったりのプロフィール写真カメラマンをさがす
最終更新日: 2021年09月17日

芸能活動を目指す上で大事なのが宣材写真。

履歴書や証明写真と違って駅前のスピード写真でというわけではいけません。

自分で撮っても良いの?服はスーツじゃないとダメ?プロに撮ってもらうとやっぱり高い?芸能界で成功するためにも宣材写真とは何かしっかりと理解しましょう。

宣材写真とは?オーディション写真との違いは何?

宣材写真とは?撮り方のコツ・気になる撮影の値段を徹底解説!
宣材写真とは?撮り方のコツ・気になる撮影の値段を徹底解説!

そもそも宣材写真とは何か?

普段からテレビで何となく耳にする単語なのでふわっと理解しているようでいざ定義を問われると答えるのが難しいと思います。

オーディション写真との違いは何?アー写は?

芸能活動を目指す方は目的に応じて写真を用意する必要があるためしっかりと違いを理解しましょう。

宣材写真は、世間に公開される!

オーディション写真との決定的な違いが利用目的です。

オーディション写真はその名の通りオーディションを受ける際に履歴書と共に提出する写真です。

オーディション写真を一般の方が目にすることはありません。

一方で宣材写真は芸能プロダクションが自社のタレントをクライアントに売り込む際に使う写真です。

宣材写真はマスコミ向けの写真でテレビでも使われるため一般の方も目にする写真です。

番組でその場にいない人の話題になるとワイプなどで写真が出てくるのを目にすると思いますが、あれが宣材写真です。

宣材写真と混同されがちなのがアーティスト写真、通称アー写です。

アー写は主に音楽活動やモデルと言ったアート系の仕事をする人が使う写真で、ポスターやCDのジャケットの写真としても使われます。

宣材写真で自分のキャラクターを伝える

クライアントは宣材写真を頼りにそのタレントが自分たちの求めている人物なのかを判断します。

宣材写真を撮影する際は自分の性格、キャラクターがしっかりと伝わるかがポイントとなります。

フォーカスも合っているし肌も明るくちゃんと撮れている、いわゆる良い写真イコール良い宣材写真となるわけではありません。

例えば元気が売りのタレントの宣材写真がただの真面目な履歴書写真の様だったらダメですよね?

宣材写真を撮る時は写真で表現したい自分のキャラクターをしっかりと理解しておきましょう。

宣材写真の撮影時のポイント!

宣材写真とは?撮り方のコツ・気になる撮影の値段を徹底解説!
宣材写真とは?撮り方のコツ・気になる撮影の値段を徹底解説!

宣材写真とは何かが分かり、表現したいキャラクターもハッキリとしました。

では実際に宣材写真を撮影する際に気を付けるポイントとは?

履歴書写真と同じ感じで良いの?服はどうしよう?

ポーズはカメラマンに任せて良いの?どういうメイクにすれば良い?まずは基礎的な事を紹介します。

服装は、体形が分かるすっきりとしたものを

主役よりも目立ってしまう派手なロゴが入った服や体形が分からないオーバーサイズの服は避けた方が良いでしょう。

重ね着をしすぎると体形が分からなくなるため、シンプルなコーディネートがおすすめです。

女優やモデルの宣材写真の場合は露出を意識する必要はありませんが手足の長さが分かりやすく綺麗に見える服が好まれます。

また女性の場合は出来るだけ脚を長く見せる為にヒールがある靴が必須となります。

またスタジオで撮影する際は事前に背景紙の色を確認する事をおすすめします。

衣装の色が背景と同じだと同化してしまいせっかくの衣装が台無しになってしまいます。

背筋を伸ばしてリラックスしたポーズで

宣材写真ではバストトップと全身写真の2種類を撮る事が多いですが、いずれの場合でも背筋を伸ばしてリラックスすることが重要です。

一番良い表情を写真に収める上で重要となってくるのが顎の角度です。

写真館などで撮る際に「顎を引いてください」と言われる事が多いと思いますが、撮られる事に慣れていない限り実は顎の角度を意識しすぎるとリラックスすることができず逆に硬い表情になってしまいます。

そういった時は何枚か連続で撮ってもらい一枚一枚徐々に顎の角度や表情を変えると自然な表情を撮ることが出来ます。

ナチュラルメイクが鉄則

宣材写真ではキャラクターを見せるのが大事と書きましたが、けばけばしいメイク、作りこんだメイクが売りではない限りナチュラルメイクが鉄則です。

プロに撮影してもらえば当然美肌修正は行ってくれますが、レタッチする箇所が少ない事に越したことはありません。

そういった意味でも綺麗に写るようなメイクのノウハウがあるプロのメイクさんにお願いするのをおすすめします。

その場合、事前にどういうイメージにしたいかをしっかりと話し合い、撮影日の前にサンプルメイクをしてもらうのも良いと思います。

男性の場合も肌が綺麗に見えるように軽くファンデーションを塗るのもありだと思います。

髭はもちろんの事、眉毛や鼻毛の手入れも忘れずにしましょう。

剃り残しを避けるためにも理容室でシェービングしてもらうのも手だと思います。

また、眉毛の手入れの際に毛を抜いたりすると痕が赤く見えてしまう事があるため、撮影日ではなく事前に行うようにしましょう。

表情を自然に作れるように練習しておこう

宣材写真とは?撮り方のコツ・気になる撮影の値段を徹底解説!
宣材写真とは?撮り方のコツ・気になる撮影の値段を徹底解説!

被写体のベストな表情を引き出すのはカメラマンの仕事です。

しかし完全にカメラマン任せにしてはいけません。良い表情を引き出そうとするカメラマンの腕と良い表情で撮られたいという被写体の気持ちが合わさって初めて自然な表情の宣材写真が撮れます。

まずは自分がどの様な印象の宣材写真を撮りたいかを決め、それに合った表情を練習しましょう。

アイドルなら、笑顔で写ろう!

レアなケースを除いてアイドルなら基本的に素敵な笑顔の宣材写真が良いですね。
ただし笑顔と一言で表しても色々あります。

無理に笑顔を作ると逆にビジネススマイルの様な印象を与えます。

また、笑顔になりすぎると今度は逆に目が細くなってしまう事があります。
硬すぎない柔らかすぎないがポイントです。

モデルや俳優なら口角を上げた控えめな笑顔で、目力勝負も

キリっとした印象を与えたい場合は口角を上げて少し控えめな笑顔を作りましょう。
また、多くの場合男性は笑顔よりも目力を求められる事があります。

そういった場合は笑顔を作ることよりも目力で勝負しましょう。

子供のモデルや、読者モデルなら、笑顔が◎

子供モデルや読者モデルであれば間違いなく笑顔が一番です。

大爆笑はやりすぎですが、にっこり笑顔で微笑むのがとてもいいですね。

特に子供のモデルさんは笑ってなんぼです。

歯は見えてもいいですし、見えないように口角を上げて微笑むのもいいでしょう。

サロンのモデルなら、余裕を感じさせる大人っぽい表情で

サロンモデルであればクールで大人っぽい表情がいいですね。

分かりやすく言うと人を見下すようなイメージです…

というといい方が悪いのですが(笑)モデルさんには結構伝わりやすいので。

本当に見下すと強さ全開になってしまうのでさじ加減が難しいところではあるのですが、

スッと見据えるような感じが素敵でクールでいいですね。

ショーモデルなら、目力のあるキリッとした表情で

ショーモデルと言えばメリハリが大事です。

ウォーキングでもちょっとした仕草でもとにかくメリハリです。

そんなショーモデルのお写真で魅力的に感じるのは目力のあるキリッとした表情です。

相手を睨みつけるまでは言い過ぎですが、キリと見通すような視線には凄みを感じるときもあります。

撮影してても、このモデルさんは目力が凄いと思う事も。

人を魅了させるのは目というのもあながちウソではありません。

応募写真を撮る際はキリッとした表情で撮りましょう。

宣材写真はどこで撮る?撮影方法を値段と内容で比較

宣材写真とは?撮り方のコツ・気になる撮影の値段を徹底解説!
宣材写真とは?撮り方のコツ・気になる撮影の値段を徹底解説!

さて宣材写真の基礎が分かった所で実際に撮りに行きましょう。

芸能事務所に所属している場合はすでに事務所が契約しているカメラマンや社内で宣材写真を担当する方がいますが、そうではない場合は自分で宣材写真を用意しなければなりません。

自撮りはNG

自撮りをアートレベルまでにするプロの自撮りカメラマンもいます。

最近ではSNSに自撮りをアップすることは普通の事なので自撮りに自信があるという方もいると思います。

しかし自撮りが上手い事をアピールしたいといったよほど特殊な理由がない限り自撮りの宣材写真はNGです。

家族や友人に撮ってもらう

自然な表情を引き出すという点では家族や友人に撮ってもらうのというのも良いかもしれません。

まわりで良いカメラを持っている方がいたらつい頼みがちです。

しかしこの「良いカメラ」というのが非常に危険な罠でもあります。

カメラ業界という物は不思議な物で一般の方でもちょっとだけお金を出せばプロと同じあるいはそれ以上のレベルの機材を手にすることが出来ます。
しかし一般の方とプロの大きな違いは構図力とライティング技術です。被写体をどの構図で収めればよいか、どのような光を当てるとその被写体が魅力的に写るか、そのノウハウを持っているのがプロカメラマンです。

結婚式などで良いカメラを持っている友人に写真を頼んで失敗したという方は多いのではないでしょうか?

写真スタジオで撮る

やはり一番安心するのは写真スタジオで撮ることです。

しかしどのスタジオで撮っても良いというわけではありません。

カメラマンや写真スタジオという物はいくつかのタイプに分かれます。

その中でも宣材写真やアー写を専門としている場所で撮るのことが一番です。

宣材写真を専門とするスタジオではメイクの方がいる場合も多いです。

そういったスタジオでは作例をウェブサイトで見る事が出来るので参考にしましょう。

また自分のスタジオを持たない出張カメラマンという形も年々増えています。

出張カメラマンの場合は野外撮影ではなくスタジオでの撮影の場合は撮影料金に加えスタジオ料金が加算される事もありますが、本当に腕がなければ続けていくことが難しい出張カメラマンは平均的に見てレベルが高いです。

出張カメラマンの場合はメイクは別で手配するケースが多いです。

格安で撮影出来るスタジオも

写真をプロに頼むとなると心配になるのが料金です。

料金はそのカメラマンやスタジオによって様々です。

1枚単位で計算する所もあれば1時間のセッションで必ず50枚納品しますというスタジオもあります。

また撮影とは別でレタッチ料金が加算される場合も多いです。

宣材写真を撮る時は最低でもバストアップと全身の2種類は欲しいです。

格安で撮影できるスタジオもありますが、安すぎるというのも考えもので、格安スタジオだとカメラマンの採用基準が低い可能性が大です。

宣材写真、結局どこで撮るのがベスト?

これから芸能界を目指すうえでとても重要となってくる宣材写真です。

出来る限り安く抑えたいという気持ちはわかりますが、やはり家族や友人ではなくプロに撮影してもらうのがベストです。

格安だと6500円ほど、出来れば1万円、1万5千円くらい出せるとよい宣材写真が撮れるはずです。

宣材写真専門のスタジオで撮る場合はメイクの方がいるか、そしてその場合のメイク料の確認を、出張カメラマンに頼む場合はどこで撮影するか、そしてメイクを自分で手配するかなど見積をもらう時に確認するとよいでしょう。

まとめ ミツモアでカメラマンを依頼しよう

宣材写真とは長くお付き合いする物ではありますが、1度しか撮ってはいけないというルールはありません。

これからお仕事がもらえるかが係っている大事な写真ではありますが、緊張しすぎては良い表情で撮れません。

決して安い物ではありませんが、まずは一度遊びに行く感覚で撮ってもらうのも良いと思います。

プロに撮影してもらうとそれだけでテンションが上がり楽しく撮影出来ますよ。

ミツモアでは宣材写真を得意とするカメラマンが何名もいます。プロフィールをチェックして作例が良いと思ったら是非ミツモアへ依頼を出してみましょう!