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顔写真の基本|身分証明書の写真データの作り方

最終更新日: 2024年06月28日

身分証や証明書には顔写真が必要ですが、いざ住民基本台帳カードやマイナンバーカードの発行のために顔写真が必要になっても、顔写真のサイズや服装、髪型など細かいことはよく分からないという人も多いのではないでしょうか?

この記事では、証明書に必要になる顔写真のサイズや顔写真を撮るときの注意点、顔写真をスマホで撮影するアプリなどをご紹介します。

顔写真の写真サイズとデータサイズの基本

顔写真
顔写真データの基本 (画像提供:PIXTA)

顔写真が必要になる証明書は、住民基本台帳カード、マーナンバーカード、免許証、パスポートなどがあり、それぞれ必要な顔写真のサイズは異なります。こちらでは、主な証明書ごとに必要な顔写真のサイズと扱いやすいデータサイズについてご説明します。

基本的な顔写真のサイズ

証明書に必要な顔写真の基本的なサイズは以下の通りです。

  • マイナンバーカード:4.5cm×3.5cm
  • 免許証申請:3cm×2.4cm
  • パスポート申請:4.5cm×3.5cm

住民基本台帳カードは、マイナンバーカードの交付開始により新規交付や更新を終了している自治体が多いようです。

目の位置と全体的な割合

マイナンバーカードやパスポートなど証明書に必要な顔写真は、目の位置や顔の位置など全体的な割合が決まっています。マイナンバーカードやパスポートの申請用顔写真は、縦4.5cmのうち上部4mm程あけること、顔の割合は3.4cm程におさめること、顔が真ん中に配置されていることが決められています。

扱いやすいデータサイズ

扱いやすい顔写真のデータサイズは、最大5MB(メガバイト)までで、JPG・JPEGのファイル形式のデータです。解像度は240×320ピクセル以上がおすすめです。通常の携帯電話やスマートフォンであれば問題ないでしょう。

顔写真を撮影するときの服装

顔写真
顔写真の服装の基本 (画像提供:PIXTA)

証明書用の顔写真を撮影するときにはどんな服装をすればいいのでしょうか?基本的な服装をご説明します。

基本的な服装

免許証やマイナンバーカードは身分証として提示することが多いので、男女ともに清潔感を感じらえる白などの明るい服を着用しましょう。襟のあるベーシックなシャツがおすすめです。パスポート用の顔写真を撮るときには、背景の色と服の色が同じになってしまうと撮り直しになることもあるので、背景と服の色が同じにならないように注意してくださいね。

NGな服装

身分証として使用される免許証やマイナンバーカードに使用する顔写真では清潔感や見る人に警戒心を与えない服装であることが重要です。派手な色の服、奇抜なデザインの服、暗い色の服は避けて、白や明るい色のシャツや女性であればパステルカラーのカーディガンなどがおすすめです。

顔写真を撮影するときの髪型とメイク

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証明書写真を撮影するときの髪形とメイク (画像提供:PIXTA)

証明書用の顔写真を撮影するときには、髪型とメイクに注意しましょう。髪型やメイクの注意点をご紹介します。

顔周りは髪がかからないように配慮

前髪が目にかかってしまう場合は前髪を斜めに流したり、ピンでとめたりして目が隠れないようにします。サイドの髪で顔の輪郭が隠れてしまっている場合は、髪を耳にかけたり、ヘアゴムでまとめて顔の輪郭が分かるようにしましょう。また、髪の毛にボリュームを持たせた髪型は顔の面積が小さくなってしまうので、証明書用の顔写真の規定から外れてしまい使用することができません。髪型はシンプルに、顔に髪の毛がかからない状態にすればOKです。

ヘアアクセサリーに気を付ける

幅の広いヘアバンドや顔や頭の輪郭が分からなくなるようなヘアアクセサリー、装飾はNGです。シンプルなヘアアクセサリーであれば問題ありませんが、「どうしても必要」という場合以外は証明書用の顔写真の撮影の時にヘアアクセサリーはつけないほうが無難です。証明書用の顔写真では顔が分かることが重要なので、おしゃれを気にする必要はありません。

ナチュラルメイクが基本

メイクはナチュラルメイクにします。アイシャドーやリップ、チークは落ち着いた色を選びます。チークはしっかり目に入れると健康的な印象にすることができますよ。派手すぎるメイクはNGですが、すっぴんもNGです。

顔写真を撮影するときの顔周りのアクセサリー

顔写真
顔写真のメガネとアクセサリー (画像提供:PIXTA)

証明書用の顔写真を撮るときに、眼鏡や帽子、アクセサリーはどうしたらいいのでしょうか?顔周りのアクセサリーや眼鏡を着用する時の注意点をご説明します。

眼鏡の注意点

普段から眼鏡をかけている人は、顔写真を撮るときに次の点に注意しましょう。

  • 目に眼鏡のフレームがかかっていないこと
  • フレームが太すぎて、目や顔を覆う面積が多くないこと
  • 証明が眼鏡に反射していないこと
  • 色付きの眼鏡を着用しないこと

眼鏡がずれてしまってフレームが目にかかってしまいがちな人は、証明書用の顔写真を撮影する前に眼鏡がずれないように眼鏡店で調整してもらいましょう。また、フレームが太すぎると顔の輪郭が分かりにくくなるので、フレームが細い眼鏡かフレームなしの眼鏡を使用するといいですね。普段使用する眼鏡のレンズを色付きにしている場合は、色なしレンズの眼鏡を着用するか、眼鏡をはずして作榮しましょう。サングラスは顔を特定できなくなるので、着用できません。

帽子、マスクはNG

頭の大部分が隠れてしまう帽子や顔の大部分が隠れてしまうマスクは着用して撮影できません。顔写真を撮影する日に体調が悪いなどしてマスクが必要であっても、撮影する数分間はマスクを外しましょう。ただ、宗教上や医療上の理由で頭部を布などで覆う写真を使用する場合は、住んでいる市町村に電話することで対応してもらえます。

アクセサリーはいいのか?

大ぶり出なくシンプルで小さいアクセサリーであれば問題はないでしょう。ただし、パスポート用の証明写真は細かい決まりがあり、「大丈夫だろう」と思って提出しても写真を撮り直しになったり、申請が通っても実際に入国審査で質問されたりすることもあるので、証明書用の顔写真を撮影する時にはアクセサリーはつけないほうがいいと思います。

写真映りを気にされるかたはこちらの記事を参考にしてみてください

参考:写真写りで勝つ!男前を作る表情、髪型、ポーズを自撮りで徹底研究

顔写真がNGになってしまう例

顔写真
顔写真がNGになってしまう例 (画像提供:PIXTA)

「せっかく証明書用の顔写真を撮ったのに使うことができなかった」とならないためにも、顔写真がNGになってしまう例を確認しておきましょう。

指定の規格を満たしていない場合

証明書用の顔写真では、全体の割合が細かく指定されています。次のような場合、証明書用の顔写真として使うことができません。

  • 顔が片方に寄っている写真
  • 横を向いている写真
  • 背景に柄があったり、影がある写真
  • 顔が左右に傾いている写真
  • 背景に椅子などがある写真

人物を特定しにくい場合

写真の撮り方や表情、写真の品質によってはNGになることがあります。次のような場合はNGになってしまうので注意しましょう。

  • 目がフラッシュなどで赤くなっている写真
  • 笑顔、目を閉じているなど平常時の表情でない写真
  • 顔に影があったり、光が当たりすぎている写真
  • ピンボケや手振れで人物を特定できない写真

スナップ写真からの切り取り

証明書用の顔写真にスナップ写真は利用できません。ただし、サイズ、規格、背景など証明書の顔写真として使えるように撮影された写真であれば利用可能の場合もあります。撮り直しなどの手間をなくしたいのであれば、始めからプロのカメラマンに依頼したり、証明写真を撮影できる撮影機を利用するほうがいいでしょう。

顔写真をスマホで撮影したい場合のアプリ

顔写真
顔写真を作成できるアプリ (画像提供:PIXTA)

証明書のための顔写真を撮るために写真スタジオに行ったり、スピード撮影機で撮影するのは大変ですよね。「履歴書カメラ」などのスマホのアプリを使えば簡単に証明書用の顔写真を撮影できますよ。

スマホアプリならリーズナブルに顔写真が撮れる

写真館やスタジオで証明書用の顔写真を撮影してもらう場合の料金相場は1,500円から、スピード撮影機で撮影する場合の料金は700円から900円かかりますが、スマホアプリを利用して顔写真を撮影すると必要なのは印刷代のみです。印刷はコンビニで簡単にでき、印刷代は30円から50円ととてもリーズナブルです。自宅にプリンターがあればコンビニ行く手間もありません。

参考:【証明写真の値段を比較】スピード写真、写真館、自撮り、違いは歴然

時間を気にせず顔写真を用意できる

夜中でも自宅で撮影できるので、忙しい毎日を送っている人にぴったりです。たった1分で撮影できるので、「証明書用の顔写真が明日必要」となっても慌てることなく顔写真を用意できます。

何度も撮り直しできる

写真館やスピード撮影機では、「自分が納得いくまで何度も取り直す」ということはできません。ですが、アプリを使えば何度でも納得いくまで取り直しができます。クマを消したり、肌の明るさを補正できるので、自宅できれいな顔写真を撮ることができますよ。

顔写真をイラストに変換できるアプリもある

自分で撮った顔写真をイラストに変換してくれるアプリもあります。「MomentCam」というアプリでは顔写真おしゃれなイラストに変換してくれ、スタンプを作成することもできます。「PORTRA」というアプリは、顔写真を水彩画風のイラストに変換してくれるので、絵のような雰囲気を楽しみたい人におすすめです。

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