こんにちは。カメラマンの岩崎隼人です。最近はインターネットのマッチングサイトで写真撮影の依頼をたくさんお受けするようになりました。男性からのプロフィール写真やポートレート撮影の依頼もたくさん寄せられています。
そんな中、伺うことの多い悩みは、「写真を撮られることに慣れていない。どうすればいいのでしょう?」「どのような表情をすれば写真写りがよくなるのか?男前になるのか?わからない・・・」といったものです。
この記事では、そんな男性のプロフィール写真や旅行写真の撮られ方、写り方のコツについて解説を行っています。「撮る側」も「撮られる側」もぜひご一読くださいませ。
写真写りが悪くなる男性の三大原因
多くの男性は、自分の写真写りがあまりよくないものと考えているようです。少なくとも、過去私に依頼をされた男性のお客様のほとんどはそのように考えていました。
実を言うと、写真写りが悪くなってしまう原因のほとんどは行動的および経験的なものが多く、なおかつ自身で改善できるのです。
1.写真に慣れていない
男性の写真写りが悪くなってしまう理由としてもっとも大きなものがこれでしょう。ほとんどの男性は、写真に対して慣れていないのです。
いかんせん、女性と比較すると男性というのは「撮られる機会」か少ないものです。成人式の前撮りも女性からの依頼数が多く、Instagramに投稿されているポートレートモデルも女性が目立ちます。
このような状況から、世の中の男性の多くは「撮られること」と自分が無縁だという認識があり、それゆえいざその立場に立ってしまうとうまく対応できないのてしょう。
2.表情の作り方
写真に慣れていないという大きな原因は、ほかの小さな要因ともつながっています。男性の場合、撮られるための表情を作るということが苦手な方も多いです。
とくに男性の場合、生活環境などもあってかふだんから表情を作るということをあまり経験されていない方も少なくありません。
プロフィール写真を依頼される男性の多くはそれを自覚しているようで、「どうすれば自然な笑顔を作れるか」と相談を受けることもしばしばです。
3.姿勢
これは女性であってもできていないことが多いですが、モデル経験のない方の多くはうまく「写真に映える姿勢」を作り出すことができません。
どことなく猫背になっていたり首周りにシワができていたり、あるいは緊張して「カタい」姿勢になっていることがよくあるのです。
これは写真への不慣れに加え、ふだんあまり姿勢というものをチェックしていないというのが原因でしょう。自分の姿勢を把握しコントロールするというのは、意外と意識しづらいものてす。
まず、写真に慣れよう
先の項目で述べた写真写りが悪い原因のどれかが当てはまっているという方、かなり多いのではないでしょうか。ある意味、男性共通の悩みとも言えるかもしれません。
写真に慣れ、写りを改善していくためにまず行うべきこととして私がおすすめする方法を、この項目で紹介させていただきます。これからプロフィール写真や婚活写真を撮ってもらうという方はぜひ実践してください。
自撮りからスタート
ほとんどの男性にとっては今まで無縁であったかもしれませんが、「自撮り」こそが写真慣れするもっとも有効な方法です。
自撮りであれば特殊な機材を買わなくとも今すぐスマホでできるのでお手軽ですし、他人に見られることもないため恥ずかしさを感じず遠慮なく何枚も練習できます。
もちろん最初のうちは抵抗があるかもしれません。でも、騙されたと思ってやってみましょう。きっとそのうち楽しくなってくるはずですから。
自分の得意な角度を見つける
撮られた後の写真を見比べると、ものによって顔が違うように感じることはありませんか?実は人間お顔は左右非対称なため、写真を撮る角度によって写りが変わってくるのです。そのため、自分が一番かっこ良く写る角度を把握しておくことが大切なのです。
人間には効き顔があると言われています。写真を撮る時に、この効き顔側を写すことによって表情が豊かに見え、見ている人に親近感を持たせることができます。この効き顔の探し方は簡単で、口角を最大まで上げた時により口角が上がっている方が効き顔になります。
また、一般的には顔の幅が広い方か、目が大きい方を写すとバランスが取れ、写りが良くなると言われています。色々な角度で撮影をしてみて、どの角度が一番綺麗に撮れるのか見つけていきましょう。その際、自分と似ている顔のモデルや有名人がいたら、その方の真似をしてみるのも一つの手です。
様々な表情のバリエーションを試す
得意角度をひとつ発見したのであれば占めたものです。さまざまな表情や構図にチャレンジし、試行錯誤を繰り返しましょう。
得意角度はひとつとは限りません。また別の魅力を引き出せる表情や構図が隠されている可能性も十分にあります。それを積極的に掘り出していきましょう。
こうしたプロセスを一定期間続けていれば、撮られることに対する不慣れさは大きく改善され、プロフィール写真撮影にも大きな自信が湧いてくるはずです。
自撮りアプリは有効か?
最近は自撮りアプリというものが登場しており、それを使えばAIによる加工で写り映えがよくなると言われています。
確かにこうしたアプリも場合によっては有効かもしれませんが、必ずしもよい画にしてくれるというわけではありません。アプリの加工はあくまでも機械的に行われるため、時折まるで人形の顔のように異常な表情になってしまうこともあるのです。
よりクオリティが高くなおかつ自然な写真を撮りたいのであれば、自分の撮影テクニックを磨いていくことを心がけ、アプリの方は時折遊び的に使用するといったやり方がよいのではないでしょうか。
写真を撮る時の表情
プロフィール写真やポートレートを撮影するにあたって、「表情をどうするか」という事柄はとても大事です。
とくに男性の場合、バリエーション豊かな表情になれていない、あるいは目が小さくなって写真写りが悪いといった悩みを抱えていることも少なくありません。
そんな悩みを持つ方々のため、この項目では男性写真における表情の作り方について解説いたします。
写真で目が小さくなる人のための表情の作り方
「写真に撮られた自分は思った以上に目が小さく、性格が悪く見える」と悩まれている方はとくに男性に多いです。
これには「前髪が目に入る」「日光がまぶしい」などさまざまな理由がありますが、無理に笑顔を作ろうとしていわゆる「半目」のような状態になっているという点にとくに注意した方がよいでしょう。
男性の場合、表情づくりへの不慣れからとくに半目ができやすいように感じられます。ですので、目が小さく見えることで悩まれている方は、無理のない表情づくりを心がけてみるとよいでしょう。状況が許すのであれば、ややサイズが大きめのメガネをかけてごまかすのもアリです。
ささやかな笑顔・すまし顔・目線外し
無理のない表情というのはどういったものなのか?たとえばほんのちょっとだけ唇に力を込めるような「ささやかな笑顔」です。力強さはありませんが、とても自然で違和感のないポジティブな表情となります。
また、無表情の状態から目線をやや上目遣いにする、カメラのレンズを見ず遠くの風景などの「すまし顔」「目線外し」なども有効でしょう。
表情づくりに慣れていない男性の場合、モデルのようにあえてはっきりとした顔作りではなく、ほんのちょっとの動作で作れるナチュラルな表情にすることがおすすめです。
敢えて変顔にチャレンジ
これは少々からめ手的な方法ではありますが、あえてふだんは絶対しないようなユニークな表情、いわゆる「変顔」を狙ってみるのも面白いかもしれません。
写真に撮られ慣れていない人の場合、なまじちゃんと表情を作ろうとするとぎこちなくなり、「かたい」「怖い」といったイメージを見る人に与える可能性もあります。
それよりは、テレビに出ているコメディアンやYoutuberのように、あえてオーバーな表情やポーズをしてみると「面白そうな人」「愉快な人」というイメージを与えられることもあります。
自然な笑顔のための表情筋トレーニング方法
表情というのはトレーニングによって柔らかくすることが可能です。一線で活躍しているモデルの多くも、日々そうした訓練を欠かしていません。
1日数分でできる簡単なものとしては、「あ、い、う、え、お」と目と口を大きく開き、はっきり発音すること。これを毎日数回繰り返すことで、顔の筋肉はだいぶほぐれます。
そのほかにも、鏡に向かってかなりオーバー気味に「びっくりした表情」や「爆笑する表情」を作ってみるという運動を毎日続けることで、柔軟な表情を作りやすくなるでしょう。
写真写りを良くするには姿勢も重要!猫背男子注意
旅行写真や自撮り写真を撮影する際は表情にばかり気を取られがちですが、注意すべき点はそれだけではありません。
たとえば、姿勢です。とくに昨今のパソコン全盛時代、かがむような猫背の姿勢になってしまっている方はかなりたくさんおられるので、とくに気をつけるべきです。
猫背以外にもこんな姿勢がダメ!
猫背にならないためにはピンと胸を張るべきですが、張りすぎるのも問題です。不必要にのけぞった姿勢は異常に不自然なだけでなく「なんだかえらそう」「尊大」といったネガティブなイメージを与えます。
また、体の向きを傾け格好のよいポーズをすること自体は別によいのですが、そのために首にシワができて見苦しくなっているということもしばしばです。
そのほか、アゴを引きすぎて睨み付けているような顔になっていたり、力が入りすぎて怒り肩になっていたりなど、写真に慣れていない人は知らず知らずのうちによろしくない姿勢をとっているということがよくあります。
撮影前にイメージトレーニングも
とは言え、いざカメラを前にポーズを撮れと言われても、大半の人は緊張感が勝り、ぎこちない姿勢になってしまうでしょう。
そんなときは、自宅やトイレの鏡を使って「どういった感じでポーズをとるか」といったようなイメージトレーニングを事前に行っておくことをおすすめします。
イメージトレーニングを繰り返えせば撮影に対する心構えもでき、よりリラックスした状態で写真撮影に臨むことができるでしょう。また、姿勢の歪みをはじめとした問題点を事前に見つけ、対策を行うこともできます。
髪型や服装も写真写りに影響する!
男性の写真写りに関して注意を払うべきポイントはまだまだたくさんあります。たとえば、髪型や服装といった身だしなみに関連する事柄です。
ふだんそうした点に気をつけていても、自分ではよいと思っているスタイルが写真写りがよくないといったことが少なからずあるのです。
こんな髪型がおすすめ
写真映えを意識しヘアスタイルを選ぶとすれば「前髪が眉毛にかからない」「清潔感と明るさを感じさせる」ということが重要なポイントとなってくるでしょう。
おすすめの髪型としては、20代のみならず30代でもよく似合うツーブロックのショート、あるいはショートヘアにソフトなパーマをかけてみるといったものが挙げられます。
髪型を変えれば印象はとても大きく変わります。美容室へ赴くだけでなく、ドライヤーやワックスを使って自分なりのイメチェンにチャレンジしてみましょう。
意外と見落としがちな髪の落とし穴
ただし、髪型あるいは髪そのものに問題があった場合、写真に少なからぬ影響を与えてしまいます。髪の小さな問題というのは自分でも気づかないことが多く、撮った後で他人の指摘を受け「しまった!」となることもしばしばです。
もっともありがちなのがフケの蓄積。ふだん髪をいじっていない人はフケ対策も苦手な場合が多いです。そのため、撮影した写真をよくよく見てみると、髪のところどころに白いものが見える・・・といった失敗もよく起こります。
また、ワックスのつけすぎで変にテカテカになってしまったり、固めすぎてカチカチの髪になってしまったというのもよくありません。写真撮影前には適度なヘアセットを行うようにしましょう。
かっこよく写る服装
服装に関しては「これを着るべし!」といったような定番的なものはないと言ってもよいです。大事なのは「写真を見る相手にどのようなイメージを与えるか」ということで、そのイメージに合った服が求められます。
たとえば、やり手ビジネスマンという印象を与えたいのであればスタイリッシュなスーツを着ればいいですし、アクティブでチャレンジ精神が旺盛というイメージを持ってほしいのであれば、明るい色のポロシャツやジーンズがよいでしょう。
カッコいい、神秘的だと思ってほしいのであれば、黒基調の服であってもかまいません。時間と費用に余裕があるのならさまざまな服装を試し、どのイメージがきっちりハマるかを比較してみることをおすすめします。
簡単に実践できる!写りが良くなるコツ
ここまで、写真を撮る時に気をつけたいことや、写りを良くするためにできることなどを紹介してきました。ですがここからは、「今すぐ写りの良い写真が撮りたい!」という方のために、すぐに実践できる写りを良くするコツを紹介していきます。
作っちゃだめ。カメラの前で自然に笑顔になる方法
カメラを向けられ慣れていない方は緊張から笑顔が硬くなったり、真顔になったり、半目になったりしがちですよね。上記で述べたように、カメラに慣れる事によって自然と表情は柔らかくなっていきます。ですが、今すぐ写真が撮りたいという時に、一瞬でカメラに慣れろというのは無理がありますよね。
そんな時はリラックスする事を意識してみましょう。カメラのシャッターを押す前に深く息を吸い、息を吐くと同時に口角を上げると、自然と笑顔になります。
または、カメラのレンズを必要以上に意識しないために、レンズを自分の好きなものや動物、赤ちゃんなどのみていて落ちつく人などに見立てて笑いかけてみましょう。きっと素敵な笑顔がレンズに映るはずです。
斜め上から撮って目ヂカラアップ
写真を撮る際、撮る角度が大事であることは上記した通りです。自分が一番良く写る角度というのは人によって様々ですが、一般的に写りが良くなると言われているのが、斜め上からの角度です。
女性が斜め上から撮ると上目遣いになり、可愛く撮れる事は有名ですが、男性も斜め上から撮る事によって目が大きく、さらに立体感のある写りに仕上げることができます。
斜め上から撮る際のベストな角度は45度と言われています。ご自分の顔でより自信のある側の斜め上から撮るとより一層かっこよく写ること間違いなしです。
光を上手に取り入れる
女性たちが自撮りをする際、携帯に自撮り用のライトをつけているのをみたことある方は多いのではないでしょうか。撮影後の写真に、目の中に光を入れる加工を施す用のアプリも存在するほど、良い写真写りに光は欠かせない存在です。光を味方につけることで、写真写りが格段に良くなります。
光を顔に当てて写真を撮ると、目に光が入り生き生きと写るだけでなく、肌が綺麗に写る効果もあります。また、光が斜め上や、横から入ることによって影が生まれ、顔に立体感が出ます。
写真を撮る際に眉毛を軽く上げるだけで目に光が入りやすくなります。また、白い服を着たり、膝に白い小物を置くだけでもレフ板の効果を果たしてくれますよ。
小物を使ってコンプレックスをなかったことに
頰にぷつっとニキビができていたり、ヒゲの濃さがコンプレックスだったりすると、写真を撮る際に自信が持てず、なかなか良い笑顔になれないですよね。
そんな時は手や、スマートフォンなどの小物でコンプレックスのある箇所を隠してしまいましょう。
また、小物はコンプレックスを隠すだけでなく、写りを良くすることもできます。例えば、大きめのメガネをかけるだけで、小顔効果が期待できます。また、ストールやマフラーもおしゃれ小物としての働きだけでなく、写真写りを良くしてくれる効果も期待できます。白いものならレフ板の効果を果たしてくれたり、濃い色のものなら顔の引き締め効果があります。
小物を上手に使って簡単に写りの良い写真を撮ってみましょう。
プロフィール写真もプロに撮ってもらおう
スマートフォンで自撮りしたようなお手軽なものでなく、より高いクオリティの写真を求めるのであれば、プロに撮影依頼を行うというのもひとつの方法です。
プロに頼むのは少々抵抗があるかと思われますが、実はさまざまなメリットがあり、お金を払う価値は十分にあると言えます。
プロフィール写真撮影専門カメラマンがいます
「わざわざ自分の写真を撮ってもらうためだけにプロを雇うの?」とびっくりされる方もおられるかもしれませんが、実はそれほどおかしいことではないのです。
最近はカメラマンマッチングサイトの登場によって、ポートレートやプロフィール写真、婚活写真の撮影を専門としたカメラマンもたくさんいます。
そのクオリティは素人と比較すると一目瞭然であり、なおかつお値段も1時間あたり1万円~2万円前後と比較的リーズナブルとなっています。
プロに頼むメリット
プロに撮影依頼をする一番のメリットは、なんといっても品質のよい写真を入手できるということ。人物写真、とくに男性写真は撮影にコツが必要ではありますが、プロなら照明や機材を有効活用し、ベストな写りのものを作り上げてくれます。
また、自撮りでは撮影しづらい角度、たとえば身体全体が入った構図やある程度の距離をおいた斜めからの構図で撮影をしてもらえるのもポイントで、よりバリエーションに富んだ画が期待できます。
それに加え、撮影してもらった高品質な写真は名刺やSNS、婚活などさまざまなことに利用できるので、考えようによってはかなりリーズナブルとも言えます。
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岩崎 隼人 - 大阪府守口市南寺方中通