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セントオーガスチングラスは雑草に強く日陰でも育つ!育成の要点解説

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最終更新日: 2023年03月03日

セントオーガスチングラスの特徴は?

セントオーガスチングラスは暖地型芝生のなかでは耐陰性が強く、日陰でも育てやすいのが特徴です。また密集して生えるので、雑草が育ちにくいのもメリット。ただし北海道や東北などの寒冷地で育てるのにはやはり向いていません。

セントオーガスチングラスの値段は?

セントオーガスチングラスは1㎡あたり800~1,000円ほどの値段が相場です。施工も業者に依頼する場合は作業費が1㎡あたり2,000~3,000円ほどなので、合計で約3,000~4,000円/㎡を目安にしましょう。

セントオーガスチングラスの特徴

キレイな芝生

セントオーガスチングラスは天然芝の中でも雑草に強く育てやすいので、家庭の庭で栽培するのにおすすめの品種です。

雑草が侵入しにくい芝生

セントオーガスチングラスは葉や茎が密着して生えるため、雑草が生えるスペースを与えません。

またセントオーガスチングラスには「アレロパシー(他感作用)」が確認されています。アレロパシーとは、植物が放出する化学物質によって、ほかの植物を抑制するという作用。

この作用によって雑草の発生・侵入が抑制されるので手入れがしやすい芝生です。

耐陰性が高く日陰でも育つ

セントオーガスチングラスは西洋芝の中でも暖かい場所を好む「暖地型」に分類される芝です。

ふつうは「暖地型」の芝生は高い気温や乾燥などに強いですが、日のあたらないところでは育ちにくいという特徴があります。

しかしセントオーガスチングラスはほかの種類に比べて耐陰性が高いので、日の当たらない日陰でも育てられる点が魅力です。

野芝や高麗芝が育ちにくくなってしまうような日陰でも、美観を保つことができます。

葉は幅広くふかふかしている

セントオーガスチングラスの葉は、他の種類と比較すると幅広で大きいです。また芝生の中ではやや粗い見た目ですが、密度が高くしっかりとしているので踏圧に強いのも特徴です。

ふかふかとした弾力があり、触ってもチクチク刺さる葉ではないため庭用の芝に適していると言えるでしょう。

セントオーガスチングラスの手入れ方法

芝生バリカンで芝刈り

ここではセントオーガスチングラスの手入れの頻度や、芝刈りの方法を解説していきます。定期的に手入れを行うことで美しい芝の状態を保ち、健やかな生長を促すことができますよ。

夏場は月に1~2回芝刈りを行う

セントオーガスチングラスは暖地型西洋芝であるので5~10月が芝刈りの時期とされています。

特に気温が高くなる夏場は葉の成長速度がいつもより早くなるので月に1~2回ほど芝刈り作業を行います。

芝生の生長速度や状態にあわせて芝刈りを行うようにしましょう。

芝刈りの方法

セントオーガスチングラスは低く刈り込みすぎると、ふかふかとした弾力が失われてしまいます。通常の芝生は草丈2~3cmで刈り込むのがよいとされているので、それよりも少し長めに葉を整えるとよいでしょう。

手入れを行わず伸びすぎてしまった芝生は長さを一度に短くするのではなく、何回かにわけて少しずつ短く刈っていくのがよいでしょう。

芝生の茎には緑と茶色の境目があり、その部分を「生長点」といいます。一気に刈込を行うと芝生を生長点の下で刈ってしまう危険性が高くなります。葉が光合成ができず枯れてしまう原因になるので注意しましょう。

芝生を刈るときは上部から1/3程度までに留めることがポイントです。

関連記事:芝生の正しい手入れ方法!必要な道具や年間スケジュールを紹介|ミツモア

夏場は水やりを忘れずに

セントオーガスチングラスは地面から10~30cmほどのところまで根を伸ばします。日が当たりすぎて土が乾くと根から水を吸収することができず、生長が妨げられてしまいます。

特に夏は天気が良く、気温も高い日が続くのでこまめに水をやることが大切です。

また芝生を張った直後は芝が完全に根付いていないので、十分な水分を吸水することができません。乾燥を防ぐためにたっぷりと水をやるようにしましょう。

セントオーガスチングラスを育てるときの注意点

セントオーガスチングラスは寒さに弱い芝生です。

セントオーガスチングラスには寒さに弱いという特徴があり、暖かい気候の場所で育てないと枯れてしまうこともあります。

ここではセントオーガスチングラスを元気に育てるための注意点を紹介します。

耐寒性が低く育たない地域がある

「暖地型」芝のセントオーガスチングラスは、25~35℃の気温でよく育ちます。反対に寒い場所は苦手なので冬場に10度を下回るような寒冷地では育ちにくいでしょう。

セントオーガスチングラスは基本的に関東以南の温かい地域で育てるのに適した種類のため、育てる際には自分が住んでいる地域の気温を確認する必要があります。

気温が15℃になると成長が止まり、12℃以下になると休眠し、10℃以下では成長が止まって枯れてしまうので注意しましょう。

【寒冷地に適した芝生は?】

北海道から東北などの寒冷地では、寒地型の西洋芝がおすすめです。ベントグラス類やブルーグラス類、フェスク類などの種類があって、0℃以下でも枯れることはありません。ただし夏の直射日光によって夏枯れしてしまうこともあるので、メンテナンスが面倒であれば「野芝」や「三種混合種」を選ぶとよいでしょう。

除草剤は枯れる原因に

雑草の手入れをする際に除草剤を使用したいと考える方もいるでしょう。しかしセントオーガスチングラスに除草剤を使うのは禁物です。

セントオーガスチングラスは除草剤の成分に弱く、薬剤を使ってしまうと葉が枯れてしまうこともあるため注意が必要です。基本的に雑草が生えにくい芝ですが、もし生えてしまったら手で丁寧に摘み取るようにしましょう。

セントオーガスチングラスを美しい状態で保つためには、薬を使わず手で手入れをすることが重要なポイントです。

どの芝生を選ぶと良い?セントオーガスチングラスとその他の芝を比較!

セントオーガスチングラス以外にも芝生の種類は様々

自分がどのような気候の土地に住んでいるかによって適した芝が変わるため、まずは暖地型か寒地型のどちらが合うか検討してみるとよいでしょう。

品種名 種類 寒暖 生息地域 管理難易度 価格相場
高麗芝 日本芝 暖地型 関東以南 普通 1平米:2,000円
セントオーガスチングラス 西洋芝 暖地型 関東以南 普通 1平米:800~1,000円
バミューダグラス 西洋芝 暖地型 関東以南 難しい 種子1㎏:4,000円以上
ベントグラス 西洋芝 寒地型 北海道・東北 難しい 種子1㎏:6,000円以上

日本では初心者でも育てやすい野芝や高麗芝などの日本芝が人気ですが、葉の色合いの美しさや緻密な印象から西洋芝を好む人も少なくありません。

西洋芝は、芝生の生育気温によって「暖地型」と「寒地型」に分かれます。

関連記事:芝生のおすすめ種類と選び方!手入れが楽でガーデニングにピッタリの強い天然芝を紹介|ミツモア

暖地型西洋芝の特徴と種類

暖地型の西洋芝は暖かい気候で育ち、暑さや日光、乾燥にも比較的強いのが特徴です。また葉が強いため踏まれてもへたりにくい丈夫さがあります。

種類としてはサッカー場などの競技場やゴルフ場などの芝生に使われることが多いバミューダグラスやティフトンが有名です。

耐陰性の高いセントオーガスチングラスと比べて、これらは日陰に弱いため暖かく太陽光の当たる場所に適しています。

寒地型西洋芝の特徴と種類

寒地型の西洋芝は、暑さに弱く関東以南には適さない芝生です。気温の低い生育環境を好み、繊細で柔らかな葉の種類が多いため、美しい芝生の庭を作りたい寒冷地の人に好まれています。

ゴルフ場のグリーンに使用されることが多いベントグラスや、寒い地域の公園や庭作りに欠かせないブルーグラスが有名です。

関連記事:芝生の上手な張り方!適した時期から張り方の種類、手入れ方法も紹介|ミツモア

セントオーガスチングラスはどこで買える?

庭でセントオーガスチングラスを育てたいけど、どこで買えるのかわからないといった方もいるのではないでしょうか。

ここではセントオーガスチングラスの芝や種を購入する方法や価格を紹介します。

セントオーガスチングラスはネット販売が主流

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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セントオーガスチングラスはネット通販やホームセンターで購入することができます。

ただしネット販売が主流でホームセンターでの取り扱いは少ないようです。またセントオーガスチングラスの場合、ネットでは種ではなく苗の状態で販売されていることが多くなっています。

セントオーガスチングラスの芝生は約800~1,000円/㎡で販売されています。

ホームセンターに置いていない場合は、取り寄せてもらえることもあるので相談してみるとよいでしょう。

芝生の施工を依頼するときの費用相場は?

芝張り業者

家庭で芝生の張り替えを依頼するときは、下地作りを含めて施工費用が2,000~3,000円ほど、セントオーガスチングラスの価格が800~1,000円/㎡ほどです。

つまり合計で約3,000~4,000円/㎡以上程度かかるのが一般的です。

たとえば8㎡(2m×4m)程度の庭に施工するのであれば24,000~32,000円、15㎡(3m×5m)ほどであれば45,000~60,000円ほどが目安となります。

レンガ造りを組み合わせたり、一部を砂利にしたりする場合は、施工費が高くなるので注意しましょう。

また作業費は、施工を依頼する業者によっても料金設定が違います。なるべく安い業者を選ぶには、相見積もりがおすすめです。

なるべく安く依頼するコツ

なるべく安く依頼するには相見積もりをすることがオススメ。相見積もりとは複数の業者からまとめて見積もりを取って、料金やサービス内容を比較すること。

基本的に3社以上を見比べることで、自宅の施工条件に合った適正相場が分かってきます。2社だけを比べると、価格に違いがあったときに「どちらが適正料金か」が分かりにくいので注意してください。

また見積書を見比べるときは、料金の安さだけではなく、以下のポイントをチェックしてみてください。

  • 見積書は一式料金ではなく、項目ごとに単価が書かれているか
  • 施工業者の実績は公開されているか
  • 対応が丁寧か

もっとも大切なのは総額だけではなく、項目ごとに単価と料金が明確かどうかです。

芝生を張る場合は、少なくとも「セントオーガスチングラスの本体価格」と「作業費」とに分かれている見積書になるはずです。

もし仮に「芝生張り替え(一式)」という項目に総額しか書かれていない場合は、どこまでが標準工事に含まれているのかが不明瞭で、あとから追加工事が必要になる可能性もあります。

またキレイな庭を造るためにも、業者のホームページなどを参考にしてこれまでの施工実績を見てみましょう。写真付きで芝生の施工実績を公開していれば、業者が完成度に自信をもっていることが分かります。

見積書をもらったり依頼したりするときの対応も大切です。庭はキレイになっても、実際に来た業者の態度が悪いとなんだかやりきれない気持ちになってしまいます。「対応がいいか」という点は、利用者の口コミや評判を確認してみましょう。

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