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ゴミ屋敷を片付ける費用はいくら?安くする方法や業者選びのコツとは

最終更新日: 2023年11月28日

ゴミ屋敷の清掃費用はゴミの量によって変わります。ゴミが増えるほど稼働する作業員の数、トラックの台数、作業日数などが増えるため、費用も高額になるのが一般的です。

記事内ではゴミ屋敷清掃・片付けの費用相場や、安く抑えるコツも詳しく紹介します。

何より重要なのは、ゴミ屋敷を生み出さないことです。ここではゴミ屋敷になってしまう原因や予防策についても触れるので、「いつの間にか足の踏み場がなくなっていた」という方も参考にしてみてください。

【ゴミの量別】ゴミ屋敷清掃の費用相場

ゴミ屋敷

ゴミの量別に応じた片付け費用の目安は以下の表のとおりです。

ヒザ上までゴミがある(50cm前後):3万~28万円

部屋の広さ 費用相場
1R・1K 3万~8万円
1DK・2K 5万~11万円
1LDK・2DK・3K 11万~15万円
2LDK・3DK・4K 15万~25万円
3LDK・4DK 15万~28万円
4LDK~ 20万円以上

上記はヒザ上まで(50cm前後)ゴミがある場合の清掃にかかる費用相場です。ゴミの種類によっても費用相場が異なるので、必ず業者から見積もりをとり、何にいくらかかるのか把握しておくようにしましょう。

背丈までゴミがある(150cm~):20万~150万円

部屋の広さ 費用相場
1R・1K 20万~50万円
1DK・2K 50万~70万円
1LDK・2DK・3K 70万~90万円
2LDK・3DK・4K 90万~120万円
3LDK・4DK 120万~150万円
4LDK~ 150万円以上

上記は、背丈までゴミがある場合(150cm以上)の費用相場です。この場合は車両費や作業人数が多くなってしまうため、費用も高くなりがちです。

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【間取り別】ゴミ屋敷清掃の費用相場

悩む女性

間取りに応じた片付け費用の目安は以下の表のとおりです。

間取り
作業人数
時間
費用目安
1K・1R 2人 1~2時間 3万5,000円~
1DK 2人 2~3時間 5万5,000円~
1LDK 3人 2~4時間 8万円~
2DK 3人 3~5時間 10万円~
2LDK 4人 2~6時間 14万円~
3DK 4人 2~7時間 16万円~
3LDK 4人 5~8時間 18万円~
3DK 5人 5~9時間 20万円~
4LDK 5人 8~10時間 22万円~

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【トラックの積載量別】ゴミ屋敷清掃の費用相場

不用品回収業者

ゴミ屋敷の片付けにかかる料金はゴミの量やかかる時間で決まるため、間取りだけでは見積もりにくいです。そのため一般的に業者は、トラックの積載量で費用の目安を提示してくれています。

  • 軽トラック
    3~4万円程度です。段ボール25箱程度の量しか載せられず、ゴミが多いと全てを回収できません。
  • 2トントラック
    5万〜8万円程度です。段ボール100箱程度を載せられるため、1人暮らしのゴミ屋敷はほとんど片付けられるでしょう。
  • 4トントラック
    20~30万円程度です。4トントラックではなく、2トントラック2台で作業する業者もあります。

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ゴミ屋敷片付けの作業・料金事例

①部屋の床一面がゴミで埋まっている場合

ゴミ屋敷清掃の事例写真(東京品川リサイクルセンター様)

料金 8~10万円
作業時間 4時間
作業人数 3人

部屋全体がゴミで埋まり、足の踏み場がない状態のお部屋の片づけを行った事例です。

不用品の撤去の他、以下のような作業も行っています。

  • 壁に発生していた虫の駆除
  • 放置されていた飲食物の清掃
  • 個人情報にかかわる所持品の処理

②一軒家全体がゴミで埋まっている場合

ゴミ屋敷清掃の事例写真(おたすけ太郎様)

料金 約20万円
作業時間 6時間
作業人数 4~5人

一軒家全体がゴミで埋まっている場合の作業事例です(写真はそのうちの1部屋)。

5部屋ほどが大量の不用品で埋まっている状態から、4~5人で6時間かけて撤去を行っています。

ゴミ屋敷清掃の料金が高くなる要因

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷の片付け・清掃費用が相場よりも高くなってしまう要因は主に以下の3点が挙げられます。

  • ゴミの分別に時間がかかる
  • 食べ物・生ゴミが多い
  • 立地や建物の構造上、作業に時間がかかる

ゴミの分別に時間がかかる

ゴミの分別方法は自治体によって異なります。分別種類が多い自治体であれば、ゴミを捨てる時に手間がかかり、業者の作業時間が長くなってしまいます。

自分である程度ゴミの分別をしておけば業者の手間が少なくなり費用を抑えることができます。しかし、ゴミの分別をしていないと業者の手間が増え費用は割高になる可能性が高いです。

食べ物・生ゴミが多い

ゴミの種類に食べ物系が多い場合は、虫が大量に発生していたり、臭いがひどかったりするケースが考えられます。そのためゴミを処分した後、部屋の清掃が必要となり料金が高額になってしまいます。

立地や建物の構造上、作業に時間がかかる

  • 【2階以上】エレベーターがない
  • 近隣にトラックが駐車できない

マンションやアパートの清掃時、2階以上で作業になることが多く、エレベーターがないと業者が1階まで自力で運ぶ手間がかかります。そのため、料金が高額になってしまうのです。

また近隣にトラックの駐車ができない場合も費用が上がる可能性があります。別の場所で駐車場代が必要になったり、トラックまでゴミや荷物を運ぶ手間賃がかかったりするためです。

ゴミ屋敷清掃の費用を安くするコツ

物の多い部屋

ゴミ屋敷の片付けは数万~数十万円単位でお金がかかってしまいます。できるだけ安く片付けを依頼する工夫を4点紹介します。

  • 自力でできる限りゴミを片づける
  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 綺麗な状態の不用品を買い取ってもらう
  • (生活保護を受給している方)補助金を利用する

①自力でできる限りゴミを片づける

できる範囲まで自分でゴミを片づけることで、業者の作業時間が短くなり費用を安くすることができます。

ゴミの分別をするのが難しいという方は、「要るもの」と「要らないもの」を分けておくだけでも費用を抑えることができます。少しでも良いので、できる範囲まで清掃しておきましょう。

②複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることで適切な費用相場を把握し、その中から安い業者やサービス内容が良い業者を選ぶことができます。

1社からしか見積もりを取らないと、「安いと思っていた業者が実は割高だった」と後から気づいて後悔することも。

「なるべく安いところに問い合わせたい」場合は、ぜひミツモアを利用してみてください。最大5件の見積もりが無料で届き、利用者の口コミも確認することができます。

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③綺麗な状態の不用品を買い取ってもらう 

ゴミ屋敷清掃では、綺麗な状態の不用品を業者が買い取ってくれることがあります。たとえばブランド物のバッグや小道具類・アクセサリー類は買い取ってくれる可能性が高いです。家電製品や家具も買い取り対象です。

買い取りできるものは業者が買い取り、買い取り額を請求費用から引いて最終的な金額を出してくれるので、思ったより安く済むことがあります。

④(生活保護を受給している方)補助金を利用する

生活保護を受給している方は、ゴミ屋敷の清掃費用を自治体が負担してくれることがあります。補助金支給の条件は以下の通りです。

補助金支給の条件
  • 借家や県営団地などに住んでいる
  • 単身者である
  • 病院や介護施設への入院、福祉施設への入所、職業能力開発校に通学している(する見込み)
  • 入院期間が6カ月以上であること、6カ月を越えそうな見込みであること

しかし、これらの条件を満たしていなくても例外的に補助金の支給が認められるケースがあります。まずは、お住いの自治体に問い合わせて補助金が支給されるか確認するようにしましょう。

たとえば母子家庭で母親が入院してしまうケースや、ゴミ屋敷には2人で住んでいるけれど2人とも入院してしまうケースなど、やむを得ない事情の場合です。

どんな家にもゴミ屋敷になる…その原因とは

ゴミ屋敷になるリスクはどの家にもあります。ゴミ屋敷の主といっても、必ずしもすべての人がだらしなかったり、きれい好きではなかったりするわけではありません。何らかの原因があって、意図せずゴミ屋敷を生み出すケースがほとんどです。

本人の意図に反してゴミ屋敷となった場合、「恥ずかしい」「近所や家族に知られたくない」と悩んでいる方もいます。

なぜ本人が気づかないうちにゴミ屋敷が作られていくのか、主な原因として次の3つがあげられます。

  • もったいないと思ってしまう
  • 体力が低下してゴミ出しができない
  • 認知能力が低下している

もったいないと思ってしまう

1つ目の原因は、本人がモノを捨てること自体に抵抗感をもっていることです。まだ使えるモノを捨てるのはもったいないと感じたり、捨てることに罪悪感を覚えたりします。

モノを大事にしている方や、いつか使うときのためにとっておこうと思っている方が陥りやすいケースです「もったいない」と不要なものを溜め込んでいくうちにモノが増えてしまい、ゴミ屋敷に発展します

体力が低下してゴミ出しができない

2つ目の原因は、老化などによる体力の低下によって、ゴミ出し自体が困難であることです。ゴミ出しは地区ごとに決められた曜日や時間帯に、指定の場所まで持って行かなくてはなりません。一部のエリアを除くと朝のわずかな時間でゴミ出しを行う必要があります。

体力が低下した方にとって、負担が大きな作業になります。頑張って出そうと思っても、指定場所に着くころには回収が終わっていたり、重くて持ち運べなかったりします。

周囲に頼れる人がいれば、ゴミ出しを代行してもらうことが可能です。しかし、誰も頼れる人がいなければ、ゴミを出したいと思っていてもスムーズに出せず、ゴミ屋敷化するまで溜め込んでしまうことがあります。

認知能力が低下している

3つ目の原因は、高齢化などによる認知能力の低下です。ゴミ出しは前述のとおり、地区ごとに指定日や時間帯、場所が決められています。認知能力が低下していると、以前まで覚えていられたゴミ出し関連の情報を思い出せなくなり、スムーズにゴミ出しができなくなることもあります。

スムーズにゴミ出しをできないうえ、場合によっては新しく買い込んでモノを増やすため、ゴミ屋敷化するのが特徴です。家族やヘルパーなど、日常的にサポートできる人が近くにいない場合は、こまめに様子を見に行くなど注意する必要があります。

ゴミ屋敷をそのまま放置するリスク

費用はどうしてもかかりますが、ゴミ屋敷を放置するわけにはいきません。ゴミ屋敷を解消せずに放置していると、さまざまなリスクが生じます。

ゴミ屋敷を早めに対処すべき理由として、5つのリスクがあげられます。

  • 火災発生のリスク
  • 健康被害のリスク
  • 悪臭のリスク
  • 害虫・害獣のリスク
  • 行政指導のリスク

火災発生のリスク

ゴミ屋敷は、食べ物の腐敗によって発生したガスなど、引火しやすいものが多い危険な場所です。他の家よりもモノが多いこと自体、火が付きやすいもの、燃え広がりやすいものが密集しているともいえます。

一度火が付くと短時間で燃え広がりやすいため、通常はボヤで済むような火種でも大きな火災に発展しかねません。同居家族のみならず、近所の住人や家屋にも被害が出てしまうおそれがあります

火災発生のリスクを軽減するためにも、ゴミは早めに片付けて引火しやすいものを減らすことが重要です。

健康被害のリスク

ゴミが溢れた場所で生活すると、健康被害のリスクも生じます。生ごみや食品のパッケージなどは、時間が経てば腐敗して雑菌が繁殖したり床や家具を汚染したりします。

部屋の中が不衛生になり、アレルギーやぜんそくの原因になることもあれば、食中毒を起こす可能性もあるため、早急な対処が必要です健康に生活するためにも、ゴミ屋敷は早めの解消が望ましいといえます。

悪臭のリスク

ゴミ屋敷が近隣にバレる理由のひとつが悪臭です。ゴミがたくさんあると、中身が腐敗して悪臭の原因となります。ゴミ屋敷化すると生ごみなどのゴミも多く混ざるため、暑い時期は腐敗が進み、ひどい悪臭が漂うこともあります。

悪臭は住人のみならず、近所の住民にとっても生活クオリティを下げる要因です。放置すれば近隣トラブルの原因となりかねません。

害虫や害獣のリスク

ゴミは、ダニやハエ、ゴキブリ、ネズミなどの害虫や害獣を呼び寄せる可能性もあります。ゴミから発生するにおいで寄ってきたり、熱や影など居心地の良い空間を好んで棲みついたりします。

害虫や害獣は、悪臭や雑菌の繁殖を引き起こす要因のひとつです。放置すれば糞尿で部屋の中がさらに汚れ、病気を引き起こすおそれがあります。

ゴミ屋敷に呼び寄せられた害虫や害獣は、近隣への被害も及ぼします。被害が深刻化する前にゴミ屋敷を解消して、害虫や害獣が住み着かない環境を整えることが重要です。

行政指導のリスク

近年はゴミ屋敷を問題視する自治体も多く、ゴミ屋敷条例が施行されています。悪臭や外観、害虫・害獣など近隣への影響が出ているゴミ屋敷は、行政指導の対象となる可能性があります

行政指導の対象となれば、助言や指導、勧告が行われ、改善が見られない場合は強制的にゴミを撤去することがあります。強制撤去といっても、費用を自治体が出してくれるわけではありません。強制撤去であっても費用負担は住人であり、場合によっては自分たちで片付けるよりも高い費用を請求されます。必要なものなども容赦なく撤去されるため、デメリットしかありません。

大切なものを分けて残すためにも、行政指導の対象となる前に、住人自ら解消できるように行動することをおすすめします。

ゴミ屋敷の当事者に片付けを納得してもらうポイント

実家がゴミ屋敷化している場合は、所有者である親にきちんと納得してもらったうえで片付けましょう。良かれと思ってやったことでも、強引な片付けはトラブルを招きます。

説得時に納得してもらうためのポイントは、次の3つです。

  • 親の生活に変化があったタイミングで説得する
  • 親の意見を聞き入れてしっかり話し合う
  • 信頼できる人や自治体に協力してもらう

親の生活に変化があったタイミングで説得する

要介護になったときや、怪我で生活が不自由になったとき、ヘルパーや訪問介護の利用が決まったときなど、親の生活に変化があったときに説得するのがおすすめです。

新しい生活に移行するタイミングで片付けを提案すると、「ひとりじゃ管理できないから」「他人(ヘルパー・介護士)に見せられないから」と説得を聞き入れてもらえる可能性が高まります。

ゴミを片付ける必要性を本人が感じるようなタイミングを見計らって説得することがポイントです

親の意見を聞き入れてしっかり話し合う

一方的に片付けを押し付けると、なかなか納得してもらえなかったり、かえって頑なに拒否したりするようになります。まずは片付けたくない・片付けられない理由を聞き、親の立場になって考えながら優しく諭すようにしましょう

自分は親の味方であること、このままで生活することは心配だということを真摯に伝えます。責めるような言葉や口調にならないように配慮することが大切です。

信頼できる人や自治体に協力してもらう

中には、子どもからいわれることに抵抗がある方もいます。子どもの意見に耳を傾けてくれないときは、信頼できる親族に相談すると解決できることがあります。

対等に話ができる間柄の人なら、説得を聞き入れてくれるかもしれません。それでも解決しない場合や、すでに健康被害や近隣住民とのトラブルが生じている場合は、早期解決のために自治体へ相談することもおすすめします。

ゴミ屋敷の清掃を業者に依頼するメリット

メリット

ゴミ屋敷の清掃を業者に依頼すると、以下の4つのメリットがあります。

  • 手間をかけずに簡単に大量のゴミを処分できる
  • 短期間で綺麗な部屋に生まれ変わる
  • ゴミ清掃だけでなく、ハウスクリーニングまで行ってくれる
  • 近所に迷惑がかからない

手間をかけず簡単に大量のゴミを処分できる

ゴミ屋敷の清掃をプロに依頼する最大のメリットは、手間をかけず短時間でゴミ屋敷を清掃できることです。

自分でゴミ屋敷を清掃するとなると、ゴミの仕分けと掃除を合わせて、1部屋あたり1日以上かかってしまいます。しかし、業者であればゴミ屋敷の清掃について精通しているため、手際よく作業をすすめてくれるでしょう。

短期間で綺麗な部屋に生まれ変わる

自分でゴミ屋敷を完全に綺麗にしようとすると、1週間以上かかることが多いため、途中で断念して再びゴミ屋敷に戻ってしまうことも。

業者に清掃を依頼すれば住居が一気にキレイになるので、居住者にとっても心機一転する機会となり、もとのゴミ屋敷状態に戻りにくいメリットがあります。

ゴミ清掃だけでなく、ハウスクリーニングまで行ってくれる

ゴミ屋敷のゴミを片づけるだけで部屋が綺麗になることはありません。ゴミの片付けと共にハウスクリーニングを行う必要があります。また、害虫や害獣が棲みついている可能性もあり、除菌や消臭・害虫駆除まで必要になることも。

ゴミ屋敷清掃の業者に依頼してしまえばゴミの片付けと共にハウスクリーニングや除菌・消臭・害虫駆除まで綺麗に行ってくれます。

近所に迷惑がかからない

ゴミ屋敷の清掃を始めると、大量のゴミをまとめて捨てることになるため、ゴミ捨て場があふれかえり、近所の迷惑になってしまうことがあります。また、分別によっては月に2~3回しか回収されないゴミも発生するので、その期間ずっとゴミを捨てられないという欠点もあります。

業者に依頼すれば一度にゴミを回収してもらえるので、わざわざゴミ捨て場に捨てる必要がなく、近所の迷惑になることもありません。

ゴミ屋敷清掃業者の選び方とは?

清掃代行業者

状況 依頼先
早くゴミ屋敷を清掃したい
  • ゴミ屋敷清掃業者
  • 不用品回収業者
費用を浮かせてゴミ屋敷を清掃したい
  • 自治体
    ※自治体によって対応が異なる

ゴミ屋敷の清掃を依頼する先は「ゴミ屋敷清掃業者」「不用品回収業者」「自治体」の3つです。基本的に「ゴミ屋敷清掃業者」か「不用品回収業者」に清掃を依頼するケースが多いですが、自治体によってはゴミ屋敷の清掃に協力してくれることがあります。

自治体に依頼する場合は、事前に「ゴミ屋敷の清掃に協力してくれるのか」「費用は安くなるのか」という点を確認しておきましょう。

以下で業者の選び方について紹介します。

①複数の業者から見積もりをとる

ゴミ屋敷の清掃では複数社から見積もりを取ることが重要です。見積もりが1社だけだと、それが高いのか安いのか分からず、後からもっと安く依頼できる業者がいると知って後悔することも。

見積もりを取った際は、工事内訳が詳しく書かれているかについても確認してください。安ければ良いというわけではなく、見積もり書の中に詳細(車両費や回収費など)が書いてあり、妥当な金額かどうかが大切です。見積もりが詳細に書かれていない場合は「なぜこの金額なのか」を必ず聞くようにしましょう。

見積もり書の詳細を確認しよう

車両費
  • トラックの使用
  • ガソリン
  • 高速道路利用
  • パーキング利用
人件費
  • 作業スタッフ1人あたりの作業料金
収集運搬費
  • ゴミの回収と運搬
  • クリーンセンターへの持ち込み
処分費
  • 仕分け、分別作業
  • 回収したゴミの処分

上記の内容が全てかかれている見積もり書であれば、信頼できる業者の可能性が高いでしょう。もし書かれていない場合は、業者に見積もりの詳細を確認することが大切です。不要なオプションがつけられていると、料金が割高になってしまいます。

ゴミ屋敷片付け・清掃の無料見積もり

②資格を持っているか

ゴミ屋敷清掃のプロと認められた業者は「ゴミ屋敷清掃士」という資格を持っています。

ゴミを回収するだけであれば誰でもできますが、ゴミ屋敷には害虫や害獣など別の問題が発生していることも多いです。状況に合わせて正しい対処をしつつ要領よく片付けていくためには、資格を持ったプロが在籍しているかどうかも大事なポイントです。

また、無資格の業者の中には回収した不用品を不法投棄をする悪徳業者も存在します。そのため、不用品を回収する資格である「一般廃棄物収集運搬業許可」の資格を持っているかも確認しましょう。

③アルバイトではなく専門スタッフが担当してくれるか

ゴミ屋敷清掃を依頼する業者の中には、短期アルバイトを作業員として雇っていることがあります。できれば専門的な知識・技術をもつスタッフの方が質の高いサービスを受けることができるため、専門スタッフだけが作業を行ってくれる業者を選びましょう。

ゴミ屋敷の片付け・清掃の流れ

ゴミ屋敷清掃業者

ゴミ屋敷清掃の流れ
  1. 事前調査
  2. 機材搬入
  3. 養生(ゴミの運搬で汚れたり傷が付いたりしないようにする作業)
  4. ゴミの回収
  5. 必要な物と不要な物の分別
  6. 不用品回収
  7. 危険物や産業廃棄物の回収
  8. 作業場所の簡易清掃(プランによってはハウスクリーニング)
  9. 不用品をトラックへ積み込み
  10. 養生撤去
  11. 依頼主への作業完了報告

上記以外にも業者によってさまざまなオプションがあります。たとえば賃貸アパートやマンションの撤去であれば、原状回復までのクリーニングをしてくれるところも。

複数の業者から見積もりを取ると業者の作業内容を比較でき、優良業者に依頼することができます。見積もり書に気になる点があれば必ず質問しておきましょう。

ゴミ屋敷の片付けをプロに依頼する

費用の支払いが難しい場合の対処方法

困る女性

一括で支払いすることが難しい場合には、分割払いに対応してくれる業者を選ぶのがおすすめです。

精神面などの不調が原因となり、生活保護を受けている場合は、自治体から補助金が支給してもらえることがあります。支給条件に該当するかどうかはお住いの自治体に確認してみましょう。

また、できるだけ自力で部屋の掃除をしておくと、費用を浮かせることができます。記事内で「費用を安くするコツ」についても紹介しているのでぜひ参考にしてみて下さい。

ゴミ屋敷の片付けは清掃業者に依頼を

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ゴミ屋敷の片付けや清掃は、1~2年に1回プロに依頼することで、清潔に保つことができます。

ゴミ屋敷の片付けや清掃のプロを探すときは、暮らしにまつわるサービスのプロが多数登録する「ミツモア」を使ってみてはいかがでしょうか。

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料金・口コミ評判を比較して選べる

見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。

口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。

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契約前にサイト内のチャットで事業者と直接メッセージのやり取りをすることも可能。事前に見積もり内容に関する質問や相談ができるので、不安を解消した上でお仕事を依頼できます。

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