ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は30,000円~99,000円(※)です。ゴミの量や間取りによって料金は変動します。


ゴミ屋敷の片付け費用を安く抑えるためには、自分や家族で片付けをするほかにも、安く作業をしてくれる業者に依頼することも重要です。
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの成約価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
ゴミ屋敷の片付け費用のシミュレーション
※ ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格から算出(2024年1月1日~12月31日)
※ シミュレーションのゴミ屋敷の片付け料金は、実際の見積もり価格とは異なる場合があります。
ゴミ屋敷の片付け費用の事例
実際にミツモアでゴミ屋敷を片付けた事例を2件紹介します。
① ワンルームマンションの床一面がゴミで埋まっている

ワンルームマンションの部屋で、床一面にゴミが埋まって足の踏み場がない状態を片付けたケースです。
1人暮らしを始めてから1年未満でゴミが溜まりはじめました。不用品の撤去の他、以下の作業も行っています。
- 壁に発生していた虫の駆除
- 放置されていた飲食物の清掃
- 個人情報にかかわる所持品の処理
長期間ゴミを放置しているときは脱臭や除菌処理などを行う必要があります。脱臭・除菌作業を行うと作業人数が増えるため、料金も高くなります。
| 部屋の間取り | 1R |
| 料金 | 7万円 |
| 作業時間 | 2時間 |
| 作業人数 | 3人 |
② 3LDKの一軒家がゴミで埋まっている

3LDKの一軒家でゴミが埋まっている場合の作業事例です。写真はそのうちの1部屋を紹介しています。
5部屋ほどが大量の不用品で埋まっている状態から、5人で6時間かけて撤去を行いました。
片付け費用は40万円ですが、ゴミの種類やスタッフの人数によっては40万円以上かかる場合があります。予算は余裕をもって40万〜60万円の範囲としておきましょう。
| 部屋の間取り | 3LDK |
| 料金 | 40万円 |
| 作業時間 | 6時間 |
| 作業人数 | 5人 |
ゴミ屋敷の片付け費用の相場
ゴミ屋敷の片付け費用は、ゴミの搬出量や搬出するもの、オプション作業の有無によって変動します。
ゴミの搬出量別ゴミ屋敷片付け費用の相場
| 搬出するゴミの量 | 費用相場 |
|---|---|
| 0~1㎡(乗用車約1台分/作業員1名) | 13,500円~17,330円 |
| 1~3㎡(軽トラック約1台分/作業員1名) | 17,600円~23,000円 |
| 1~3㎡(軽トラック約1台分/作業員2名以上) | 21,000円~27,500円 |
| 3~5㎡(1tトラック約1台分/作業員2名以上) | 31,900円~40,000円 |
| 5~10㎡(2tトラック約1台分/作業員2名以上) | 45,000円~57,480円 |
| 10~20㎡(2tトラック約2台分/作業員2名以上) | 80,000円~100,000円 |
| 20㎡~(2tトラック約3台分/作業員2名以上) | 117,000円~150,000円 |
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
搬出するゴミの量と作業人数が多いほど、ゴミ屋敷の片付け費用は高額になることが分かります。
搬出するもの別ゴミ屋敷片付け費用の費用相場
ゴミの量が少ない場合は、特定のゴミのみを回収してもらうことがあります。回収する品目ごとに回収費用は変動します。
家電
| 回収する品目 | 費用相場 |
|---|---|
| テレビ | 900円~1,200円 |
| 冷蔵庫(1ドア・2ドア) | 1,850円~2,500円 |
| 冷蔵庫(3ドア) | 2,850円~3,360円 |
| エアコン | 580円~1,100円 |
| パソコン・モニタ | 0円~500円 |
| ドラム式洗濯機 | 1,800円~2,750円 |
| タテ型洗濯機 | 1,760円~2,400円 |
| 中型家電(レジン、ヒーター、掃除機など) | 0円~260円 |
| 小型家電(ドライヤー、ケトル、スピーカーなど) | 0円~100円 |
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
まだ使える家電やリサイクルができるものは0円で回収してもらえるケースがあります。
収納家具
| 回収する品目 | 費用相場 |
|---|---|
| たんす(3辺合計2m以上) | 0円~1,890円 |
| たんす(3辺合計2m未満) | 0円~1,000円 |
| 本棚(3辺合計2m以上) | 0円~1,600円 |
| 本棚(3辺合計2m未満) | 0円~900円 |
| 食器棚(3辺合計2m以上) | 0円~2,000円 |
| 食器棚(3辺合計2m未満) | 0円~1,000円 |
| カラーボックス | 0円~310円 |
| ドレッサー | 0円~1,000円 |
| ラック | 0円~330円 |
| 衣装ケース | 0円~900円 |
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
たんすや本棚、食器棚などの収納家具は木製のものが多いです。木製の家具は中古家具として再利用するほか、資源としてリサイクルが可能なため、無料で引き取ってもらえるケースが多いです。
椅子・ソファ
| 回収する品目 | 費用相場 |
|---|---|
| ダイニングチェア | 0円~500円 |
| オフィスチェア | 0円~500円 |
| 1人掛けソファ | 0円~2,000円 |
| 2人掛けソファ | 0円~1,050円 |
| 3人掛けソファ | 1,000円~1,820円 |
| 4人掛けソファ | 1,490円~2,000円 |
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
チェアやソファも比較的無料で引き取ってもらえることが多いです。ただし、3人掛け以上の大きなソファの場合は、有料での引き取りのみになります。
机・テレビ台
| 回収する品目 | 費用相場 |
|---|---|
| ダイニングテーブル | 0円~1,000円 |
| ローテーブル | 0円~550円 |
| PCデスク | 0円~530円 |
| テレビ台 | 0円~550円 |
| 学習机 | 0円~1,000円 |
| こたつ | 0円~500円 |
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
机やテレビ台は木製のものが多く、資源として回収できます。状態が良いものであればリサイクル品として販売できるため、比較的無料で引き取ってもらえるケースが多いです。
ベッド・マットレス・畳
| 回収する品目 | 費用相場 |
|---|---|
| ベッドフレーム(シングル) | 0円~1,000円 |
| ベッドフレーム(セミダブル) | 0円~1,200円 |
| ベッドフレーム(ダブル) | 0円~1,600円 |
| マットレス(シングル) | 950円~1,200円 |
| マットレス(セミダブル) | 1,390円~1,820円 |
| マットレス(ダブル) | 1,800円~2,100円 |
| 畳 | 2,000円~2,400円 |
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
スポーツ用品・楽器
| 回収する品目 | 費用相場 |
|---|---|
| 自転車 | 800円~1,100円 |
| バイク(廃車証明書付き) | 4,000円~5,500円 |
| ゴルフクラブ | 0円~110円 |
| スキー・スノーボード・サーフボード | 0円~500円 |
| ギター | 0円~100円 |
| ピアノ | 7,600円~9,600円 |
| 電子ピアノ・エレクトーン | 0円~2,300円 |
| その他スポーツ用品・楽器 | 0円~500円 |
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
スポーツ用品や楽器では、自転車やバイク、ピアノなどの大型で機構が複雑なものは有料での回収のみになることが分かります。
その他のスポーツ用品・楽器は無料でも引き取ってもらえるケースがあります。
ゴミ屋敷の片付けのオプションサービス
ゴミ屋敷の片付けのオプションサービスは、ハウスクリーニングと部屋の消臭の2種類です。
| オプションサービス | 費用相場 |
|---|---|
| 部屋の消臭 | 5,000円~6,000円 |
| ハウスクリーニング(1R/1K) | 27,500円~35,000円 |
| ハウスクリーニング(1DK) | 36,750円~46,200円 |
| ハウスクリーニング(1LDK) | 55,000円~70,000円 |
| ハウスクリーニング(2DK) | 65,000円~80,000円 |
| ハウスクリーニング(2LDK) | 80,000円~100,000円 |
| ハウスクリーニング(3DK) | 90,000円~114,950円 |
| ハウスクリーニング(3LDK) | 110,000円~138,600円 |
| ハウスクリーニング(4LDK) | 130,000円~159,390円 |
| ハウスクリーニング(5LDK) | 152,000円~192,000円 |
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
ゴミ屋敷の片付け費用が高くなる原因
ゴミ屋敷の片付け費用が高くなる原因は5つあります。
① 生ゴミや家具・家電などの処分を行う
生ごみや大型家具・家電を処分する場合は、その他のゴミを処分するときよりも費用が高額になります。
| ゴミの種類 | 処分費用が高くなる理由 |
|---|---|
| 生ゴミ | 腐敗による悪臭や害虫の発生で特殊な処理が必要 |
| 冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ | 家電リサイクル法により、1台あたり2,000円~4,000円のリサイクル料金 |
| ソファ・ベッド | 解体作業が必要で処分場への運搬が難しい |
| たんす・食器棚 | 重量があり搬出に複数の作業員が必要 |
特に生ゴミが大量にある場合、腐敗臭の除去や害虫駆除も必要です。通常の片付け費用の1.5倍~2倍になることもあります。
家電製品は適正な方法でリサイクルをする必要があります。不法投棄を避けるためにも専門業者への依頼が不可欠です。
生ゴミや大型家具・家電の処分が多いほど、総費用は高くなります。
② ゴミの搬出に使うトラックが大型
ゴミの量が多い場合は、ゴミの搬出に大型トラックを使う必要があり、車両費が高額になります。
トラックの大きさ別の費用相場は以下の通りです。
| トラックの大きさ | 費用相場 |
|---|---|
| 乗用車(0~1㎡) | 13,500円~17,330円 |
| 軽トラック(1~3㎡) | 17,600円~27,500円 |
| 1tトラック(3~5㎡) | 31,900円~40,000円 |
| 2tトラック(5~10㎡) | 45,000円~57,480円 |
| 2tトラック2台分(10~20㎡) | 80,000円~100,000円 |
| 2tトラック3台分(20㎡~) | 117,000円~150,000円 |
※ミツモアにおける「ゴミ屋敷の片付け・清掃」サービスの見積もり価格より算出。(2024年1月1日~12月31日)
トラックのサイズはゴミの量だけではなく、道路の幅や駐車スペースによっても制限されます。狭い道路に面した住宅では小型トラックで何度も往復をするため、結果的に費用が高くなることもあります。
複数のトラック・車両が必要な場合は、車両の数だけ車両費が高額になる点にご注意ください。
③ 必要なスタッフの人数が多い
ゴミ屋敷に溜まっているゴミの量や作業の難易度によって必要な作業員数が増え、人件費が高くなります。
作業員が増える原因
- 天井までゴミがあるなど量が非常に多い
- 短時間で作業を完了させる必要がある
- エレベーターがない建物での搬出が必要
- 重量物・危険物の取扱が必要
- 細かな分別作業が必要
ワンルームの場合は多くとも2~3名で対応可能ですが、一軒家の場合は5~8名ほど作業員が必要になることがあります。
④ 消臭作業などオプションサービスを依頼する
ゴミ屋敷の片づけをする場合は、ハウスクリーニングや部屋の消臭などオプションサービスを利用するケースが多いです。
代表的なオプションサービスの例
- 消臭・脱臭作業
- ハウスクリーニング
- エアコンクリーニング
- 特殊清掃
- 害虫駆除
- 壁紙・床材の張り替え
ゴミが長期間放置されたゴミ屋敷では、通常の清掃では除去できない臭いや汚れが染み付いています。オゾン脱臭機や専用薬剤を使用した本格的な消臭作業が必要な場合、費用は高額になります。
ゴキブリやハエなどの害虫が大量発生している場合は、専門的な駆除作業も必要です。
これらのオプションは、住環境を元に戻すために重要ですが、費用負担は大きくなります。
⑤ 即日など緊急対応を依頼する
即日対応や休日作業を依頼すると割増料金が発生することがあります。
緊急対応が必要になる理由として、賃貸物件の退去期限や近隣からのクレーム対応などがあります。業者側も通常のスケジュールを調整して対応するため、割増料金が発生します。
また作業員の確保が困難な時期や時間帯は、さらに費用が高くなります。
計画的に依頼することで割増料金の発生を避けられます。
ゴミ屋敷の片付け費用を抑えるコツ
いくつかのコツを実行することでゴミ屋敷の片付け費用を抑えられます。
① 自分である程度のゴミを片付ける
ゴミ屋敷のゴミの中でも、自分で片付けられるゴミを処分することで業者の作業量が減り、費用を削減できます。
自分で片付けられるゴミの例
- ペットボトル・空き缶などの資源ごみ
- 新聞・雑誌・ダンボールなどの古紙
- 書類やチラシ
- 衣類・小物類
自治体の収集日に合わせて少しずつゴミを出しましょう。資源ゴミは自治体の回収を利用すれば無料で処分できます。
ただし、生ゴミや汚物、重量物を無理に処分する必要はありません。無理はせず、業者に頼むべき部分と自分で処分できるゴミについて冷静に判断しましょう。
② 不用品の買取を依頼する
ゴミ屋敷のゴミの中には、売却できる品物が混ざっていることがあります。買取サービスを利用すると清掃業者に支払う費用を捻出できる可能性があります。
買取可能な品物の例
- 製造から5年以内の家電
- 状態の良い家具
- 書籍やCD・DVD
- ブランド品・貴金属
- 趣味のコレクション品
ゴミ屋敷片付け業者の中でも、「古物商許可」を持っている業者であれば、不用品を買い取って中古品として販売できます。売却できる不用品がある場合は、買取金額を作業費用から差し引いてもらえることが多いです。
特に家電製品は、動作確認ができれば高額買取してもらえることもあります。ただし故障していたり、ひどく汚れていたりするものは買取の対象外となるので注意してください。
③ 一括見積もりで安い業者を探す
ゴミ屋敷の片付け費用には定価がないため、一括見積もりで作業料金が安い業者を探すことで費用節約ができます。
見積もりを取るときには以下のポイントを意識しましょう。
- 3~5社から見積もりを取る
- 見積もりの内訳を詳しく確認する
- 追加料金の有無を事前に確認する
- 作業内容と保証内容を比較する
一括見積もりサイトを使えば、1度の入力で簡単に複数社からの見積もりが取れます。
見積もりを取得したら、作業料金を比較し、極端に料金が安い業者と高い業者を除きます。実績や口コミなどを比較して、信頼できる業者に依頼をしましょう。
④ パックプラン・追加料金不要の業者を選ぶ
料金体系が明確で追加料金が発生しないパックプランを提供している業者であれば、ゴミ屋敷の片付けであっても予算管理がしやすくなります。
多くの業者が「積み放題プラン」や「部屋別定額プラン」などを提供しています。たとえば「2トントラック積み放題で50,000円」といったプランなら、ゴミの量を気にせず依頼できます。
ただし、プランに含まれない作業内容もあるため事前の確認が必須です。
家電リサイクル料金やエレベーターなし物件の階段料金などが別途必要な場合もあります。契約前にプランの詳細と含まれるサービス内容をしっかり確認しましょう。
⑤ 生活困窮者は自治体の支援制度を活用する
生活保護の受給者など、経済的に困窮している人の家がゴミ屋敷になった場合は、自治体の支援制度を利用できることがあります。支援制度を活用すると、費用負担を軽減できます。
利用できる支援制度の例
- 生活保護受給者向けの片付け支援
- 高齢者・障害者向けの福祉サービス
- 社会福祉協議会の生活支援事業
- 民生委員による相談・支援
多くの自治体ではゴミ屋敷問題を地域の課題として捉え、支援制度を設けています。費用の一部または全額を自治体が負担してくれる場合もあります。
利用には所得制限や条件があるため、まずは市区町村の福祉課や社会福祉協議会に相談することから始めましょう。また、NPO法人やボランティア団体による支援活動もあります。
まずは市役所など、自治体の相談窓口で相談することをおすすめします。
ゴミ屋敷の片付けはどこに依頼する?
ゴミ屋敷の片づけは以下6つの業者に依頼できます。
依頼先ごとに依頼できる内容やサービスの範囲が異なります。どのようなゴミ屋敷を片付けたいのかを明確にすることで、業者のミスマッチを減らせます。
① ゴミ屋敷清掃の専門業者
ゴミ屋敷清掃の専門業者は、ゴミ屋敷の片付けに特化したノウハウと経験を持ち、作業の質が高い点が特徴です。
天井までゴミが溜まっているなど、重度のゴミ屋敷や精神的な問題が原因でゴミ屋敷化してしまった依頼者への対応もできます。
多くの専門業者は、片付け後の再発防止アドバイスや、定期的な清掃サービスも提供しています。初めてゴミ屋敷の片付けを依頼する場合や確実に問題を解決したい場合は、専門業者への依頼が最も安心です。
② 便利屋
床が見えづらい程度の中程度のゴミ屋敷までであれば、便利屋に依頼することも選択肢の一つです。ゴミ屋敷の片付けを含む幅広いサービスを提供しており、柔軟な対応を期待できます。
ゴミ屋敷清掃専門業者と比べると専門知識や機材は限られるものの、人力で対応できる程度のゴミ屋敷であれば対応できることが多いです。
片付けと同時に簡単な修繕や草刈りなども依頼できるため、家の困りごとについてトータル的に解決できます。
ただし古物商許可を取得していない便利屋もあるため、その場合は不用品の買取をしてもらえない点に注意が必要です。
③ 不用品回収業者
生活ゴミではなく、家具や家電、コレクション品などが多い場合は不用品回収業者に依頼することをおすすめします。不用品回収業者は大量の不用品を処分したい際に向いています。
不用品回収業者の強み
- 大型家具や家電の処分に強い
- 買取サービスとの併用が可能
- トラック積み放題プランが充実
- 即日対応が可能な業者が多い
- リサイクル・リユースのネットワークが広い
中古品としての価値がない生ゴミや汚物などが多いゴミ屋敷の場合は対応を断られる可能性がある点にご注意ください。
④ 遺品整理業者
遺品整理業者は主に個人の住居の片付けを専門としていますが、生前整理やゴミ屋敷の片付けにも対応可能です。
遺品整理士の資格を持つスタッフが在籍しており、物の価値を見極める能力に優れています。ゴミ屋敷であっても、故人が残した大切な遺品とそのほかのゴミを丁寧に仕分けてくれる点が特徴です。
料金は比較的高額になりがちですが、精神的な負担を軽減したい場合や、丁寧な作業を求める場合に適しています。特に高齢者の住まいや、長年住んでいた家の片付けには最適です。
⑤ 特殊清掃業者
長期間ゴミを放置したことにより、床や壁などが腐敗しているなど、通常の清掃では対応できない重度の汚染や臭いが発生している場合は、特殊清掃業者にゴミ屋敷の片づけを依頼しましょう。
特殊清掃が必要なケース
- 長期間放置による重度の汚染
- 害虫や害獣の大量発生
- カビや腐敗臭が深刻な状態
- 体液や排泄物による汚染
- 孤独死現場の清掃
特殊清掃業者では専用の薬剤や機材を使い、徹底的な除菌・消臭が可能です。
料金は高額ですが、重度のゴミ屋敷で、片付け後も臭いや汚れが残る可能性がある場合は、特殊清掃業者への依頼を検討しましょう。
⑥ ハウスクリーニング業者
床が見える程度の軽度のゴミ屋敷であれば、ハウスクリーニング業者に掃除を依頼することも可能です。ほかにも、ゴミ屋敷を片付けたあとの消臭・除菌などのハウスクリーニングを依頼することもできます。
料金は作業範囲によって異なりますが、部分的な清掃なら比較的安価に依頼できます。
ゴミ屋敷片付け業者の中には、ハウスクリーニングサービスも提供している業者もあります。一括で依頼すると割引が適用されることが多いです。
ゴミ屋敷の片付けの依頼先を選ぶコツ
ゴミ屋敷の片付けを依頼するときには5つのコツがあります。
① 必要な許可・資格がある
ゴミ屋敷を含め、家庭から出る一般ゴミを対価を得て収集・運搬するには、市町村が発行する「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。この許可を持たずに営業している業者は違法業者なので、絶対に利用してはいけません。
また、不用品の買取をしてもらうには「古物商許可」が必要です。古物商許可がない業者に不用品を買い取ってもらうと、古物営業法違反となるので注意しましょう。
② 実績・口コミが豊富
実績と口コミを確認することで、業者の信頼性を判断できます。
業者のウェブサイトに、過去の作業事例が写真付きで具体的に掲載されていれば、信頼性が高いです。どのような状況の現場を、どのように片付け、料金はいくらだったのかが分かると、依頼した際のイメージが湧きやすくなります。
また、第三者が投稿するインターネット上の口コミサイトなどで、実際に利用した人の評判を確認することも、業者の実態を知る上で有効です。
ただし口コミ情報はあくまで主観的な情報であることに注意しましょう。なるべく多くの口コミを参照して、同じような悪評が立っていないかなどのチェックが重要です。
③ 見積もりが明確で詳細
見積もりの内容が詳しく、明確になっている業者は誠実で信頼できます。
見積書を受け取ったら以下の点をチェックしてみましょう。
- 作業内容が項目別に記載されているか
- 料金の内訳が明確か
- 追加料金の発生条件が明記されているか
- 作業日程と所要時間が明記されているか
- 支払い条件が明確にされているか
作業一式など、あいまいな表記が多い見積もりでは、あとから追加料金を請求されるリスクがあります。
ゴミ屋敷は1軒ごとに異なる特徴があるため、優良業者は必ず現地調査を行ってから確定見積もりを出します。見積もりに含まれる内容と含まれない内容を明確に説明してくれる業者を選びましょう
見積もりの有効期限や、キャンセル料についても事前に確認することが重要です。複数の見積もりを比較する際は、単純な金額だけでなく、サービス内容の違いも考慮して判断しましょう。
④ 極端に料金が安すぎない
ゴミ屋敷の片付けには数十万円かかることもあります。少しでも安い業者に依頼したいと考えるのは当然のことですが、作業料金が安すぎる業者には注意が必要です。
作業料金が安すぎる業者に依頼するリスクは以下の通りです。
- 回収したゴミを不法投棄される
- 高額な追加料金を請求される
- 保険未加入で事故時の補償がない
- 作業の質が低い
- 必要な許可を持っておらず法令違反となる
いくつかのコツを活用することで、ゴミ屋敷の片付け費用を安く抑えられます。しかし、人件費やゴミの処分費用、車両費、保険費などの項目は大幅に削減することは不可能です。
作業料金が極端に安い業者は後から追加請求をしてトラブルになる可能性が高いです。特に無料回収と主張する業者は、実際には高額な処分費を請求されるケースが多いため注意しましょう。
⑤ 分割払いなど柔軟な支払方法が選べる
ゴミ屋敷の片付け費用は高額になるケースが多いです。支払方法について選択肢があるかも確認しましょう。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合、以下のような支払方法を選べることがあります。
- 現金一括払い
- クレジットカード決済
- 分割払い
- 後払い決済
- 電子マネー決済
キャッシュレス決済を活用することで、現金の持ち合わせが少ない場合でもゴミ屋敷の片付けができます。ただし、キャッシュレス決済で支払う場合は事前の申し込みが必要なことがあります。
見積もり段階でも使用したい決済方法について明記し、対応できるかを業者に確認することが大切です。
ゴミ屋敷の片付け費用は相見積もりで安くなる

ゴミ屋敷の片付け費用には定価がありません。まずは一括見積もりで業者を探し、現地調査で正確な料金を把握しましょう。
一括見積もりサイト経由で相見積もりを取れば、業者もはじめから他社を意識した安価な作業料金を提示します。ゴミ屋敷の片付け費用を節約したい場合には相見積もりを活用しましょう。
