ゴミ屋敷と化してしまった家をどうにかしたいと思っても「業者に依頼するとかなりの金額になってしまうらしい」と聞けば、ちょっと考えてしまいますよね。お金がない人はどうやってゴミ屋敷を片付けているんだろうと疑問に思ったことはありませんか?
「業者に頼みたいけれど一度に高額な費用は払えない」「お金がないので、できれば自分で何とかしたいんだけど…」という方も多いのではないでしょうか。
お金がない時にゴミ屋敷を清掃するには、以下の方法があります。
①お金を作って業者に依頼する
②自力で掃除を頑張る
それぞれ詳しく解説していくので、ゴミ屋敷をなるべく安く簡単に掃除したい人はぜひ参考にしてください。
お金がない時のゴミ屋敷清掃①:お金を作って業者に依頼する
ゴミ屋敷の清掃を専門業者へ依頼すると、数十万円といった費用がかかることも珍しくありません。それでも自分で掃除するのは時間や体力的に厳しいので、業者に依頼しないと解決が難しいという人も多いのではないでしょうか。
まとまったお金がない人でも、ゴミ屋敷の清掃を業者に依頼する方法はあります。ゴミ屋敷清掃ならではのお金を作る方法や、専門業者へ依頼するための費用相場を解説するので参考にしてください。
ゴミ屋敷清掃を依頼するためにお金を作る方法
ゴミ屋敷を清掃するときに使える「お金を作る方法」を2つご紹介します。
お金を作る方法①:不用品の買い取りを依頼する
ゴミ屋敷の不用品の中から売れるものが出てきた場合、買い取りを行っている業者もあります。買い取りで発生した金額はそのまま清掃費用に使えるため、清掃費用を安く抑えることができます。
「不用品に価値があるかどうか分からない」という人でも、買い取れるかどうかは業者に判断してもらえるので心配はいりません。
大量の不用品の中に使用できる家具や家電、有名ブランドの服やアクセサリーが埋まっている可能性があるという人には特におすすめの方法です。
まずは「売れるかな?」と思うものを集めて出張の買い取り業者を呼ぶ、もしくは近くの買い取り店に持っていってみましょう。
- ゲーム
- 本
- 洋服
- アクセサリー
など「綺麗な状態で」かつ「定価の高いもの」が売れやすいですよ。
お金を作る方法②:不用品をフリマアプリなどで売る
清掃業者の買い取りでは値段が付かないものでも、フリマアプリを使うことで売れる場合があります。フリマアプリで高く売れる可能性があるものは、以下の通りです。
- 家電
- コスメ
- 本
- コレクターズアイテム
- お酒(アプリによって制限があります)
トイレットペーパーの芯やペットボトルのキャップ・古新聞といった一見ゴミと思うようなものでも、まとめて出品すると売れることがあります。ゴミ屋敷の中からは大量のゴミが出てくるため、まとめて売れるものがないか確認してみましょう。
ゴミ屋敷清掃を業者へ依頼したときの費用相場
ゴミ屋敷清掃を業者に依頼すると、実際にどれくらいの金額がかかるのか分からないという人も多いでしょう。相場を知らないと、請求された金額が高いのか安いのか判断できません。
ゴミ屋敷の状態は人によってさまざまなので、一概に金額を決められないのが現状です。
ただし「部屋の広さ」と「ゴミがどれくらいの高さまで積もっているか」から、おおよその金額が判断できます。業者へ実際に見積もりをしてもらったときに、比較するための参考にしてください。
部屋の広さごとの費用相場は以下の通りです。
部屋の広さ | 費用相場 |
1R/1K | 2万円以上 |
1DK | 4万円以上 |
1LDK | 6万円以上 |
2DK | 9万円以上 |
2LDK | 11万円以上 |
3DK | 15万円以上 |
3LDK | 17万円以上 |
4DK | 18万円以上 |
4LDK | 21万円以上 |
「ゴミがどれくらいの高さまで積もっているか」によってもゴミの量が大きく変わるため、それに伴い金額も変わります。上記の表は、比較的少ない高さ(目安としてはひざ下)の料金です。
腰のあたりまで積もっている場合は上記の2~5倍、胸以上や天井までゴミが積み上がっているといったケースでは10倍以上の金額がかかることも。
ゴミ屋敷清掃の料金体系を詳しく知りたい人は、こちらも参考にしてください。
まとまったお金がなければ、分割払いできる業者に依頼しよう
業者によっては、ゴミ屋敷の清掃費用を分割払いできることもあります。「思ったよりも清掃費用が高く、貯金を取り崩したり不用品を売ったりしたけれどお金が足りない」という人にはおすすめの方法です。
例えば清掃費用に30万円かかるといったケースでは、依頼した日に一括で支払いをするのは難しいことも多いでしょう。15回に分割できれば毎月の支払いが2万円程になるので、少ない負担で支払いが可能となります。
業者によって分割払いの審査が必要だったり分割可能回数が異なったりするため、利用したい人は詳細を業者に問い合わせてみましょう。
なるべく安く依頼するために、複数の業者から見積もりを取ろう
ゴミ屋敷清掃を依頼する費用をできるだけ安くするためには、複数の業者から見積もりを取ることが効果的です。
上記の通りゴミ屋敷の清掃にかかる費用はゴミの量によって大きく変わるので、相場が分かりづらい特徴があります。相場を知らない状態で依頼をすると、通常よりも高い請求をされても気付かずに支払ってしまうといったケースがあるのです。
複数の業者から見積もりを取れば、相場よりも明らかに高い見積もりを出している業者がいても一目で判断できます。必ず相見積もりをして、過剰な請求をされても支払わないようにしましょう。
「相見積もりをしてできるだけ費用を安く抑えたい」「ゴミの処分と部屋の整理整頓を一緒に頼みたい」「費用を分割払いできる業者を探したい」という場合は、ぜひミツモアを使って見積もり(無料)を取ってみてください。
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お金がない時のゴミ屋敷清掃②:自力で掃除を頑張る
ゴミ屋敷の清掃を自分で行えば業者への依頼費用がなくなるので、清掃費用を最小限に抑えることができます。粗大ゴミの処分料金やトラックのレンタル代・ゴミ袋などの消耗品の費用はかかるものの、大幅な節約になるでしょう。
なるべく安く、自力でゴミ屋敷を掃除する方法を解説します。
そもそも自分で片付けられる?自力でやるかどうかの判断基準
自力で頑張れば節約になるとはいっても、ゴミの量が多すぎる場合だと素人には限界があります。「そもそも自力で片付けられる量なのか」を判断するために、以下の基準を参考にしてください。
基準①:部屋の広さが3DK未満
基準②:ゴミが腰の高さ以上まで積み重なってはいない
基準③:水回りが使える
部屋の広さが3DK以上、もしくは腰よりも高いゴミがある場合は清掃業者でも3日程度の時間がかかることも。そのため自力で行うのは現実的に難しいでしょう。自分の胸以上や天井近くまでゴミが積み重なっている場合は、掃除中にゴミが崩れてケガをする可能性もあります。
またゴミ屋敷の掃除で水は必須です。片付け中に手を洗ったり掃除で使ったりするので、水回りが使えない場合も自力で掃除を行うのは難しいでしょう。ゴミ屋敷の状態が上記の基準よりも悪い場合は、業者へ依頼するのがおすすめです。
自分でゴミ屋敷を片付けるための手順やコツを知りたい人は、こちらも参考にしてください。
ゴミ屋敷の処分にお金がかかることも!自治体のゴミ回収を利用しよう
ゴミの種類や捨て方にもよりますが、ゴミは捨てるだけでもお金がかかります。業者に依頼しなくても、ゴミ屋敷から排出される大量のゴミを処分するには数万円の費用がかかる場合も。ゴミの処分費用を安く抑えたいときは、自治体が行っているゴミ回収に出しましょう。
自治体のゴミ回収を利用しても、粗大ゴミを出す場合や燃やすゴミを有料袋に入れることが指定されている地域では費用がかかります。しかし他の方法と比べると安く済むでしょう。
ただし自治体のゴミ回収を利用する場合は、以下のデメリットがあります。
- 「燃やすゴミ」や「燃やさないゴミ」など、ゴミの種別によって回収日が決まっている
- 粗大ゴミの回収日は少ない
- ゴミの量が多すぎる場合は、一度で回収できないことがある
自治体のゴミ回収を利用する場合は、片付け当日に全てのゴミを回収してもらうことは難しいでしょう。特に粗大ゴミの回収日は少なく、1カ月に1回しかないという地域もあります。回収日を確認して、効率よくゴミ出しができる日程で作業を行ってください。
大量のゴミを一気に処分したいなら、清掃センターへ持ち込もう
大量のゴミをまとめて処分したい場合は、トラックで各地域にある清掃センターへ持ち込みましょう。ただし清掃センターにゴミを出すためには「清掃センターの処理手数料」と「トラックのレンタル代」がかかります。
・清掃センターの処理手数料
清掃センターの処理手数料は地域によって異なるものの、10kgで数十円程度の料金がかかります。処理手数料が「10kgあたり60円」の場合、例えばトラックに2t(トン)のゴミを積んで持ち込むと1万2,000円の料金がかかります。
・トラックのレンタル代
トラックを持っていないという人は、レンタカーを利用しましょう。自家用車では一度で積載できるゴミの量が少なく、また車内に汚れや臭いが付いて落ちなくなる可能性があるのでおすすめできません。レンタカーの費用は半日借りても軽トラックで約6,000円、2tトラックでも約1万円で利用できます。
また清掃センターは各地域によってルールが異なります。分別方法やゴミを入れる袋などが指定されている場合があり、守られていないとゴミの引き取りを断られる可能性も。不安な人はゴミを持ち込む前に、ホームページや電話で確認しましょう。
「家電リサイクル法」対象の家電は捨てられないので注意しよう
家電リサイクル法という法律の対象となる家電4品目(テレビ・エアコン・冷蔵後・洗濯機)は、リサイクルに出すことが義務付けられています。そのため簡単に捨てることができません。
自治体のゴミ回収に出したり、清掃センターに持ち込んだりしても引き取ってもらえないので注意が必要です。家電4品目の回収を行っている小売店や、不用品回収業者に引き取ってもらってください。